遊戯王GX 語り継がれぬ物語 デュエルアカデミアのもう1人の英雄 作:桐山唯
「良くぞここまで来た。さぁ、神判のデュエルだ。」
「ええ…。」
「「デュエル!」」
FIRST TURN:ハイロン
「私のターン、ドロー。《ゼンマイハンター》を召喚。」
ゼンマイ…
相手の容姿がハイロンな事も含めて【ゼン魔導】の筋が濃厚…
「ゼンマイと名の付いたモンスターの召還成功時、《ゼンマイシャーク》を手札から特殊。《ゼンマイシャーク》の効果。レベルを1つ下げる。」
「レベル3が2体…」
「《ゼンマイハンター》と《ゼンマイシャーク》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、《ゼンマイティ》!その効果で《ゼンマイネズミ》を特殊。」
ゼンマイハンデスの流れ…
「《ゼンマイネズミ》の効果。墓地の《ゼンマイハンター》を特殊。《ゼンマイハンター》の効果。《ゼンマイティ》をリリース。相手の手札を1枚墓地へ。」
くっ。
「この作業を後二回。省略しても良いかな?」
「ええ。貴方の《マイティ》2枚と《ネズミ》2体、そして私の手札が合計3枚墓地へ。」
「そして…《貪欲な壷》を発動。《ネズミ》2枚と《ゼンマイティ》3枚を戻す。」
「同様の手順で手札が更に二枚墓地、そして《ネズミ》2枚と《マイティ》2枚が墓地ね。」
これで無手札からのスタート。
対する相手の場には2体のレベル3モンスター。更にエクストラデッキにはまだ《ゼンマイティ》が残っている。
「2体でエクシーズ。《ゼンマイティ》。その効果で、《ゼンマイマジシャン》を特殊。」
「《マジシャン》…」
「《グリモ》を発動。デッキから《セフェル》を手札に。《セフェル》を発動。《ラメイソン》を見せ、《グリモ》の効果をコピー。《神判》を手札に。《神判》を発動。」
ぐっ。
「《ラメイソン》を発動しカードを2枚伏せる。そしてエンドフェイズ。《神判》の効果。このターン発動された《神判》以外の魔導書の数は3枚。よって『3』枚の魔道書を手札に加え、レベル『3』以下の魔法使いを特殊。」
「くっ。」
「《エトワール》《グリモ》《ゲーテ》を手札に。そして《システィ》を特殊。《システィ》の効果。魔導書が効果を発動したターンのエンドフェイズにこのカードを除外する事で、レベル5以上の闇または光の魔法使いを手札に。《神判》と《ジュノン》を手札に。」
やっと一連の処理が終わったか…
ハイロン 手札6(《エトワール》《グリモ》《ゲーテ》《ジュノン》《神判》)
ライフ8000
モンスター:《ゼンマイティ》DEF1500、《マジシャン》DEF1800
魔法罠:伏せ1、《ラメイソン》
「私のターン、ドロー。前のターン、墓地へ送られた《めるみー》の効果。墓地より蘇生。」
「ほう」
「《ミスト》を召喚。」
ここまで来たんだ。出し惜しみはしない。
「《ミスト》と《めるみー》で融合。現れよ、《騎士王アルフレッド》!《ミスト》の効果で宝石騎士と名の付いた融合モンスターの融合素材になった場合、そのモンスターに2つのジュエルカウンターを乗せる。」
「この窮地で融合を行い逆転の目を残すか。さすが、ここまで来ただけはある。」
とは言え、相手の手札には問答無用の除去カードが2種…更に、パンプカードのおまけ付き…展開を抑止するためにも効果を使っておらず、《エトワール》の影響を受ける《マジシャン》を攻撃かしらね…
「《アルフレッド》で《ゼンマイマジシャン》を攻撃。グレートソードアタック!」
《アルフレッド》ATK3000VS《マジシャン》DEF1800
「ターン、エンド。」
ハイロン 手札6(《エトワール》《グリモ》《ゲーテ》《ジュノン》《神判》)
ライフ8000
モンスター:《ゼンマイティ》DEF1500
魔法罠:伏せ2、《ラメイソン》
唯 手札0 ライフ8000
モンスター:《アルフレッド》ATK3000
魔法罠:なし
「私のターン、ドロー。《ラメイソン》の効果。墓地の《神判》を戻して、ドロー。手札の《エトワール》《グリモ》《ゲーテ》を公開。《ジュノン》を特殊。そして、《ジョウゲン》を召喚。」
「ッ?!」
「どうやら効果は知っている様だね。そう、このカードが場に居る限り互いに特殊召喚出来ない。」
最悪のカード…
「《エトワール》を発動。これで、魔法を発動するたびに、カウンターが乗りその数×100攻撃力が上がる。そして、《グリモ》を発動。《ヒュグロ》をサーチ。《ヒュグロ》を発動。《ジョウゲン》の攻撃力を1000上げる。」
《ジョウゲン》ATK200→1200
「《神判》を発動。更に、伏せていた《セフェル》を発動。《ヒュグロ》をコピー。《ジョウゲン》を更に、パンプ。」
《ジョウゲン》ATK1200→2200
「《ゲーテ》を発動。《セフェル》2枚と《グリモ》を除外。《アルフレッド》を除外する。」
「くっ。」
「さて、4枚のカードが発動した事で、カウンターが4つ乗る。」
《ジョウゲン》ATK2200→2600
《ジュノン》ATK2500→2900
「一斉攻撃。」
唯ライフ8000→2500
「くっ。」
「そしてエンドフェイズに手札に4枚のカードが補充。《グリモ》《セフェル》《エトワール》《ゲーテ》が手札に。ターン、エンド。」
ハイロン 手札6(《エトワール》《ゲーテ》《ヒュグロ》《グリモ》
《セフェル》)ライフ8000
モンスター:《ゼンマイティ》DEF1500、《ジュノン》ATK2900、
《ジョウゲン》ATK600
魔法罠:伏せ1、《ラメイソン》《エトワール》(4)
唯 手札0 ライフ2500
モンスター:なし
魔法罠:なし
「私のターン。ターン開始時に、に墓地の《ブレイクスルースキル》の効果。《ジョウゲン》の効果を無効に。そしてドロー。《希望の開放》を発動。このカードは相手の場に5枚以上のカードがあり、自分の場にカードが存在しない場合、自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開する事で発動する。」
「かなりの鬼畜な発動条件だね。」
「除外されているモンスターカード全てを墓地に戻し、相手の墓地及び場の魔法罠を全て除外。その後、相手は手札全てをデッキに戻し、この効果でデッキにカードが戻った枚数分互いにドロー。」
これで相手の場と墓地の魔道書を全て除外した上で手札の魔道書をリセット出来る。
「墓地の《めるみー》の効果。墓地より復活。更に、墓地の《アグロヴァル》を除外。蘇れ、《パーシヴァル》!」
「むむ…」
「墓地の《未来の架け橋》を除外。墓地の宝石騎士融合モンスター1体を召喚条件を無視して蘇生する。蘇れ、《アルフレッド》!」
まだ攻め手は止まない。
「《アルフレッド》と《パーシヴァル》で融合。魂を焦がせ、青き炎よ! 気高き信念を、その力に変えよ!融合召喚、《青き炎の解放者 プロミネンスグレア》!」
「くっ。」
「《プロミネンスグレア》の効果。《クリナイト》《シュヴィ》《会合》《ブラスターブレード》。《ブラスターブレード》を特殊。」
ここで、《ブラスターブレード》を引けたか…
よし、行くぞ。
「《死者蘇生》を発動。墓地より《カミーユ》を蘇生。その効果で《ミスト》を蘇生。《ミスト》と《カミーユ》で融合。現れよ、《ジュリア》!」
「ぐぬぅ…」
「《ジュリア》で《ジュノン》を攻撃。」
《ジュリア》ATK3250VS《ジュノン》ATK2500
ハイロンライフ8000→7250
「《パーシヴァル》で《ジョウゲン》を攻撃。」
《パーシヴァル》ATK3000VS《ジョウゲン》ATK200
ハイロンライフ7250→4450
「《ブラスターブレード》で《ゼンマイティ》を攻撃。」
《ブラスターブレード》ATK2900VS《ゼンマイティ》DEF1500
「モンスターを伏せ、カードを4枚伏せる。エンドフェイズに《ブラスターブレード》の効果。このターンに破壊したモンスターのレベルの合計は10。2000のダメージを与える。」
ハイロンライフ4450→2450
ハイロン 手札6 ライフ2450
モンスター:なし
魔法罠:なし
唯 手札4 ライフ2500
モンスター:伏せ1《ブラスターブレード》ATK2900、
《ジュリア》ATK2000、《パーシヴァル》ATK3000
魔法罠:伏せ4
「私のターン、ドロー。まさか、あの状況を返し、手札もライフも並びボードアドバンテージも逆転、墓地アドバンテージは完全に抹消される…とはね。」
「これが私達の全力。ここまで来た全て。そしてこれからの未来。」
「ならば…手札を1枚捨て、《ライトニングボルテックス》。更に、《ヒュグロ》《アルマ》《セフェル》を見せ、《ジュノン》を特殊。」
くっ。《ジュノン》を握っていたか…
「《死者蘇生》を発動。墓地の《ジュノン》を蘇生。《ヒュグロ》を発動。《ジュノン》の攻撃力を1000上げる。そして、《セフェル》。《アルマ》を見せて《ヒュグロ》をコピー。同じ《ジュノン》に効果を。」
ぐっ。
「《ジュノン》の効果。魔導書を除外する事で、相手の場のカードを破壊。《ヒュグロ》《アルマ》を除外。両端の伏せを破壊。」
「強い…」
「《アルマ》を発動。除外されている魔導書を手札に。《神判》を加え、そのまま発動。攻撃力の上がっていない《ジュノン》でセットモンスターを攻撃。」
《ジュノン》ATK2500VS《メタモルポッド》DEF600
「その効果で互いに手札を全て捨て、互いに5枚ドロー。」
「くっ。《ジュノン》でダイレクト。」
「《ダメージダイエット》。このターンに受けるダメージを半分に。」
唯ライフ2500→250
「ぐぅ…」
「《グリモ》を発動。ゲーテをサーチ。カードを1枚伏せる。エンドフェイズに《エトワール》《ラメイソン》《ヒュグロ》《アルマ》《ネクロ》をサーチ。そして、《ラモール》を特殊。墓地の魔道書は4枚。デッキの《神判》を手札に。」
《ラモール》ATK2000→2600
「手札制限で4枚を墓地へ。ターン、エンド。」
ハイロン 手札6 ライフ2450
モンスター:《ジュノン》ATK2500、《ジュノン》ATK2500、
《ラモール》ATK2600、
魔法罠:なし
唯 手札5 ライフ250
モンスター:なし
魔法罠:伏せ1
「私のターン、ドロー。」
--今こそ神判の時…我を使え…
「?この声…」
--その伏せカードで神判のカードを手札に加えよ。さすれば正しき者なら真の姿に目覚めよう。
「《墓荒らし》を発動。墓地の《神判》を手札に。」
「?!既に《神判》に認められたか…」
神判が私の手札に…そして新たな姿へと形成されていく。
これは…
《神判の儀》…
「手札の《プラム》をコストに《会合》を発動。二枚ドロー。これで勝利のピースは揃った。《死者蘇生》を発動。蘇れ、《プラム》!」
「グヌ…」
「《プラム》の効果。手札1枚を捨て、《カミーユ》を蘇生。その効果で《ミスト》を特殊。」
(行くよ、アシュレイ!)
『はい!』
「《プラム》《カミーユ》《ミスト》で融合。闇を切り裂け、輝石の光!《宝石騎士 アシュレイ》!」
今こそ贖罪の時…
「儀式魔法《神判の儀》を発動。手札のカードを1枚墓地へ送ることで、発動出来る贖罪モンスター専用の儀式。《反逆の剣》を墓地へ。」
「ふっ。」
「《アシュレイ》をリリース。罪を償い、新たな姿へ昇華せよ!《贖罪の宝石騎士 アシュレイ》!《アシュレイ》は相手モンスター全てに1度ずつ攻撃が可能。そして、その攻撃力はバトル開始時に相手の場で最も低い攻撃力を持つモンスターの攻撃力分アップする。」
《アシュレイ》ATK2900→5400
「但し、モンスターを破壊する度に破壊したモンスターのレベル×200ポイント攻撃力が下がる。更に、ダメージは半分になる。」
「諸刃の一撃…と言う訳か。」
「だが、これで十分。《アシュレイ》で《ラモール》を攻撃。」
《アシュレイ》ATK5400VS《ラモール》ATK2600
ハイロンライフ2450→1050
《アシュレイ》ATK5400→4200
「《アシュレイ》で《ジュノン》を攻撃。」
《アシュレイ》ATK4200VS《ジュノン》ATK2500
ハイロンライフ1050→200
《アシュレイ》ATK4200→2500
「《アシュレイ》で…《ジュノン》を攻撃。」
「ぐっ?!」
「《禁じられた聖典》を…発動!この戦闘中のみ元々の攻撃力でダメージ計算を行う。これで《アシュレイ》の攻撃力は2900に戻る。ダメージは半分になるが…これで丁度だ!」
《アシュレイ》ATK2500→2900
《アシュレイ》ATK2900VS《ジュノン》ATK2500
ハイロンライフ200→0
「《神判の儀》を成功させたか。」
「?」
「贖罪の姿。それこそがこの試練を終えた証。これで贖罪は果たされた。《アシュレイ》、そしてその主よ。」
「これで…終わり…ガハッ。」
ここまでのダメージが蓄積していたか…
『マスター!』
「回復を行いながら転移の準備だ。仲間の元へ送ろう。」
「ありがとう。」
これで戻れる。
「転移と回復は同時に行うため、時間がかかる。ゆっくりしたまえ。」
「まさか、ここまでとはね。」
「誰だ!」
そこには背丈は私ぐらいの黒いローブの少年?が居た。
「ここは私に任せたまえ。君は…」
「アンタが相手か。さぁ、パーティの始まりだ!」
「「デュエル!」」
デュエルの開始の合図と共に私は転移した。