黄金船の長い旅路 或いは悲劇の先を幸せにしたい少女の頑張り 作:雅媛
「ということで、チームスピカの宣伝担当 兼 タキオン研究所宣伝大臣 兼 高知トレセン学園宣伝部長 兼 ブランドヘイロー宣伝執行役員のゴルシちゃんだぞー」
「肩書多すぎません!?」
「だってー、みんながゴルシちゃんに役職押し付けてくるんだもん」
「断ってもいいのでは?」
「ほとんどがお前んところのおばあ様が持ってくるんだが」
「おばあ様ぁ……」
暇だったのでウマチューブで配信を始めることにしたゴールドシップは、マックイーンと一緒に配信を始めた。
特に何をすると決めてもいない、適当な配信である。
「で、配信って何すればいいんだ、マックイーン?」
「私に聞きますの!?」
「だってゴルシちゃんもよくわかんねーし」
「適当すぎませんか!?」
「ということで視聴者からの要望を聞いてみようと思います」
「視聴者ってどなたですの!?」
「ということでふつおたのコーナーだぜ!」
いきなり始まったコーナーにマックイーンはどうしていいかわからなかった。
そしてなぜかいきなり虚空からお手紙が現れ、ゴールドシップの手の内の収まった。
「なになに? ナイスネイチャの投げキッスが見たい?」
「なんでネイチャさんですの!?」
「マックイーン! ネイチャをさらってこい!!」
「仕方ないですわね!」
マックイーンは部屋の窓から飛び出した。
そうして3分後、トレーニングしていたネイチャをさらってきた。
「な、なんです!?」
「ネイチャ、カメラに向かって投げキッスをするんだ……」
「いきなりなんです!?」
「ネイチャさん、投げキッスしなければ、ここにいるサトノさんをもちもちに揉みこみますのよ!!」
「きゃー、たすけてー!」
「いったい何が起きているんです!?」
キャーキャー騒ぎながら、サトイモを抱きかかえるマックイーン。
カメラをネイチャに向けるゴルシ。
ネイチャは何が起きているか全く意味が分からなかった。
結局わけのわからないゴルシちゃん空間にとらわれたネイチャはしぶしぶ投げキッスをするのであった。
「続いてのふつおたは……?」
「続くんですのね」
「もちもち……」
「もちもちにしてやりますよ」
ネイチャがサトイモを抱えてもちもちし続けている中、次のお便りがゴールドシップの手の中に納まった。
「なになに? マックイーンスイーツ早食い競争?」
「スイーツと聞いて!」
「スぺちゃん頑張って!」
スイーツの話をしたらスぺとスズカが、大きなケーキをもって部屋に入ってきた。
「スぺとマックイーンの大食い対決だ!!」
「根性で、頑張ります!」
「メジロ家の名を懸けて頑張りますわ!!」
二人とも目の前の巨大ケーキにくぎ付けだった。
スタートの合図とともに二人はすさまじい勢いでケーキを食べていく。
最初はマックイーンが先行していたが、途中あまりの量にペースが落ち始めたマックイーン。
そんなマックイーンを最終段でスぺが差し切り、先に食べ切ったのであった。
「あ、マックイーン、明日は痩せるため死ぬ気でトレーニングな」
「スぺちゃんも、頑張って走りましょうね」
「「!?」」
当然これだけカロリーを摂取すれば、二人の体重は危険水域である。
明日の地獄のトレーニングが決まった二人であった。
「ということで、ゴルシちゃんネル、どうだったかな? お別れの曲は、タキオン博士がこの前のホープフルステークスで歌っていたENDLESS DREAM!!だ。それじゃあまたなー」
後ろで必死に腹筋を始めたマックイーンとスぺ。
ネイチャはサトイモをモチりながら、カメラに向かって手を振ったのであった。
次回ゴルシちゃんネルはいつかやるかもしれませんので、ふつおたの内容は適当に活動報告のところとかに書いてください。
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