黄金船の長い旅路 或いは悲劇の先を幸せにしたい少女の頑張り   作:雅媛

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閑話:ゴルシちゃんネル ぱーと4

「ということで、チームスピカの宣伝担当 兼 タキオン研究所宣伝大臣 兼 高知トレセン学園宣伝部長 兼 ブランドヘイロー宣伝執行役員 兼 メジロ家お抱え宣伝員 のゴルシちゃんだぞー」

「司会進行のメジロマックイーンwithサトノダイヤモンドです」

「あ、肩書だけど募集中だからな。ふつおたと一緒に送ってくれよ」

「それ募集するものじゃないと思うのですが……」

「細かいことを気にするとはげるぞ」

「ストレスで禿げるならリョテイは今頃ツルツルですわ。というか禿げろ。という事で今回はゴールドシップとわたくしメジロマックイーンとマスコットのサトノダイヤモンドさんでお送りします」

「よろしくなー」

 

 

「という事で最初は何からしますの?」

「『これ作ってみたかったん!絶対に美味しいタピオカ選手権』だ」

「つまり?」

「各自がタピオカ料理を作って、それのおいしさを競うわけだ」

「試飲は私がやりますわ」

「……」

「なんですの?」

 

甘いものを期待してマックイーンが名乗りを上げたのだろうが、そんな簡単にいかなさそうであった。

 

「まあいい。マックイーンが全部試飲して、順位をつける審査員だ」

「まかせてくださいまし」

「という事でエントリーナンバー1番。エルコンドルパサーだ」

「……」

 

いやな予感がするマックイーン。しかしすでに逃げ場はなかった。

 

「ハーイ! 今回は、真っ赤なレッドタピオカドリンクを作ってきました!!」

「落ち着きなさいマックイーン、きっとあれは、そう、イチゴとかそういう系統の赤さですわ。まさかタピオカドリンクにサルサソースとかを持ってくるわけないですわ」

「この赤ハ、トウガラシで作りマシタ!!」

「死んでしまいますわ!!!」

 

マックイーンが泣いても許されず、目の前に持ってこられた真っ赤なタピオカドリンク。

絶望の表情をするマックイーンだったが……

 

「エル?」

「なんですかグラス」

「食べ物で遊んではいけないって言いましたよね?」

「遊んでないデース!」

「そうですか」

 

乱入したグラスが真っ赤なタピオカドリンクのふたを開けると、そのままエルの口に全部流し込んだ。

 

「ぎょええええええ!!!!」

「遊んでないなら自分で飲めますよね?」

「からいいいいいい!!!!」

「お騒がせしました」

 

エルの首根っこをつかんで、グラスは控室へと戻っていった。

 

「あー、続いてエントリーナンバー2番。スペシャルウィークだ」

「任せてください!!」

 

そう言って持ってきたのは真っ白なタピオカドリンクだった。

 

「ミルクですか?」

「砂糖たっぷりホイップクリームを詰め込みました!!」

 

生クリームの中にタピオカを入れているというカロリーが狂気の産物だった。

ゴールドシップが止める前に、マックイーンは飲み始めてしまう。

 

「甘いですわ!!!」

 

甘党でなければ胸焼けしそうなものだが、激甘党なマックイーンにとっては至高の飲み物だった。

しかし絶対明日体重が増えるのが確定なやばいものでもあった。

しばらくマックイーンに何も食わせないことも検討するべきか、とゴールドシップは思った。

 

「続いてエントリーナンバー3番。セイウンスカイだ」

「ロシアンルーレットタピオカ饅頭だよぉ」

 

セイウンスカイが持ってきたのは、葛桜のようなお菓子だった。

タピオカ粉はでんぷんなので、こうやって透き通った饅頭を作ることも可能だった。

しかし、ロシアンルーレットとは何か。

絶対ヤバいのが混ざっている。

出てきた饅頭は三つ。赤、黄色、緑である。

どうやらゴールドシップとマックイーン、そしてサトイモの分のようだった。

 

サトイモはいそいそと緑色のものを取る。ゴールドシップが赤。マックイーンが黄色になった。

 

ゴールドシップが先陣を切ってかぶりつく。トウガラシとかだったら派手なリアクションを取ろうと思っていたが、幸いなことにイチゴジャムだった。

続いてサトイモが緑のまんじうにかぶりついた。ワサビだとかわいそうだな、と思ったがどうやら鶯餡だったようで、美味しそうに食べていた。

 

マックイーンが食べた黄色は芥子だったようでマックイーンは悲鳴を上げた。

 

「セイちゃんやりすぎだわ!」

 

慌てて出てきたキングが、マックイーンに紅茶を飲ませ始める。

どうやら自分のドリンクに使う予定だった紅茶らしい。

ふんわりした香りと程よい渋みで、どうにかマックイーンは立ち直るのだった。

 

 

 

「えらい目にあいましたわ」

「マックイーンの悲鳴、ちょっとかわいかったぜ」

「褒められてもうれしくないですわ……」

「まあ気を取り直して、ふつおた行こうぜ」

「そうですわね…… ではゴルシちゃんネーム『醍醐』さんから。「この作品の中では、ゴルシとマックイーンのように血縁関係があるウマ娘はいますか?」」

「基本他に決まった設定はないな。変わった未来だとスぺのとこの子供とかもいそうだけどな」

「トーホウジャッカルさんとかスぺちゃんの子ですが、惨劇の世界線ではどうなってたんでしょうね。続いてゴルシちゃんネーム『火焔狐コウ』さんから。「最初の方サラッとサトイモちゃんを攫ってたじゃないっすか。アレ、通報とかされなかったんすか…?」」

「通報されないようにご両親にちゃんとご挨拶して菓子折り持って行ったんだぜ」

「あらそうでしたの?」

「そうでしたのじゃねーだろ!! マックイーンが何もしないからゴルシちゃんが走り回る羽目になったんだぞ!!」

「ほっぺた引っ張らないでくださいまし―!!!」

 

めじろまんじうはとてもよく伸びた。

 

「ほら、次」

「ふえええ…… ゴルシちゃんネーム『yadokari782』さんから「マヤノトップガンが同室のナメクジテイオーのことを、幽霊だと思っていたようですが、今はどうなのでしょうか?」」

「幽霊さんは成仏して、新しくテイオーが入ってきたと思ってるぜ。時々テイオーの枕元にお花をお供えしているらしい」

「結局勘違いは戻りませんのね……」

 

「という事で今回のゴルシちゃんネルはこのあたりなんだぜー」

「何かあれば活動報告の方にご連絡ください。お相手はメジロマックイーンと」

「ゴルシちゃんと」

「サトノダイヤモンドでお送りしました♪」




ふつおた 企画案書き込み所

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