黄金船の長い旅路 或いは悲劇の先を幸せにしたい少女の頑張り   作:雅媛

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ゴルシちゃんネル ぱーと6

「ということで、チームスピカの宣伝担当 兼 タキオン研究所宣伝大臣 兼 高知トレセン学園宣伝部長 兼 ブランドヘイロー宣伝執行役員 兼 メジロ家お抱え宣伝員 兼トレセン学園イベント実行委員長 兼 タキオン発光センター大総統 兼 ゴルシちゃんネル進行係 兼 マックイーンファンクラブマスター のゴルシちゃんだぞー」

「司会進行のメジロマックイーンwithサトノダイヤモンドです。本編は終わりましたが、ゴルシチャンネルは続いております」

「よくわからない時空のメタ空間だからな!」

「という事で今回もゴールドシップとわたくしメジロマックイーンとマスコットのサトノダイヤモンドさんでお送りします」

「よろしくなー」

 

 

 

「という事でいつもの企画ですが、『ウマ娘の皆さまに、別の自分でもある馬に乗ってレースしてもらう』コーナーです」

「もう何でもありだな」

「という事で早速皆さんの馬を用意しました」

 

そうして入ってきたのはキンイロリョテイと『ステイゴールド』である。

明らかに荒ぶる『ステイゴールド』にキンイロリョテイが泣きそうになっていた。

サラブレッドでは小柄とはいえ『ステイゴールド』の体重は400kgを超える。

つまりとてもデカい。一方のリョテイはかなり小柄な少女である。

ぶっちゃけ泣いていた。

 

「ゴールドシップ」

「なんだマックイーン」

「何かに目覚めそうですわ」

「おい、戻って来いマックイーン。そっちは行ってはいけない道だ」

 

結局尻尾を噛みつかれたリョテイは逃げ出してしまい、『ステイゴールド』はあらぶったままだった。

 

他の馬も結局上手くいかなかった。

ゴールドシップ対決は確実に問題を起こしそうなそれぞれを引き離すことになり。

マックイーン対決は気位が高い双方がやはりにらみ合いになったため乗馬もできず。

結局サトイモがおとなしいサトノダイヤモンドに乗馬し、かっぽかっぽと楽しそうに歩くことしかできなかった。

 

乗ることができた、というだけでサトイモが優勝だった。

 

 

 

「いやぁ、ゴルシちゃんは強敵だったな」

「私の馬は大人しいと聞いていたのですが……」

「いや、マックイーンが馬になった程度でおとなしくはならないだろ……」

「どういう意味ですの」

「そのままの意味だぜ。さて、ふつおたにいくのぜ。マックイーン。たのむ」

「仕方ないですわね、ゴルシちゃんネーム『ジェガンB型』さんから「ウマ娘同士でも子供はできるそうですがブルボンさん家みたいな男性パートナーのとことゴルシちゃん世界のようなウマ娘同士でのパートナーの比率ってどのくらいなんでしょうか?」」

「大体トレーナーと結婚するウマ娘が1%ぐらいだな。で、ウマ娘同士は半分ぐらい。あとは一般の男性と結婚するパターンかな」

「トレーナー相手は少ないのですのね」

「そもそも毎年300人近くウマ娘は入ってくるが、トレーナーなんて毎年数人しか入れ変わらないからな…… 重婚もないし」

「確かに」

「ウマ娘同士は圧倒的に多いが、男性と結婚するのも少なくないな。学園卒業して外で働き始めれば結構モテる子は多いからな」

 

トレーナーは基本モテるが、彼ら彼女らは当然良識のある大人である。学生に手を出すことはない。だが、学生に手を出されないとはだれも言っていないのだった。

 

「では続いて、ゴルシちゃんネーム『火焔狐コウ』さんから「どうしてサトイモちゃんのほっぺたはムニムニしてるんですか」」

「サトイモだけじゃなくてマックイーンのほっぺもムニムニしてる。というかウマ娘は結構みんなムニムニしてるぞ」

「ゴールドシップのほっぺもムニムニですわ」

「ちなみにウマ娘の頬に下手に触ると犯罪だから触っちゃだめだぞ」

 

警察に捕まるレベルの犯罪だが、それ以上に蹴とばされて大怪我を負う可能性が極めて高い。蹴とばされてケガもしないのは、訓練された沖野トレーナーぐらいである。

 

「続いてゴルシちゃんネーム『消耗品』さんから「マックイーン監修によるスペ特製のショートケーキは何カロリーになるんですか?」」

「……」

「ゴールドシップ?」

「世の中、知らない方がいいことがある。マジでやばいが、マックイーンは昨日それを食べていた。体重計がやばそうだ」

 

マックイーンの体重は増である。ある場所のボリュームがとても良い。一方スズカはボリュームに気を付ける必要があった。

 

「…… 続いてゴルシちゃんネーム『ランパ我聞』さんから「某リョテーさんところの某全兄弟に対して一言お願いします」。改変後の世界線ではゴールドシップには姉が二人います。ドリームジャーニーとオルフェーヴルです。とてもかわいいですね。とてもいい孫たちですよ。外見がリョテイに似てるのがちょっと不満ですが」

「過去に行って未来に帰ってきたらいつの間にか姉が二人増えていた」

 

その話はいつか書かれる、かもしれないが予定は未定である。

 

「あとはゴルシちゃんネーム『ジェガンB型』さんからまだ来てますね「マックイーンのお嬢様の皮ってクラスメイトにばれてないんですか?」」

「クラスではばれてないとマックイーンは思い込んでいるが初日からばれてる」

「本当ですの!?」

「チームでも当然ばれている」

「嘘ですわよね!?」

「マックイーンが気づいてなさそうだからみんなマックイーンに気を使って話を合わせてくれているだけだ」

「そ、そんなぁ……」

 

衝撃の事実にマックイーンはショックを受けていた。

 

「……ゴルシちゃんネーム『黒松』さんから「ゴルシちゃんが着けている頭の飾りには、頭部と首を保護する機能があるのでしょうか?」」

「バリア機能があって、真空でも呼吸できるし隕石がぶつかっても壊れない特別製なのぜ」

「そんなすごいのですの!?」

「冗談だぜ」

「冗談ですの……」

 

真相は闇の中である。

 

「もう一つ来てますわね「「絶対」の領域に入っていると、「お姉さま」をゴールドシップと認識できるのは、拒絶の力で世界の修正力すら遮断しているからなのでしょうか?」」

「全く関係ないぜ」

「関係ないんですの!?」

「修正力は運命が大きく変わった者には働きにくいのぜ。だからスぺは気づいただけなのぜ。ちなみに最後に記憶が残っていたのは、各自のアタシへの好感度の差も大きいのぜ。だから運命があまり変わってないリョテイパパやイクノばあちゃんは記憶に残らないし、アタシへ好感度があまり高くないスぺも記憶に残らなかったというだけだな」

「でもじゃあ、なぜスズカさんはゴールドシップに気づかなかったんですの」

「単純にスズカが天然なだけだろ」

「……」

 

身もふたもない理由であった。

 

「という事で今回はこの辺でだぜー」

「ふつおた等は一応募集しておりますがまたやるかは不明です」

「よろしくだぜー」

「お相手はメジロマックイーンと」

「ゴルシちゃんと」

「サトノダイヤモンドでお送りしました♪」




ふつおた 企画案書き込み所
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