作者は正直そこまで業界に詳しくありません。
休日アーケード提督(しかもエンジョイ勢)です。
なのでおてやわらかにお願いしますね!
爆発音。
「がぁっ!」
「ん……のっ!」
生き残っている3番砲塔、最後の1門で照準!
「
射撃指示したあとの記憶はない。
「んが」
やべ、変な声でた。
目を開けると、ぼやけた白い天井。
ああ、なんとか生き残れたか、と息を吸おうとして、
「んぎ!」
胸に走る鋭い痛み。
肋骨まではイッてないはずだけど……
眼鏡を探そうと腕を動かすがそれすら痛い。全身イッてるなコレ。
どうにかこうにか手に触れたナースコールのボタンを押してしばらく、からりと部屋のドアが開いて、看護師さんが入ってきた。
「起きました? 霧島さん」
「うい~」
変な声で応えてしまった。
「先生よんできますね」
と、ふたたび出ていってしまった。
あ、申し遅れました。
私、艦娘やっている、金剛型戦艦4番艦、霧島といいます。
数時間後、どうにか起き上がれるようになった私は、病室を辞して工廠へ赴いていた。
「あ、霧島さん」
「大丈夫か? 霧島」
工廠には明石さんとうちの提督がいた。
「まぁ、全身痛いですけど、なんとか」
実際、
運動エネルギーは殺しきれないため、打撲や筋肉痛は茶飯事ではあるが。
……このことから運動エネルギーを殺しき「れ」ないのではなく、殺しき「ら」ないのではないかといわれているのは余談。
「で、私の艤装は……」
あれだけやられたのだ、制服もまだ戻ってきていない……なのでいまの服装はジャージてある。頭の、いわゆる「電探カチューシャ」もつけていない。
最低でも大破、下手すると轟沈、破棄扱いもありうる。
「あ~……」
と、工廠のすみを向く明石さん。
つられて私も向くと、視線の先にはボロボロになった私、霧島改二の艤装が台に置かれていた。
右の船体は脱落、左の船体はかろうじてつながっているが、外部装甲はない。
船体も大きな穴が開いていて、4番砲塔はすでになく、唯一残った3番砲塔も砲身が2本とも曲がっている。
……ホントにこれは破棄したほうが早いかもだな……
……まぁこれは私の戦いかたにも原因の一端はある。
私の戦いかたとして、他の娘が被弾しないように射線に割り込んで私の装甲で受けるということをよくやる。
戦艦が簡単に沈むか! ってのもあるし、実際、私の装甲はやわではないし。
閑話休題。
「で、修復のめどは?」
「それなんだけど……」
と明石さんに向き直る提督。
「……ちょっと来ていただけますか、霧島さん」
と、奥へ歩き出す明石さん。
ついていくと、真新しい艤装の前で立ち止まる。
「これなんですが……」
その艤装は、なんだかへんなものだった。
メインの船体の両脇に四角い箱がついている。その上面にはいくつもの蓋。
「ん?」
前側に廻ると、腰に位置するあたりに4本束ねた丸い筒のようなものが左右に1セットづつ。
足元には3本セットになった魚雷発射管のようなもの、しかし駆逐艦用にしては明らかに小さい。
「んん?」
船体部分には板のようなものが4枚折り畳まれてある。
「んんん?」
ふたたび後ろに廻ると、艦尾にプレートが。
そこにはひらがなで「きりしま」と刻まれていた。
「……ちょっとまって……」
おもわずうずくまって頭をかかえた私を変な目で見ないでほちい……
「どしたんですかコレ……」
「建造したらこれができたんだそうだ」
「なにやってんだよ妖精さん……」
提督の言に思わずノータイムでツッコミを入れてしまう私だった。
「で、これなんだかわかります? 霧島さん。艦名入ってるから霧島さんの艤装だとは思うんですけど」
いやわかんないほうがおかしくない明石ィ!
「『護衛艦きりしま』の艤装やんけぇぇぇ!」
思わず叫んでしまった……
あ、ちなみに私、いわゆる異世界転生者(しかもTS)だったりもします……