第一話
カーテンの隙間からの朝日で目が覚める。
……しっかし本当に
俺が元々活動していた国――イングラシア王国、いや、今はイングラシア学園都市だったか。そこもかなり質が良かったがここには遠く及ばない。料理も娯楽もその他施設も何もかもが別次元にあるといっても過言ではない。
さて、目が覚めたなら早く動かなければ。
遅くなると手続きに時間を食ってしまうからな。
手早く食事を終え、装備を纏い、
ダンジョンとはこの国のみに存在する施設だ。悪辣な罠や迷路、凶悪な魔物が蔓延る危険な場所だ。しかし、同時に見返りは大きい。魔晶石や魔道具、運が良ければ高価なポーションや古代金貨、
それにこのダンジョンにはもっと大きな利点がある。それは、死なない、ということだ。
死なない、ということは俺達冒険者からしたらすごいことだ。
俺達の仕事は極めて危険だ。四肢がもげた、目が潰れたなんてありふれたことだし、同業者が物言わぬ骸になったことも幾度となく見てきた。
そんな奴らにリスクを冒すこと無く儲かる、という話を振ればどうなるか?
その答えはこの国の盛況ぶりを見れば分かるだろう。
いつも通りダンジョンの前で手続きを終え、復活の腕輪をつけてダンジョンに潜る。
しかし、この復活の腕輪と言うアイテムは本当に不思議な物だ。なにせ、迷宮の中限定とはいえ、どんな死因であろうと傷一つ無く蘇生されるという効果を持つ物だからだ。各国の貴族や王族達が高名な学者や
まぁ、当然と言えば当然だろう。なにせこれは魔王ラミリスの権能によって生み出されている物だからだ。いくらか弱い
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登録していた二十階層の
このダンジョンでは各十の倍数の階層にはセーブポイントが存在し、その階層に存在する
俺は現在三十階層のボスを倒している。しかし、俺の今の目的は下の階層を目指すことではない。武具を手に入れることだ。それもオーガシリーズと言われるものだ。オーガシリーズは
オーガシリーズは三十階層のボスである
……さて、今回こそはこの周回地獄から解放されたいものだ。