灰の旅路   作:ぎんしゃけ

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今回いつもの倍近く長いです
自分の書きたいところまで書いたら長くなってしまいましたがゆっくり読んで貰えると幸いです


第十六話 「饅頭怖い」

「こんにちは、どう?地底の生活は」

 

久々に聞きたくない声が聞こえる

俺も最近ないから油断していたな

まあいいじゃないか、ひとまず落ち着こう

 

俺は目の前のテーブルの上に置かれたティーカップを持ち上げた

目の前のテーブルと言ったが、実はここがどこかは分からない

歩いていたら急に地面が無くなって落ちたら椅子に座っていた。何を言っているか分からないと思うが俺にも何が起きたかわからんのだ

 

そもそも目が見えないから落ちた瞬間に灰バリアが無くなり、一瞬で暗闇だ。辛うじて自分が椅子に座っているということだけが理解出来た。そう思っていた矢先にこの声だ

 

そうこう考えながらカップに口をつける

 

「あら、出された物に毒があるとか考えないの?それとも毒が入っていない、もしくは毒が入っていても平気と思ったのかしら?それとも…こんな所でも平気という余裕の表れ…かしら。まあどちらにしてもその紅茶にはなんにも入れてないけれど。でもそうねぇ…次から頭の片隅ぐらいには入れておいた方がいいわよ?」

 

へぇ、これ紅茶なんだ

さとりの所で珈琲は飲んだけど紅茶はまだだったから不思議な感じだ

前じゃ紅茶なんて午後に飲むあれしか飲んだことなかったから、しっかりしたものを飲むことが出来て嬉しいね

 

うん、美味しい

 

「それともう一度聞くわ、楽しい?地底の生活は」

 

それに対して俺はゆっくりと顔を横に振った

再び紅茶を飲み、ふぅっとため息をつく

 

よし現実逃避はこの辺でやめておこう

 

八雲は俺の答えに満足したのか、それはもう嬉しそうにニンマリと笑った

なんでわかるかって?雰囲気だよ、こいつこういう嫌なやつなんだ。だってほら、なんか凄い人の不幸を喜んでそうな感じ出てる

 

「ええ、それもそうよね、なにせ目が見えなくなった上に山の四天王とまで言われる鬼に、会う度に半殺しにされ、逃げたくても逃げれない…出れないんじゃないの?この地底から」

 

…。

改めて聞くと酷いな今の俺。可哀想なんてもんじゃないぞ

 

「…ああ。」

 

「ふふっ、災難だったわね、博麗の巫女に会うなんて…それも歴代最高の。きっと後にも先にもあの娘を超える巫女は…いえ人間は産まれないでしょうね。そんな存在に狙われるなんて妖怪の身としては不幸以外の何物でもないわ」

 

やっぱり胡散臭い声で、ちっとも災難と思ってなさそうな感じで言われた

 

「辛いでしょう?目も見えない暗闇でただひたすらに殴られるのは。逃げられない場所で、いつ終わるかも分からずに、いつ出られるのかも分からずに…」

 

八雲の言葉が抵抗なくスルリと頭に入ってくる。馴染み深く親しみやすい、そんなおぞましい勘違いを起こすような…そんな言葉

 

…そうだ辛い、辛いに決まってる。何が悲しくて毎日骨を折られて臓器を潰されるような痛みを味合わなきゃいけないんだ

地上にいる時だって、珍しく悪いことなんてほとんどしてこなかった

前はよくしていた窃盗とかの犯罪だって命蓮寺に入ってからは一切してない。あとはせいぜい村紗に対しての地味な嫌がらせだ

いや、例えしていたとしてもこの仕打ちはあんまりだ

 

地底に落ちた時も何度も何度も俺をサンドバッグのように扱いやがって言葉も交わせない旧人類が!って何回かキレた…無意味だった。そりゃそうだ、相手は鬼だぞ。攻撃しようとした瞬間、恐怖で身体が強張っては逃走にシフトチェンジだ

 

「逃げ出したいでしょう?この現状から…戻りたいでしょう?あの地上に」

 

するりするりと、ゆっくりゆっくりと…脳が侵食される。知らず知らずのうちに自分の中での期待が高まる

 

そして――

 

「もし貴方が私の式神になるのなら…」

 

その期待が最高潮に達する時…

 

「もし貴方が私の式神になるのなら、その暗闇しか映さない瞳の封印を解いてあげましょう。もし貴方が私の式神になるのなら、その虐げられている現状から救いましょう。もし貴方が私の式神になるのなら…この地底から解放し、地上の日の光を見せてあげましょう」

 

それは願ってもない話。俺の今最も願っていること

それは甘美な響きだった。思ってしまう、もし目が見えたら?もしあの鬼から逃げられるのなら?もし再び地上に出られるのなら?

 

「ねぇ白墨、私の…式にならない?」

 

そこには…笑みを一層深くした悪魔がいた

 

あの日、もし八雲が何も言ってこなかったなら…俺は巫女と接触することも無く地底に封印されなかったかもしれない

 

もしかしたら、八雲は全部俺にとって都合の悪い未来になるように行動したんじゃないか?

そんな疑問が浮かんでくる

 

だから…だから嫌いなんだこの妖怪は!

強いだけじゃない…信用出来ないし何を考えているのかさっぱりだ。もしここまで計算しているなら、本当に性格が悪い

 

あくまで自分の手ではやらず…でも俺がYESと答えるしかないようにじわじわと追い詰めていく

 

八雲の顔を見る

俺の灰バリアじゃ輪郭はわかっても表情までは読み取れない

けれども放たれているその嫌になる空気で想像はついている

 

「ねえ白墨…貴方はどちらを選ぶ?自由を選ぶか…不自由()を選ぶか…もちろん前にも言った通り、式になっても多少のわがままは許容するわよ?」

 

でもそうだ、俺と八雲の関係だって短くない…少しは八雲の事も分かってきた

 

だからそれに対して、俺はしっかり八雲の方に向き直り、珍しく語尾を強めて答えた

 

「やだ」

 

「そう…なら今回は諦めるわ」

 

へっ!何を言われたって式神とかいう鎖の付いた見せかけの自由なんていらな…あれユカリさん?思ったよりあっさりと諦めるんですね

なんかもっとこう…驚かれたり、引き止められとかすると思ってたんですが…

 

 

「別に今すぐじゃなくたって構わないもの…人間、逃げ道があると知りながら耐え続けるのは難しいものよ?ふふふ、何時でも私は構わないわ…それじゃあ、また今度」

 

……。

アイツは1度自分の性格を見直した方がいいと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラと飯屋の戸を開けて中に入る。

 

「いらっしゃい!って…臆病者じゃないか!」

「おお!ほんとだ臆病者だ」

「ああ、あのいつも勇儀さんに見つかっては一目散に逃げる臆病者だ…!」

 

ええい!うるさい!入るなり人を臆病者 臆病者と罵りやがって!自然界で生きてく為の生存本能だわ!

 

未だにチラチラと周りに見られていながらも、それを気にせずズカズカと席まで歩いていく

 

「おい!来るなんて珍しいなぁ臆病者!金はもってんのか?」

 

首を横に振り、適当に返す

働いていない俺が金なんて持ってるわけないだろう

 

「おいなんだ冷やかしか?金なきゃ食えねぇぜ?」

 

筋肉質な店主が呆れたように言ってくる

まあまあ待て待て。金は無くても金になりそうなもんは持っている

 

俺は懐にしまっておいた酒瓶を2本差し出す

 

この酒は俺が地底に住んでから定期的に米と一緒に送られてくるやつだ

いっぱい貰ってて申し訳ないが俺は酒はそんなに好きじゃない。酒にするなら別の美味しいものをくれと思ったが、この酒好きしかいない地底だと時と場合によっては金より高価なものになる

 

「おお…!臆病者そりゃぁなかなかいい酒じゃないか、よし!いいだろう何を食う?」

 

よし!これで無駄にいっぱいある酒の使い道が出来た!

 

「この店で1番美味いの頼む」

 

俺は自信満々にそう答えた

 

「お、お前さん話せたのか…」

 

何当たり前なこと言ってんだこいつ

 

しばらくして料理が出てくる

肉だ。何の肉なのか分からないが肉だ。強いて言うなら謎肉だ

ナイフで1口大にカットして食べてみる

 

…うん。美味い。美味い…けどなんだろう…この、肉焼いて醤油ぶっかけましたみたいな味は。

結構味が濃いめで雑だ

いやまあ美味いんだけども、やっぱり命蓮寺にいた頃のご飯が恋しい

肉だけじゃなくて汁物とか卵焼きとかそういうのも欲しい…。

 

この地底はみんな料理が適当だから地上のようなバランスの良い美味しいものはそんなに無いのだ。さとりの所で食べたやつが1番家庭的だった気がする

 

けど地底の飯屋なんて殆どがこんな感じだろう…食にうるさいのはやっぱり日本人だな…ちくしょう今更になってちょっと八雲の提案が魅力的に感じてくる…

 

だって信じられるか?この地底には甘いものが存在しないんだぜ?

甘味屋ってのが無い。みたらし団子も餡子も金平糖すら売ってない…

 

のおぉぉぉ…。

 

そんな風に悶絶していると店主にさっき渡した酒が店の奥に仕舞われていた

めちゃくちゃ酒の入った棚だ。床には鬼殺しと書かれた樽がゴロゴロと置いてあった。なんだあれ?

 

「…ん?ああ、あの酒は今度の宴会用さ。毎週飲みたい食いたいやつらが適当に集まってはアホ騒ぎするのさ」

 

都合よく聞いてもないのに店主が話してくれた

 

食いたいやつ…か。

 

「招待状とか…」

 

「ああ?んなめんどくせぇもんねぇよ、みんな適当に集まんのさ。ああけど、酒でもつまみでも何でも良いからなんか持ってくんだな、手ぶらなやつに食わせるようもんもないだろ」

 

な、なるほど!

 

ならこの無駄に家にある酒を持っていけば宴会に参加できるのか!

 

「それって…いつ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ガヤガヤと人の集まる気配がする

いつからそうなったかは知らない。確か最初は私ら鬼が辛気臭い地底の空気を吹き飛ばそうとして始めた酒盛りだ

馴染み深い顔のヤツと昔話に花を咲かせて酒を飲むだけだった

少しづつ楽しげな雰囲気に当てられて鬼以外の奴らも集まって酒を飲む。

私が知ってる奴も知らない奴も各々好き勝手に酒を飲むだけ。

 

そうやって、気付いたらこの日に毎週集まって呑むことが地底での習慣となっていった

 

「勇儀さんあっしの倅が作ったこれがなかなか酒に合うんですよ、食ってみてくれ」

 

「おう、つまみとして貰おうか」

 

「勇儀さんこの酒が―」

 

「ああ、ありがとう呑ませてもらうよ」

 

「別に、私の所に持ってこいなんて…一言も言ってないんだけどなぁ…」

 

ただ断る理由もないから有難く貰っている

前ならここらで酔っ払った萃香あたりが私のツマミを奪って喧嘩になるもんだが、最近はそれすら起こらない。

 

「またいつもみたいにどっかで暇を潰してるのかね…」

 

横では顔を赤く染めた鬼が100年も前の人との殺し合いを嬉しそうに話している。もう何度も聞いた話だ、周りもそれを知ってか分かったようにはいはいと頷いている

 

「なぁ、勇儀さんあいつ呼んだのってあんたか?」

 

言われてそいつが指を指した方を見ると、意外な奴がいた

 

「うん?ありゃ白墨か?珍しいなぁ…あいつから私の目の前に現れるなんて」

 

いつもは私を見るなり全速力で逃げていくあいつの事だからこの宴会には来ないと思っていた

 

好いてはいないがわざわざ追い返すような必要も無い。私が主催者って訳じゃないしね

それに今夜は酒の席、今日ばかりは”世話”すんのもよしてやろう

 

それだけ言って再び仲間の話に耳を傾ける、気付いた男も私が気にしないのを見ると、興味を失って酒を飲み始めた

にしてとあいつなんで今更来たんだろうか…

 

いい感じに酒が回ってきた時1人の妖怪に饅頭を渡された

 

「おお、ありがとうな」

 

いつもの様に酒なりツマミなりを渡すならまだしも酒の席で饅頭なんて合わない

にしてもこの地底で饅頭なんて珍しい。どうやって手に入れたんだか

 

「あそこの妖怪に…」

 

そう言って指さした先にいたのは白墨だった

 

「うん?白墨にってことか?まあ酒に饅頭は合わないしな、不服だが渡しといてやる…よ、あれ?」

 

最後まで言う前に饅頭を渡した妖怪は居なくなっていた

随分とせっかちな奴だな…

 

「おーい、白墨これお前に…うおっ!お前いつからそんな近くに居たんだ」

 

ちょっと前まで遠くの方で肉を食べていたと思ったんだがいつの間に…

 

「その饅頭…」

 

「あ、ああお前に渡してくれって言われてな、というか喋るんだな…」

 

肩に穴を空けてやった時ですらうめき声一つ出さず無表情だったってのに、何だこのキラキラした目は…!お前そんな顔する奴じゃないだろ!

 

白墨は無表情なのに目だけキラキラしてるという変な顔をしていた

それに対して若干引きながらも饅頭を渡すと丁寧に右手で握って食べ始めた

 

「おいおい…」ここで食うなよ、と続けようとして言葉が止まった

 

その”血を吐く白墨の姿”を見て

 

「…ゲホッ…ォ」

 

そしてまた数度咳き込み、地面を汚した

 

明らかに普通ではない咳き込み方だった。

なぜだ。なんで白墨は饅頭を食べた直後に血を吐いた?

 

――それじゃまるで、毒を盛られたみたいじゃないか

 

不意に毒を盛られた白墨の姿と過去の自分が重なった

私が、私らが地底に籠るキッカケだ

なんでもない話だ。ただ殺しあった人間達と最後に酒を飲んでいたあの日、それまで正々堂々戦ってきた奴らが毒を盛った。きっと人の世界では卑怯でもなんでもない鬼を倒す手段だったのだろう。人は卑怯になったのだ。

毒は鬼に効かなかった、代わりに人に裏切られたという事実は死よりも虚しい毒となった。

 

 

周りの奴らも白墨に何かあったと気付いたみたいだ

鬼の驚いた顔がやがて怒りに変わる

 

そうだ、私らはそれを許さない、誰よりもその虚しさを知っているはずだ

 

誰かがあの饅頭に毒を盛った。よりにもよって私らの目の前で

 

それは私――星熊勇儀という鬼にとって許容の出来ない事だ。例えそれが星熊勇儀にとって嫌いな奴だったとしても関係ない

鬼にとってそれは…その行為だけは…ッ!絶対に許してはならないものだ

 

「…誰だ…ッ!誰だァァァッ!」

 

鬼の、星熊勇儀の咆哮が地底に響き渡る。

もう見ないで済むと思っていた、言葉にならない失望感を抱かなくて済むと思っていた!裏切られた、裏切られた!また裏切られたッ!よりにもよってこの地底の!私達の仲間によって!

弱いやつが嫌いだ、嘘が嫌いだ…そしてそれ以上に裏切りが嫌いだった。

 

手の中にあった酒瓶が握りつぶされ地面を濡らす

他の奴らもさっきの怒声で気付いたのか怪訝な顔で白墨を見ていた

周りの鬼達は何が起こったのか理解したらしく、私と似たような顔をしていた

 

当然だアイツらが…私の仲間の鬼が犯人な訳ない

 

「ゲホッ…水を…」

 

「…ッ、おい!誰か水を持ってこい!」

 

忘れていた、今は怒るよりも先に白墨をどうにかしなきゃならない

毒の治療なんて私らじゃ出来ないからさとりの所に連れていかねぇと…!

 

白墨は水を受け取ると、一杯口に含み、血と一緒にペッと吐き出した

 

「おい、大丈夫か白墨…安心しろ私はあんたのことをいけ好かないやつだとは思っているが今回は別だ、この毒の入った饅頭を持ってきた奴を必ず見つけてお前の前に連れて来てやる」

 

そう言って白墨の右手にある饅頭を取ろうとして…その腕を白墨に掴まれた

 

何を…と言おうとした時白墨と目が合った…目なんて見えていない筈なのに。凍えるような冷たい瞳、いつもの無表情な顔と何ら変わりはないはずの瞳に睨まれた。殺し合いの時によく感じる強い殺気を伴って…

 

そして白墨は再び毒入り饅頭を食べ始めた。食べて、飲み込み、血を吐いては水を口に含んで吐き出して…

異様な空間だった。饅頭を食べて…血を吐いてはそれを気にもとめずにひたすらに無表情で食べ続ける

 

誰一人としてその異様な空間で言葉を発することは出来なかった。

静かに咀嚼する音と血を吐き、咳き込む音だけが聞こえる

 

なんだ?なんで…こいつはこんな事してるんだ…?一瞬フリーズしかけた頭を叩く…いや、あれはもしかして水で口を洗って饅頭を食べているのか…?

普段から何を考えているのかわからないが流石にそんなこと…

 

やがて毒入り饅頭を完食した白墨は両手を合わせて言った

 

「ご馳走様でした」

 

この地底で宴会に参加していたもの全員がそれを見ていた

 

「勇儀」

 

「な、なんだ…?」

 

突然話しかけられて一瞬声が上擦る

 

「この饅頭を持ってきてくれた奴に言ってくれ、『美味かった』と」

 

嘘じゃない…長年生きてきた鬼としての勘がその言葉が本心だと知らせてくる

 

それを言うと満足したように…白墨はぶっ倒れた

私はもう堪えきれなかった。

 

「クッ、は…はっはっはっは!おい!今日はもうお開きにしよう。私はこの食い意地の張った馬鹿を地霊殿に連れていく、それと…もしあの饅頭を持ってきたやつを見つけたら言ってくれ、美味かったってよって伝えなきゃいけなくなった」

 

未だに唖然として固まっているヤツらに向き直っては私は笑いながらそう言った

 

未だに笑いを堪えながら気絶している白墨を持ち上げる

 

 

「紫…お前とんでもないヤツを連れてきたな」

 

いけ好かないが…面白いやつだ。

気分が良い…当たる夜風が心地よかった

 




裏話
さとりんは行くと露骨に嫌がられるから地底の宴会には絶対に行きません。
関係ないけどゆかりんは毒とかは使いません。意味が無いので
今回長いのに読んでくれてありがとうございます。
ついでに感想評価いっぱいしていってね!感想評価は作者の栄養源ですから


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