八幡side
二乃のおかげで?なのかわからんが家庭教師を続ける事ができた。そしてその後風太郎の提案でパフェを食べる事になった。オレと風太郎が5つ子に奢ることになったのだが、五月の奴本当に特盛を頼みやがったよ。まぁ、別に良いんだけどね。でもなぁ〜、これじゃあもうあれだな社畜だな。後、気のせいなのかアイツらがオレと風太郎の対応が優しくなっている…ようにも感じる。いや…気のせいだよな。まぁ、そんな感じでいつも通りオレは風太郎の補佐を続ける事になりましたとさ。
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今日は家庭教師の日では無いので部室に来ている。いつものように依頼者が来るまでオレは本を読み、由比ヶ浜は携帯をいじったり、時折雪ノ下と話したりしている。雪ノ下はオレと同じで本を読んだり由比ヶ浜と話したりして過ごしている。そんな時だった。部室のドアにノックされる。それを聞いた雪ノ下は読んでいた本に栞を挟み返事をする。その後部室のドア開き入ってきたのは、首にヘッドホンを身につけた女子、三玖だった。なんで三玖が?確かにオレは奉仕部に入部しているとは言ったけど、まさか来るとは思わなかった。でも何かしらの依頼に来たのだろう。
三玖「ここが奉仕部であってる?」
雪乃「ええ、あってるわよ。どうぞそこに座って」
三玖「はい」
そう答えた三玖は椅子を座った。そして雪ノ下は紅茶を用意しようと思い立ち上がる。
雪乃「えっと中野さんだったかしら?」
三玖「うん」
雪乃「紅茶を入れようと思っているのだけれど、大丈夫かしら?」
三玖「えっと、ごめん。紅茶はちょっと苦手で」
雪乃「そう、なら緑茶ならいけるかしら?」
三玖「うん、それなら大丈夫」
雪乃「そう、なら緑茶をいれるわね」
三玖「ありがとう」
八幡「緑茶なんかあったのか」
雪乃「ええ、依頼者の中には紅茶が苦手な人もいるから、一応用意してたのよ」
八幡「へー、なるほどな。そこまで考えているとは、流石雪ノ下だな」
雪乃「そ、そんな褒めても何も出ないわよ///」
八幡「いや、思ったことを正直に言っただけなんだがな」
いや、ホント思った事を言っただけなのになんでだ?まぁ、いいや。そして、緑茶を入れた雪ノ下は三玖の前に差し出す。
雪乃「どうぞ」
三玖「ありがとう」
そして、差し出された緑茶を飲み、気持ちを落ち着かせていた。
雪乃「では早速だけれど中野さん、依頼内容を聞かせてもらってもいいかしら?」
三玖「うん、えっと…依頼内容は料理を教えて欲しいという内容」
八幡「料理を教えて欲しい?」
三玖「ハチマンも知ってるでしょ?私の料理」
八幡「ま、まぁ、そうだな」
あれはアイツらの家に行った時に三玖が作ったコロッケ。あれを思い出す。あれは凄かった。上手くできるまで何回も食べさせられたもんな。だから教えて欲しいのか
雪乃(あれ?今中野さん、比企谷君の事名前で呼んでいたような…)
結衣(今中野さん、ヒッキーの事名前で呼んでた。なんで?)
三玖「それにもうすぐ林間学校が始まるでしょ?だからその時のために少しでも上手くなりたいと思ったから」
八幡「なるほどな。で?どうする雪ノ下」
雪乃「ええ、そうね。その依頼受けましよう」
三玖「ありがとう」
雪乃「では、家庭科室の使用許可の申請をしましようか」
八幡「そうだな」
その後、家庭科室の使用の許可を得ることができ、今オレ達は家庭科室にいる。女子3人はエプロンを着ている。オレ?着てねぇよ。オレは由比ヶ浜の時と同様味見担当だ。いや、由比ヶ浜の時は毒味かもしれないな。
八幡「で?何作るんだ?」
雪乃「そうね。何がいいかしら」
結衣「林間学校の時ってカレーを作るんだよね」
八幡「多分そうじゃあねぇか?でも、今ここで作れるような物がいいだろ」
雪乃「そうね。ならクッキーはどうかしら?」
八幡「まぁ、いいんじゃねぇ?それでいいか?三玖」
三玖「うん、いいよ」
八幡「だとさ」
雪乃「(比企谷君も中野さんの事を名前で呼んでいる。2人はやっぱりそんな関係なのかしら?)わかったわ。ではまず中野さん1人で作ってみてくれるかしら?それで今の中野さんの実力をしりたいの」
結衣(ヒ、ヒッキーまで中野さんの事名前で呼んでいる!?なんで?まさか2人はそんな関係なの!?)
三玖「うん、わかった」
八幡「まぁ、わからないことあれば聞いてくれ」
三玖「わかった。ひとまずやってみる」
そう言って三玖はクッキーを作り始める。どうやらやる気満々らしい。でもどうなる事やら。由比ヶ浜みたいに木炭になるのかならないのか。それとも何かしらの隠し味を入れようとするのか、そこが問題だ。あのコロッケの時は食べられたけど、三玖には悪いけど正直あんまり美味くなかった。けど一生懸命練習している所はすごいと思った。
数分後…
三玖「できました」
三玖が差し出してきた皿には普通のクッキーよりも少し黒いクッキーがのっていた。これを言うと由比ヶ浜に悪いが、由比ヶ浜の時よりもクッキーっぽくなっている。
八幡「これは…」
雪乃「少し焦げているけど、クッキーね」
結衣「ほんとだ」
八幡「そんじゃまぁ、食べてみるか」
雪乃「ええ、そうね」
早速オレ達は三玖が作ったクッキーを口に運ぶ。由比ヶ浜程では無いが、けど正直に言うとあまり美味しいとは思わない。三玖も自分で作ったクッキーを食べてみる。すると三玖自身も顔を少ししかめていた。
三玖「あまり…美味しくない」
八幡「まぁ、でもクッキー自体は悪くないと思うぞ」
三玖「そう?」
八幡「ああ。お前らもそう思うだろ」
雪乃「ええ、そうね」
結衣「あたしよりも…上手い」
あ、そこは自覚はあるのね。
八幡「まぁ、そこはやっぱり練習あるのみだからさ」
結衣「そうだね」
八幡「今は三玖の依頼なんだし」
結衣「そうだね」
雪乃「とりあえず、中野さんの実力はわかったわ。クッキーは悪くないと思うから、問題は味ね」
八幡「なぁ、三玖」
三玖「何?」
八幡「レシピ以外に何か入れたか?」
三玖「お味噌を少し」
八幡「何故それを入れた?」
三玖「隠し味」
八幡「隠し味とかアレンジはいいんだが、それはもっと料理ができるようになってからするもんだ。だから今はレシピ通りで我慢しろ。な?」
三玖「…わかった」
何とか納得されることができた。今だけだけどな。今後はどうなるのか分からないがな。
雪乃「では、その味噌を入れずに作って見てくれるかしら?」
三玖「やってみる」
今度は味噌を入れずにクッキーを作ってみる。さて、今度はどうなる事やら。
そしてまた数分後
三玖「できました」
そしてできあがったのは、さっきよりもクッキーっぽくなっている。焦げている部分はあまりない。というわけでクッキーを手に取り口に運ぶ。さっきよりもマシだと思ったのにあまり変わっていない。
三玖「変わってない。どうして?」
三玖はどうやら驚きを隠せないご様子。
雪乃「何が足りないのかしら?」
結衣「うーん、なんだろう」
そう言って女子3人は考えていた。
三玖「私、才能ないのかな?」
これはあの時と同じだ。由比ヶ浜も同じ事を言っていたな。そうなれば雪ノ下が反応してしまう。
八幡「あのな三玖。解決方は努力なんだ。努力もしないのに成功なんてしないんだ。勉強だって同じことだ。頑張って努力しないといい点数取れないだろ?だから料理もコツコツと地道にやっていけばいいんじゃないか?実際にクッキーも食べれないことはないんだしさ」
三玖「…うん。そうだね。ありがとうハチマン」
八幡「気にするな。それでどうする?まだ続けるか?」
三玖「ううん、大丈夫。これ以上私に時間をさいて貰う訳にはいかないから、後は1人でやってみる」
八幡「そうか。まぁ、頑張れよ」
三玖「うん」
その後オレ達は片付けを行った。三玖がもう大丈夫と言うから、ここは依頼人の意見を尊重すべきだろう。そして全ての片付けを終わらせたオレ達は家庭科室を出た後、三玖が。
三玖「今日はご教授いただきありがとうございます」
雪乃「いえ、私達は何もしてないわ。でも本当にいいのかしら?」
三玖「うん、大丈夫」
雪乃「そう、なら依頼は完了ね」
三玖「はい、ありがとうございました。それでは」
雪乃「ええ、さようなら」
結衣「またね」
八幡「じゃあな」
オレらは三玖と別れた。その後荷物を取りに部室へと向かう。
八幡「今回の依頼、あんまり手伝ってないように見えるが、あれで良かったのか?」
雪乃「いいんじゃないかしら?本人が納得して、本人が決めた事なんだし。それに部活の活動理念にそってると思うけれど」
八幡「そうだな」
あれでいいんならいっか。でも確かにこれは活動理念にそってると思うしな。でもある依頼はそってないと思った。それはチェーンメール時だ。あれは葉山が解決したんじゃなくて、オレが案を出したことで解決したんだしな。まぁ、そんな事どうでもいいか。その後部室に戻り時間も時間なので部活は終了し、オレ達はそれぞれ家に帰った。
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そして翌日
オレは風太郎と一緒に三玖に勉強を教えるため今図書室に向かっている。今頃風太郎と三玖はいるだろう。そう思っていると図書室に着いたのでドアを開けると、そこには風太郎と三玖、それに四葉がいた。ん?いや、あれは風太郎なのか?金髪だし、なんか変なお面被っている。
八幡「よお」
風太郎「お、八幡か」
八幡「風太郎か。なんでそんな格好してんだ?」
三玖「肝試しの実行委員になったんだって」
八幡「お前もか」
風太郎「もってことは」
八幡「ああ、オレも肝試しの実行委員になったんだよ」
四葉「比企谷さんもそういうのに積極的に参加するんですね」
八幡「ちげぇーよ。やりたくてやった訳じゃねぇよ。ホームルーム時、睡魔が突然襲ってきて耐えきれず寝てしまって、気づけばオレが担当することになってたんだ」
四葉「それは…」
三玖「お気の毒に」
そしてそれを聞いた雪ノ下なんて
雪乃『あら、ピッタリじゃない。特にその目なんてゾンビそっくりよ』
なんて言ってきやがったんだよ!そんなにか!そんなにオレの目はゾンビみたいな目なのか!?
風太郎「だから俺はとびっきり怖がらせてこの恨み晴らしてやる。忘れられない夜にしてやるぜ」
八幡「ただトラウマを植え付けてるだけじゃねぇか」
風太郎「でもまぁ、林間学校自体どうでもいいがな」
八幡「そうだな」
四葉「では林間学校が楽しみになる話をしましょう。クラスの友達に聞いたんですが、この学校の林間学校には伝説があるのを知ってますか?」
伝説?どうせしょうもないヤツだろう。
四葉「最終日に行われるキャンプファイヤーのダンス。そのフィナーレの瞬間に踊っていたペアは、生涯を添い遂げる縁で結ばれるというのです」
風太郎「非現実的だ。くだらないな」
三玖「うん」
八幡「やはりしょうもなかったな」
四葉「冷めてる!現代っ子!キャンプファイヤーですよ!結びの伝説ですよ!ロマンチックだと思いませんか!?」
八幡「全然」
四葉「即答!?」
風太郎「それより勉強を再開するぞ」
と風太郎の声で勉強を再開しようとした時
一花「やっほー」
一花が現れたのだ。
風太郎「一花遅いぞ」
一花「お、何その格好」
風太郎「いいから今日は数学だ」
一花「ごっめーん。今日は撮影が入ってるんだ。だから行かないと行けないんだ」
八幡「そういうことなら仕方ないな」
風太郎「そうだな。仕方ない」
三玖「頑張って」
四葉「一花ファイトー!」
するとそばに置いてあった風太郎の携帯が鳴る。それを風太郎が取りメールの中を確認した時、なにやら青ざめていた。一体どうしたんだ?そう思い覗いてみると、そこには風太郎の寝顔の写真が添えてあり、本文には広めたくなければ他の姉妹の連絡先をゲットせよ。という内容だった。ほとんど脅しじゃねぇか。というかなんで今更?するとオレの携帯にもメールが送られてきたのか、携帯が揺れる。一体なんだ?小町か?由比ヶ浜か?それからいはか?それともアマゾンか?と思いメールを確認すると、その内容は風太郎と同じ文章で、オレの寝顔も添えられていた。いつ撮ったんだよこんなの。くっそ…なんでオレまで…そういえば二乃と一花と三玖しか連絡先を交換してないな。ということは残りは四葉と五月だけか。風太郎は多分二乃と五月がまだだから、相当苦労するだろうな。
はい、ということでオレと風太郎は残り姉妹の連絡先を手に入れる為に他の姉妹を探す事になりました。パチパチパチパチ。じゃねぇよ。くっそ、ホントなんでオレまでこんな目に会わなくちゃ行けねぇんだよ。それにこの写真見るからにあの花火大会の時だろう。あの時、確かに少し寝てしまったけど、まさかその時に撮られていたとは。広められたくないからやるしかないよな。
まぁ、そんなわけで、二乃と五月がいるという食堂に来ていていた。そして風太郎が2人に連絡先を交換しようと提案するも。
二乃「お断りよ。お・こ・と・わ・り!」
五月「私達にあなたのアドレスを聞くメリットがありません」
とバッサリ断られたのであった。
八幡「な、なぁ…オレとアドレス交換してくれないか?五月」
五月「ええ、いいですよ」
八幡「おお、まじかサンキュ」
風太郎「なんで八幡はいいんだよ!」
五月「あなたには関係ありません」
さぁーてどうする風太郎。このままじゃお前だけの寝顔が晒されるぞ。お前もそれだけは阻止したいはずだ。そんな事を思いながら五月とアドレス交換を完了させた。よし、後は四葉だけだな。すると風太郎は何か思いついた表情になり携帯を見せながら
風太郎「なら、これならどうだ!今なら俺のアドレスに加えて、らいはのアドレスもセットでお値段据え置きお買い得だ!」
うわぁ…らいはを売ったぞこいつ。それになんでテレビショッピング風なんだよ。
五月「くっ、背に腹は変えられません」
二乃「身内を売るなんて卑怯よ!」
風太郎「二乃は教えてくれないのか?」
二乃「当たり前よ」
風太郎「仕方ない…ではお前抜きで話すとしょう。俺と八幡と4人で内緒の話をな」
ああ、こいつ何言ってんだ?それに卑怯だな。ずる賢いというかなんというか。するとそれを聞いた二乃は顔を真っ赤にして多分半分怒った様子で。
二乃「……か、書くものをよこしなさい」
そう言われた風太郎は生徒手帳を取り出し二乃に渡す。二乃はそれを受け取り自分のアドレスを書き始める。
四葉「これで全員分揃いましたね」
八幡「いや、あと一人いるだろう」
四葉「え?一花、三玖、五月、二乃……あー!四葉!!私です!」
風太郎・八幡((やっぱこいつアホだな))
四葉「こちらが私のアドレスです」
そう言ってオレ達に自分のアドレスを見せた瞬間、電話が来てしまった。
風太郎「電話来てるぞ」
八幡「バスケ部?」
風太郎「まさかお前まだあの連中と」
四葉「あ、ああ…そういえば私、もう1つ頼まれ事があったんでした。それじゃあ上杉さん、比企谷さん、失礼しますね」
そう言って四葉はこの場を去っていった。そしてその後を追うように風太郎もこの場を去っていった。
二乃「あ、ちょっと…メアド書いたんだけど…」
あ、そういえば書いていたな。オレも忘れていた。けど、渡した本人が忘れたらダメだろ。はぁ…仕方ない。
八幡「オレが渡しといてやる」
二乃「そう?じゃあお願い」
そう言って二乃はオレに風太郎の生徒手帳を渡してくる。
八幡「はいよ」
それを受け取ったオレは風太郎と四葉を追いかけるためその場を去った。
えっと…風太郎と四葉はどこだ?確か女子バスケ部の部室ってここら辺だったよな。そう思い見渡すと、見るからに怪しいそうにしている風太郎を見つけた。不審者と間違われるぞオレみたいに。そう思い風太郎に近づく。すると風太郎もオレに気づいたようだ。そしてバレないように耳を済ませる。
女子バスケ部「それで中野さん、入部の件考えてくれた?」
え?マジで?そんな話してたのかよ。
四葉「はい、誘ってもらえて嬉しいです」
は?ホントに入る気なのかこいつ?
女子バスケ部「良かった〜、それじゃあ」
四葉「でもごめんなさい。お断りさせてください」
え?断った?あの四葉が?
四葉「バスケ部の皆さんが大変なのは重々承知の上ですが、放課後は大切な約束があるんです。も、もちろん試合の助っ人ならいつでもOKですので…!」
女子バスケ部「そっかなら仕方ないね。せっかくの才能がもったいない気もするけどね」
四葉「才能のない私を応援してくれる人達がいるんです」
あいつ…
四葉「ぬわっ!う、上杉さん、比企谷さん!?何故ここに…」
風太郎「あー…図書室に行くところだ」
いや、それはさすがに無理がありますよ風太郎さん。
四葉「図書室は部室棟の真逆のはずですが。お、おかしいなー」
そう、部室棟と図書室のある棟は真逆なのでおかしいのだ。
風太郎「お前の用事は終わったか?今日もしごいてやるから覚悟しろよ」
四葉「はいっ、覚悟しました!」
そう言った四葉は敬礼をする。その後オレは風太郎に生徒手帳を返し、無事に四葉のアドレスを知ることができ、オレと風太郎の寝顔は広まることは無くなった。
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そして数日後
今日は奉仕部の部室で、いつも通り依頼人が来るまで本を読んでいた時だった。由比ヶ浜が突然口を開いたのだ。
結衣「いよいよ、明日だね林間学校!」
雪乃「ええ、そうね」
八幡「…ああ」
結衣「楽しみだなぁ〜。3日目は自由参加で登山とスキーと川釣りから選べるんだよ。ゆきのんとヒッキーは何を選ぶの?」
雪乃「私はまだ決めてないわ」
結衣「そうなんだ。ヒッキーは?」
八幡「オレは部屋で寝て過ごす」
結衣「ええっ!?なんで!」
八幡「自由参加なんだろ?だったら別に部屋で過ごしても良いと思うが?」
結衣「そうだけど!せっかくの林間学校なんだし、楽しまなきゃ!」
八幡「別に」
結衣「もー!それにその夜にキャンプファイヤーとかさ」
八幡「興味無い」
結衣「じゃ、じゃあキャンプファイヤーの伝説とか知ってる?」
八幡「ああ、あのくだらん非現実的なあれな」
雪乃「伝説?それは一体何かしら?」
結衣「もしかしてゆきのん知らない?じゃあ教えてあげるね。えっとね、夜のキャンプファイヤーのダンス時にフィナーレの瞬間、踊っていたペアは結ばれるという伝説があるんだよ。どう?ロマンチックじゃない!?」
雪乃「そんな伝説があるのね」
八幡「はっ、改めて聞いてみると尚くだらんな」
結衣「なんか冷めてる」
八幡「林間学校自体どうでもいい。あんまりいい思い出ないからな」
そう小学校の時に行った林間学校もろくなことがなかったからな。だから林間学校なんてどこれも一緒だ。
雪乃(もしその伝説が本当なら、比企谷君と一緒に踊ってみたいものね。それに比企谷君に踊ってもらえる相手なんていないと思うから、私が仕方なく躍ってあげればいいんだわ。完璧な作戦ね)
結衣「もういい。ヒッキーには聞かない。ね、ゆきのんはどう思う?」
雪乃「え、あ、そうね。伝説は伝説なのだから本当かどうかは分からないわね」
結衣「確かにそうだけど」
今雪ノ下の反応が遅れたような。まぁ、オレのいつもの勘違いだろうな。そしてその後依頼人が来ることがなかったので、部活は終了した。そして帰るために下駄箱に着くと
四葉「比企谷さん見つけました!」
声のした方を見るとそこには四葉、二乃、五月、三玖、風太郎がいた。
八幡「お前ら何してんだ?」
二乃「ハー君が来るのを待ってたの」
八幡「オレを?」
五月「ええそうです」
八幡「だったらメールでもすればいいだろ?」
二乃「したわよ」
八幡「は?」
言われてオレは携帯のメールをチェックするとそこには確かに二乃からのメールが送られていた。
八幡「あ、悪い。見てなかったわ」
二乃「別に良いわよ。それじゃあ行くよハー君」
八幡「は?行くってどこに?」
四葉「上杉さんと比企谷さんが林間学校で着る服のチョイスをしにですよ」
八幡「服?いやいいよオレは。家にあるもので適当に着るし」
二乃「ダメ。もうこれは決めたことなの。だからハー君は大人しく着いてきてね」
五月「ほら、早く行きますよ。時間がありません」
マジでか〜。
さーやってきましたショッピングモール。そこでオレと風太郎が林間学校で着ていく服を選んでくれるそうだ。自分でも選んでもいいんだが、ここは大人しく従っておいたほうが良さそうだな。最初は風太郎からだ。
四葉「まず私から派手な服を選んでみました!」
四葉の選んだのは色んな動物の絵が乗っている服と赤色の帽子だった。絶対こいつふざけてるだろ。
風太郎「多分だけどお前、ふざけてるだろ?」
結果は却下。次は三玖だ。
三玖「フータローは和服が似合うと思ったから和のテイストを入れてみました」
とは言ったが
風太郎「和そのものですけど!」
なんか和風の家に住んでいる人の服みたいだな。
八幡「悪いけどそういう服着ていく人いるか?というかどこにあったんだよ」
これも却下。次は五月だ。
五月「私は男の人の服がよく分からないので、男らしい服装を選ばせてもらいました」
なんかロックバンドしているやつみたいな服だな。
風太郎「お前の男らしい像はどんなだ」
八幡「というかそれ着ていったら絶対に目立つし、寒いだろ」
これも却下。次は二乃だ。
四葉「あ、二乃が本気で選んでる」
三玖「ガチだね」
二乃「あんた達が真面目にやりなさいよ!」
まぁ、今までの中で1番マシだな。
結果はそれを買うことになった。いや、買ってもらった。
そして次は…
二乃「次はハー君ね」
八幡「マジで選ぶのか?」
二乃「当たり前じゃない!選ぶからには本気で選ぶから覚悟してね。ハー君」
とウインクしながら言ってきた。
八幡「…さいですか」
そしてオレの服選びが始まったのだが、ほとんど二乃が選んでいる。二乃が納得いくまで何回も着替えされられた。もう半分着せ替え人形みたいだった。
そして数分後やっと二乃が納得いくような服装になり、その服を買った。と言ってもオレも買ってもらった。
風太郎「なぁ、マジでいいのかよお金」
二乃「あんたのためじゃないわよ。ダサい服で近寄られたら迷惑なのよ」
八幡「オレまで良いのか?」
二乃「良いのよハー君は。それはお礼だから」
八幡「お礼って言われてもな」
二乃「あの時私を助けてくれたお礼。だからお金は返さなくてもいいわ」
八幡「…そうか?」
二乃「いいの」
八幡「わかったよ。じゃあ受け取る」
二乃「うん、なら良し」
四葉「でも男の人と一緒に買い物するのってデートって感じですよね!」
その一言で時間が止まったのかと錯覚するくらい、一瞬止まってしまう。
四葉「え?」
五月「これはただの買い物です。学生の間に交際だなんて不純です」
四葉「あ、上杉さんみたいなこと言ってる」
五月「一緒にしないでください。あくまで上杉君と比企谷君とは教師と生徒。一線を引いてしかるべきです!」
風太郎「言われなくても引いてるわ!」
八幡「わかってるつーの」
二乃(は、ハー君とデート。確かに一緒に買い物をしたけど、2人っきりじゃあないから、私はデートだとは思わない。だってアイツも一緒なんだもん。今度はハー君と2人っきりで買い物してみたいわ)
そして時間も時間なのでここで別れることになり、帰ろうとした時四葉がオレと風太郎に向かって言ってきた。
四葉「上杉さん、比企谷さん、しおり一通り呼んでくださいね〜。サボらずに来てくださいね。最高の思い出を作りましょうね」
そう言った四葉達は家に帰って行った。オレも帰ろうとした時だった。
風太郎「え?親父?」
八幡「どうした?」
風太郎「いや、親父から不在着信が沢山来ていてな」
八幡「かけ直してみたらどうだ?」
風太郎「そうだな」
そう言った風太郎は風太郎の親父さんに電話かける。すぐに出たらしく内容聞く。すると……
風太郎「え?…らいはが?」
どうやららいはは突然熱を出したらしく学校を早退したらしい。そしてそれを聞いた風太郎は全速力で家に帰って行った。大丈夫かならいは。少し心配だけど風太郎に任せるしかないな。
八幡sideout
風太郎side
俺は薬と飲み物を買った後急いで家に帰った。そこにはもう既に布団で寝ていたらいはがいた。
らいは「お兄ちゃんなんか熱みたい。お出かけの最中にごめんね」
風太郎「お前は体が弱いんだ無理すんな。薬や飲み物いろいろ買ってきたからな」
らいは「じゃあお薬飲ませて」
風太郎「ああ」
らいは「汗拭いて」
風太郎「ああ」
らいは「宿題やっといて」
風太郎「うん…これでもかとわがまま言うな」
その後一通り薬を飲み、水分補給させたらいはを再び寝かせる。
らいは「ありがとう」
風太郎「親父は仕事を終わらせ次第帰ってくるそうだ」
らいは「そっか…お兄ちゃんも明日は林間学校だよね。……もう一個わがまま言っちゃおうかな。帰ったら楽しいお話いっぱい聞かせてね。私は1人で大丈夫だから」
それを聞いた瞬間ふと頭の中にアイツら5人と八幡の後ろ姿が浮かぶ。
風太郎「わかったからゆっくり寝ろ」
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親父「らいは!生きているか!?っ!風太郎…」
風太郎「親父まだ寝てるんだ静かにしろ」
親父「看病してくれてたのか。ってもう林間学校のバス出てんじゃないのか?」
風太郎「そうだっけ?どうでもよすぎて忘れてたぜ。これで3日間思う存分勉強に集中できるな」
俺はそう言って玄関に向かおうとした時
親父「風太郎忘れもんだぞ。早く帰れなくて悪かったな」
そう言って林間学校のしおりを渡してくる親父。
親父「一生に一度のイベントだ。今から行っても遅くないんじゃないか?」
風太郎「バスもないし、別に大丈夫だ」
そう言った瞬間
らいは「あー!お腹空いた!」
そう言ってらいはが起き上がってきたのだ。
風太郎「え…らいは?熱は…?」
らいは「治った!お兄ちゃんありがとう。私はもう大丈夫だから林間学校行ってきて」
風太郎「だからバスが…「バスならとっくに出発したぞ」」
声のした方を見るとそこには
風太郎「八幡!?なんでここに?」
俺の親友八幡がいたのだ。
いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。