ダリルとの特訓から数日後、クラス対抗戦当日。ピットにて、影清はすでに打鉄を纏い、ダリルや虚と最終確認をしていた。ちなみに山田先生は別件で不在だが、一応激励は送った。
「ーでは影清さん、お相手はグリフィンさんですが、何か対抗策はありますか?」
「・・・いや、運動神経バツグンってことしか知らない。専用機もあんま見たことないし・・。」
「アイツはアウトファイターだと思うぜ。ちょっとの情報と勘だけどな。ま、相手がどうであれ、オマエは
そう言い残し、ダリルは観客席に向かった。
「あぁ、ありがとうダリルさん。布仏さんも動作確認手伝ってくれてありがとう、助かったよ。」
「どういたしまして、では私も観客席に向かいますね。御武運を。」
「ありがとう、じゃ、頑張ってくる。」
虚も観客せへ向かい、それから5分ほど経ってから、影清はアリーナ内へ向かった。
(・・・グリフィンさんはまだなのか?)
アリーナ内にはまだグリフィンの姿は無く、影清がそう思った次の瞬間、逆側のピットからグリフィンが出てきた。
「お、トオルもう居たんだ!いやー、ゴメンゴメン。クラスの皆から激励もらってたからちょっと遅れちゃって。」
「いや別に試合開始までまだ数分あるし、全然間に合ってるからいいって。」
「そっか、じゃ、おしゃべりはここまで。この試合勝たせてもらうよ。」
「こっちのセリフだよ、そう簡単に負けはしないよ。」
そのやりとりを最後に両者無言となり、そのまま試合開始時刻となった。
『両者所定の位置に付いているようなのでカウントを開始します。』
『10、9、8、7』
(やっぱ初めて見る機体だ。ダリルさんのISみたいにそれらしい武装は無さそうだけど油断は禁物だな。)
『6、5、4、3』
(まずは銃を展開して盾で様子見、あとは臨機応変に対応・・・ダリルさんざっくりしすぎだろ・・。)
『2、1』
カウントゼロになり、影清は銃を取り出したはしたが、構えはせずに飛行に専念した。一方グリフィンは開始と同時に接近したものの、一定の距離で速度を落とし様子を伺っている。両者睨み合いとなったが先に行動を仕掛けたのはグリフィンだった。
(きt・・っ!速っ!ダリルさんの比じゃn・・・。)
「ハァッ!」
フォン! ギィィン
「っ!?」(た、盾が!)
影清の出方を見つつ、少しずつ接近しながら旋回していたが、影清とっている姿勢では対応の難しい距離で一気に近距離まで潜り込み、右側に浮遊している打鉄の盾の一つを蹴り飛ばした。PICが働いているため、そこまで遠くには飛ばされなかったが、追撃を入れるには充分な隙ができた。
「とりゃぁっ!」
(ま、マズッ!剣出せn)
ガンッ!
「ぐわっ!」
剣を出して防ごうとした影清だったが出す前にグリフィンの蹴りが身体を捉えた。影清はその反動を利用して吹っ飛ばれるのと同じ方向に飛んで衝撃を逃すと同時に距離をとった。ダリル
「っぅ!ハー、ハァ・・。っ!」(くそ!近距離戦仕掛けてくるタイプだけど速い!捌ききれる自信がない、どうする!?ってマズっ!!?)
「せやっ!」
ヒュッ スカッ
グリフィンは吹っ飛ばした影清との距離を素早く詰め、蹴りを放つがいち早く気づいた影清はそれを避け、その間に改めて剣を取り出した。そして蹴りを避けられたグリフィンは攻勢を維持すべく
「逃すかぁ!」
ブォン ボガァン!
「!?ぶべらぁっ!」(それナックルかよぉ!?)
・・・はい、試合中に失礼します。ナレーターのIS解説のコーナーです。グリフィンのIS・「テンカラット・ダイヤモンド」は先程のような4本指の浮遊ナックル「ダイヤナックル」と背中に浮遊している射撃ユニット「ストーンレイン」が搭載されたIS。今回、射撃ユニットは遠距離武装が無いというブラフを仕掛けるためにまだ使用はされてないが、浮遊ナックルは真っ直ぐにしか飛ばせないがその破壊力は高く、モロに喰らった影清は吹っ飛ばされ、シールドエネルギーが40%を切ってしまっていた。
「っ!っつぅー。」(・・まずい、もうシールドエネルギーが!・・・くそっ、中距離でも攻撃できるのは予想外だった・・。射撃武装は幸い無いようだし、次に近づいて来たら・・!)
ウィン ガチャ ババババババ!
「っ!?ぬぉわぁ!」(って射撃武装あるのかよ!厳しいぞこれ!?)
「っ、全弾外れたかぁ・・、なら!」
射撃武装による攻撃をなんとか回避した影清だが、その隙をついてグリフィンは距離を一気に縮めた。
(!き、来たっ!ここでやるしか・・・!)
「おりゃあっ!」
ブォン! スーッ スカッ
「へっ?!」
影清はグリフィンの放った浮遊ナックルを
(今だ!)
「せぇやっ!」
ブゥン! ズギィャァン!
仰向けになった勢いで縦回転し、咄嗟に逆手持ちした剣でグリフィンの右足装甲を斬り上げた。
「!くっ!このぉっ!」
フォッ! スッ スカッ
「っ、はぁっ!」
グンッ! ギンッ!
「っ!あぁもう、動きが気持ち悪い!」
剣を振り抜いた姿勢の影清に左脚による蹴りで反撃しようとしたグリフィンだったが、影清は今度はうつ伏せの体勢になるように避けて、その体勢のまま降下しながら剣を持ち直し、左肩に構えて両手で振り下ろすも、グリフィンは反撃を嫌って咄嗟に離脱しようとしたため左腕装甲の手の甲に切り傷をつける結果となった。
(やっぱダリルさんの言った通りだ!これなら通用する!)
ダリルは影清と特訓を重ねる内に、影清の姿勢制御能力がズバ抜けていることに気が付いた。そして、前回の次の特訓時に影清にそれを(物理的に)教えたのだ!しかし・・・。
「ならこれで!」
(よし!まだ接近戦にこだわるなら!)
ブォン! スッ
右の浮遊ナックルによる攻撃に対し身体を左に逸らすことで対応した影清、
—しかし、グリフィンはそれを瞬時に読んで、突き出した腕を軸に縦回転し、影清にオーバーヘッドキックをお見舞いした。
グルン ズガァァン!
「っガッァッ!!?」
回避に専念し、カウンターを狙った影清に痛恨の一撃が入った。そしてその一撃により勝敗は決した。
『打鉄、シールドエネルギーゼロ。勝者、グリフィン・レッドラム。』
〜おまけ〜
「・・・カゲキヨ、ちょっと逆さまに浮いてくんねぇか?」
「いや、どんな注文だよ!?まぁ、やるけどさ・・・。」
「よっと、・・・これでいい?これ気持ち悪いから早くやm「じゃそのまんまで始めるぞー。」
「ちょっ、ちょっと待tうおぉわっ!な、何の意味があるんだよコレぇ!?」
「はぁっ、はぁっ、な、何だったんだ・・・。」
「・・・やっぱりな、カゲキヨ、オマエ、オレの攻撃避けるとき
「え?そ、それが何だってんだよ、はぁっ、はあっ。」
「要するにだな・・・、オマエはどんな姿勢でも普通に相手の動きに対応できるってわけだ。もっと簡単に言えばどんな飛び方しても姿勢を崩しにくいってことだ。」
「!そ、それって結構すごい武器になるんじゃ・・・!ちょっとは上達してたってことかな?」
「いや、オレと模擬戦やったときには回転しながら直進できてたから努力とかじゃなく才能ってところが大きいんじゃねぇか?」
「・・・あれ、まぐれかと思ったけど違ったのか・・。」
「ま、慣れるに越したコトはねぇな、っつーわけで次は仰向けになれ。」
「わ、わかった、よいしょ・・で、なにをすr・・・あ、あのダリルさん?何で上から銃口四つも向けt」
ガガガガガガガガガガガガ!
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
・・・あんまり俺TUEEはしたくないんだけどこうでもしなきゃ張り合えなさそうなので姿勢制御能力だけは高くしました。え?それ以外?ち、ちょっと近接戦が強いぐらい?ま、まぁ、その道のエキスパートが相手なら手も足も出ませんから()。
影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)
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槍
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鎌
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斧
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今言ったの全部乗せ
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ナシ