感想欄を見る限り、戦闘描写を楽しみにしている人もいないわけではないため、今回、影清くんの戦闘描写を一話に纏められないことに申し訳なく思ったので、このように綴らせて頂きました。ちなみに2組の代表となった生徒は原作の序盤の方で一夏君にISの操縦を教えようとして箒さんに邪魔されてしまった人です。意見によっては今後出番があったときに、オリ設定でも名前を付けることを考えています。
・・・というわけで、今回はクラス対抗戦決勝となります。それではどうぞ!
時はグリフィンとの試合を行った翌日まで進み、3位決定戦を終えた影清は、虚、ダリルと共にクラス対抗戦決勝が行われるアリーナの観客席に座っていた。
「いよいよ決勝か、グリフィンさんの相手って確か・・・。」
「ギリシャ代表候補生のベルベット・ヘルさんですね。先日の試合映像を見る限り、脚部から射出される2種のミサイルを駆使して勝利を納めていましたが・・・。」
「武装がそれだけなわけねぇだろうからな。あのヤロウ、この試合に勝つために敢えてそれしか使わなかったんだろうな。」
「・・一番気になるのは昨日の試合では
グリフィンの対戦相手であるベルベットについて考察する影清達。その談義はアリーナ内にグリフィンとベルベットの両名が入ってきたことにより打ち切られた。なお、観客席からは、アリーナ内での会話等はあまり聴こえておらず、グリフィンが気さくに話しかけ、ベルベットがそれを軽くあしらった程度しか情報を得られなかった。
「それでは両者所定の位置に着いているようなのでカウントを開始します。」
それから少し経ってから試合開始までのカウントダウンが始まり、影清達はアリーナ内の様子に注目し、グリフィンとベルベットは互いに睨み合っており、カウントはすでに3秒を切っていた。
『3、2、1』
カウントがゼロになった瞬間、両者互いに射撃武装を展開したが、弾幕の数ではベルベットに分があるため、グリフィンの方が負担は大きかった。不利を脱却するため、グリフィンは射撃ユニットによる銃撃を中止し、浮遊ナックルでミサイルを撃ち落としつつ、ベルベットへの接近を試みた。対してベルベットは、グリフィンが接近戦を仕掛けると予想し、両脚部のミサイルポッドのリロードにディレイをつけ、絶え間無くミサイルを浴びせることにより、グリフィンを牽制するも、その分弾幕が薄くなったため、グリフィンはそのチャンスを逃さす一気に距離を詰め、籠手調べの浮遊ナックルによる攻撃を試みた。しかし—。
「オイオイ、ちょっと出すのが早過ぎるんじゃねぇか?」
「あれは、ハルバードですね。なるほど重さがネックですが中距離にも対応でき、相手を弾き飛ばすのであれば確かに厄介ですね。」
「じゅ、重武装のオンパレードじゃないか!?というかグリフィンさんの武装が!」
ベルベットはグリフィンの浮遊ナックルをハルバードによる横薙ぎで身体を後ろに引きながら対処し、ミサイルのダメージも蓄積していたグリフィンの浮遊ナックルの指は全て破損していた。そして距離が離れたため、ベルベットはミサイルの射出を再開し、グリフィンはもう片方の浮遊ナックルを用いながら、ミサイルを避け続けた。
「ま、まずいんじゃないか?!このままだとジリ貧じゃ・・・て、あれ?あの浮遊ナックル、
「ふむ、恐らくグリフィンさんのISの特殊武装かも知れませんね。」
「え?てことは・・・。」
「まぁ
「!た、確かに。ただ再生できるなら他の装甲の修復も可能なはず・・・、い、いや、もしかしたら特定の材質だけ生成してるのか?」
ベルベットの弾幕に、グリフィンが浮遊ナックルで対応したのは数回のチャンスを作り出すためではなく、一部分だけなら修復可能なためだった。
グリフィンのISは第三世代に区分されており、その特徴はイメージ・インターフェースによって特殊な武装の運用を可能にできる点にある。グリフィンのISの特殊武装『ダイヤモンド・ダスト』は超硬質の物体を生成することができ、浮遊ナックルの指も同じ材質でできているので、破損しても補強することが可能であり、応用性は非常に高いが、現在第三世代のISは総じて実験機であるため、まだまだ欠陥があり、グリフィンのISの場合は、燃費が悪いため
さて、試合状況は、グリフィンがミサイルの対処に慣れ、浮遊ナックルの負担が軽減されたことにより、シールドエネルギーの減りも落ち着いてきた。逆にベルベットは、弾幕を薄くしたとはいえミサイルを撃ち続けていたため、ミサイルの残弾が残り少なくなっていた。
そして、ベルベットの弾幕が非常に薄くなったときに形勢が逆転した。グリフィンは、ミサイルを余裕を持って避けつつ、ベルベットに接近戦を持ち込んだ。ベルベットもただでやられるわけにはいかず、ハルバードを出して応戦するが、グリフィンの格闘センスに翻弄され、シールドエネルギーを大きく削られていた。なんとかハルバードの柄を当て、少し距離を離せたが、グリフィンはその距離をすぐに詰めようと再度接近しようとし—。
『テンカラット・ダイヤモンド、シールドエネルギーゼロ。勝者、ベルベット・ヘル』
「な!?そんな、あとちょっとだったのに・・・。」
「なるほどな、早々に近接武装を使ったのはこれが狙いか。」
ベルベットはグリフィンとの距離を離し、また接近戦に持ち込まれそうになった瞬間、脚部中央から榴弾を放った。至近距離で放たれたそれは、直進していたグリフィンには避けようがなく、残量10%強のシールドエネルギーを根こそぎ持っていった。
脚部中央、そしてその両側のコンテナに搭載された射撃武装により相手を殲滅するIS、それがベルベットの専用機『ヘル・アンド・ヘヴン』である。
こうして、クラス対抗戦は3組の優勝で幕を閉じた。
〜おまけ〜
3位決定戦
「きょ、今日はよろしくお願い致します。」
「えぇ、こちらこそ。お互いベストを尽くしましょ。」
「よっ、ほっ、!っと。」
「く、くそっ、捉えづらい!なんでそんなにヌルヌル動けるのよ!」
「もらった!って、え?!ちょっ、ちょっと・・・キャア!?」
『ラファール・リヴァイヴ、シールドエネルギーゼロ。勝者、影清 道。』
「ふぅ、よかった、勝てた・・・。あの、ありがとうございました!色々参考になりました。」
「え、えぇ、・・・というかアナタよくアレ対応出来たわね、完全に上とってたのに、急に仰向けになってカウンターしてくるからビックリしたわ。」
「まぁ、唯一の長所みたいなものですからね。あ、ピットまで肩貸しましょうか?」
「ありがとう。じゃ、お言葉に甘えて。」
・・う〜ん、影清くん主体の視点で書いてるから、ちょっと試合描写のナレーション率高くなってしまいました・・・。この話の書き直し、かなり規模大きくなりそうだな・・・。そうそう、アンケートの話になるんですがアキブレ基準の年号になった場合、タイトル変更しようと思ったんですが、それについてはまた別でアンケとろうと思います。
影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)
-
槍
-
鎌
-
斧
-
今言ったの全部乗せ
-
ナシ