なんか、一話から見直そうとしたら創作意欲が勝って新話書いてしまった・・・。作業また大変になるなぁ、プロフィール更新も結構さぼっちゃったし。まぁ、やり甲斐あるんでいいんですけどね!()
それではどうぞ!
「あ・・・海か・・・。」
目を覚ました影清は、バスの窓から見える海を見て小さく呟いた。
今日から二泊三日の臨海学校が行われ、現在、影清含む1組は、クラスごとに割り振られたバスに乗って移動している最中である。窓からは海が見え、周りのざわつきも一段と大きくなっている。
「あ、道さん、おはようございます。サービスエリアからずっと寝ていましたね。」
「・・・おはよ、虚さん。・・・あ、まだボーッとしてる。」
「お、やっと起きたか。ったく、弄れるやつがいなくなって退屈だったぜ。」
「あぁそう・・・・・・水・・・。」
「・・・コイツ脱力してるとホントマイペースだな。」
それからもうしばらくして、バスが旅館に着き、各自荷物を下ろして女将さんに挨拶した。
「はーい皆さん、こちらの方が今日泊めてくださる花月荘の女将さん、
『よろしくお願いします!』
「はい、皆さん、遠路遥々ようこそいらっしゃいました。ご紹介に預かった清洲 景子です。皆さんが快適に泊まれるように、力を尽くしますので、どうかごゆっくりしていってください。」
挨拶を終え、生徒等は自分に割り振られた部屋に荷物を置きに行ったが、影清の部屋だけ記載が無かったのだ。
(・・・あ、あれ?どっかで見落としたかな・・・?)
「あ、影清君!ちょっと来てくれますか?影清君の部屋についてなんですけど・・・。」
「は、はい!」
山田先生は、影清を呼び止めてそのままついて来させ、教員に割り振られた部屋の近くで止まった。
「影清君の部屋は、教員部屋の隣にしました。年頃の女子と同じ部屋に居るのはダメですから、私達の目が届きやすいところが良いと思ったんですけど、問題ありませんか?」
「い、いえ、全然問題無いです!」
「何かあったら、先生か女将さんに報告してくださいね。では道君、臨海学校楽しんでくださいね!」
「はい!ありがとうございました!」
山田先生と別れ、荷物を自室に置いて水着に着替えた影清は、海へと向かって行った。海はもうすでにIS学園生でいっぱいとなっており、影清はできるだけ視界に入れないようにした。
(ダメだ、やっぱり女子の水着姿には慣れない・・・!)
「トオル?そんなところで何をしているのかしら?」
「!・・ベルベットさんか。いや、今来たばかりなんだけど・・・。」
水着姿を直視できず、あまり人気のないところで立ち往生してた影清にベルベットが話しかけた。今のベルベットの格好は、先日購入したハイネックビキニとパレオに、麦わら帽子を被ったものとなっている。
「そう、なにやらオロオロしてたから、マズイことでもあったのかと思ったわ。」
「別にそんなことは・・・って、ベルベットさん、麦わら帽子はともかく
「・・・これは待機形態よ、専用機の。」
「え、あっ、そうなの!?いや、てっきりただのメガネかと・・・。」
ベルベットが普段着用しているメガネは仮の姿で、その正体はベルベットの専用IS『ヘル・アンド・ヘヴン』である。なぜメガネになっているのかを説明する前に、まず、ISのある機能について解説させてもらおう。
ISのコアには「自己進化」というAIのような学習機能があり、経験の蓄積によって性能や装甲の形状を変える「
そのため、「形態変化」の恩恵を受けれるのは原則専用機だけということになる。・・・細かいことは少し省いて結論をいうと、この「形態変化」により「
ちなみに「
「別に視力が悪いわけじゃないわ。ただ、ネットとかで調べ物をするときは良くメガネを着用してたから、その影響かもしれないわね。」
「そ、そうなんだ・・・。」
(なんか、理由が庶民的というか・・・そんなものなのか?)
実際四六時中持ち運ぶことになるため、日用品とかアクセサリーとかの方が良いことに変わりはない。
「ところでトオル、貴方これからどうするの?」
「え?あぁ、そりゃ勿論泳ぎに行くよ。その後は砂浜でゆっくりしようとは思ってるけど。」
「そう、じゃあ、私はもう行かせてもらうわ。クラスの子との用事もあるから。」
「わかった、じゃあねベルベットさん。」
「えぇ、また。」
ベルベットに別れを告げた影清は、海辺へと向かい、海水浴を楽しんでいたが、しばらくすると—。
「トーオールー!」
バシャァーン!
「ぶぇぅわぁ!?っ!ペッペッ!・・な、何すんだ!?」
「いやーゴメンゴメン。つい、ね?」
「つい、じゃないって・・・、次は勘弁してよ。」
海に足が浸かったタイミングでタンキニ姿のグリフィンが接近し、バケツいっぱいの海水を影清の頭からぶちまけた。海水が目や口に入った影清は、誰がやったかのか見えない状況だったが、声でグリフィンだと判断した。
「わかったわかった。それよりトオル、今からスイカ割りするんだけど、トオルもやる?」
「・・・やる。」
「よしわかった!おーい、一人追加でー!」
グリフィンからスイカ割りの誘いを受けた影清は、少し不機嫌そうに返事し、海から上がった。順番はジャンケンで決め、見事ビリとなった影清がトップバッターとなった。
「そーれ、グルグルグル〜♪」
「ちょっ、回しすぎだって、目が、目が回る!」
「大丈夫大丈夫。こんぐらいやらないとスイカの位置わかっちゃうからね。じゃ、頑張ってね。」
「・・・うーし、やるか。」
「よーい、スタート!」
(・・・とりあえず前進むか。)
「あ、右!右に回って!」 「いやちょっとだけ斜め向いてー!」 「大股3歩!・・あぁ、行き過ぎ行き過ぎ!」
(動くたびに指示飛んでくるから何がなんやら。意外と難しいなコレ。)
4組の面々からの指示に困惑しながらも従う影清。的外れではないため、スイカとの距離は縮まってはいた。
「ストップ、ちょっと右側に!・・そうそこ!そこにある!」
(・・・ほんとか?まぁ振るけど。)
「ふぅ・・・セェャ!」
ビュン ヂッ!
「ん?当たった?」
影清が振り下ろした棒はスイカには命中したものの、少し右にずれ過ぎていたため、皮を削るだけにとどまった。
「あぁ、惜しい!かすっただけか・・・!」 「まぁ、最初はそんなものだって。」 「・・・ねぇ、スイカ、抉れてない?」
「お疲れ、トオル!」
「ありがとうグリフィンさん。っと、次って誰だったっけ?」
「あぁ、次は—。」
その後、何人か失敗したが、グリフィンが見事スイカを割り、ある程度分けておいしくいただいた。
「じゃあトオル、またね!」
「あぁ、じゃあまた。」
(思ったより時間潰せたな。ちょっと休むか。)
グリフィンと4組の面々と別れた影清は、海辺から少し離れたところで自前のシートを広げ、そこに寝っ転がった。そして、その様子を見つめる人影があったのだが、眠りに落ちてしまった影清には、知るよしもなかった。
・・・これ、一日の流れ書くの苦労しそうだな。正確な時間書いていないとしても時間の流れとかは割と大事にしてるので・・・、まぁ、めんどくさくなったら時間飛ばしたり、影清くんを眠りにつかせて尺稼ぎしているのですが()
あと、章分けについてのアンケートの結果は、活動報告に書くつもりなので、本当に暇な人は是非ご覧になって見てください!
影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)
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槍
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鎌
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斧
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今言ったの全部乗せ
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ナシ