IS原作っていつスタートだっけ?   作:鮭のKan2me

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 祝!20000UA突破!まさか一ヶ月程でここまで多くの方に読まれるとは思いもしませんでした!書き始めた頃は、UA4桁ぐらいいけばいい方かなー、とか思っていました!まあ、ハーメルンの性質上、新しく投稿された小説が目につきやすいのはわかりますが、それでも嬉しいです!!
 スマ○ラやってると、よくベクトルという単語を聞くんですが、数学の分野だと結構難しい部類だと思うので、ゲームを通じて興味を持たせるのは流石だと思います!(なお、勉強の意欲が上がるとは言ってない。)
 それではどうぞ!

 


33:急にベクトル変更しないで

 臨海学校二日目、IS学園の生徒等は、ISスーツを着用して砂浜に整列していた。

 

 

「はーい、皆さん集まっているようですね!それでは、ISのパッケージについての実習を始めます!各自グループに分かれてください!」

 

 

 山田先生の号令により、あらかじめ決められていたグループを作る生徒達。なお、専用機持ちは別件があるため、グループとは別に集まっている。

 ここで、今日の実習内容である「パッケージ」について説明させて頂こう。パッケージとは、ISの換装装備、又は追加装備を指しており、状況に応じたカスタムを可能とするものである。

 例として、量産機・打鉄には、初期武装として刀剣とアサルトライフルの二種が搭載されている。だが、これだけでは打鉄の「拡張領域(バススロット)」と呼ばれる、武装を量子化して収納するための容量には、まだ余裕がある。

 そこで、影清がトーナメントでやったように、蛇腹剣や盾等を追加して、多様性を持たせるのが一般的なのだが、今回の授業で扱うパッケージというものは、使用用途が明確なものを指す。前者と後者で何が違うのかというと、前者は武装を増やすことであらゆる局面に対応しようとしていたが、後者は特定の局面で活躍できるように装備やその作りを厳選されたものである。

 ・・・もう少しわかりやすい例を出そう。遠くの標的を狙い撃つことを目標としたとき、前者なら狙撃銃一丁を追加するだけだが、後者は確実に狙い撃てるように銃身の固定、ブレの減少、標的をロックオンするためのシステム等、狙撃成功率を上げるためのユニット一式を詰め込むのだ。

 簡潔に纏めると、ある物事に特化した装備セット(・・・・・・・・・・・・・・)である。ちなみにここ、IS学園の期末テストに出ます。

 

 

「あ、影清くーん!こっちこっちー!」

 

 

「はーい!今行きます!」

 

 

 自分が集まるグループの生徒に呼ばれた影清は、駆け足でその生徒等の元へ向かった。すでにグループの殆どが集まっており、先に少しでも実習準備を進めようとした矢先、山田先生がこちらに近づいて来た。

 

 

「あ、Bグループの皆さん!その、影清君は今日予定が変わって、別行動することになってしまいました!」

 

 

「え?」

 

 

「申し訳ありませんが、一人欠けた状態で実習を続けて欲しいのですが・・・あ、先生で良ければ手伝いますよ?」

 

 

「いえいえ、大丈夫ですよ、やまや先生!影清君にも何か事情があるみたいですし、仕方ありませんよ。」

 

 

「そうそう、やまやセンセーがこっち手伝っちゃったら、影清君の用事とかにも支障出るかも知れませんし、わからないとこあったら他のグループか先生にでも聞きますって!」

 

 

「み、皆さん、ありがとうございます!あと、教師をあだ名で呼ぶのはちょっと・・・。」

 

 

「じゃあ、やまピーセンセーとかどうですか!」

 

 

「いやいや、マヤヤ先生とかは?」

 

 

「も、もう!ダメですよ!ちゃんと名前で呼んでください!」

 

 

「あ、あの、山田先生。そろそろ急いだ方が良いのでは・・・。」

 

 

「あ!そ、そうでした!では皆さん、実習頑張ってくださいね!」

 

 

「あー、その、ごめんなさい皆さん!迷惑かけちゃって・・・。」

 

 

「大丈夫大丈夫!今度スイーツ奢ってくれるだけでいいから!」

 

 

「・・・わ、わかった、じゃあそれで埋め合わせるってことで。」

 

 

 共に実習をするはずだったグループのメンバーに別れを告げ、山田先生について行く影清。生徒等から離れたところで、山田先生が話しを切り出した。

 

 

「ごめんなさい影清君!折角の実習なのに・・・実は、倉持技研から試験武装が届いていて・・。」

 

 

「!!し、試験武装、ですか?」

 

 

「はい、影清君の専用機に搭載される予定の武装なんですが、少し特殊な武装なので、本人の意見も取り入れたいということで・・。」

 

 

 山田先生が、影清の実習を中断させてまで呼び出したのは、倉持技研から運ばれた試験武装のテストをするためであった。しかし、何故生徒等から離れる必要があったのかというと、理由は二つ。

 一つは、安全性のため。今回送られてきた武装は、試験段階であり、たった一つの手違いで暴発してしまう危険性もないとは言えないため、周りに被害を出さないためのせめてもの処置である。

 もう一つは、専用機についてだ。影清が専用機を受諾することは、広く知れ渡っているが、それに良い顔をする者は多くない。そもそも、専用機というものは、代表候補生でも一握りの実力者に授与されることが多く、ISに触って数ヶ月ぐらいの素人、つまり、影清が専用機を得ることに不満を抱く者が出てくるのは当然といえる。これは、影清がISの操縦において天才ともいえる実力を持っていたとしても変わらないだろう。そのため、IS学園の生徒等には、試験武装とはいえ、専用機に関する事柄を堂々と目にさせることは、色々と不都合なので、あまり目立たない場所に移動することが必要とされるのだ。

 山田先生と影清が向かった先に待ち受けていたのは、IS・打鉄と、その隣にある真四角のコンテナ、そして、その前に佇むヒカルノであった。

 

 

「おぉ!久しぶりだね山田君!そして、影清君!」

 

 

「あ、どうも。」

 

 

「お久しぶりです、ヒカルノさん。待たせてしまって申し訳ありません。」

 

 

「いやいや、半分アポ無しで来たようなものだ。気にしなくていいとも。それはともかく、早く試験武装のテストをしようじゃないか!より良くするためにも色々意見を聞かせて欲しいしね!」

 

 

「は、はい!では、乗りますね。」

 

 

 ヒカルノに急かされ、影清は打鉄に乗る準備を始め、その間に、ヒカルノはコンテナのロックを解除して、すぐにでもテストを始められるようにしていた。

 

 

「さて、影清君。準備はいいかな?」

 

 

「は、はい、いつでも。」

 

 

「よーし、なら早速始めよう!まずはコレを使ってみてくれ!」

 

 

 ヒカルノは、コンテナの端末を操作することで、コンテナを変形させ、武装が剥き出しとなっている状態にした。そこには、剣、盾、それにバズーカがセットされており、剣が、開かれたコンテナのパネルのレールに沿って、影清の方へ移動していった。

 

 

「こ、これは?」

 

 

「ふっふっふっ、それは蛇腹剣『朧矢(おぼろや)』!トーナメントの時に蛇腹剣を使用していたようだけど、ただ剣としてしか使っていなかったからね。ここで改めてデータを取らせてもらうというわけだ。分割は、イメージインターフェースに接続することでいつでも可能なんだが、時間が惜しいのでもう一つの方法でやってみようか!」

 

 

 影清が手にした蛇腹剣「朧矢」。形状は片刃の直剣で、どちらかといえば刀に近いかもしれない。その刃は赤く光っており、灰色の刀身にも一本の赤い斜め線が走っていた。剣には一定の感覚でくの字の切れ目が幾つか入っている。さらに特徴的なのは、刃の無い方向の鍔に、押しボタン式の四角いスイッチがあることだ。

 

 

「あの・・・もしかしてこの赤いスイッチですか?」

 

 

「そうそう、察しがいいね!じゃ、早速押してみよー!」

 

 

「はい・・・。」

 

 

グッ

 

 

バシュッッ!!

 

 

「うおぉっ!?」

 

 

 ヒカルノに言われるまま、影清は剣を持っている右手の親指でスイッチを押した。その瞬間、刀身が勢いよく伸び、影清の身体はその反動で後ろに下がった・・・かと思えば、内蔵されたワイヤーが伸び切ったことにより、今度は前に引っ張られた。

 

 

グンッ!

 

 

「ぉぉわぁ?!」

 

 

ドシャーン!

 

 

「か、影清君!?」

 

 

「おー、盛大に転んだな。大丈夫か、影清君?」

 

 

「な、なんとか・・・、よいしょっと。」

 

 

 剣に引っ張られて前に倒れた影清は、剣をちゃんと握っていることを確認して立ち上がった。

 

 

「い、いやー、ビックリした・・・。あの、ヒカルノさん。こうなるなら先に言って欲しかったです・・・。」

 

 

「あはは、ゴメンゴメン。ちょっと気が逸っちゃってね。じゃあ今度は戻して見ようか。もう一度スイッチを押してごらん。」

 

 

(・・・不安だ。)

 

 

 先ほどの例があるため、渋々とスイッチを押した影清。案の定、ワイヤーが勢いよく巻き取られていき、刃が戻ると、大きな反動が影清を襲った。しかし、身構えていたこともあり、今度は体制を崩すことはなかった。

 

 

ガチン!

 

 

「っ!っと。」

 

 

「ふむ、意識してれば体制は崩しにくいかな?・・・それはそうとして、どうだ影清君!わざわざ振らなくても遠くの敵を攻撃できるように射出式にしてみたんだが、感想はどうだ!」

 

 

「い、いや、かなりじゃじゃ馬だと思いますよ?ここまで反動があると、姿勢制御も難しいですし・・・まぁ、奇襲性は高いと思うので、全然悪くないと思います。」

 

 

(それにメチャクチャカッコいい!もしかしてこの人、男の浪漫をわかっているのか?)

 

 

 影清は、ヒカルノに蛇腹剣の射出機能についての感想を述べたのだが、多分心の声で言ったことが半分占めてると思われる。影清の感想を聞いたヒカルノは、メモを取りながら返答する。

 

 

「なるほどなるほど!反動か!性能については中々バランスが取れていると自負していたのだが、そうかそうか。なら、刀身とワイヤーを伸ばすか、スタビライザーを使うか・・・いや、これは持ち帰ろう・・・って、あぁ、そういうことか!」

 

 

「な、何か良い方法が?」

 

 

「いや、それは今纏まっていないんだが、そもそも(・・・・)打鉄で使用することを想定していなかったよ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)!いやー、失敬失敬。ま、反動の軽減についてはまだまだ試行錯誤させてもらうよ。それじゃあ次行ってみよー!」

 

 

 そういって次の武装を取り出そうとしたヒカルノ。しかし、武器を取り替える前に、まだ蛇腹剣を分割させた状態で扱っていなかったため、再度同じ工程で刃を分割して剣を適当に振ることでデータを取った。なお、反動で倒れるようなことはもうなかった。




 後半に続く・・・!いや、これ以上書くと文章量えげつなくなりますし、時間も相応にかかりそうなので・・・。
 蛇腹剣のデザインは、○F7のバ○○ーソードをベースにしました。・・・一応相違点を言うとすれば、穴がないのと、鍔と剣の横幅がもうちょっとストレートになった感じですかね。後は今回の内容と照らし合わせてみてください!
 アンケート、追加無し派と両方追加派で拮抗してる・・・!
 ・・・ちょっと不安になってきたので、一応言わせて頂きますが、万が一、自分の投票した結果が反映されなくても、まだまだご愛読し続けて頂ければな、と思っています。そりゃ途中でオリキャラ追加とか自分もあまりしたくありませんが、かといって現在の生徒会長と一回も面識ないのも不自然過ぎると思ったので・・・、ま、追加無しになったとしても、最終手段ありますからね!え、なんのことかって?やだなぁ、タグにもあるじゃないですか!
 『ご都合主義』
・・・あの、これホントに最終手段ですからね?

影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)

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