それではどうぞ!
39:大人は経験豊富
夏休み。殆どの生徒が実家に帰省している中、影清はIS学園にて、夏休みを過ごしていた。
「—んっ、んっ・・・っはぁー。いやー、お茶ありがとうございます。こんなに暑いと、喉渇きやすくって。」
「いえいえ、この老人の頼みを聞いてくれた礼ですよ。ささ、もう一杯いかがですかな?」
影清は、現在用務員室でお茶を頂いていた。
数分前、気分転換に外を歩いていると、偶々通りすがった用務員さんが、荷物運びを手伝ってくれないかと影清に頼み、影清はそれを快く引き受けた。そして、その礼として、お茶をご馳走になっているのである。ちなみに茶菓子もある。
「あ、ありがとうございます!・・・それにしても、あの荷物何だったんです?」
「あぁ、アレですか。私は、何かの機材、という事だけ聞いていますが、世の中知らない方が良いこともありますからねぇ。詮索は程々にしてるのですよ。」
「そ、そうですか。」
「ところで影清君、学校生活は楽しめていますかな?ここの男性といったら、影清君と私ぐらいなものですからね。何か、女性に対して言いづらい悩み事でもあれば、この老人で良いなら相談に乗りますよ?」
「い、いえ、特にそういうのは・・・あ、強いていうなら、視線、ですかね・・・。」
「おや、視線ですか。もう三ヶ月程経ちますが、まだ奇異の目で見られているのですかな?」
「あ、いえ、僕に向けられた視線じゃなくて、その・・・ちゃんと、顔以外見ないように意識しないといけないので・・・。」
「あぁ、なるほどそういうことでしたか。女性はそういう視線に敏感ですからね。私ほど年をとれば、そういうことも少なくなりますが、若い内だと中々大変でしょう。相手の目をちゃんと見ることは大事なので、社会勉強だと思って頑張ってみてください。」
「は、はい。」
それから少しして、用務員室を後にした影清。あと、去り際に用務員さんが茶菓子を包んで影清に持たせた。
自室に戻った影清は、中断していた作業に取り掛かった。
「・・・気分転換で散歩してみるもんだな。おかげでネタ見つかったし。えーと、これで臨海学校と
・・・テストかぁ。あ、赤点取ってないだけマシな筈・・・!」
カキカキ
影清が中断してた作業とは、両親に宛てた手紙の執筆である。何をどう書こうか悩んだ結果、一端切り上げてリラックスするために外出していたのだ。
「・・・そうだ、前の手紙、どんなんだっけ?」
両親から送られてきた手紙に対し自分の手紙で返事するため、両親の手紙の内容を確認する影清。なお、重要人物保護プログラムによって夫婦といえど離れ離れにされているため、手紙はそれぞれに送られる。そんなわけで、影清の元には父と母、二人分の手紙が送られてきている。
父の手紙は、簡素ではあるが、息災であるかはちゃんと確認を取り、影清の手紙の内容についてもちゃんと触れている。一方、母の方は、父の手紙の内容に加え、彼女はできたのかだとか、もうキスはしたのか等、影清の恋愛事情について興味津々であった。
「ははっ、そういやそんな感じだった。・・・まーた彼女か、そんなできるわけないって。まあ、独身になるつもりもないけどさ。・・・うん、こんなとこかな。」
手紙を書き終え、それらを封筒に入れた影清は、職員室に向かった。ちなみに、父と母それぞれに送るため、ほぼ同じの内容の手紙を二つ用意している。
「じゃあ、お願いしますね、山田先生。」
「はい!今回もちゃんとご両親に届けますので、安心してくださいね!」
影清から手紙を受け取った山田先生は、そのまま他所に向かった。別に山田先生が直接送るわけではなく、重要人物保護プログラム関係の人が手紙を経由している。山田先生があんな風に言ったのは、両親と会えなくなった影清に対する、一種の励ましなのかもしれない。
山田先生を見送った影清は、そのまま自室へと戻り、今日を勉強とトレーニングで終えた。
まさか前話に書いた手紙の伏線をこんなに早く回収するとは想定外でした・・・。用務員さん、一体どんな人生送ってきたんでしょうね()
アンケート、追加無し派の勢力が強まってますね!アンケについて、オリキャラに関することばかり言ってましたが、追加無しになったときのこともちゃんと考えてあります!一応、アンケ結果による学園祭のルート分岐載っけますね。
オリキャラだけ:生徒会長(オリキャラ)に案を提出。2組代表の出番無し。
オリ設定のみ:山田先生に案を提出。2組代表再登場。
両方追加:生徒会長(オリキャラ)に案を提出。2組代表再登場。
追加無し:山田先生に案を提出。2組代表の出番無し。
影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)
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槍
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鎌
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斧
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今言ったの全部乗せ
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ナシ