IS原作っていつスタートだっけ?   作:鮭のKan2me

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 本小説のキャノンボール・ファストのラップ数は3です。
・・・以上!

 


52:白熱する試合×テンション高い実況=ベストマッチ!

 キャノンボール・ファスト当日、IS学園から市外の特設アリーナへと移動した影清等専用機持ちは、ISスーツに着替えてレースの様子を見守っていた。

 

 

「うわ、やっぱ3年にもなると瞬間加速の精度高いな。今のとこ全員ミスってない。」

 

 

「だろうな。今参加してんのは先輩の中でも指折りの実力者が多いんだろうよ、それもキャノンボール・ファストのな。その証拠に後ろのヤツの方が武装の扱いは上手いぜ。」

 

 

「そうね、今出場してる人の中でもまともにやって勝てるのは半分、といったところかしら。だけど、勝利条件そのものが違うもの。差がついても何の不思議もないわ。私達にとっても良い教材になるわね。」

 

 

「ま、私達の場合、専用機の性能も関わってくるけどね。その分駆け引きも必要になってくるし、結構良い勝負になるんじゃない?」

 

 

 影清含む専用機持ち4人はモニターを見ながら談笑してるものの、緊張感は張り詰めたままであった。それそのはず、今見てるレースが終われば、次は自分達の番なのだから。

 

 

「おっと、もう最終ラップか。時間はあるが、準備するに越したことはねぇな。」

 

 

「アレ?ダリルもう行くんだ。私は最後まで見てくけど。」

 

 

「まぁな、ベルベットにカゲキヨ、オマエらはどうする?」

 

 

「私もグリフィンと一緒よ。機体のチェックも殆ど終わらせていることだし。」

 

 

「僕も大丈夫かな?朝一で倉持技研の人に整備してもらったし・・・。」

 

 

「なんだオレ一人か、連れねぇなぁ。ま、だからどうってこともないけどな!じゃ、また後でな。」

 

 

 そういってダリルは一足先にこの場を去っていった。残った影清等もレースを見届け、最後の調整をしにピットへ向かって行った。

 

 

「武装よし、スラスターよし、蜃気楼もオールグリーン。あ、あとコレか。急に追加してくるもんだから忘れるところだった・・・。一応全部問題なしと。」

 

 

『出場する選手の皆様は、準備ができ次第スタートラインにお集まりください。』

 

 

「・・・よし、行くか!」

 

 

 スラスターを噴かしてピットからアリーナへと飛び立つ影清。スタートラインにはすでにダリルの姿があり、影清の後からグリフィン、ベルベットと続いて出場する選手がここに揃った。それから暫くして、テンションの高いアナウンスが流れ始めた。

 

 

『さぁ、IS学園主催のキャノンボール・ファストも残すところ半分となった!折り返し地点を務めるのは期待の新人、一年の専用機持ち達だー!!』

 

 

 ワァァァァ!!

 

 

『まずは第一コーナー、ダリル・ケイシー!!専用機はヘル・ハウンド!銃弾の雨と近接戦闘で盤面を掻き乱すこと間違いなし!

 お次に第二コーナー、グリフィン・レッドラム!!専用機、ダイヤモンド・ダスト!その強大な手とダイヤの如き硬質物体は崩せるものなのか!

 第三コーナーはベルベット・ヘル!!専用機、ヘル・アンド・ヘヴン!脚部のポッドから放たれるミサイルと氷結能力が生み出すは正に地獄絵図!

 そして第四コーナー、影清 道!!専用機は灰楼!このメンバーの中で唯一代表候補生ではなく、女性ですらない!世界にただ一人の男性操縦者だ!全身に取り付けられたスラスターで妨害の嵐をどう乗り越えるか!

 ・・・長らくお待たせしました。一年生専用機持ちの部、まもなく開始となります!!』

 

 

 アナウンスの言葉を皮切りに、上空に浮かぶシグナルに明かりが灯った。それと同時にいつでも飛び出せるよう構える影清達。ちなみに、武装は初手を悟らせないため展開していない。シグナルが進んで行き、一番下の色違いに差し掛かった。

 

 

 ピーーー!

 

 

 ギュオォォン!ギュオ、ギュォォン

 

 

(こいっ、幽牢っ!)

 

 

 ジャコッ! ガコン! ジャキッ!

 

 

 スタートと同時に幽牢を取り出す影清。それと同時にダリル、グリフィンは銃を構え、ベルベットはミサイルポッドを開いた。他3人より出遅れた影清は、幽牢を前に構えようとするも、ダリルが反転して影清に銃弾の雨を浴びせた。

 

 

 ババババババッ!

 

 

「ぐっ!このっ!」

 

 

 バシュウ!ボォン!!

 

 

『おーっと、開幕からもの凄い弾幕戦だー!だが道選手、ダリル選手の弾幕のせいか地面に向かって撃ったぞー!?』

 

 

 幽牢に搭載された特殊弾をがむしゃらに撃とうとした影清だが、ダリルの放った銃弾によって砲身をうまく上げれず、地面に向かって放つことになってしまった。

 

 

 モクモクモクモクモク

 

 

『おっとぉ、いきなり物凄い煙がぁ!?これは道選手の仕業かぁ!?』

 

 

 影清が幽牢に装填したのは煙幕弾。着弾するなり大量の煙を散布するものだが、特別ISによる探知を妨害するようなものはない。あくまで姿を紛わらすためのものである。これにより幸か不幸か、影清の次(・・・・)の動き(・・・)は捉えられにくくなった。これ以上影清に構っても仕方ないため、ダリルはベルベットが上空に放っていたミサイルを避けつつ、グリフィンとベルベットが互いに牽制し合っている中に割り込んだ。

 

 

 バババババッ!

 

 

「!くっ・・・。」

 

 

「!うお、っと。なんだ、もう来たんだ。」

 

 

「まぁな。あのヤロウ、自分の放った弾に翻弄されてるみたいだしな。」

 

 

「そう、なら貴女はコレで遊ぶといいわ。」

 

 

 ガガコン!

 

 

「余所見は、ダメだよっ!」

 

 

 パキガキガキ、ガァン!

 

 

 ミサイルポッドを全開放し、ダリルを中心にグリフィンを巻き込む形で照準をつけるベルベット。しかし、それをおめおめとやらせるほど甘くはなく、グリフィンがダイヤによるサッカーボールを生成し、それをベルベットに向けて放つことで妨害した。が、ベルベットは避けると同時にミサイルをばら撒き、痛み分けという形になった。

 

 

「くっ・・・!」

 

 

 バッ ボボボン!

 

 

「うおぉっ!」

 

 

「くっ、外したか・・・!」

 

 

『凄まじい攻防戦だ!流石は代表候補生、一歩も譲らなーい!』

 

 

 激しい銃撃戦の末、距離が離れた3人。現在トップはベルベット、そしてダリルとグリフィンが追従する形になっている。いち早く体勢を立て直したダリルは、近くにいたグリフィンを引き離そうと銃を構えるも、横から襲い来る蛇腹剣(・・・・・・・・・・)により妨害され、直撃は避けたもののカスリはした。

 

 

 ジャララァ!

 

 

「!?チッ!」

 

 

 ギンッ!

 

 

「あぁクッソ!いったと思ったのに!」

 

 

「ったく、ヤなタイミングで来るなオイ!カゲキヨォ!」

 

 

 先程の蛇腹剣はもちろん影清の放ったものであり、煙から脱出したあと、流れ弾を避けながら朧・二の矢を展開、分割し、思い切り振りかぶってその刀身をダリルにぶつけたのだ。その後、朧・二の矢をしまって新たに夢月を取り出した影清は、射出装置から伸ばされるワイヤーを掴み、攻撃と防御どちらも実行できるよう身構えていた。

 

 

『おーっと、ここで道選手が追いついた!ここからまた荒れに荒れるかー!?』

 

 

 後方で睨み合う影清、ダリル、グリフィン。先頭にて、いつ追いつかれてもいいように弾幕を準備するベルベット。気づけば1ラップ目も終わる頃、果たしてレースの行方は・・・!




 多分、始めていい切り方できたと思う()
 今回レースってことで実況役のセリフも入れたからその分難産だった・・・。個人的には割と良い試みだとは思ってるけど・・・。
 アンケート、変えていいって意見が多い・・・!ん?それ以上に票入ってる意見があるって?・・・善処します。

影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)

  • 今言ったの全部乗せ
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