IS原作っていつスタートだっけ?   作:鮭のKan2me

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 実は前々から妄想してたシーンの一つなので筆が乗りました!・・・乗りすぎてめっちゃ長くなりました()
 文字数の割に急造だからどっか誤字ってそうだけど、せっかくできたので投稿します。あとで直せるし←クソ作者
 それと、お気に入り登録や評価上げありがとうございます!!まだまだ至らぬ点も多いと思いますが、これからも頑張っていきたいです!

 


56:シュウゲキ

 チュチュン!

 

 

「!!?」

 

 

 バッ!

 

 

 銃弾が足元に着弾すると同時にその場から飛び退きつつ、灰楼を展開した影清。すぐさま周囲を探ろうとするも、その前に声が響いた。

 

 

『おっせぇなぁ、なんだその展開速度は。さっきの分も含めて3回は殺せるじゃねぇか。』

 

 

「!?だ、誰だ!」

 

 

 声が発せられた方向を向きながらそう叫んだ影清。するとそこには、量産型ISであるラファール・リヴァイヴがいた。しかし、通常のラファールとは違い、カラーリングが暗く、顔がバイザーによって隠されていたりなど形状も変わっていた。その上、声もボイスチェンジャーを使っているのかかなり低いものになっており、操縦者についての情報がかなり隠蔽されている。

 影清に銃を向けながら、ラファールの操縦者は影清に言葉を返した。

 

 

『残念ながら教えてやれねぇなぁ。どうせ死ぬんだからよっ!』

 

 

 パパパパパッ!

 

 

「くっ!」

 

 

 ギュンッ!

 

 

 ラファールの放った銃は、聞いたことがある中でもかなり軽い音であったが、威力が低いわけではなく、サイレンサーが付いていた。突然放たれた銃弾を、影清は斜め後ろに飛ぶことで躱したが—。

 

 

『それはさっき見たぜ。』

 

 

「なっ・・・!」

 

 

『オラァッ!』

 

 

 ヒュッ、ガッ!

 

 

「ぐぅっ・・・!!」

 

 

 影清が飛んだのは最初に銃を放たれた時と同じ方向であり、それを読んだラファールの操縦者は一気に距離を詰め、右脚による回し蹴りを喰らわせた。影清はそれを腕でガードしようとするが、勢いに負けて吹っ飛ばされてしまう。しかし、蜃気楼のアシストと持ち前の姿勢制御能力により、すぐさま体制を立て直した影清は、拡張領域から朧矢を取り出し、次の一手に備えた。

 

 

『ハッ、切り替えは中々早ぇじゃねぇか。ならドンドン行くぜぇ!』

 

 

 ギュンッ!!

 

 

「っ!クッソォ・・・!」

 

 

 ブォンッ!

 

 

 影清に苛烈な攻撃を仕掛け始めたラファールの操縦者。その攻撃を、影清は灰楼の機動力を活かして捌き切っていた。ある時は左右を抜け、ある時は頭上を超え、またある時は身体を逸らしつつそのまま上に飛び上がるなどして。

 これらの行動で意表を突けたものは何度かあった。だが、ラファールの操縦者は影清が攻撃に転ずるまでの間にはすでに影清を補足しており、攻撃を仕掛けても軽く避けられ、その隙を狩られかけてしまう。その手に持った朧矢は、もはや間合いを測るためのものさしと化してしまっていた。防戦一方となった影清ではあるものの、まだ手痛い攻撃は喰らってはいなかった。しかし—。

 

 

「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・ッ!」

 

 

(ま、不味い・・・、息、が・・・。)

 

 

 ラファールの連撃を避け続けることにより、身体に疲労が溜まる。初めての生死を賭けた戦いによる恐怖感から、息が乱れ始める。それにより、相手の動きの対処でいっぱいだった思考が纏まりにくくなり、速度もみるみる落ちていた。影清が抗うには、明らかに経験不足で、相手が格上過ぎた。咄嗟に取り出した夢月も簡単に弾き飛ばされてしまい、唯一の防御手段すら失ったとあれば、もうラファールからの攻撃には対処しきれない。一方的な蹂躙が幕を挙げた。

 

 

『オラよ!』

 

 

 ドゴンッ!

 

 

「かは・・・っ!」

 

 

『もういっちょ!』

 

 

 バゴッ!

 

 

「ぶっ・・・!」

 

 

『オラくたばれぇ!!』

 

 

 バキッ!!

 

 

「ゴッ・・・。」

 

 

 ヒュー、ガッ、ガシャン

 

 

『オイオイ、もう終わりか?終わりでいいのか?さっさと逃げねぇと死んじまうぞ〜?ヒャハハ!』

 

 

 あまりのダメージに飛ぶことすらままならず、地面に着いてしまった影清。シールドバリアーで緩和されているとはいえ、ラファールからの猛攻は影清を衰弱させるには充分過ぎるものだった。しかし、弱りつつも、影清はラファールからは目を逸らさず、朧矢を握り直していた。

 

 

(ま、だ・・・まだ・・・。終わって、たまるか・・・。ここで、終わったら・・・。)

 

 

『まだ元気ありそうだな。ならまだ付き合ってもらうぜ。』

 

 

 ラファールがゆっくりと近づいてくる。まだ恐怖が残っており、呼吸が薄くなりながらも影清は剣を構え、次の一手を見据えた。逃げるという選択肢は、今の影清では取ることはできない。この状況が続けば、確実に影清は負ける。そんな中、影清は小さな影ができているのを見た。その影は、段々大きくなっていき—。

 

 

 ガッッシャアアァァァァンッ!!!

 

 

『うおぉっ!?』

 

 

「っ・・・!?」

 

 

「トオル!大丈夫!?」

 

 

「な・・・、なんとか・・・。助かったよ・・・、グリフィンさん・・・。」

 

 

 影清とラファールの操縦者の間に、巨大なダイヤの塊が降り落ち、地面に激突した衝撃で飛び散った。厳密にはダイヤそのものではないが、それを作り出したのはグリフィンのテンカラット・ダイヤモンドだ。偶然戦闘音が聞こえ、急いで駆けつけたグリフィンは、影清とラファールを引き離すために巨大な塊を生成、ダイヤナックルでそれを抱え持ち、さながらバスケのダンクシュートのようにそれを叩きつけたのだ。本来は直撃させるつもりであったが、ラファールの操縦者はギリギリで反応し、後ろに下がられてしまった。しかし、距離は開いたため、グリフィンは影清を庇うようにラファールの前に陣取った。

 

 

「・・・トオル、動けはする?」

 

 

「大、丈夫・・・。まだ、やれる・・・。」

 

 

「やらなくていいから、そこで休んでて。・・・どこの愉快犯かは知らないけど、ここまでやったんだ。タダじゃ済まさない。」

 

 

『おぉ、コワ。仲間のピンチに現れたヒーロー気取りか?あぁ済まねぇ、ちょっと違うな。仲間以下の足手纏いってとこだなソイツは!いやー、ワリィな。そのザコと同格扱いしちまって!』

 

 

「別に何言ってもいいけど、最後に喋るのがそれでいいの?まぁ、もう喋らせる気なんてないけ、どっ!!」

 

 

 ギュォン!!

 

 

『ハッ、アイツよりは楽しませてくれよぉ!!』

 

 

 ドンッ!ズガァン!

 

 

 手負いの影清を差し置き、グリフィンとラファールの操縦者による攻防戦が始まった。格闘術の技量ではラファールの操縦者に軍配が上がるが、機体性能と武装の差でグリフィンが優位に立ち回っていた。ダイヤナックルと足技を駆使して戦うグリフィンの動きを、的確な判断を下すことで対応するラファールの操縦者だが、シールドエネルギーは減る一方だった。ただ、動きに慣れてきたのか、攻撃を躱しながらもグリフィンに攻撃が当たるようになっていった。

 

 

「ぐっ、こんのおぉっ!!」

 

 

『動きは悪くねぇがスキがあるんだよ!』

 

 

 ヒュッ、ガンッ!

 

 

「くぅっ・・・!」

 

 

(不味い・・・、押され始めてる・・・。なんとか、しないと・・・。・・・息が、苦しい?怖くて、動けない?身体が、痛い・・・?それが、どう、したっ!!)

 

 

 ガシッ!!

 

 

 傍観していた影清の手に力が篭り、朧矢の持ち手が強く握り締められた。

 

 

『オラオラ、どうしたどうしたァ!!』

 

 

 ビュッ、ボッ!

 

 

「ぐっ、ヂィィッ!」

 

 

 バッ、ヂッ!

 

 

『コイツでどう・・・なっ!?』

 

 

 ギャオッッ!!!ガァァァァン!!

 

 

『グアッ・・・!?』

 

 

 グリフィンの隙を突いて強力な一撃を叩き込もうとしたラファールの操縦者に、瞬間加速(・・・・)を使った影清の一撃が襲いかかった。影清の突き出した朧矢は、見事にラファールの胸装甲に喰い込んでおり、すでに朧矢のスイッチには影清の指が置かれていた。

 

 

 カチッ

 

 

 ギィギャガガガガガキャアッッ!!!

 

 

『ガァaa#$%〆ァァッ!」

 

 

「なっ、・・・と、トオル!?休んでてって言ったのに・・・!」

 

 

「いや、ゴメ・・・、助けなきゃと思っ・・・、ウッ!?」

 

 

 ガシャアン!

 

 

「トオル!?」

 

 

 ゼロ距離での刀身射出。その威力はISの装甲を単純なパワーのみでズタズタにするものではあるが、その反動は蜃気楼のサポートがあったとしても打ち消し切れない程であった。先程の攻防で盾を無くし、腕を使ったガードが多くなったことで影清の腕は殆ど限界であり、その状態でゼロ距離射出を行ったとあれば、タダでは済まない。

 激痛に耐え切れず、地面に倒れ込んでしまった影清をグリフィンは起こそうとするが、すでにラファールの操縦者は立ち直っていた。

 

 

「あー、クソ。テメェのおかげでボイチェンブッ壊れちまったじゃなぇか。しかもクソ痛かったぜ、オイ。まだ足りねぇってんならとことんぶちのめしてやらぁ!!!」

 

 

「っ!トオル!」

 

 

「気に、しないで・・・っ!なんなら囮にでも、ガッ!?」

 

 

「オラ行くぞガキどもぉ!!」

 

 

 ババババッ!

 

 

「「!?」」

 

 

「あぁん!?なんだ!」

 

 

「そこまでにしてもらおうか。」

 

 

「ダリル!」

 

 

「え?あ、ダリル・・・?」

 

 

 影清とグリフィンに襲いかかろうとするラファールの進行方向に銃弾が降り注いだ。そして、ラファールが動けない間に、影清とグリフィンの前にダリルが降り立った。

 

 

「よう、オマエら。無事、じゃねえな。特にカゲキヨ。」

 

 

「ま、まぁね・・・って、イ"ッ・・・!!」

 

 

「思ったよりヒデェ有り様だなオイ。ま、あとは任せとけ。・・・オイ、オマエ。手負いとは言え、こっちにはまだ戦えるヤツが二人、援軍もあと少しで来る。対してオマエは胸の装甲ブッ壊されてる。その有り様じゃあ、シールドエネルギーはそう多くねぇだろ。どうだ?ここらが引き時だと思うが?」

 

 

「・・・チッ、まぁそうなるか。そこのハイエナ野郎の言う通り今回はここまでにしてやる。命拾いしたな。」

 

 

 ヒュン!

 

 

「あっ、逃げ・・・。ダリル、追わなくていいの、ア"ッ!」

 

 

「いや、これでいい。これ以上被害出すわけにもいかねぇしな。」

 

 

 そう言ったダリルは、去っていくラファールの姿が見えなくなるまで銃を向け続けていた。完全に逃げたのを確認したダリルは、ISを解除し、影清とグリフィンの元へ近づいてきた。

 

 

「いやー、災難だったな。無事でよかったぜ。」

 

 

「あぁ、二人ともありがとう。来てくれなかったら多分・・・。あっ、イデデ・・・!」

 

 

「トオル、大丈夫?しっかり!」

 

 

「両腕持ってかれたか。ムチャしやがって。」

 

 

「そうでもしないと、ジリ貧のままだと思ったから・・・。あ、ちょっと手貸してくれる?腕使えないから起き上がれない・・・。」

 

 

「おう、いいぜ。」

 

 

「あ、言っとくけど腕はやめてよ?背中か胸ぐら掴んで起き上がらせ「よっ。」

 

 

「イ"イ"イ"ィ"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"—!?」




 グリフィンさんのダイヤナックルによる巨大ダイヤ塊のダンクシュート、技名は"ヒュージダイヤ・ダンク"と命名してるのですが、もっと良い技名あったらお恵みください・・・。
 あと、今回グリフィンさん押されてんじゃねぇか!!とお思いの方もいらっしゃると思いますが、今回ラファールに乗ってきたオー○ムさんは原作では専用機があるとはいえ、閉所での戦いで一夏君と楯無さんを一対一で拘束に成功していることから、タイマンとインファイト適正がものすごく高いのでは?という解釈と、グリフィンがオー○ムさんを抑えないと、動けない影清にトドメを刺しに行く恐れがあるので得意のアウトファイトを封印してインファイトで戦わざるを得なかったから、といったことからグリフィンさんは劣勢を強いられました。そういうのがなければグリフィンさんはオー○ムさんが専用機持ってようと互角以上に戦えます。
 それと、オ○タムさんが専用機・アラクネを所持していないのは、まだアメリカで開発中のため、奪おうにも奪えないからといった裏事情があります。ちなみに、原作開始した年に開発されてようとご都合主義で二年生編には完成させて強奪させます()

影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)

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