ボガァン!ボンッ!
「ふっ!・・・そこっ!」
ギュンッ!
「・・・甘いわ。」
ヂヂ、ボォォォッ!
「アッヅァ!?アチチチ・・・。あ、ヤベ、もうシールドエネルギーないや。模擬戦ありがとう、ベルベットさん。」
「別にいいわよ。特に予定もなかったことだし。」
修学旅行から約二週間。腕の治療を終えた影清はベルベットに模擬戦を申し込むも、弾幕を避けて突っ込んだ先に第三世代武装『ヘヴン』により生み出された炎を喰らってしまい、敗北を喫した。
ちなみに腕の治りが早いのは、ISの浸透により医療技術が発達していたからである。
「ところでトオル、一つ気になったことがあるのだけど・・・。」
「何?」
「貴方、
「あ、それは・・・。」
ベルベットの言った通り、今回の模擬戦に於いて影清は朧矢以外の武装を使用していなかったのだ(なお蜃気楼は別である)。そのため、ベルベットに碌にダメージを与えられず、ベルベット側からすれば明らかに手を抜かれたと思われても仕方ない。その問いに対し影清が答える・・・前にベルベットが言葉を発した。
「前の襲撃事件かしら?」
「そう、だけど。あの時は剣一本しかまともに扱えなかったから、少しでも経験積もうと思って・・・。でもベルベットさんに不快感与えたのには変わりないよね、ごめん。」
「・・・なるほどね、貴方が今までISに打ち込んでこれた理由がわかったわ。自衛、ってところかしら?」
「・・・まぁ、そうなるかな。下手に逃げたら他に被害行くし、だったら僕が強くなってどうにかできたらって思ってたんだけど、まだまだだったよ。」
「・・・グリフィンにも言ったけど、一人で何でも抱え込もうとするのは良くないわよ。」
「え、えっ?グリフィンさん、どうしたの?」
「修学旅行の後、トレーニングの量を増やしてたのよ。徐々に増やしてたからそこは心配してなかったのだけど、あの顔は見てられなくてね。」
「そっか、グリフィンさんも・・・。」
「あの時駆けつけたのがグリフィンとダリルで良かったわね。状況から見ても、私じゃすぐにやられてたと思うし。」
「そ、そんなことないって!ベルベットさんだって代表候補生なんだし・・・。」
「・・・そのことだけどね。
—私、
「・・・えっ?」
「ギリシャにいた頃は私も代表候補生目指してたのだけど、結局他の子が任命されて、私は予備生止まり。そんな時、貴方がISを動かしたってニュースが流れてきて、私はIS学園に通うように依頼されたの。代表候補生への昇進に専用機の受理と引き換えにね。」
「そ、そうだったんだ・・・。」
「失望したかしら?釣り合わない立場にいる人間ってことに。」
「そ、そんなことないって!あ、いや、代表候補生の立場だとかそういうのわからないけど、少なくともベルベットさんは胸張って代表候補生名乗って良いと思う。というか、ホントに相応しくないなら別の人が代表候補生選ばれてたと思うし。・・・そもそも、僕が原因なんだよね、ゴメン。」
「・・・いえ、謝らなくていいわ。本人に聞かせるような話題じゃなかったもの。こちらこそごめんなさい。」
「いやいや、そんな謝らなくても・・・。あ、そうだ!もうそろそろ夕飯時だし、食堂行かない?そろそろ次に予約した人の番だし。」
「・・・そうね。この話題はもうおしまいにしましょう。・・・トオル、念のため言っておくけど、またムリなトレーニングはしないように。」
「・・・わかってる。」
「ならいいのだけど・・・。それじゃ、一足先に戻ってるわ。」
アリーナからピットへと向かったベルベット。それを見届けた影清も、予備エネルギーを補填し、ピットへ飛んでいった。
(それにしても、一人で抱え込もうとするな、ねぇ・・・。
—一人でしかやれないんだからしょうがないじゃないか。)
修学旅行編、これにて完です。次はクリスマスネタ書きますが、冬休み編、で一括することにします。そしたら次に卒業式編を執筆する予定です。大分駆け足になっちゃったなぁ・・・。いや前が長すぎるのかな?今度リメイク作でも書こうか検討します。
影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)
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槍
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鎌
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斧
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今言ったの全部乗せ
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ナシ