IS原作っていつスタートだっけ?   作:鮭のKan2me

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 盾と矛、止めるか貫くか

 


66:灰と血

「お、来た来た。」

 

 

 一足先に待機していた影清であったが、そう待つこともなく対戦相手がアリーナ内に姿を現した。

 

 

「えっと、初対面だよね?試合前だけど、軽く自己紹介でも「必要ないッス。馴れ合うつもりなんて毛頭ないッスから。」

 

 

「あ、そう・・・。」

 

 

(敵意剥き出し!?え、会ったの今日が初めてだよね?)

 

 

 まさかの塩対応に困惑する影清。こんなやりとりをしている内にアナウンスが響き渡る。

 

 

『それでは模擬戦開始のカウントダウンを始めます。』

 

 

(おっと、もうか・・・。って、アレ?あのIS、ベル(・・)ベットさんの機体となんか似てるような(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)・・・。)

 

 

『3、2、1。模擬戦開始!』

 

 

 カウントダウンが終わると同時に動き出す二人。影清はバズーカを構えつつ相手の出方を伺おうとしたが、相手のギリシャ代表候補生は開始と同時にライフルを撃ち込んできた。

 

 

 ガン!ガンッ!

 

 

「危っ!?いきなりか・・・。なら!」

 

 

 バズーカを仕舞い、新たに蛇腹剣・朧矢と盾・夢月を取り出した影清は、複雑な軌道を描きながら接近を試みた。ギリシャの候補生もその軌道に対応してライフルを放つが—。

 

 

 ガン!ギィンッ!

 

 

「なっ、止まらないッスか!?」

 

 

「生憎、盾越しならほぼ無影響なんでね!」

 

 

 ブン!

 

 

 さて、この際IS用ということは置いて解説するが、ライフル弾は通常の銃器よりも一点突破に特化している。よって、直撃した際の衝撃も相当なものとなる。それが近距離であれば尚更だ。だが影清の操るISは55機の小型スラスターによって姿勢制御、及び反動抑制(・・・・)に優れており、ライフル弾程度なら盾で受ければ反動込みでもノーダメージに抑え込めるのである。

 こうしてギリシャ候補生の銃撃を防ぎきって間合いに入った影清は剣を振るうも、間一髪で避けられてしまった。

 

 

「っ!」

 

 

 サッ

 

 

「まだまだ!」

 

 

 グォッ!・・・ピタッ

 

 

 避けた先にもう一度剣を振り追撃・・・と見せかけて盾の持ち手にあるスイッチを押し、バックラー部分を射出した。

 

 

 バァンッ!!

 

 

「は!?」

 

 

 ドゴン!

 

 

「ぐぅ!・・・やるッスね。」

 

 

「初見殺しだけどね。まだ行くぞ!」

 

 

 攻勢を維持するべく攻め立てる影清。対するギリシャ代表候補生もライフルからダガーへと武装を持ち替え、近距離戦に付き合った。

 その様子を見ていた観客席組は—。

 

 

「道さんすごいですね・・・!一年生とはいえ代表候補生相手にあそこまで!」

 

 

「ほーう、やるじゃねぇか影清。IS漬け1年は伊達じゃねぇな。」

 

 

「そりゃあ私達と何度もやってるぐらいだからね!多少の無茶もあったけど・・・。でもこれなら道、勝てるんじゃない?」

 

 

「どうかしらね。」

 

 

「あ、ベルベット!どこ行ってたの?」

 

 

「試合前にあの子のところにね。昔から突っ走るような子だから、様子見程度に。」

 

 

「へぇー、やっぱり仲いいんだね!」

 

 

「・・・まぁ、それほどでも・・・。」

 

 

「あー、ベルベット。さっきのは一体どうゆうことだ?」

 

 

「・・・この際隠す必要もないわね。あの子のIS、私の専用機と同様に氷を扱うISなの。」

 

 

「氷、ですか?今のところ、使用してはいないようですが・・・。」

 

 

「いえ、もう使ってるわ(・・・・・・・)。」

 

 

「え?ちょっとそれ、どういう・・・。もしかして!」

 

 

「なるほど、さっさとケリつけないと痛い目見るってことか。楽しませてくれるじゃねぇか、ギリシャ代表候補生フォルテ(・・・・)サファイア(・・・・・)。」

 

 

 ベルベットの言葉からある事実に気づき始める面々。一方模擬戦は影清の攻勢がまだ続いていたが、徐々にギリシャ候補生・フォルテが反撃を加え始めていた。

 

 

「ふっ!」

 

 

 シュッ

 

 

「うお、っと!」

 

 

 ガァン!

 

 

(なんだ?さっきから妙だ。動きが鈍い、っていうより小型スラスターの反応が遅い!?いや、蜃気楼自体は正常に働いてる。ならこれは・・・?)

 

 

「隙あり、ッスよ!!」

 

 

「!」

 

 

 ヒュッ、ドゴォォッ!

 

 

「ガッ!!?」

 

 

 動きの鈍った影清に後ろ回し蹴りを喰らわせるフォルテ。それを影清は受け流そうとするが、動きが(・・・)狂ったことで(・・・・・・)まともにそれをもらってしまう。

 

 

「ガフッ、ゲフッ・・・っ!ここまでくれば流石にわかる・・・。氷か、それも広範囲の。」

 

 

 蹴られた勢いを利用して後退した影清。その刹那、視界に凍った地面が映ったことでフォルテのISの特性を察した。

 

 

「気づくのが遅いッスね。アンタのISの特性上もっと早くバレると思ったんスけど。コレがウチのIS『コールド・ブラッド』の第三世代兵装ッス。」

 

 

 フォルテの専用機「コールド・ブラッド」。その第三世代は氷を扱うというもので、同じギリシャ代表候補生であるベルベットのIS「ヘル・アンド・ヘヴン」も炎の他に氷を扱うことができるが、それとは別物。ヘル・アンド・ヘヴンとは違い、コールド・ブラッドの氷結能力は即効性で劣るが、範囲であればヘル・アンド・ヘヴンを凌駕する。

 フォルテがその能力を発動させたのは影清にライフルを軽く防がれてから。つまり、接近戦に持ち込まれる前には氷結を開始しており、逃げられるように自身も接近戦に応じたというわけだ。こうして灰楼の小型スラスター何十機かの機能が低下したことで、攻撃を受ける際の衝撃が普段より増し、ムリに動かすことで逆に姿勢制御の妨げになったおかげで隙が生まれてしまったのである。

 

 

「こうなればもうさっきみたいに反動気にせず突っ込む真似はできないハズッス。ベルベットの分も(・・・・・・・・)一方的にやってやるッスよ。」

 

 

「・・・あー、そうか、そういうこと。でも黙ってやられるのはちょっと、ね・・・。むしろ勝たせてもらう。」

 

 

 蛇腹剣と盾を構え直し、フォルテを見据える影清。対するフォルテはライフルを取り出し、影清に照準を合わせる。氷と冷気が覆う中、勝利を掴むのは果たして?




 何気に一年生編のプロフィール以外では名前出てこなかったフォルテさん。満を持して登場しました。で、一つ問題があるんですけど、フォルテさんの近距離武装何がありましたかね!?アキブレやってた時に敵として出てきたけど、武装優先して壊しすぎて氷結攻撃とライフルしか記憶にない・・・!昔の動画漁っても武装先に壊すものばかりでわからずじまいという・・・。有識者おりましたら情報お願いします!!

 あっ、そうそう、お気に入り登録者数300人達成致しました!ありがとうございます!!でも達成直後に更にお気に入り登録者増えて評価投票も沢山されて、日間UAが過去最高レベルになったのは驚きでした・・・!宣伝とか一切してないハズなのに・・・。
 とりあえず、沢山の人が楽しみにしてくださってると前向きに考えることにします!引き続き本作を楽しんでいただければ!

影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)

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