IS原作っていつスタートだっけ?   作:鮭のKan2me

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 挑む者、立ち塞がる者

 


72:開催

『遂にこの日がやってきた!生徒会長不在の状況、空いた席を狙う者達を6人の門番が迎え撃つ!その闘いの名は「ヴァレット・オブ・ヴァレル」ッ!!』

 

 

 ワァァァァ!

 

 

「・・・オイ、誰だあんな名前付けた奴。」

 

 

「さぁ?とりあえず、愉快犯がいるってことは確かじゃないかな。」

 

 

 控え室でそんな会話をするダリルとグリフィン。他の4人も微妙な表情をしてその放送を聞いていた。

 

 

『ルールは簡単!一戦毎に変わる6人の専用機持ち相手に二連勝すること!そして、それを突破した猛者達のみでトーナメントが組まれ、そのトーナメントを制したものが生徒会長となる!!』

 

 

 だが、と区切る司会の生徒。その次の瞬間、モニターに6つの銃弾が映し出される。

 

 

『そんな簡単に通れると思えば大間違い!この学園でも有数の実力者が挑戦者の前に立ちはだかる!さて、挑戦者の行く道に風穴を空ける6つの弾丸、即ち対戦相手を紹介しよう!』

 

 

 司会者がそう言うと同時に、モニターに映っている6つの銃弾の内一つが画面に大きく映る。

 

 

『一発目、ダリル・ケイシー!4つの銃口から繰り出される弾幕とインファイトで戦う正統派!シンプル故に強い彼女に正面から打ち勝てる者はいるのだろうか!?』

 

 

 と、ダリルの紹介が終わると、その大きく映っていた銃弾が背景のバレルにセットされた。ちなみに銃弾の底にはダリルの顔が描かれており、他の銃弾の底にもそれぞれの顔がある。司会者の紹介が続く。

 

 

『二発目、サラ・ウェルキン!イギリスの最新鋭機を引っさげてきた謎に多い期待の新星!一体どのような戦術を見せてくれるのか!』

 

 

『三発目、ベルベット・ヘル!炎と氷に加え、三種のミサイルポッドから繰り出される弾幕はもはや対処不可能!ボーッとしてると致命的な傷を負うぞ?』

 

 

『四発目、影清道!変幻自在の軌道から繰り出される攻撃は予測不可!この動きを見切れなければ勝ち目はない!』

 

 

『五発目、グリフィン・レッドラム!その巨大な拳と脚技を使った立ち回りは攻防一体!正にダイヤモンドのような硬さだ!崩せるものなら崩してみやがれ!』

 

 

『六発目、フォルテ・サファイア!銀世界が作られてしまえばこちらのもの!やられる前にやってしまえ!・・・以上、紹介終わり!次はトーナメント進出が決まった時に会おう!健闘を祈るぞー!!』

 

 

「・・・・・・演出、すごく凝ってたッスね。」

 

 

「えぇ、そうね・・・。」

 

 

「よし、じゃ行ってくるわ。初っ端から気合い入れされてもらうぜ。」

 

 

(・・・最初の人、ガンバレ!主にメンタル面で・・・!!)

 

 

 〜数分後〜

 

 

「よぉ、勝ってきたぜ。どうだ、良い景気づけになったろ?」

 

 

「相手からすれば恐怖そのものだけどね!?何あれ、銃撃ちながら近づいたと思ったら片方剣に替えて銃と剣での近距離戦って・・・。あっ、あと、()んか機体違う気がしたけど(・・・・・・・・・・・・)・・・。」

 

 

「お、よく気づいたな!冬休みの時にリニューアルしてな。その名もヘル・ハウンドver2.0。シンプルでいいだろ?」

 

 

「まぁ、悪くはないんじゃ「ダリルセンパイ!さっきの試合めっちゃカッコよかったッス!」

 

 

「お、嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか。オマエのもしっかり見といてやるから、頑張れよ。」

 

 

「は、はいッス!」

 

 

「影清、オマエもコイツに負担かけないようちゃんとやれよ?」

 

 

「あ、大丈夫ッス。カゲキヨセンパイには期待してないんで。」

 

 

「う〜ん、この扱いの差。・・・あっ、サラさんの試合始まるみたい。」

 

 

 モニターに目を向けると、すでに試合開始の準備に入ってるサラの姿があった。

 

 

「今日はよろしくお願いしますね。」

 

 

「こちらこそよろしく。同じ学年だよね?負けないよ。」

 

 

『それではカウントを始めます。』

 

 

 カウントが進むと同時に長大なライフルを取り出すサラ。その銃口はカウントが0になると同時に相手に向けられ、一条の光を生み出した。

 

 

『ドガァァン!!』

 

 

「ウッソあれレーザー!?てか威力強っ!?何割ぐらい削れてんだろ・・・。」

 

 

「ギャーギャーうるさいッスよ!音拾えないじゃないッスか!」

 

 

「なるほどねぇ、一発重視のスナイパーライフルか。それも実弾より速いレーザー。これはエゲツない一品だな。」

 

 

 こうして3人がサラの持つライフル『スターブレイカー』の分析をしている間にも、試合展開はどんどん進んでおり—。

 

 

「よし!ここまで近づけばもうライフルは使えな—。」

 

 

 チュン!ボンッ!

 

 

「うわぁぁぁ!?」

 

 

 近距離戦に持ち込めてほんの少し気が緩んだのか、後ろからの砲撃に完全に体制を崩されてしまった女子生徒。砲撃が飛んできたのはサラとは真逆の方向であり、その先では一機の浮遊物が銃口を向け(・・・・・・・・・・・・)ていた(・・・)

 

 

「後ろに警戒しなかったアナタの負けです。」

 

 

 ジャキ、チュン!

 

 

『ラファール、シールドエネルギーゼロ。勝者、サラ・ウェルキン。』

 

 

 アナウンスが響き渡り、涼しい顔でピットへと戻っていくサラ。一方控え室では・・・。

 

 

「と、とんでもないバ火力ッスね・・・。アレそんなにポンポン当てられるものなんスか・・・?」

 

 

「いやムズイに決まってんだろ。あれだけの威力なら反動で照準ブレまくりだろ。単純にアイツの射撃センスが・・・って、どうした影清?」

 

 

「・・・・・・ぎる・・・。」

 

 

「は?」

 

 

「カッコよすぎるだろアレ!!?え、アレが噂に聞いたBT兵器!?うわぁ〜もうちょい見たかった〜・・・!!」

 

 

 サラの使っていたISの武装の一つに目を奪われた影清は、男心くすぐられたのか人目を気にせず興奮していた。

 

 

「オイオイ、アレのどこがそんなにいいんだ?」

 

 

「いやだって、ビット一つで手数増えるんだよ?それを絡めたラッシュとか最高にカッコいいじゃん!」

 

 

「わかったわかった、一旦落ち着け。・・・そんなに気になるなら本人のとこ行ってこいよ。」

 

 

「確かに・・・!じゃあ行ってきます!」

 

 

 ダリルの提案通りサラの元へと向かった影清。一方残された二人はというと。

 

 

「・・・ダリルセンパイ。」

 

 

「なんだ?」

 

 

「フツーにキモかったッスね。」

 

 

「・・・そういうヤツだよ、アイツは。」




 ヴァレル・オブ・ヴァレットの由来は、対戦相手が6人ということとそれらが順に回っていくということから回転式拳銃(リボルバー)みたいだということでこんな名前になりました。ぶっちゃけ安直で今回の件と関連性まるでないので序盤でダリルさんとグリフィンさんにしっかりダメ出しさせました()
 サラさんは原作では専用機持ちではありませんでしたが、本作では男性操縦者と接触する際に都合が良いということで試作機を授与されています。BT兵器やスターブレイカーというライフルがあるということでだいぶ予想できると思いますが、次話まで機体名は伏せておきます。
 あ、最後に一つ。この生徒会長争奪戦では対一般生徒との戦いはかなり短く終わります。実力や機体差ってのもあるけど作者の負担軽減ですね()

影清くんの新武装(終盤で適用予定です。ちなみにこのアンケートで取ったもの以外にも最終兵器的なもの出ます。)

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