林間学校開始の2日目、俺達は食堂で朝食を食べていた。
修「アスレチック班の連中やたら食ってるなあ」
宗「皆これから体力使うからだし、僕たちも現にサバイバルスタイルだからね」
そんな中、俺はトマトチキンを食べ終わると、残ったゆで卵を軽く持つ。
俺はサバイバルバッグから黒いベルトを取り出した。
響也「お前らもちゃんと持ってきたよな」
修「勿論だ」
宗「同じく」
俺達の持つ3本の黒いベルト、俺はその黒いベルトの下で茹で卵の殻を割った。
響也「さあ、狩りと行こうぜ」
クラスのアスレチック班は鋭い眼差しでお互いを見つめ合った。
アリス「何か、雰囲気が重いけど……」
綾「アスレチック班はサバゲーやるみたいだから本能が昂ってるんだよ」
9:00 自然学習開始。
川遊びチーム
カレン「川だーーーーー!!」
参戦一番で川に飛び込むカレン。
アリス「シノ、行こう!!」
忍「アリスダーーーーイブ!!」
アリス「ヴェアアアアアア!!」
アリスを巻き添えに川にダイブすると同時にカレンが水をかける。
カレン「ビッグウェーブデース!!」
忍「えーい、仕返し~」
アリス「倍返しだ~」
川の周辺は女の子の天国と化していた、ちょっと見れないのは残念だ。
一方動物園チームは……
綾「あ~気持ちいい~」
陽子「たまらないねぇ~」
穂乃花「茶色いウサギさーん、こっちおいで~」
ウサギのふれあい広場でウサギたちと戯れていた。
穂乃花「じゃあ、次の所行こうよ」
綾「ウサギさんじゃーねー」
陽子「バイバーイ」
クマコーナー
陽子「でっかいなー、私と張り合えるか?」
綾「絶対返り討ちに遭うからやめとこ」
パンダコーナー
穂乃花「パンダさーん、こっち観てー」
綾「モフモフの身体、抱かれたい♡」
陽子「2人とも笑って笑って~、チーズ」
穂乃花「いっぱい撮れたね」
綾「ちょっと名残惜しいなあ、ぬいぐるみでもいいから記念に何か欲しいよぉ」
陽子「左のフロアにお土産屋があったぞ、ちょっと買い物していこ」
2人「さんせーい!!」
だがそのお土産屋では……
朱里「ウサギちゃんにパンダちゃんリスちゃんにキジちゃん、皆今日から私の家の住人よ~♡よろしくね~♡」
久世橋先生はぬいぐるみの入った紙袋を下げてショッピングを満喫していた。
そして肝心の俺達は……
アスレチックチーム。
ガガガガガガ!!
修「ここを通すな!!撃てええええ!!」
響也「御堂、先に行くぜ!!」
修「頼んだぞ!!」
銃撃の飛び交う中を俺はベルトを取り出して腰に巻く。
静かにベルトのグリップを捻り、告げた。
響也「アマゾン……」
「ALPHA!!」
「BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD!!」
変身音と共に俺は腕にプラブレードを引っ付けて、敵陣に突っ込む。
やられたフリをしながら倒れていく男子たち。
宗「僕が行く!!」
宗はベルトを腰に巻き、グリップを捻って戻す。
宗「アマゾン」
「SIGMA」
生々しい変身音と共に、俺にゆっくり近づいてくる。
流れを見た御堂もまたベルトを腰に巻き、叫びをあげながらグリップを回した。
修「うおおおおおお!!アマゾン!!」
「OMEGA」
「EVOLU・E・EVOLUTION」
俺達は銃の兵士に囲まれながらもオメガ隊、アルファ隊・シグマ隊で抗争を始める。
銃弾を全身に浴びながら本気の殴り合いを行う俺たちはただただ森の中で叫びを上げた。
12:00
響也「あー、疲れたー」
修「全く、このめちゃイケフェイスが傷だらけだぜ」
宗「お互い様じゃないか」
一応言っておくがさっきの遊び、当然アマゾンズごっこであり、俺達のさっきのベルト、アマゾンズドライバーはCSMの物を使っていました。
※CSM アマゾンズドライバーは現在販売を終了しています。
そして俺達は食堂に向かい、アリスと綾のチームと合流することにした。
そして俺と忍は次のイベントの為にその準備を手伝う事になった。
ご存じの通り、キャンプファイヤーである。
森の蔵から樹を運び終わった俺は花壇の前で忍に聞いてみた。
響也「忍、キャンプファイアーのダンスの件だけど……」
忍「知ってるよ、響也君は誰と踊るの?」
俺は意を決して伝えた。
響也「俺と、踊ってくれないか?」
忍は笑顔で返す。
忍「良いよ、私で良いなら」
その様子を後ろで苦虫を噛みながら見つめるアリスとカレン、二人は結局お互いで踊る事になった。
いよいよキャンプファイアーが始まり、揺らめく火の中でお互いが手を重ねて踊る。
俺は少し、ぎこちなく忍と踊っていた。
忍「響也君、案外ダンス下手なんだね」
響也「下手って言うよりも、忍と手を取り合うのが恥ずかしいだけなんだけど」
忍「でも私は凄く嬉しいよ、誘ってくれてありがとう」
響也「良かったよ、変な手の取り方して嫌われないかってヒヤヒヤしてたんだ」
忍「考えすぎだよ」
最後に上空に花火が上がると同時に、キャンプファイアーは終わりを迎えるのだった。
3日目 バスの中
響也「……」ガラッ!!
バスの中は静まり、ドロップを舐めながら街の景色を眺め、俺は一人キャンプファイアーの出来事を思い出していた。
俺にとっての想い人は、忍以外考えられない。いや、アリスとカレンも良いけど、それでも俺は忍の恋人でいたい。それは変わらない、変わらないんだ。