スルッ、シュッ!!
響也「悪くないな、この制服」
制服に着替え、エプロンを身に着けた俺は手際よくおかずを作る。
今日は待ち続けた高校生活のスタート、昂る想いを抑えつつ、3人分のお弁当を作る。
朝食も忘れず、ご飯と味噌汁に高菜明太マヨネーズ炒め、間違っても某牛丼屋のメニューじゃないぞ。この作品の作者の好物だけど。
出来上がったお弁当を丁寧に包み、通学カバンと鍵を持って外を出た。
響也「良い風だ……」
間違っても二人で一人の探偵のセリフじゃない、多分。
忍「響也君、おはよう!!」
アリス「おお~カッコイイ!!」
響也「ありがとう、でもアリスは私服で登校なんだな」
アリス「制服、届くのまだ先で……」ズーン
響也「まあ、待てばいいじゃねーか、その分楽しみだろ?」
アリス「制服でヒビヤとレ〇プするんだ」
忍「ヴェアアアアアアアア!!」
響也「どこでそんな言葉覚えた!!」
アリス「パソコンに向かってカタカタやってる誰かから」
響也「作者ァ!!ロリ少女に何言わせてんだアアアア!!」
ギザ歯で鬼と化す俺の後ろから声がかかる。
修「なーに一人でハッスルしてるんだ?響也」
宗「初日から遅刻のごめんなんだけど……」
アリス「あ、同じ制服」
宗「アリス君だったかな、響也の友人、竹内宗だ、よろしく」
修「同じく御堂修、よろしくな!!」
アリス「アリス・カータレットです、よろしくお願いします」
響也「とりあえず、話の展開的に無駄に文字数使ってるから早く行こうか」
修「メタ発言やめーや」
そう言いつつ俺たちは高校へと歩き出した。
バス停前に近付くと、二人の少女が手を振る。
陽子「皆、遅い!!8時には集合って言ったじゃん」
綾「皆、久しぶり!!」
響也「すまねえな、ちょっと作者に説教してて」
綾「作者ネタまだやってたんだ」
するとアリスは一番に二人に駆け寄り、挨拶をする。
アリス「初めまして、アリス・カータレットです。これからよろしくお願いします」
響也「彼女が例のホームステイの子だ。まあ、仲良くしてやってくれ」
綾「小路綾です、よろしくね。アリス」
陽子「私は猪熊陽子!!イノシシ・クマって覚えて、がおーーーー!!」
アリス「ヴェアアアアアアアア!!」
響也「陽子、ネタでもタチ悪いぞ」
陽子「あはは、冗談冗談」
アリス「ワタシ、タベテモ……オイシクナイヨ……」
陽子「完全に悪印象!!」ガビーン!!
それもそうだろ……と苦笑いをしつつ、俺の後ろに隠れて怯えるアリスの頭を撫でるのだった。
宗「皆、バス来たから乗るよ」
7人はバス乗って高校へと向かう。
響也「おお、ここが俺たちの高校か」
俺達の新たな生活の場、もえぎ高校へと足を踏み入れた俺達。早速入学式に参加した俺たちはその後、1年B組へと仲良く配属となった。
「1年B組の皆さん、このクラスの担任になりました。烏丸さくら先生です。1年間、楽しい時間を過ごしましょう」
俺達の担任、怖い人じゃなくて良かった。ちょっと頼りなさそうだけど。
烏丸「それじゃあ、このクラスで留学生として配属になる生徒さんの挨拶です」
アリス「アリス・カータレットです、イングランドから留学に来ました。よろしくお願いします」
烏丸「アリスさんは同じクラスの大宮さんの家にホームステイしています、何でも昨日は木ノ瀬さんと一緒に居たそうですね?」
アリス「はい、ヒビヤとは一夜の関係を共にしました、今でもヒビヤとの温もりが刺激的に残ってます」
生徒「!!!!!!!!」
瞬間的に凍り付くクラス、俺はつい立ち上がり、否定する。
響也「表現に誤解があるぞ!!」
アリス「ヒビヤだって私の身体抱いたでしょ?」
響也「一緒に寝ただけだし、あのままな訳ないだろ!!」
烏丸「と、とりあえず、何もしてないようなので皆さん、アリスさんと仲良くしてくださいね」
アリス「よろしくお願いします」
その後、クラス内では友人作りに精を出す生徒たちの横で3つ並んだ紙カップに水筒の飲み物を注いでいく。
さっきの出来事もあり、気まずい雰囲気の俺は声をかけた。
響也「あのさ……」
修「わかってるって、単なる誤解だろ?お前ソッチ系の関係やたら苦手だし」
響也「理解してくれるなら安心だよ」
すると宗は紙コップの飲み物を飲んで気付く。
宗「おお、昆布とカツオの濃厚な味、響也は相変わらず良い出汁を作る」
修「うん、力の付くいい味だな」
響也「この後の昼休憩も楽しみだな」
修・宗「は?」
突然目が点になる、え?俺なんか変な事言った?
修「あのさ、今日登校初日で入学式とクラス決めだけだぜ」
宗「皆、この時間終わったら11時ごろにはもう下校だぞ」
響也「う、嘘だろおおおおおおおお!!」
修「ちゃんと入学案内読めよ」
宗「大層朝から頑張ったみたいだね、その絶叫は」
こんなやり取りをしつつ、下校時間。
陽子「あははは、それは大失敗だねぇ」
響也「滅茶苦茶頑張ってお弁当準備したのになあ」
忍「落ち込む事無いよ、折角作ったお弁当は響也君の家で食べよう」
響也「そう言ってもらえると嬉しいよ、アリスの分も張り切って作ったしな」
アリス「!!」ピキーン!!
するとアリスはまるでロボットの如く目を光らせて聞く。
アリス「日本のお弁当、ヒビヤの手料理?」
響也「勿論だよ、今日はタケノコごはん、牛肉の甘辛しぐれ煮、里芋とこんにゃくの出汁炊き、小松菜の白ごま和え、塩昆布の煮豆だ」
修「滅茶苦茶旨そうだし超家庭的!!」
綾「響也君、お母さんみたい」
アリス「ヒビヤのお弁当、ハアハア……」
響也「ヘブンズ状態になってる」
そんな中、俺は陽子を見つつ、直球で答えた。
響也「陽子、高校入ってからブラ付け始めたんだな」
陽子「おお!!気が付いた!!」
響也「陽子の制服から肩紐が見えてたからな」
修「マジかよ、そんなに成長したのか?」
忍「へえー、ブラって高1でつけるんだ、私はまだノーブラだよ?」
響也「忍も十分育ってるのにまだノーブラかよ」アブネエ!!
そんな話の中でアリスは自分の胸部をさする。
アリス「どうしよう、私だけ何も変わって無い……」
宗「そう言えばアリス君はこの中で唯一かなり小さいよね?」
アリス「中学生でもう、成長止まっちゃって……」
落ち込むアリスに俺は肩を叩き慰める。
響也「俺は今のアリスは好きだぜ、合法ロリも俺の好みだ」
アリス「ホント?!」
響也「日本において金髪ロリは至高の存在だ、自信を持て」
アリス「ありがとう~♪」
響也「抱き着くなよ、公園だぞ」
綾「もしもーし、おまわりさーん!!」
陽子「やめい!!」
すると、修はアリスの近づき、謎の音楽を再生する。
修「アリス、貧乳が怖くなくなる魔法の言葉がある。一緒に歌おうぜ」
アリス「この歌を歌えばいいの?」
響也「よし、久しぶりにやるか?」
忍「やろう!!」
宗「じゃあ、やりますか」
5人は息を吸って歌い出す。
響也「イボンコ・ペッチャンコ!!」
忍「イボンコ・ペッチャンコ!!」
修「イェイ!!イボンコ・ペッチャンコ!!」
宗「イボンコ・ペッチャンコ!!」
アリス「い、イボンコ・ペッチャンコ!!」
修「それでは皆さん行ってみYO!!」
5人「イボンコ・ペッチャンコ、イボンコ・ペッチャンコ、イェイ!!イボンコ・ペッチャンコ、イボンコ・ペッチャンコ」
綾「だ、誰か!!このビースト戦士たちを止めてええええ!!」
綾の悲痛な叫びの背後では陽子は伝える。
陽子「み、皆さん、また来週~」(;^_^A
綾「勝手に終わらないでーーーーー!!」
5人「イボンコ・ペッチャンコ!!イェイ!!」