きんいろモザイク ステイ・ハニーズ!!   作:しゅみタロス

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Lesson4 金髪少女が絶対に負けないラブコメ(嘘)

響也「今日も良い風だ」

 

とりあえず二人で一人の探偵っぽいセリフを呟きつつも俺は3人分の弁当を持って外を出る。

高校生活も慣れてきた頃、俺はこれから自分の身に起こる災厄に気付かないでいた。

 

アリス「ヒビヤ、何かクラスの雰囲気が違う」

 

確かに、どこか、俺ばかりに視線が来るような。

 

この違和感の中、俺のスマホに一通のメッセージが届く。

 

響也「竹内?」

 

図書室で待っている。そのメッセージを受け取った俺は何があったのか知るため、図書室へと向かった。

 

図書室

 

宗「おお、来たか」

響也「竹内、御堂、何があったんだ?」

修「こっちが聞きたいくらいだ」

 

どうやら二人も状況が飲み込めていないらしい。

すると後ろから扉を開けてあの3人が入って来る。

 

綾「皆、お待たせ」

響也「綾、陽子、忍も」

アリス「一体何があったの?」

 

陽子は俺に対し、衝撃的な言葉を聞く。

 

陽子「響也、金髪の女の子と面識はある?デースって言ってるあの日英ハーフの」

アリス「え?」

響也「おい、それってまさか、九条カレンじゃないよな?」

陽子「やっぱり、面識あったんだ!!」

響也「まさか、カレンがこの学校に!!」

 

それを聞いたアリスは驚きを隠せなかった、一緒に日本に来るとは言っていたが本来は……

 

アリス「カレンは本来こことは別の高校に通うはずだった、なのにどうやってここに……」

綾「やっぱり、アリスが知ってるって事は彼女も……」

響也「3年前のホームステイの子だよ、俺達の約束の子の最後の一人」

 

御堂は俺とカレンの関係を知ると、俺に起こってる事を伝えた。

 

修「今、そのカレンって奴がお前を探してる」

響也「何で俺を探す必要あるんだ?」

宗「何でも、カレンの配属となるクラスは僕たちの隣のクラスだ。そのことで今担任と揉めてるらしく、響也の同意を求めてるらしい」

響也「そういうことか、その様子だと穏便に済む話じゃ無さそうだな」

 

俺は重い腰を上げて、図書室の扉を開ける。

 

アリス「行くの?」

響也「放っておけないしな、それに同じ学校に転入してきたんだ。少なくとも俺は仲良くしたい。ちょっと行って来る」

 

職員室

 

烏丸「うーん、気持ちは分かるけどクラスの変更は……」

カレン「だからどうしてもあの3人と一緒に!!」

 

頭を下げ続けるカレンの肩を叩いた。

 

響也「烏丸先生に迷惑だろ、カレン」

カレン「ヒビヤ!!」

烏丸「来てくれたんですね」

 

目を輝かせるカレンを烏丸先生から引き剥がすべく、俺はカレンに伝える。

 

響也「俺の話、聞いてくれるか?」

 

俺は学校のテニスコート前のベンチへとカレンを誘った。

 

満開だった桜も緑一色になり、その木の下で俺はカレンに聞く。

 

響也「本当は別の高校に行くはずだったんだろ?どうやってここに来た?」

カレン「本当は品格の高い、お嬢様校に入る予定だったんだけど、私が望む物を手に入れるにはそこじゃダメだって思って……」

 

俺はその言葉に悪意はないと感じる、純粋に俺たちと一緒に居たかったんだな。

 

響也「約束果たすだけじゃ、満足しないのか?先生困らせてまでカレンは俺たちと同じ場所に居たいのか?」

カレン「当たり前デス、待ち続けた人と一緒になれないのは……」

 

俺はカレンの目の前で服の袖をめくる。

 

響也「離れていても、消えないモノはちゃんとあるんだ」

カレン「その傷跡……」

 

俺の腕には生々しく残った、縫い傷があった。

 

響也「アリスを守った、ただそれだけで救われた人がいる。大切なのは近くに居る事だけじゃなく、全く違う場所であってもお互いが会いたいって想えば会える」

 

俺はカレンの髪を撫でて、伝えた。

 

響也「カレンは一人じゃない、会いたいって想えば、俺達はいつでも会いに行く。だからクラスには余りこだわる必要はないよ」

 

カレンは笑顔でそれを受け入れ、俺はカレンを連れて教室へと向かった。

 

 

ホームルーム

 

カレン「皆さん、初めまして。イギリスから編入してきました。九条カレンデス!!皆さんと仲良くなれるよう、交流しましょう!!よろしくデス!!」

 

こうしてカレンは俺達とは離れているが、共に学校生活を歩んでいく事になった。

 

その一方で

 

響也「部活動説明会?」

修「来週から始まるらしいからお前も来いよ」

響也「残念だけど断るよ、俺は家事やらないといけない身の上だし」

宗「因みに僕は部活動じゃなくて委員会に入るからその説明会に」

 

俺は部活動のリストを軽く目を通すと御堂に聞く。

 

響也「部活入るって事は、やっぱりお前陸上部に入るのか?」

修「当たり前だろ?中学から続けてる俺のアイデンティティーだからな」

宗「流石は、中学時代に陸上のエースだったことはある」

修「宗は委員会どこに入るんだ?」

宗「図書委員会だよ、本は好きだからね」

響也「楽しそうだな、入ったら応援に行く」

修「ありがとよ」

宗「俄然やる気が出る」

 

そんな話をする中、後ろで御堂を見つめていたのは……

 

綾「御堂君……」

 

小路綾と御堂修、中学時代から関わるこの二人に何があったのか。

 

君たちには話すべきだろう、俺が知る真実を。

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