季節の流れはウマ娘の様に早い物で梅雨入りとなり、部活も休止期間になったその頃。
切「わざわざ手伝ってくれるとはね、助かるよ」
響也「人助けは俺の生きがいなので、まあ、お節介焼きとでも言ってくれ」
この日、俺は雨の中で友人たちと体育館の掃除をしていた。
今日は土曜日で本来休日なのだが人手が足りない為、臨時で皆を呼び出した。
綾「本当に凄い雨だね」
陽子「こんな時こそ家でゴロゴロしながらモンハンやりたいよ」
修「お前らサボんじゃねーぞ、こういう時こそ身体動かすんだろーが」
切「皆、もう少しで休憩挟むから頑張ってください」
その一方部室では。
カレン「まだこんなにあるんデスかー?」
アリス「うう、お腹すいた……」
忍「二人とも、頑張って……」
穂乃花「皆、ちょっと辛そうだね?」
カレン・アリス・忍・穂乃花は野球部の部室にあるグローブを洗っていた。
4人は体力的な問題からなるべく手を動かす仕事をする様に俺が指示した。
梅雨が明ける前に部活全般の大会準備期間となる今が大事な為、やれることは全部やっておくのがスジだ。それなのに今の生徒は……
宗「皆、梅雨の休日何をしてるんだろうか?」
修「ダラダラゲームでもしてんじゃないの?」
宗「家にいるなら少しぐらい手伝っても良いと思うんだけど」
陽子・綾「一理ある」
雑巾がけをひたすらにこなしていく俺達、本当はもっと人員を集めたかったが今はこのメンバーで仕事をこなすしかない。
掃除を始めて2時間、ようやく昼のチャイムが鳴り響く。
忍「やっと終わったね~」
アリス「クタクタペコペコ……」
響也「一体何があったんだ?」
カレンと穂乃花の二人が忍とアリスを背負って帰って来た。
一体どう言う経緯でこうなったのかは敢えて聞かず、俺達はリュックを持って体育館を後にした。
その後掃除を手伝ってくれた皆にお礼として昼食をご馳走することにした。
俺は冷蔵庫から豚バラ肉と大根、辛味噌を取り出す。
大根を薄めに斬り、長ネギをみじん切りに、豚バラを三等分に切る。
鉄鍋にごま油を垂らし、刻みネギを揚げの要領で焦がしていく。
大根を入れ、炒めつつ、豚バラと辛味噌を加え、豪快に鍋を振り、味噌を絡めるように炒めたら。
皿に盛りつけ、カイワレを添えれば。
響也「お待たせ、大根と豚バラの辛味噌炒めとズッキーニのぬか漬けだ」
切「凄い、良い香りだ」
響也「簡単な物だけど沢山食べてくれよな」
修「それじゃあ改めて」
皆「頂きまーす!!」
大皿の辛味噌炒めを食べ始める中、俺は炊きたての白米の上に大根と豚バラを乗せ、大口で掻き込んだ。
カレン「おお~ヒビヤの食べ方ワイルドデスね~」
忍「焦がしネギがいい味出してる」
宗「疲れた体に力が入る!!」
そんな中、黙々とご飯を食べ勧める荒沢先輩の茶碗が空になると……
響也「もう一杯行きますか?」
切「じゃあ、2杯目は好きな食べ方で食べて良い?」
響也「え?まさかあの食べ方を……」
切「やったらマズいかな?」
響也「いや、いいと思うよ。少なくとも俺は否定しない」
そう言って俺はご飯を盛ると荒沢先輩はバッグから赤いボトルを取り出す。
荒沢先輩はご飯の上にその赤いボトルの液体をかけ始めた。
それを見たアリスとカレンは気付く。
アリス「ねえ、あれって……」
カレン「まさか……」
切「ケチャップだよ」
アリス・カレン「ヴェアアアアアアアア!!」
御堂「出たな、先輩お得意のケチャップご飯」
綾「先輩まだ続けてたんですか!!」
荒沢先輩はごはんとケチャップを混ぜ合わせ笑顔で答える。
切「ケチャップやめられないんだよねー、スクランブルエッグやア〇トバ○エルンとパンは決まってケチャップなんだ♪」
アリス「ご飯にケチャップかける人初めて見た……」
カレン「これが本当のケチャップライス」
綾「本当にそのまんまだよね、先輩」
だが正直な話ご飯にケチャップをかけただけの物では俺は納得できない。
混ぜ合わせたケチャップライスを食べようとする先輩を俺は制止した。
響也「荒沢先輩、ちょっとそれ貸してくれます?」
切「いいけど……」
俺はフライパンを熱し、牛乳、粉チーズ、バジルでケチャップご飯をリゾットにする。
目の前に出されたリゾットを一目見て荒沢先輩をリゾットを一口頬張った。
切「美味しい、これ即興で思いついたのかい?」
響也「本当は残り物のトマトソースを使ったまかないだよ。御堂によく食わせてたんだ」
御堂「庭の草刈りの時よく食ったよな~それ」
カレン「ねえ、私にも食べさせてよ」
響也「ご飯の残ってるし、シメの一杯行くか!!」
俺はそう言って棚から新品のケチャップを取り出して、リゾットを作り始めた。
切「木ノ瀬君、後で皿洗い手伝うよ」
響也「助かるよ」
荒沢切先輩、風紀委員長ではあるがその男、ケチャラーである。
響也「皆には伝えておくが今日の回は作者のモンハンのプレイ時間を確保するため2000文字前後で終わるぞ」
綾「最後の最後でメタ発言で締めないでください!!」
修「また来週会おうぜ」