梅雨入りで暇を持て余す俺の家、退屈だろうが今は耐えるべきこの時期を切り抜けるべく、忍・アリス・カレンたちに連絡をした。
響也「こういう時こそゲームに限る」
痛部屋の中で小型モニターを起動し、アレを取り出した。
響也「今日も頼むぜ、俺のス〇ッチ」
この小説を読んでくれている人も知っているであろう。
ニ〇テ〇ドース〇ッチ、現在ア〇ゾンや楽〇で品薄が続く超人気ゲーム機。
作者の執筆を疎かにする据え置き携帯両用デバイスだ。
テレビに繋ぐことも出来れば携帯機として友人と集まり遊ぶことも出来る。
向こうの世界では某ウィルスによって自宅にいる事が多くなった為、さらに需要が大きくなったらしい。
それ以前に作者が書いていた某ウサギ喫茶の小説でも登場しており、相当作者が気に入ってるのだろう?
最近はモンハンライズの登場もありさらに執筆が手抜きになった気がするが。
まあ、ウサギ喫茶の話の下りは作者のページから見てくれ、最もこの作品も実はウサギ喫茶と掲載誌が同じなんだが。(コラボもしたし)
まあ、このメタい話はさておき、ダウンロードが終わったようだ。
俺はマイク付きのヘッドホンを被り、オンラインのフレンドに繋ぐ。
響也「オーイ、聞こえるか?」
忍「バッチリだよ、聞こえる」
アリス「同じく聞こえるよ」
カレン「こっちも聞こえるデース!!」
アリス「まさか皆フォートナイトやってたなんてね」
カレン「同じ仲間に感謝デース!!」
響也「まあ、よろしく頼むよ」
忍「よろしくね!!」
俺達が今遊んでいるのは世界的人気のバトルロイヤルシューティングゲーム、フォートナイトだ。
今回はチーム戦での参戦、皆ス〇ッチで参加している。
響也「アリス、俺がゲーム用にあげた大型モニターはどんな感じだ?」
アリス「凄く綺麗で見やすいよ、でもいいのかな?これ貰っちゃても?」
響也「大事に使ってくれるなら俺は嬉しいしアリスだけテーブルモードじゃ不公平だからな、中古で良ければ使ってくれ」
アリス「ありがとう!!」
カレン「因みに私は50インチの8Kテレビで繋いでます」
響也「一人だけブルジョアだなオイ!!!!」
8Kテレビをゲームで使わせるカレンの両親改めて恐ろしいな。
響也「よーし、準備出来た。俺は今回ニャッスルで行くぜ」
アリス「エージェントピーリー行くよ」
忍「ストームトルーパーで参戦だよ」
カレン「ウルヴァリンで勝負デース!!」
4人「いざ、出陣!!」
ステージに入る俺たちはバトルバスから同じ方向に飛び降りる。
ガソリンスタンド近くに着地した俺たちは木をツルハシで倒し、素材を調達し始めた。
アリス「建築は得意なんだ、私に任せてくれない?」
カレン「あっ、ポーション見っけ、飲んどこ」
忍「宝箱見つけたよ~」
響也「落とし物のアサルトライフルゲット」
アリス「あれ?相手にされてない?」ズーン
響也「ごめん、じゃあ、俺達は攻撃に回って建築はアリスに任せようぜ」
カレン・忍「賛成!!」
カメラワークで辺りを見渡すカレンはその近くに赤い車を発見する。
カレン「車発見、あれで移動しよう!!」
響也「じゃあ、運転はカレンに任せるぜ」
カレン「カシコマリデース!!」
アリス「そっざい~♪そっざい~♪」
響也「早く乗れ!!」
赤い車で街の中心地まで移動する。
忍「ここから先、どう動くかな?」
アリス「ストームの影響でバトルフィールドが狭まる以上、戦いは避けられないね」
すると、突然4人の背後から……
忍「あれって!!」
響也「敵だ、武器持って!!」
グレーのトラックに乗って銃を構える、敵チーム。
応戦する為、忍と俺はアサルトライフルとショットガンを手に敵に一発弾を当てた。
プレイヤーが退場した為、車を止めたトラックからさらに忍が攻撃を仕掛けた。
二人のプレイヤーを仕留めた俺達はそこから武器を手に入れて戦力を補強した。
アリス「これでしばらくは大丈夫だね」
忍「残りプレイヤー人数は13人、最後に残った奴が私たちと戦う事になるね」
響也「今は先を急ごう」
カレン「フフフ」
響也「カレン?」
不敵な笑みを浮かべ、カレンは何やら抑えられない様な感情を吐き出す。
カレン「走るのって、最高……」
忍「ま、まさか……」
カレン「皆、しっかり捕まっててーーーーーーー!!」
突然カレンが車を全速力で走らせる、どこで覚えたのかドリフトや建物を華麗なドライビングでかき分けていく。
響也「おい、まさかカレンって車運転するとスイッチ入るタイプか!!どう考えても正気じゃねえぞ!!」
アリス「カレンは元々F-ZERO GXのヘビープレイヤーなの。だから乗り物に乗ると性格変わってスピード狂に」
響也「一番ステアリング握らせたらヤバイ人間じゃん!!」
カレン「オーラァ!!そこどけーーー」
響也「おい、市街地に突っ込んでるぞ!!」
ベキベキッ!!ゴシャッ!!
忍「ヴェアアアアアアッ!!人が、人が轢かれてるゥゥゥゥ!!」
響也「カレン、もうこれ以上はやめるんだ!!」
カレン「無駄無駄無駄ァ!!、このエンジンは止められないぜ、オーイエイ!!」
響也「キャラ崩壊エグイぞ!!」
アリス「もうやめてーーーーー!!!!」
市街地を暴走するカレンは次々と人を追い回しては轢いて行き、結果残り人数6人になった。
ガソリン切れにより、動かなくなった車を捨て、残りのチームプレイヤー2人を仕留めるべく、市街地調査を開始する。
響也「カレンに轢き殺されたプレイヤーの武器、持っていくべきか?」
忍「私は要らないと思う」
轢き殺した人間からブツを剥ぎ取るのは何か縁起が悪いもんな。
とりあえず、先を急ご……
バァン!!
響也「忍!!」
アリス「マズイ、相手はスナイパーだ!!」
響也「忍、俺のキット使え」
忍「ごめん」
この時俺は気付かなかった。
この場にカレンがいないことを
その頃カレンは
ババババババババ!!
カレン「このプレイヤーは私が仕留める!!」
上空からヘリコプターでスナイパーを特定するカレンは、隠れている俺達に通信をかける。
カレン「市街地の倉庫の屋根、二名のプレイヤーを発見、一人はスナイパー、もう一人はショットガンだよ。建築で防御しながら奴らを狙って。アサルトライフルならこの距離でも仕留められる」
アリス「私に任せて、建築で皆を守るから」
アリスは木造建築で塔を作り、俺はその上を走って行く。
響也「狙い通りだぜ!!」
アサルトライフルで敵を撃つ、だがどこまでも粘るしぶといプレイヤー故に俺は最後の手段を使った。
響也「一発デカいのかましてやる!!」
カレンの轢き殺したプレイヤーからこっそり拾っておいたロケットランチャーに切り替え、奴らに標的を定めた俺はトリガーを引いた。
その後、遠くからプレイヤーの消滅が確認できると画面内にあの表示が出てきたのだった。
カレン「やりました!!ビクトリーロイヤルデース!!」
忍「危なかった……」
アリス「木材ギリギリ消える所だった」
響也「とりあえず、皆お疲れ」
色々危ない戦いだったがそこそこ楽しかった。
でもこの時俺は知らなかった、あの戦いの裏で起きていた事を。
休み明けの学校
響也「じゃあ、お前らもゲームやってたのか?」
宗「修と二人で参加してたんだ」
響也「何のゲームやってたんだ?」
修「フォートナイトなんだけど酷い目に遭った、赤い車に追い回されて挙句ロケランで盛大に爆発したんだから」
響也「え……」
この時俺の全身が凍てつく感覚が襲い掛かった。
修「どうした?」
響也「いや、災難だったなって」
話せるはずもなく、この時俺は心の中でカレンには二度と運転をさせないと心に決めたのだった。