良く分かんない悪魔と行くZEXAL世界旅行記   作:schwarz Fuchs

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 エイプリルフールですよ。ははは。


4月1日-それは嘘か真か?

 

 

「己、己、オノレオノレオノレオノレ小癪な小娘風情にしてやられるとは、何たる不覚を」

 

 

 全てが過ぎ去った後の何処かで黒い影が、或いは靄が言葉を発しながら蠢く。その声は怨嗟か、悔恨か。少なくとも余人には怖気を感じさせる程に底冷えした声である事には変わりないだろう。

 

 

「あの小娘の行先は...ふん。なるほどな排された世界の方へと手を出すつもりか。所詮砕けた分け身たる我ならば...報復を、或いはあの小娘共に絶望をくれてやるためにアレへの協力は一つの手になるか?」

 

 そのような思案の言葉が聞こえた後、その気配の主は何処かへと消えてしまった。

 

 

 

「待っていろ、羽藤遊香...貴様に絶望をくれてやる...!」

 

 

 そのような悪意に満ちた言葉を残して。

 

 

 

────────────────

 

 

「これクソゲー、クソゲーだってこれ!」

 

『カッカッカ。残念ながら儂の素引きじゃ』

 

 

 可笑しいだろこの悪魔!なんで何回ドローしても初手エクゾ決めてくるんだよ!

 

 

『まあ、真面目な回答を言えばリアル乱数調整の類いだな。量子部分で確率が絡む以上一応精度は完全な100%ではないぞ。現に手札に引く順番は...ほれ。三回に一回は乱れておるじゃろ?』

 

「いやいやいやいやいやいやいや...え?グレシー相手にデュエルしようとしたら引きたいカードを必ず引けるところが大前提になるの?」

 

 

 それほぼ全員ゲームの相手にならないでしょ

 

 

『ならぬぞ。じゃから儂らがこれをやる場合はこの手の特殊勝利禁止の暗黙の了解があったり、この手のリアル乱数調整禁止の対策をお互いに用意してきたりするのが常じゃの』

 

「人外魔境か?」

 

人外(悪魔)じゃが?』

 

 

 ...そっすか。

 

 

『というか、お主とて大概似たような事は出来るであろう?』

 

「...ディスティニードローとダークドローの事?それとも書き換え?」

 

『うむ』

 

 

 いや、まあ、イカサマめいた事って括りならそりゃ同じみたいな感じだし私もそう思ってるけども。でもさぁ...

 

 

「同じような事って言いたいならせめて異能めいた力働かせてよ。完全な物理事象として絶対そうなる因果を作るとかいう意味不過ぎる事をしないでもらって...」

 

『やっぱそれ理由でダメかの?』

 

 

 ダメっていうか...いやそもそも私のもそうだけどこれらってイカサマ検知される事あるの?ちょっと分からないんだけどそこらへん

 

 

『ああ、絶対ない。例えば儂のは自動シャッフル装置のシャッフルが絶対に「偶然にもそうなる」ような前提条件を作っているだけじゃからの。そっちのはそっちので一種の世界改変じゃからな。意識や認識、記憶に手を出しておらぬだけで事象としては「その場に新しくカードを生成した」のではなく「始めからそのカードが偶然デッキトップに居ただけ」という事になる。過去ごと捻じ曲げてな。故に検知自体は出来ぬ』

 

 

 ...もしかしてこれらの力って本来相当にヤバい技?

 

 

『まあ、うむ。要はこれ出力が足らぬだけで出力さえ足りれば「人殺しちゃったけどその人間を生まれなかった事にしたから証拠が絶対に出てこないので検挙の余地がありません」とか出来るしな...。一応人の記憶などには残るから目撃者からの証言程度には色々起こるやもしれぬが...』

 

 

 うわぁ...

 




元々はグレシーと遊香がエグゾディアデッキでお互いに勝負する内容にする予定でした。後半部分はその名残だった筈のものです。

ルール
・3本先取

(尚グレシーは運命力(と言う名の因果律操作技術)で絶対に初手でエクゾディアを揃えてくるものとする)
(対し遊香の運命力は未熟であり初手5枚の1枚に必ずエグゾディアが含まれているが、残りのカードは手札に加える度にシャッフルを行うが6面ダイスでロールし、ロール結果の分だけデッキトップのカードを確認、その中から任意のカードを手札に加える)

1回戦目
グレシー:初手エクゾディア勝利
遊香:封印パーツ3枚、残りは千年原人

2回戦目
グレシー:初手エクゾディア勝利
遊香:封印パーツ3枚、召喚神エクゾディア、魔神火焔砲(エグゾード・フレイム)

3回線目
グレシー:初手エクゾディア勝利
遊香:封印パーツ1、本体1、強金1、魔神火炎砲(エグゾード・フレイム)、千年の十字

勝者:グレシー
遊香「クソゲーでしょこれ」

(現実問題として確率は間違いなく高くなっている筈だがその上で極低確率な事実から抜け出せていない。仮にロール結果が全て6であったとして、2枚目の手札に封印パーツ~だと計算がクソ怠い気が...計算式は「P = 1 - ( n-aCr / nCr )」らしい(n=デッキ枚数、r=ドロー枚数(言い換えれば今回だと捲る枚数とも)、a=デッキに含まれる封印パーツ)。
計算を通すと最終的な確率は

2枚目:P = 1 - ( 39-4C6 / 39C6 )=1-(1623160/33,243,483)=95.117%
3枚目:P=1-(38-3C6/38C6)=1-(1623160/2760681)=41.204%
4枚目:P=1-(37-2C6/37C6)=1-(1623160/2324784)=30.180%
5枚目:P=1-(36-1C6/36C6)=1-(1623160/1947792)=16.667%
総括して1.971%
つまり0.1%運ゲーに勝った上で尚2%未満の確率を通す必要があります。クソゲーか?)

この始末なので没にした。

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