本当に、なんだったんだあの蜘蛛は……。
突然現れて威圧を撒き散らし、地龍ラムダすら超える威力の魔法と速度で散々に俺を翻弄した挙げ句、あっさりと退いていった。
謎だ。
謎の蜘蛛だ。
あんな蜘蛛にまで遭遇するなんて、本当に俺は蜘蛛と悪い意味の縁で繋がってるな。
しかし、ある意味ではあの蜘蛛に感謝した方がいいのかもしれない。
ラムダを倒して虚無感に襲われていた心は、あの蜘蛛との戦いで少し彩りを取り戻した。
この迷宮には、まだまだあんなに強い奴がいる。
代わり映えのしない無限地獄の中でも、ラムダやあの蜘蛛のような強敵といつ遭遇するかわからないのだ。
なら、沈んでる暇はない。
俺ももっと強くならなければ。
そう思う事ができた。
気力が出てくれば前を向ける。
さて、じゃあ強くなる為の一歩として、まずは棚上げになっていた進化だな。
また強敵に襲われる前に、さっさと済ませてしまおう。
《個体オークジェネラルがオークキングに進化します》
そうして、進化の恒例行事として俺は意識を失な……わないな。
はて?
ああ、もしかして状態異常無効のスキルのおかげか?
最近、状態異常大耐性がカンストして状態異常無効になったんだが、あれ以来睡眠すら取らなくてもよくなったからなぁ。
とはいえ、あくまでも睡眠が必要ないであって眠れない訳ではないので、いつかは前世のように安全な場所でふかふかのベッドで寝たい。
かなり前から持ち続けてる夢だ。
本当に、いつかは叶えたい。
《進化が完了しました》
《種族オークキングになりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度進化ボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『MP回復速度LV6』が『MP回復速度LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『MP消費緩和LV6』が『MP消費緩和LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『破壊大強化LV4』が『破壊大強化LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『打撃大強化LVLV4』が『打撃大強化LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『衝撃大強化LV4』が『衝撃大強化LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『闘神法LV5』が『闘神法LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『大気力撃LV8』が『大気力撃LV9』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『気力付与LV7』が『気力付与LV8』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『射出LV3』が『射出LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『予測LV6』が『予測LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『暴君LV1』が『暴君LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『鑑定LV5』が『鑑定LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『外道耐性LV2』が『外道耐性LV3』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『魔量LV6』が『魔量LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『韋駄天LV4』が『韋駄天LV5』になりました》
《進化によりスキル『物理耐性LV1』を獲得しました》
《『破壊大耐性LV2』が『物理耐性LV1』に統合されました》
《『打撃大耐性LV5』が『物理耐性LV1』に統合されました》
《『斬撃大耐性LV3』が『物理耐性LV1』に統合されました》
《『貫通大耐性LV3』が『物理耐性LV1』に統合されました》
《『衝撃大耐性LV5』が『物理耐性LV1』に統合されました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『物理耐性LV1』が『物理耐性LV10』になりました》
《条件を満たしました。スキル『物理耐性LV10』がスキル『物理大耐性LV1』に進化しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『物理大耐性LV1』が『物理大耐性LV5』になりました》
《スキルポイントを入手しました》
そんな事を思ってる内に進化が完了。
初めて進化の瞬間に意識を保ってたが、妙な感じだな。
痛みもなく、違和感もなく、自然な感じで体が作り替えられていくような感覚。
そして、凄い量のスキルのレベルが上がった。
進化ボーナス凄いな。
そして、さらっと鑑定のレベルも上がったな。
そろそろ、もう少し使えるようになっていてほしいが。
そう思いながら、いつものように自分を鑑定。
『オークキング LV1
ステータス
HP:11850/11850(緑)
MP:1/1215(青)
SP:6690/6690(黄)
:5930/8770(赤)
平均攻撃能力:11000
平均防御能力:11990
平均魔法能力:1060
平均抵抗能力:11860
平均速度能力:4220』
なん、だと……!?
まさかまさかの大躍進だ。
レベルが後半に突入してきたからか、鑑定が本気を出してきている!
しかし、ステータス五桁か。
比較対象がいないから実感は湧きづらいが、それでもこの数値が高いという事はわかる。
俺、ここまで強くなってたんだな……。
なんか感動する。
よし。
鑑定のおかげでモチベーションも上がった。
張り切っていこう。
まずは、蜘蛛とも戦いで有用だった龍力のスキルから鍛えていくか。