一般隊士なのに何故か隊長さんたちと話しかけられる事が多いのは何故だろうか? 作:主義
僕が『隊長補佐』という役職に就くようになってからそれなりの時間が経過していた。隊長補佐になる前と変わった事はほとんどないけど一つだけ挙げるとしたらそれは周りの目かな。
隊長補佐というのはその名前の通りで隊長を補佐する仕事なので卯ノ花隊長と一緒に居るのが増えるのは必然。そうなるとどうしても他の人から見られてしまう。今まで只の一般隊士だった僕が急に隊長と一緒に居るようになったのだから仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。
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隊長補佐になると隊長の側にいる事が増えるため…他の隊長の方々に会う事も必然的に増えて来る。一般隊士として勤めていた頃は勿論、隊長の方々とお話する機会など無かった。
だけど、隊長補佐という役職になると隊長の人たちと話す。特に二番隊隊長の砕蜂様や八番隊隊長の京楽様などとお話する機会が多い。何故、このお二人なのかは……分からない。お二人ともよく僕に話しかけてくれている。その理由に関しては分かりませんが話掛けてくださるのはとても嬉しいです。
そして今日も京楽様から八番隊宿舎に呼ばれて向かうところです。あんまり、隊長補佐という仕事なので休暇というのはほとんどないのですが…今日は珍しく休暇が取れた。
八番隊宿舎に着くと何故か入口の側に眼鏡を掛けた一人の女性が立っていた。僕はその女性に近づき、声を掛けた。
「お久し振りです。七緒様」
「お久し振りですね。天海くん,。前も言ったけど『様』なんて付けなくて良いのに」
「それではできません。七緒様は僕の上司に当たりますから」
そんな挨拶をしながら少しお互いの近況報告などをしながら僕は京楽様のところへ案内してくれた。
「よく来たね。天海くん」
京楽は酒瓶を片手に出迎えてくれていた。京楽隊長は女性と酒をこの上なく愛しており、それさえあれば生きていけるというほど。僕はお酒とかも飲まないから分からないけど……京楽隊長に取ってはとても欠かせないものなのだろう。
「…お元気そうで何よりです。京楽隊長」
「何度の言っているじゃない。そんなお堅い挨拶を僕にはしなくていいって」
「いくらそう言われても無理ですよ。僕の立場的に」
僕の上司にあたる隊長や副隊長の人にはどうしても敬語を使う。七緒様はどうしても下の名前で呼んで欲しいと言われたために下で呼ぶことにしているけど、他の人には苗字に様を付けたり役職を付けたりするのが普通。
「まあ、こればっかは仕方ないかもしれないね。それじゃ座ってよ」