敵か英雄か   作:eeeeeeeei

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弱者か強者か

──────

 

 

 

 

 

 結果的に、緑谷は轟に鉢巻を奪われ、最後の足掻きで常闇が轟の持つ拳藤の鉢巻を奪い、滑り込みの5位をもぎ取った。

 爆豪は物間から奪った鉢巻を守りつつも、鉄哲を倒し、3位に甘んじたことに憤慨しているよう。

 心操チームはひっそりとポイントをかき集めていたようで、4位という位置に食い込んでいた。

 

 

「帝さん。私は貴女のおかげで勝てたようなもの。ありがとうございました」

 

 

 丁寧にお辞儀をする茨が顔を上げた時、王華は薄い笑みを浮かべていた。

 

 

「私が貴様を選んだと同時に、貴様も私を選んだのだ。その選択をしたのは紛れもなく自分自身だろう?お前の勝利はお前だけのものだ」

 

 

 そう言ってもなお、笑みを浮かべたままの王華に思わず見惚れる。

 

 この方のおかげで、私は強くなれた。

 この方のおかげで、私は勝利を掴んだ。

 でも、そうじゃないと言ってくれた。

 そして今も、その美しい声で、私に聞かせてくれる。

 

 

「──恐らく、次はただの殴り合い。その時は、お前が相手とて容赦はせんぞ」

 

 

 認められたのかもしれない。

 自意識過剰かもしれないが、自分以外のものに興味の無いはずの帝王が、わざわざ言葉にしたのだ。

 私はこの方の、力になれていたのだと。

 そう、思ってしまった。

 たったそれだけだというのにも関わらず、なんとも言えない幸福感に包まれた茨は、頬を赤く染めながらもお辞儀をして、「私にはもったいない程の……」と呟きながら王華から離れていった。

 

 

 そんな茨を見つめながらも、王華はらしくないと頭を振り、その場を後にした。

 

 

 

──

 

 

 

 第二種目、騎馬戦の結果を見て、ミッドナイトは考えていた。

 

 

1位 轟チーム

 轟・八百万・飯田・上鳴

 

2位 帝チーム

 帝・塩崎

 

3位 爆豪チーム

 爆轟・切島・瀬呂・芦戸

 

4位 心操チーム

 心操・尾白・庄田

 

5位 緑谷チーム

 緑谷・麗日・常闇・発目

 

 

 元々16名でのトーナメントを予定していたのだが、上位通過車が17名となってしまったので、シードにするにしろ誰にするか、それとも18名にするにしろ、誰を繰り上げるか。

 どうしたものかと考えていたのだが……

 

 

「そういう青臭い話はさぁ……

 

 好み!!!」

 

 

 洗脳されていた、記憶がないと言うA組の尾白と、B組の庄田二連撃の二人は棄権したいと言い、主審であるミッドナイトはそれを受け入れた。

 結果として、1名足りず、6位である小大チームから一人となったのだが、鉢巻を奪うことも奪われることもなかった自分たちよりも、最後まで上位を維持していた鉄哲チームに譲りたいと、「ん」と、単語くらいしか喋らない小大の代わりに拳藤が代弁し、ミッドナイトはまたまたそれも受け入れた。

 

 

 と言う事で、第三種目のトーナメント出場者も決まり、組み分けは、以下の通り。

 

 

 

緑谷 ┐        ┌ 芦戸

   ├┐      ┌┤

心操 ┘|      |└ 塩崎

    ├┐    ┌┤

轟  ┐||    ||┌ 常闇

   ├┘|    |└┤

瀬呂 ┘ |┏━━┓| └八百万

     ├┃優勝┃┤

帝  ┐ |┗━━┛| ┌ 鉄哲

   ├┐|    |┌┤

上鳴 ┘||    ||└ 切島

    ├┘    └┤

飯田 ┐|      |┌ 麗日

   ├┘      └┤

発目 ┘        └ 爆轟

 

 

 

 雄英体育祭最後の種目の前に、簡単なレクリエーションを行うとの事で、なぜかチアガールの衣装を着ている芦戸、八百万、麗日以外の出場選手は各々スタジアムを後にした。

 

 

 

────

 

 

 

「何と言った?」

 

 

 一人お手製の弁当を木陰でモクモクと食べていた王華のもとに、B組の無表情女が現れた。

 

 食事を食べ終え、聞き返すも、ソイツは先程聞こえた言葉を繰り返す。

 

 

「来て」

 

「なぜ私が貴様に付き合わねばならん。却下だ」

 

 

 弁当箱を片付けて、ショルダーバックに乱雑に放り込むと王華は立ち上がった。

 だが、目の前の女は何かの紙を王華の顔の前へと突き出す。

 そこに書かれていたのは、

 

 

【ツワモノ】

 

 

「何だそれは?」

 

 

 口調こそさっきまでと変わりはないが、少しだけ口元を緩めている。

 いかに強靭な肉体と精神を持つ王華も、まだ高校一年生の少女。

 褒められて悪い気はしない。

 美人とかではなく、ツワモノで喜ぶところが王華らしいが。

 

 

「借り物競走」

 

「の?」

 

「お題」

 

「それが私だと?」

 

「ん」

 

 

 随分と疲れるやつだ。

 人としての何かが欠けているのではないか?

 

 自分の事は棚に上げて目の前にいる女をシゲシゲと眺めながらそんな事を思う。

 さらに、自分のこれは全く成長の兆しも見えないと言うのに、なんだその胸は。

 八百万百といい、コイツらのモノは15,6歳のサイズではないだろう。

 初対面である小大 唯に散々な感想を抱きながらも、その小大に手を引かれる。

 

 

「離せ。スタジアムに戻れば良いのだろう?」

 

「いいの?」

 

 

 言われた通り手を離した小大は表情は変えずに、その顔を少しだけ傾けて言う。

 

 そもそも連れて行く気だっただろうに。

 と思うも、声に出すのはやめた。

 こいつはそう言うやつなのだろう。

 それに、私には関係ないが、私以外のもので有れば、誰を連れて行ったところで不正解。

 正しい選択をしたようだな。

 さて、やるからには、頂点でなければな。

 

 

「開始からどの程度の時間が経過している?」

 

「2分?」

 

「ふむ。ならば間に合うか。強者として、私を真っ先に選ぶとは良い選択だ。貴様に一位の座をくれてやろう」

 

 

 小大の足を払い、抱っこする形となると、地を蹴り、木を蹴り、スタジアムの壁を蹴り、一直線でゴールへと向かう。

 

 そうして、空から小大を胸に抱き舞い降りた鷹の仮面。

 歓声が響き渡るも、借り物に借りてこられたような格好の小大こそが一位。

 

 見事、一位の座についたものの、主役ではない王華はサッサとスタジアムから出て行った。

 

 

「ありがと」

 

 

 小さく呟く、少しだけ頬の赤い小大の言葉に見送られながら。

 

 

 

────

 

 

 

「君がやる気になってくれて嬉しいよ。まさかレクリエーションにも出てくれるなんて」

 

 

 廊下を歩く王華へと、オールマイトは曲がり角から現れ声をかける。

 その姿は、ガリガリに痩せこけたトゥルーフォームであった。

 

『………あのと……きの……ひと……』

「……私の前に、その姿で立つなと言わなかったか?」

 

 

 仮面を外し、その怒気を隠す事なく曝け出している。

 緩い日常に浸かり、自分らしくない事をしていた。

 だが、こいつの登場で思い出す。

 この身に刻まれた、己が使命を。

 

 荒れ狂う黄金の風に少したじろぎながらも、オールマイトは笑みを浮かべていた。

 

 

「いや、私も無理はしたく無いからね…。塩崎少女ともいいチームだったじゃないか。まるで出会った時のか──」

 

 

──ズンッ………!!

 

 

「容赦ないな……」

 

 

 オールマイトが僅かに傾げた首、本来であればその左眼があった場所。

 その位置と変わらぬ場所のコンクリートの壁に、王華の手刀が肘まで埋まっていた。

 

 普段は妖艶であり、時に厳格さを感じさせる王華であるが、今は、野生の獣が、その命をかけて捕食者を相手取るような濃厚な殺気に包まれており、その紅い瞳は完全に瞳孔が開ききっている。

 

『…… しおざき……?…』

「貴様が、彼女を語るな……今この場で、殺されたいか?」

 

 

 甘く響く、不思議な声ではない。

 相手を萎縮させる、酷く重い声。

 

 

「すまない。華々理少女の事は、今でも──」

『……………』

 

 その長い金色の髪をくしゃくしゃに乱れさせ、脈打つ血流が『殺せ』と言う意思を体中に運んでいる。

 殺意が激しい波のように身体中を巡り、拡がっていく。

 沸騰した血液が逃げ場を求めて集まっているのか、その瞳は血のように真赤になり、パンパンに腫れ上がっているようにも見える。

 

 そのまま手刀を薙ぎ、コンクリートなど物ともせず、その化合物を破壊しながらもオールマイトの首へと斜めに進んでいく腕の進行は、突然止まった。

 

 

「クッ、また強くなったんじゃないか?帝少女」

 

「何度言わせる気だ!?貴様が彼女の名を呼ぶな!お前が見捨てた!!彼女の名を!!」

『…みすて……た…わたしを…』

 

 マッスルフォームのオールマイトがその腕を掴んでいたからだ。

 左脚で蹴り上げるも、オールマイトには躱される。

 そのまま王華は、一切の躊躇なく、掴まれた腕を加速させるべく、自らの腕を押し出すように、右脚を自らの右腕へと放つ。

 

 

 メリメリと壁を破壊しながら、メキメキと音を立てる腕。

 

 

「貴様の弱い姿を見るたびに、私に彼女が語りかけてくれる……貴様を殺せと、私を見捨てた弱者を殺せとな!!!」

 

 

 骨が軋む音がするも、止まっていた右腕は行進を再開している。

 研ぎ澄まされた手刀がオールマイトの首筋にめり込む寸前で、宙へ投げ飛ばされた王華。

 

 

「悪かった!謝る!!君とこんな事をしに来たわけじゃ無いんだ!あの時も、彼女にはすまないと、今でも、ずっと思っている」

 

「"燈"を……語るなと言ったぁぁぁぁあ!!!」

 

 

 "何度"この展開が起きた事か。

 オールマイトのそう言ったところも、王華の神経を逆撫でする。

 自分の一番大事な場所に、土足で入り、踏み躙り、その美しい思い出に唾を吐きかけられるような、そんな気分になる。

 

 怒りのままに膨れ上がる王華の"気"は、咆哮と共にその掌に充填される。

 宙に投げられたがために、天地逆の姿勢のまま、オールマイトの胸元へと掌が軽く押し当てられた。

 

 

 空手で言う裏当て。

 中国武術で言う発勁。

 そのどちらでもない、王華のオリジナル。

 狙った位置に打撃の破壊力を届ける裏当てと、勁による打撃でその破壊力を身体全身のエネルギーを使って繰り出す発勁。

 その技術を極めた王華による、狙った位置に力を直接ぶつけ、密着状態からでも極めて破壊力の高い攻撃を繰り出す内部破壊技。

 拳では岩を砕き、その指先は鉄板すらも貫く、研ぎ澄まされた剣指での、外部破壊技。

 それを、ほぼ同時に叩き込む、今の王華の持つ、一番殺傷力の高い技。

 

 

「弱者の証を、その身に刻んでやろう!!!

 

──罪の烙印(フロス・ペッカートゥム)!!!」

 

 

 突き抜ける衝撃。

 

 掌の中央から衝撃を体内に送り込み、爆発させて内部破壊。

 同時に軽く握り込んだ指を勢いよく弾き、周りの肉を触れただけで抉り取り外部破壊。

 5つに別れて飛び散る肉片と、内部で起きた衝撃の爆発による夥しい程の内出血。

 それが作り出す傷跡は、紅と紫の混じった、綺麗な華のようであった。

 

 

「ぐっ……ちょっと、やりすぎじゃないか?」

 

 

 技を放った、王華の無防備な腹に、オールマイトの拳が突き刺さっていた。

 ブチブチと言う何かが千切れる音と、バキボキと何かが折れる音。

 押し潰され行き場を失った血液や胃の内容物が逆流してくるのがわかる。

 

 

「……ごぷっ………ぶはっ…」

 

「いや、やりすぎたのは私の方か……」

 

 

 口から先程のお弁当の中身と濃い赤色をした液体を吐き出し、地面に横たわる少女と、膝を突き、その胸に刻まれた大きな傷跡の、反対側につけられた、真新しい傷口を押さえるナンバーワンヒーロー。

 

 

「君は、どんどんと強くなるな。もしも、華々理少女がいたら、今の君をどう思うだろうね……」

 

「…………本当に、何度、言わせる……!貴様如きが…燈の名を口にするなと……それ程に私を、私たちを馬鹿にしたいのか!!?」

『……おうかを……ばかにしてる?…』

 

 口から液体を吐きだしながらも叫び、立ち上がる王華に、オールマイトに戦慄が走る。

 100%の、本気で放ってしまった拳。

 

 私の今の拳を受けて、立ち上がれるプロヒーローが果たして何人いるか……

 

 気絶していると思い、呟いた言葉だったのだが、まさか立ち上がるとは思わなかった。

 

 帝 王華が『華々理 燈(かがり あかり)』に、異常とも言える程に固執し、依存している事は知っている。

 知っているからこそ、言葉にしてしまう。

 自分の中での、大きな後悔。

 あの時程、力を欲した事は無い。

 

 苦しむ王華を見るたびに、あの子がいたらと、考えずにはいられなかった。

 

 だが、立ち上がったは良いものの、フラフラとおぼつかない脚。

 吐血をしながらも、その腕にありったけの気を込めていく王華。

 

『……おうか……きい…て…』

「…………私たちの……世界…!!」

 

 

 フラフラとは思えない速さで肉薄し、高く上げられた脚を、ギロチンのようにオールマイトの首へと振り下ろす。

 

 

「腕はフェイクか!?フッ!!」

 

 

 オールマイトが左手でそのギロチンを受け止めたところで、王華のもう一本の脚がその頭を喰い千切らんと振り上がる。

 オールマイトの左腕を起点に、腰を捻り、その馬鹿げた脚力を全力で解放しての上下二連撃。

 

 オールマイトはその左脚を右腕で受け止め、そのまま再度投げようとしたところで、王華は床に両腕を突き刺した。

 

 

「ハァァァッ!!」

 

 

 カポエラの様に、その脚を回転させオールマイトの腕から脱出。

 さらにもう一回転させ、挟み込む様に、その太ももでオールマイトの首を絞めると同時に、投げの体勢。

 突き立てた腕はプチプチと何かが千切れる音がしており、食いしばった口元からは鮮血が、重力に従い王華の顔を紅く染めていく。

 それでも王華は止まらない。

 オールマイトの巨体をその細腕で支え、頭からコンクリートへと突き立てた。

 

 

「本当に……君は強くなる……」

 

 

 だが、すぐに脱出し、眼前に立ち塞がるオールマイト。

 

 流石の王華も、もう動く力は残っていなかった。

 

 

「チッ。まだ…足りないか………次こそは……あか…り……」

 

 

 そう言って、最後までオールマイトを睨みつけながら王華は倒れ、今度こそ気を失った。

 

『…おうか。あのね、わたしは、もう……』

 

────

 

 

 

「恐るべきはこの子の身体だね……また、"重く"なってるよ」

 

 

 リカバリーガールがそう呟いた視線の先では、王華が静かに眠っている。

 

 

「………」

 

 

 身長159cm、体重109kgの王華。

 その華奢な見た目とは裏腹に、体重は頗る重い。

 本来、成人男性であれ筋肉量は45%程度と、その身体の50%に満たない。

 だが、王華の肉体は、筋肉量が異常に多く、その小さな身体の中は、実に90%以上を筋繊維が占めていた。

 

 しかも、常人と比べてその筋繊維は細い。

 だが、細い上に強く、そして数が尋常ではないほどに多いのだ。

 それ故に、見た目にそぐわぬ体重を誇り、"個性無し"にして馬鹿げたパワーとスピードを生み出している。

 

 

「アンタがぶん殴った、この未成年の女の子のお腹……」

 

 

 女性の、ましてや未成年である王華の腹に容赦無く拳を突き刺したオールマイトは、今更ながら引きつった顔をしている。

 リカバリーガールも言葉にはしたものの、責める気はなかった。

 何故なら、彼女は王華とオールマイトの因縁を知っている数少ない一人であるから。

 

 

「千切れた筋繊維が、それぞれゆっくりだが、再生しながらより細く、より強く、その数を増やしてる。これが【個性】じゃないってんだからねぇ……」

 

 

 誰も知らない王華の個性。

 今目の前で起きている現象も、個性ではないのだ。

 U組に入る前にも、入ってからも、そのずっと前から、王華は誰よりも多く個性検査を受けさせられている。

 その結果が、不思議なことにいつも同じだから。

 そして今回も、念のためと個性検査を行うも、変わらずいつもと同じ結果。

 

 【無個性】

 

 そう、王華は個性なくして、弛まぬ鍛錬とその知識を持ってして、今の強さを得ている。

 世界中の格闘技に精通し、個性発現以前の、古代武術すらも学び、気、勁と言った目に見えぬ身体エネルギーも操れる。

 だが、無情にも神は王華に個性を与えはしなかった。

 だから王華は、才能を伸ばし、己を鍛え、知識を蓄え、今の強さを得たのだ。

 

 

「この子に個性があれば、今横たわっているのは、恐らく私の方でした……」

 

 

 その理由は、私の衰えと言うのがもちろん大きいが、何よりも、彼女のどうなってでも望みを貫こうとする信念。

 掴まれた腕を加速させるために、容赦無く自分の腕に蹴りを入れ、骨が音を立てて軋んでいようと止まらない執念。

 そして、限界を超えていようと、気を失う寸前であろうと、失わない気迫。

 肉体よりも何よりも、心が強く、それは決して折れる事がない。

 

 オールマイトのタイムリミットは、USJでの一件以降、更に短くなっており、それに加えて、予想外の王華の技の破壊力。

 今回で王華と戦うことになったのはもう何度目かという程にあるのだが、確実に、どんどんと強くなっている。

 

 私は、立ち上がった時点で、既に限界を迎えていた。

 

 

「もっと、ちゃんと出会えていれば……」

 

「あんたが選んだんだろ。今更言うんじゃないよ」

 

 

 呟くオールマイトに対し、リカバリーガールは慰めるでもなく、肯定するでもなく、今を見ろと言う。

 後悔はしていない。

 緑谷出久はヒーローとしての優しさ、正しさ、強さを持っている。

 だがそれもまだ、成長段階。

 

 だからこそ、思ってしまうのだ。

 無個性でありながら圧倒的な強さを持ち、敵を打ち倒す、あの時の少女に託していたら、どうなっていただろうと。

 自分を超え、全てを超えて、私に語ったあの"二人"の世界を作れるんじゃないかと。

 

 

 

 そう、オールマイトは、『ワン・フォー・オール』を王華に託す気でいたのだ。

 

 

 

 

──あの日が来るまでは。

 

 




最終的な騎馬戦結果!!

1位 轟チーム 10000315P
 所持鉢巻:緑谷10000315

2位 帝チーム 1635P
 所持鉢巻:帝205/轟595/爆轟645

3位 爆轟チーム 1060P
 所持鉢巻:物間285/葉隠370/峰田405

4位 心操チーム 945P
 所持鉢巻:心操275/鉄哲495/鱗115/角取60

5位 緑谷チーム 205P
 所持鉢巻:拳藤205

6位 小大チーム 145P
 所持鉢巻:小大145

以下、同率7位 0P


騎馬戦は、ポイントの計算が大変ですよね……
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