閃乱カグラ お忍び‼︎嵐を呼ぶ子忍!   作:プラサミット

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明けましておめでとうございます!今年はなるべく間が開かないように頑張ります!


研究所突入!かすかべ防衛隊カグラ!

翌朝、ひろしとみさえの救出と首謀者ドゥゲェンを捕縛討伐すべく、大道寺の情報を元にドゥゲェンの研究所があると思われる森林地帯を進むしんのすけとひまわりとシロ、そして飛鳥達忍連合。

森林はかなり深くて薄暗く不気味であったが研究所を隠すには打って付けと言えるだろう。ある程度進んだところで先頭を歩いていた雅緋が全員に声をかけた。

 

「よし、情報によると奴の研究所はこの先にあるだろう、全員警戒を怠るな」

 

「ブッラジャー!!」

 

Σ『!?しぃーっ!』

 

敵地である為飛鳥達は無言で頷いたがしんのすけがやや大きめの声で敬礼したので慌ててしんのすけの口を押さえて周りに誰もいないことを確認していた…

 

「私達蛇女選抜チームはドゥゲェンの確保を優先的に行動する。焔、お前達紅蓮隊は私達の援護を頼む」

 

「私達はバックアップ役か…いいだろう!元選抜メンバーの力、存分に見せてやろう」

 

「それじゃあ私達と雪泉ちゃん達はしんちゃんと一緒にひろしさんとみさえさんを助け出すよ!」

 

「はい!お任せください!今度こそしんのすけ君のご両親をお救いしてみせます」

 

それぞれメンバーを確保チームと救出チームに分け、役割が決まったところでしんのすけは目を輝かせて拳を掲げた。

 

「おおお‼︎盛り上がってきたゾ!よーし!スーパーかすかべ防衛隊…ファイヤー!!」

 

「…スーパーかすかべ防衛隊?何だその掛け声は?」

 

「オラ達がいつもやってる気合いの掛け声だゾ、どうだカッコいいだろ!」

 

飛鳥達と焔達はその名前を聞いていたが、初めて聞いた雅緋達は眉を顰めていた。しんのすけは胸を張っていたが、雅緋は名前の変更を提案した。

 

「しんのすけ、それだと忍っぽく無いから少し変えないか?…そうだ、いいのがあるぞ、スーパーはやめて最後にカグラと付けたらどうだ?」

 

「カグラ?何それ?」

 

「カグラとは忍の世界における最高位の称号だ。私もいつかなりたいものでもある。かすかべ防衛隊カグラ…それでどうだろうしんのすけ?」

 

雅緋によって改変された掛け声に一部の者達は微妙な表情をしていたが、しんのすけは笑みを浮かべた。

 

「いいゾ雅緋ちゃん!かすかべ防衛隊カメラ!カッコいいゾ!」

 

「…カグラな?よし全員、円陣を組め」

 

雅緋にツッコまれたがしんのすけを中心に円陣を組むと全員片手を出した。

 

「我ら忍連合!これより決戦の地へ‼︎信じろ!我らは決して負けん!信じろ!我らの心は決して折れん!必ず勝利し!任務を達成し!生きて全員再びこの場所へ!!」

 

「かすかべ防衛隊カグラ!ファイヤー!!」

 

『ファイヤー!!!!』

 

ぐうぅぅぅ…

 

掛け声と共に掲げた拳で全員の心は一つになり行動を再開したが…しんのすけの腹から音が鳴った。

 

「ねぇねぇ雅緋ちゃん、オラ腹減った」

 

「気合い入れたばかりで何を言ってる⁉︎私達は忍だが武士は食わねど高楊枝と言うだろう?」

 

「腹が減ってはいい糞は出ぬと言うゾ?」

 

「それは戦だ!って!それを言うなら戦は出来ぬだ!!…ハッ⁉︎」

 

ぐううぅぅ…

 

「…エヘェ///」

 

その時雅緋の腹からも音が鳴り、しんのすけが笑みを浮かべると雅緋は顔を赤くして下を向いた。

 

「まぁまぁ雅緋?戦い前の腹ごしらえは大事だよ?」

 

忌夢に言われ飛鳥達を見ると太巻きなどそれぞれ食事をとっていた、その緊張感の無さに呆れる雅緋。

 

「ッ!わ、わかったわかった!これを食べたら今度こそ行くからな!忌夢、私の分は?」

 

「はい雅緋、ちゃんと用意してあるよ」

 

雅緋も用意しておいたおにぎりを食べ始め、全員揃って戦闘前のエネルギー補給となった。

数分後、食事が済んだしんのすけ達は行動を再開し森林を進み続けた。しばらくすると洞窟型にカモフラージュされた研究所の入り口と思われる物が見つかった。情報と共に渡された写真と比べてみると完全に一致した!間違いない!ドゥゲェンの研究所だ!

 

「あれだ、奴の研究所だ!」

 

目的地に到着し飛鳥達は各自戦闘準備を始めた。雅緋は入り口の周りに誰もいないことを確認した。

 

「よし、見張りはいない、一気呵成で突っ込むぞ!」

 

「ダメだよ、ちゃんと作戦考えた方がいいよ」

 

「…確かに、お前の言う通りだなしんのすけ、ではどう行く?」

 

「このまま一気に突っ込んで、後は野となれ山となれ作戦!」

 

「私が言ったのと同じだろうがぁ!!」

 

「雅緋〜どうどう」

 

ほぼオウム返しのしんのすけの作戦に雅緋は声を荒げ忌夢は苦笑しながら宥めた。

 

「あ〜…悪いけど雅緋、しんのすけ、突っ込むのはやめた方がいいわ」

 

同じく入り口を見ていた両備が武器のライフルに取り付けたスコープで確認し忠告してきた。

 

「見たところ入り口にはバラバラシュレッダー…わかりやすく言うと人間切断機が仕掛けられてるわ、解除しないで通過したら一瞬でミンチよ」

 

「ねぇねぇ両備ちゃん♪あれで切り刻まれたら気持ちいいかな〜☆」

 

「まったくバカ犬が…いっぺん刻まれてきなさい!」

 

相変わらずのノリツッコミの二人に苦笑いしていると…

 

「ここは私の出番のようだな?」

 

「お?ぶりぶりざえもん!」

 

マラカス無しでいつの間にか出ていたぶりぶりざえもんが名乗り出た!ぶりぶりざえもんはそのまま入り口に向かって歩いて行った。

 

「な、何だあの…ブタは?」

 

「あ、彼の名前はぶりぶりざえもん。しんちゃんの召喚獣で救いのヒーロー…なんだって」

 

ぶりぶりざえもんのことを知らない雅緋達に飛鳥が説明した。

 

「救いのヒーロー?とてもそうは見えないが…しかしどうするつもりだ?アイツに解除が出来るのか?」

 

心配する中、ぶりぶりざえもんは研究所の入り口前にたどり着いた。すると入り口の上から拡声器型のスピーカーが出てきた!

 

『警告‼︎それ以上近づくとバラバラにする!!』

 

警告と共に入り口からも無数の刃の切っ先が出てきてぶりぶりざえもんに向けられた!このままでは切り刻まれてしまう!全員が緊張する中ぶりぶりざえもんは…

 

「…ちわ♪お届け物ですぅハンコお願いしま〜す♪」

 

何処からともなく取り出した帽子と小包で宅配便の演技をした!まさかこんな方法で通過しようとでも?絶対返り討ちに遭う、そう思っていると…

 

『あ、はぁ〜い♪ちょっとお待ちくださ〜い、今開けま〜す』

 

「ども♪」

 

演技が通用しぶりぶりざえもんは帽子を軽く上げて会釈すると難なく入り口に入っていった。その光景にフリーズする飛鳥達。

 

…ぷすん

 

少しするとスピーカーと切断機が停止し入り口の影からぶりぶりざえもんが顔を出しサムズアップした。

 

「グッド☆」

 

『だぁぁ!??!』

 

全員仲良くズッコケた!思えば元世界最強のコンピューターウイルスとして生まれた彼からすれば朝飯前のことであった。

 

「よ、よし!突入!!」

 

拍子抜けの方法ではあったが、突破に成功ししんのすけ達は研究所に突入した。突入してすぐにぶりぶりざえもんは別にやる事があると別行動になったが、しんのすけ達は内部を進み始めた。

 

「敵襲!!」

 

「侵入者め!返り討ちだ!」

 

「今度こそ野原しんのすけを渡してもらうぞ!!」

 

すぐに警報音が鳴り響き至る所から無数の下忍達とサスケが現れた!

 

「もう!しつこいゾおじさん‼︎父ちゃんと母ちゃんを返してもらうゾ!」

 

「だからおじさんじゃ…まぁいいぜ、お前の両親はこの研究所の何処かにいる、助けたければ俺様達を倒してからにしてもらおうか!」

 

笑みを浮かべてサスケは腕を組み下忍達は分身の術を発動させさらに増えた!一気に不利になったと思ったが雅緋達は全く焦っていなかった。

 

「フン、数で押して私達を潰すつもりか…ずいぶんと甘く見られたものだな?」

 

「まったくだ、この程度なら抜け忍生活より軽い!」

 

「私達は負けない!絶対に負けられない!」

 

「ええ!私達の正義はこんなことでは挫けません!さぁ!来なさい!」

 

四人のリーダーの言葉に全員の気が高まった!

 

「いくゾォォ!!」

 

『おおぉ!!忍!転身!!』

 

しんのすけの叫びと同時に各メンバー達は忍転身を発動させた!飛鳥達と焔達に続き、雅緋は黄色のハイレグスーツの上に白い上着を着て札が貼られた鞘の刀を装備した姿、忌夢は全体的に緑を基調とした服と帽子を被り赤い如意棒を装備した姿、紫は全身紫色のロングスカートの服に髪に手裏剣型の刃を三つ付けた姿、両備は赤と白のドレス服に斧が付いたライフルを装備し転身前とは真逆の巨乳の姿、両奈は羽が生えた白いバレリーナの服に上下に銃身が付いた二丁拳銃を装備した姿になった。

続いて雪泉は両肩と胸を大きく露出した白い着物に両手に扇子を装備した姿、叢は蛇槍と大鉈を装備した陣羽織姿、夜桜は桜が散りばめられた青っぽい白の上下に分かれた着物に両手に巨大な籠手を装着した姿、四季は露出度がかなり高めの黒いボンテージと帽子に両端に鎌状の刃が付いた円刃を装備した姿、美野里は首に鈴を付けたカラフルな可愛らしい服にハムスター型のリュックとバケツを装備した姿になった。

 

「おお!?両備ちゃんのお胸が大っきくなったゾ⁉︎豊胸?」

 

「ッ///う、うるさいわね!こんなの偽乳よ!偽乳!てかそんなことよりアンタも早く転身しなさいよ!」

 

「ほっほーい!」

 

転身により両備の胸が大きくなったことに反応したしんのすけに両備は顔を赤くして怒ると早く転身するように促した。

 

「よーし!一緒にやるゾひまわり!シロ!」

 

「たい!」

 

「アン!」

 

「しのび!変身!!」

 

「たいやー!!」

 

叫ぶとおんぶしたひまわりと一緒にいたシロごと転身を発動させた!複数同時に転身を発動させたことに飛鳥達は驚いたが、しんのすけは赤い全身タイツに青い縁の黄色いゴーグル、青いパンツとブーツ姿になり、背負ったひまわりも同じゴーグルと全身タイツ姿に、シロは青いパンツにゴーグルを着けた姿になった!

 

「お兄ちゃん仮面参上!!ワッハッハッ!!」

 

アクション仮面みたいなポーズで笑うしんのすけを飛鳥達半蔵メンバーはまた変な姿になったと呆れていたが葛城だけはノッていた。

 

「いいじゃねぇかお兄ちゃん仮面!アクション仮面とはまた違った新しいヒーローって感じが燃えてきたぜぇ!!よしいくぜぇ!しんのすけ!!」

 

「ほい!!」

 

葛城と一緒にファイティングポーズを取るしんのすけに飛鳥達も戦闘体勢を取った!!

 

「くっ…な、舐めやがってぇ…!かかれぇ!!」

 

『おおおぉ!!』

 

その緊張感の無さにイラついたが下忍達も戦闘を開始した!

 

『飛鳥!斑鳩!葛城!柳生!雲雀!舞い忍びます‼︎』

 

『焔!詠!日影!未来!春花!舞い殉じます‼︎』

 

『雅緋!忌夢!紫!両備!両奈ちゃん!悪の誇りを舞い掲げる‼︎』

 

『雪泉!叢!夜桜!四季!美野里!鎮魂の夢に沈みましょう‼︎』

 

「えっ?チンチンの夢?」

 

『鎮魂(です)!!』

 

美野里以外にツッコまれたが両勢力は激突した!

 

「秘伝忍法!悦ばしきinferno!!」

 

「秘伝忍法!地獄極楽万手拳!!」

 

「秘伝忍法!ハートバイブレーション♡」

 

各自秘伝忍法を発動させ激しい乱戦状態になっていたが、中々下忍達の数は減らない!寧ろどんどん増えている!さらにしんのすけのことも狙ってくるのでそっちにも気を向けなければならないが、そのしんのすけはと言うと…

 

「忍法!哺乳瓶スペシャルアタァック!!」

 

右手に持った哺乳瓶を下忍の口に突っ込み…

 

「忍法!ガラガラサンダークラァッシュ!!」

 

左手に持ったガラガラで殴りつけていた!その忍法と呼べるかわからない攻撃で下忍を倒していた。

 

「とどめいくゾ!飛鳥ちゃん達!耳塞いで!忍法!ひまわりの夜泣きスペシャルボンバー!!」

 

『びえええええええん!!!!』

 

飛鳥達が耳を塞ぐとひまわりが大声で泣き出し高周波の如く凄まじい音波が発生し下忍達を吹き飛ばした!!それにより少し下忍達の数が減ったがまだ湧いてくる。

 

「へへ!やるなしんのすけ!よっしゃ!やるぞしんのすけ!抜かるなよ?」

 

「よっしゃー!!」

 

「「ダブルアクションキィィク!!」」

 

葛城と一緒にアクションキックを繰り出し下忍を吹き飛ばすと葛城は足にしんのすけを乗せ前方に飛ばした!飛ばされたしんのすけは戦闘中の詠と両備に呼びかけた!

 

「詠ちゃん!両備ちゃん!アレをやるゾ!」

 

「アレ?あっ!はい!わかりましたわ!両備さん!いきますわよ?」

 

「まったく、仕方ないわね!この両備が協力してあげるんだから遅れるんじゃないわよ?」

 

「「「トリプルケツだけアタァァック!!」」」

 

三人同時に尻を突き出しケツだけアタックで下忍達を吹っ飛ばした!

 

「こら!お前ら真面目に戦え‼︎」

 

「戦ってる戦ってる〜!」

 

真面目に戦ってると思えないしんのすけのやり方に焔は注意したが一応下忍達の数は減っていたのでこのまま戦闘を続けた。

 

 

◇研究所地下牢

 

ズズーン…ミシミシ…

 

しんのすけ達が戦闘を続ける中、任務の失敗によって牢に入れられていた悪忍かすがはこの場所にいた。両手には枷を付けられ吊るされており、かすがは目を閉じていた。

 

カチャカチャ……ガチャ‼︎

 

音がすると枷が外れてかすがは床に崩れ落ちた、かすがの手には針金が握られており自分で枷を外したのだった。ゆっくり立ち上がり顔を上げたかすがの目は…暗かった。

 

「ふぅ、乱戦になったからここまで楽に来れたぜ、遅くなって悪いかすが、助けに来たぜ!」

 

そこへサスケが助けに来たが牢の鍵を開けると既にかすがの枷が外れていることに気づいた。

 

「お?何だもう自由になってたのか?なら枷の鍵はもういらないか。んじゃ逃げようぜかすが?…ん?どうしたかすが?」

 

牢から出たかすがは礼を言わなかったがゆっくりサスケの方を向いた。その目は何かを決心したように見えた。

 

「…サスケ、私はもう…自分が何をするべきかわからなくなった」

 

「わからなくなったって…俺達は主のドゥゲェンに仕えるのが仕事だろ?まぁかなり変わった人だが」

 

「…フッ、仕える…か。私はあの方がわからなくなった、本当に仕える主なのかどうかも…」

 

「かすが…」

 

「だから…今後どうするかは自分で決める」

 

もう一度サスケの方を見ると少し笑みを浮かべた。

 

「一応礼は言っておく、だがもう…私には関わるな」

 

そう言い残しかすがはその場から姿を消した。

 

「やれやれ…最後まで一緒に来いって言ってくれないか…無茶だけはするなよかすが?」

 

頭を掻くとサスケもその場から姿を消した。

 




次回予告
下忍達を蹴散らし進むしんのすけ達の前についにドゥゲェンが姿を現す!しかしその前に立ち塞がったのは!次回!悲しき再会!ソルジャーと化した両親!お楽しみに!
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