閃乱カグラ お忍び‼︎嵐を呼ぶ子忍!   作:プラサミット

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遅くなってすみません!中々時間が取れなくて…


ドゥゲェンを追え!復讐の野原一家!

ソルジャーと化したひろしとみさえを正気に戻し、無事に再会を果たし一家揃ったしんのすけ達は飛鳥達忍連合と共にドゥゲェンが逃げたと思われる研究室を目指していた。

 

「ところでしんのすけ、さっき現れた侍…あれは誰だ?」

 

先程の戦いで現れた幻影の侍…又兵衛のことを焔が聞いてきた。

 

「あのおじさんはおマタのおじさんだゾ」

 

「お、おマタ…⁈何だそれ⁉︎名前なのか?」

 

「うん、前にお侍さん達の時代にタイムストリップした時にお知り合ったんたゾ〜!」

 

「それを言うならタイムスリップでしょ?昔の春日部の国に仕えていた若大将でね井尻又兵衛由俊さんって言うの」

 

「又兵衛…あぁ、それでおマタ…ね」

 

ツッコミを入れたみさえが説明したが、以前聞いていた飛鳥以外初めて聞いた焔達はタイムスリップしたことに驚いた。驚いている焔達にみさえは語った、後にしんのすけを追って一家全員でタイムスリップして又兵衛と親しくなり共に戦を戦い勝利したことを。

 

「へぇすごいね!じゃあしんちゃんはその人とお友達なんだね」

 

「そうだゾ!おじさんはとっても強かったゾ!」

 

「あぁそうだったな!でも、又兵衛さんは…」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

ひろしの表情が暗くなるとしんのすけ達の表情も暗くなった。不思議に思う焔達にひろしは語った、戦に勝利しその帰り道に何者かに銃撃され、その傷が元で又兵衛は亡くなったと。その際にしんのすけに小刀…馬手差しを託したと。話を聞いた焔達は同様に表情を落とした。

 

「そうか…戦国時代ならではって感じだな」

 

「それじゃあその刀は又兵衛さんの形見なんだね」

 

小刀を見つめしんのすけは無言で頷いた。それを聞き飛鳥は先程の戦いで現れた又兵衛の幻影は小刀に宿った又兵衛の魂が力を貸してくれたのだとしんのすけに語りかけた。

 

「おマタのおじさんとオラはいつでも一緒だゾ!」

 

「あぁそうだな、力を貸してくれた又兵衛さんの想いに応える為も!」

 

「えぇ!ドゥゲェンを絶対に倒すわ!」

 

「たい!たったいやたい!たい!!」

 

「アン!アン!!」

 

しんのすけに続き一家全員で気合いを入れ直し、それに応えるように飛鳥達も力強く頷くとドゥゲェンの研究室に走り続けた!

 

走り続け少しするとしんのすけ達の前にスライド式の研究室と思われる大きな扉が見えてきた。おそらくここに逃げたドゥゲェンがいるのだろう。

 

「着いたか、ここが奴の研究室か。突入するぞ!準備はいいか?」

 

刀を握った雅緋が確認をすると扉のタッチパネルに触れ開いた。

室内はやや広めの研究室で、コードが繋がれた得体の知れない生物らしき物が入った巨大な水槽が大量に並んでいた。そしてその奥にスクリーンに囲まれて背中を向けて椅子に座っている人物…ドゥゲェンがいた。

 

「来たわね、いらっしゃいアタシの研究室へ…うふっ♪」

 

椅子を回し正面に向き直ると怪しく笑みを浮かべてしんのすけ達を見つめた。

 

「もう逃げられんぞドゥゲェン!大人しく投降しろ!」

 

刀を向けて警告する雅緋に飛鳥達も構えて目つきを鋭くさせた!そんな彼女達にドゥゲェンは焦る様子も無く笑って返した。

 

「さっきの戦いは中々楽しませてもらったわ。まさか洗脳を解いちゃうなんてね?ちょっと予想外だったわ。やっぱりソルジャーニンジャはテスト中だったからダメね、もっと改良しないとね。でもおかげで良いデータが取れたわ、ありがとう」

 

笑顔で礼を言うドゥゲェンにひろしとみさえは目つきを鋭くして叫んだ!

 

「やいてめぇ!よくも俺達を操って好き勝手させてくれたな!!」

 

「私達を使ってしんちゃんと戦わせて!アンタだけは絶対に許さないわ!!」

 

「あ〜らあらひろしちゃんにみさえちゃん、元気そうで何よりだわ。でもアナタ達には用は無いわ、もう帰ってもいいわよ?アタシが今欲しいのは…しんのすけちゃん!ア・ナ・タよ☆」

 

Σ「おおぅ…⁉︎」

 

ウィンク付きでしんのすけを指差すとしんのすけはぞくっとして震えたが、雑に扱われたひろしとみさえはキレてドゥゲェンに向かった!

 

「「ウラァアアッ!!!」」

 

…ピッ

 

向かってくる二人にドゥゲェンは懐から出したリモコンを押した!その瞬間二人が着たままだったソルジャーニンジャのアーマーが音を立てて崩壊した!

 

「うわぁ!?」

 

「きゃあ!?」

 

その衝撃で二人は転倒し床に倒れた。そんな二人にドゥゲェンは見下ろしながら告げた。

 

「オホホホ!おバカちゃんね♪そのアーマーを作ったのは誰だと思ってるのかしら?装着も解除もアタシの思いのままに決まってるじゃないの!」

 

「くっそぉ!このまま使えると思ったのに!」

 

「これじゃ戦えないわ!」

 

攻撃手段を失いひろしとみさえはひとまず引き下がった。攻撃手段を考えている二人にしんのすけは未だ覚醒状態の秘伝忍法書を見つめると呼びかけた。

 

「大丈夫だゾ父ちゃん母ちゃん!オラの巻き物が使えるゾ!」

 

「えっ?巻き物って、その変身か?」

 

「私達も使えるの?」

 

「さっきオラとひまわりとシロで出来たから大丈夫だゾ!」

 

しんのすけの言う通りしんのすけの秘伝忍法書は飛鳥達のとは違い複数同時に転身させる能力があるらしい。それで戦えると知り二人はやる気を取り戻した。

 

「よーし!やってやろぜしんのすけ!」

 

「それで?どうやって使うのそれ?」

 

「いくゾぉ!しのび!転身!!」

 

「「…えっ?ちょっ!?」」

 

使い方の説明をしないでしんのすけは忍転身を発動させてしまったので、二人は慌ててやり方を聞いた。

 

「父ちゃん!母ちゃん!イメージするんだゾ!」

 

「えっ⁉︎イメージ⁉︎」

 

「そんな急に言われても!」

 

そうしてる間に三人は光に包まれ、数秒後に転身が完了した三人が出てきたがその姿は…ひろしはいつもの背広姿、みさえは普段のエプロン姿になっていた!

 

「ちょっとあなた?何よその格好⁉︎」

 

「そんなこと言ったってしょうがないだろ!咄嗟に思い浮かばなかったんだからよ!そう言うお前だって何だよその姿?」

 

「えっ?だってぇ…」

 

イメージが間に合わず普段なっている姿に転身した二人にしんのすけは呆れていた。

 

「もう、父ちゃんも母ちゃんもイメージが足りないゾ」

 

「「そう言うお前もな!!」」

 

「…おお⁉︎いつの間に!」

 

しんのすけもいつものふたば幼稚園の青い制服姿になっていた!ノリツッコミの三人に飛鳥達も苦笑いして呆れていたが、しんのすけ達はドゥゲェンの方に向き直った。

 

「まぁいいぜ、とりあえずこれで行ってみようぜ!」

 

「ええ!」

 

「ほい!」

 

「「「オラァァァァッ!!」」」

 

「えっ?ちょ、ちょっとしんちゃん!野原さん!」

 

そのままの格好で三人はドゥゲェンに向かっていってしまったので飛鳥は慌てて呼び止めたが、向かった三人はドゥゲェンの武器である鞭によってあっさり吹っ飛ばされた!

 

「あ〜ら弱いわねぇ?あくびが出ちゃうわ」

 

しんのすけ達は転身が解除され元の場所に滑り込んできた。

 

「痛ってぇ…別に強くなったわけじゃないのか」

 

「なんか前にもこんなことなかったかしら?」

 

「よーし!次いくゾ!」

 

再度向かおうとするしんのすけ達に飛鳥は呼びかけて止めた。

 

「待ってしんちゃん、野原さん。私達も忘れないで?皆で一緒に戦おうよ!」

 

「そうです、私達の力と正義の力を合わせましょう!」

 

「その通りだしんのすけ!私達にも暴れさせろよ!」

 

「私達もかすかべ防衛隊の一員だろしんのすけ?」

 

飛鳥達と各メンバーはしんのすけを見て頷いた。その顔を見て再び全員の心は一つになった。

 

「ここからは全員で戦うぞ!!」

 

『おおーー!!』

 

それぞれ武器を構えて戦闘体制を取ったが、ドゥゲェンは不利な状況で笑い出した。

 

「あははは!今度は全員が相手?いいわよ?でも流石にアタシ一人じゃ敵わないから…ポチッとな♪」

 

リモコンのスイッチを押すと後ろの巨大水槽の水が抜かれ水蒸気の音と同時に開いた!水槽から出てきたのは…巨大な蜘蛛に似たグロテスクな生物だった!

 

「な、何⁉︎この化け物⁉︎」

 

「アタシが作った生物兵器よ、それじゃ忍ちゃん達の相手はこの子にお任せするわ、さぁアタシの可愛い蜘蛛ちゃん…やっておしまい!!」

 

『キシャアアアアア!!』

 

怪物蜘蛛は巨体に似合わない素早い動きで飛鳥達に飛びかかってきた!飛鳥達は飛び退いて回避すると蜘蛛の周りを包囲して取り囲んだ。

 

「やるしかない!飛鳥!舞い忍びます!…あっ!そうだ私刀が!」

 

抜刀した飛鳥だったが先程の戦闘でみさえに刀を折られていた為使えなかった。

 

「飛鳥!これを使え!」

 

悩んでいると焔が六爪の内の二爪を飛鳥に投げ渡した!

 

「ありがとう焔ちゃん!借りるよ!」

 

「礼には及ばん!いくぞ飛鳥!遅れるな!!」

 

「うん!!」

 

焔から受け取った刀を使い怪物蜘蛛に立ち向かうと包囲していた各メンバー達も攻撃を開始した!

 

「これで邪魔はいなくなったわね。さぁしんのすけちゃん達?続きといきましょうか?」

 

鞭に電気を纏わせるとしならせた。さっき失敗したしんのすけ達もイメージを固めて忍転身を発動しようとしたが、そこへ戦闘中の春花が忠告してきた。

 

「しんちゃん!野原さん!ドゥゲェンは今は研究者だけど元忍よ!気をつけて!」

 

その忠告にドゥゲェンは鞭に纏わせた電気を消した。

 

「あら、バレちゃったわね。でもまぁ隠す必要もなかったわね」

 

そう言うと懐から使い込まれた感じの古い秘伝忍法書を取り出した。

 

「それじゃ久しぶりに忍に戻ろうかしら?チュ♡忍…転身♪」

 

秘伝忍法書にキスをするとドゥゲェンの体は光に包まれた!光が弾け飛ぶと…バイザーに変化したモノクル、体全体黒タイツにその上に黒いロングコート、両手に激しい電気を纏った鞭を装備した姿になった!

転身したドゥゲェンにしんのすけ達は冷汗を流して構えた。

 

「ふぅ、久しぶりねこの姿。それじゃ…いくわよ!しんのすけちゃん達!楽しい研究の始まりよ!!」

 

悪忍研究者ドゥゲェンと野原一家の戦いが始まった!

 




次回予告

転身したドゥゲェンに挑む野原一家だがその実力差に追い詰められてしまう!次回、転身合戦!野原一家vsドゥゲェン!お楽しみに!
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