閃乱カグラ お忍び‼︎嵐を呼ぶ子忍!   作:プラサミット

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お待たせしました!最終回です。


戦いの終わり、それぞれの約束

部下であった悪忍かすがによってドゥゲェンが始末された(飛鳥達は取り逃したと思ってる)のを鈴音が見届けた時と同じ頃、野原一家と忍連合の元には戦いを見守っていた霧夜と大道寺が来ていた。

 

「皆、任務ご苦労だった、蛇女の皆も改めて協力感謝する」

 

「全員良き戦いであったぞ!我も負けてられんな!よく頑張ったなぁ!野原しんのすけ!偉いぞぉ!ハハハハハ!!」

 

「おおおおおおおっ!??」

 

激闘を制した生徒達を霧夜は労い、大道寺は満足して腕を組んで褒めしゃがむとしんのすけの頭を超振動の如く激しく撫で回した。飛鳥達と雪泉達善忍組が霧夜に頭を下げて応えると、霧夜は無事救出されたひろしとみさえの方を向くと頭を下げた。

 

「野原さんご無事で何よりでした。私は飛鳥達五人の担任の霧夜です。この度はこのような争いに巻き込んでしまい大変申し訳ありませんでした、心よりお詫び申し上げます」

 

「あっいえいえ、そんな…!」

 

「そんな…頭を上げてください霧夜さん、俺もみさえもこの通り無事なので…」

 

申し訳なさそうに謝罪する霧夜にひろしとみさえは逆に困惑し宥めていた。

 

「うーん…こうして改めて聞くと本当に霧夜先生とひろしさんって声がそっくりだね」

 

「おお、そういやそうだな」

 

霧夜とひろしの声を聞き改めて納得する飛鳥達五人であった。※中の人同じ(亡き藤原啓治)です。

 

「ねぇねぇおじさん!オラの巻き物壊れちゃったゾ!」

 

そんな中しんのすけが自分が使っていた秘伝忍法書を霧夜に見せてきた。

 

「だから俺のことは先生と…まぁいいか、ふむ秘伝忍法書が?ちょっと見せてみなさい」

 

「ほい。呼びかけても転身が出来ないし光も消えちゃったんだゾ」

 

しんのすけから秘伝忍法書を受け取り霧夜は調べ始めた、確かに先程まで神々しく輝いていたが今ではその光も消えている、まるで力尽きたように。少しして原因がわかった霧夜は説明した。

 

「うーむ…しんのすけ君、どうやらキミの秘伝忍法書は力を使い果たし眠りに入ったようだ、残念だがこれはもう秘伝忍法書としては使うことは出来ない」

 

「…えっ?オラの巻き物寝ちゃったの?やれやれ〜しょうがないなぁ〜」

 

一瞬シュンとしたが呆れるように首を横に振った。その様子に霧夜はクスッと笑うと追加説明した。

 

「それから今までの戦いを見てわかったが、どうやらキミの秘伝忍法書は古来より伝わる伝説の力が宿った幻の秘伝忍法書らしい」

 

「伝説の…それでしたら霧夜先生、私も以前黒影お爺様から聞いたことがあります!正しき心と正義の心を持つ忍の前に現れる伝説の秘伝忍法書が存在すると」

 

「それがしんちゃんの秘伝忍法書だったってこと?確かに…複数同時に転身したり凄い力を発揮してたしね」

 

「大したもんだぜしんのすけ!お前はまさに嵐と伝説を呼ぶ子忍だぜ!」

 

「いや〜それほどでも〜」

 

雪泉も聞いたことがあるらしく驚いて話し、葛城に褒められたしんのすけは照れ、雅緋からはそれに選ばれたことを誇りに思えと言われしんのすけは照れていた。

 

「しんのすけ君、この秘伝忍法書は半蔵学院で大切に保管しておこう。キミ専用であると同時に伝説の秘伝忍法書として」

 

「ほい!よろしくだゾ!」☆

 

しんのすけは敬礼して頼み、その秘伝忍法書に感謝していると読めるしんのすけの表情に霧夜も笑みを浮かべて頷くと秘伝忍法書を懐にしまった。

 

「よし、私達蛇女選抜チームは引き続き逃亡したドゥゲェンの行方を追う!焔、お前達も手伝え」

 

「命令するな雅緋!まぁいいだろう、紅蓮隊!私達も行くぞ!!」

 

『おおー!!』

 

雅緋達蛇女選抜チームと紅蓮隊はドゥゲェン捜索を始めようとしたが…

 

「その必要は無いぞ」

 

「す、鈴音先生!?」

 

そこへドゥゲェンの最後を見届けた蛇女現担任の鈴音が現れると雅緋達を止めた、雅緋達と紅蓮隊は驚いて頭を下げ雅緋はドゥゲェンを取り逃したことを謝罪した。

 

「し、しかし鈴音先生!早くドゥゲェンを追わなくては!」

 

「その任務は別働隊に任せてある、お前達の任務はここまでだ、ご苦労だった」

 

「ですが鈴音先生!それでは任務を果たしたとは言えません!!」

 

「いいんだ、確かにお前達はドゥゲェンを捕えることは出来なかったがそれ以上の戦果を出した、それで十分だ、もう休め」

 

「…………わかりました」

 

少し不服そうだったが雅緋は従い跪いた。労いの表情で雅緋達を見ると元教え子達の紅蓮隊の方を向いた。

 

「焔、紅蓮隊の皆もご苦労だった、任務の協力感謝するぞ」

 

「は、はい!ありがとうございます!鈴音先生!!」

 

『ありがとうございます!!』

 

鈴音からの労いの言葉に焔と紅蓮隊は頭を下げてお礼を言い跪いた。紅蓮隊にも労いの表情を向けると鈴音はしんのすけに近づき声をかけた。

 

「キミがしんのすけ君か、私は蛇女の現担任の鈴音だ、よろしく」

 

口元の覆面マスクを下ろし前屈みになると笑顔で自己紹介した。

 

「私も先程の戦いを見させてもらったよ、大したものだ。どうだろうしんのすけ君?キミさえ良ければその力を蛇女で活かさないか?キミならすぐに立派な忍になれるさ、そう、私がかつて目指したスーパーニンジャに!」

 

しんのすけを褒めた鈴音はしんのすけを蛇女にスカウトしてきた!

 

「うっほほ〜い♡オラスーパーニンジャになるゾ〜!!」

 

対するしんのすけはその輝くような鈴音の顔と寄せられて強調された胸を見て興奮し勢いで承諾していた!

 

「ええ!?ちょ、ちょっとしんちゃん!悪忍になるの!?」

 

このままでは悪忍になってしまうしんのすけに飛鳥は慌てて説得したが、そのやり取りに霧夜も苦笑しながら反論してきた。

 

「ハハハ…おい凛?何を勝手に勧誘しているんだ?しんのすけ君は善忍を目指してこそその力を活かされるだろう?」

 

「いえいえ霧夜先生、こればかりは私も譲れませんね!しんのすけ君!蛇女には可愛い女の子がたくさんいるぞ?楽しいぞ〜?」

 

「おお!オラ蛇蛇に行く〜♪」

 

「しんのすけ君?半蔵にも飛鳥達の他にも候補生の女子生徒がたくさんいるぞ?皆可愛いぞ〜?」

 

「おお!オラ善忍になる〜♪」

 

霧夜と鈴音の怪しげな勧誘に振り回されるしんのすけ。その様子に呆れつつ苦笑いする飛鳥達。

 

「ちょっとしんのすけ!アンタほんとに忍者になる気なの⁉︎ちょっとあなた!しんのすけに何か言ってやってよ!」

 

振り回されるしんのすけに呆れたみさえはひろしに説得してもらおうとしたが…

 

☆「やぁ、キミが雅緋ちゃん達の先生か、私はしんのすけの父野原ひろしだ、双葉商事で営業部係長をやっている者だ。キミのような美しい先生なら…」

 

げんこつ!!

 

「あなたまで一緒なって何やってるのよ!?まったく‼︎」

 

キリッとした表情で名刺を鈴音に差し出すひろしにみさえの強烈な拳骨が炸裂し、ひろしはふらつきながらしんのすけを説得した。説得されたしんのすけも悩んだ末に諦めた。

 

「確かに、忍になるかならないかを決めるのはしんのすけ君自身だな、この件は一旦保留にしよう。しんのすけ君?キミの名前は半蔵に登録しておくからいつでも来たまえ」

 

「蛇女の名簿にも登録しておこう、待っているよしんのすけ君?」

 

一旦保留という形で決着が着いた。

この後、決戦後に予定していた美野里の提案のお菓子パーティーが開かれ、全員で楽しい時間を過ごした。

 

 

パーティー後、片付けと後始末が済んだ忍連合と野原一家は撤収することにしたが、それは同時に…別れを意味する。飛鳥達としんのすけ達はそれぞれ別れを告げ始めた。

両親が不在中ひまわりの世話役をしていた斑鳩はひまわりの前に来ていた。

 

「ひまわりちゃん…お別れですね、短い間でしたがアナタのお世話役が出来て楽しかったです。アナタのことは忘れません…さよなら」

 

「お、おい斑鳩?それだけでいいのかよ?もっと声をかけてやれよ?」

 

「いいのです葛城さん、これ以上は情が移ってしまいますから…これでいいのです」

 

そう言い斑鳩は顔を伏せ背を向けたまま歩き出した。

 

「あ…ああ……あ…あぁ……」

 

去っていく斑鳩にひまわりが両手を向けて追い縋るように声を出したが斑鳩は振り向かず歩き続けた。

 

(耐えるのです斑鳩‼︎ここで振り向いたら余計に別れが辛くなるだけです!!)

 

振り向きそうになる自分に必死に耐える斑鳩。

 

「あ…たた…あぅ……たた…るが……い…た…るが………い…か…る……が……」

 

その時片言ながらもひまわりが斑鳩の名前を呼んだ!

 

「…えっ⁉︎ひまわりちゃん今斑鳩さんの名前を?」

 

全員が斑鳩の名前を呼んだひまわりに驚いたが、当の名前を呼ばれた斑鳩本人はというと…

 

∑「!?」

 

ビクッとするように止まるとプルプル震え出した!

 

「…ズ、ズルいですよ…ひまわりちゃん…そこで私の名前を呼ぶなんて…!」

 

次の瞬間斑鳩は酷い泣き顔でひまわりに駆け寄り抱き締めた!

 

「うええぇぇぇん!!!ひまわりちぁぁん!!元気でねひまわりちゃん!!私のこと忘れないでくださいね!!アナタは私にとって娘同然ですぅぅぅっ!!!!」

 

「びええええええん!!うええぇぇぇん!!」

 

ひまわりも泣きながら斑鳩に抱きつき、その普段見られない斑鳩の姿に飛鳥達は苦笑いしつつ微笑んで見ていた。

 

「なら斑鳩さん、よかったらうちに遊びにいらっしゃいよ?」

 

「えっ!よろしいのですか!」

 

「えぇもちろん!ひまわりもこんなに懐いてることだし、いつでも歓迎するわ!」

 

「ありがとうございますみさえさん!では休日に行けそうな時お伺いさせていただきます!」

 

可哀想に思ったみさえは遊びに来るように提案し、斑鳩も笑顔になると喜んでお礼を言いひまわりと笑い合った。

 

「お別れだねしんちゃん、しんちゃんとひまわりちゃんと過ごした日々は忘れないよ」

 

「じゃあなしんのすけ!アタイらのこと忘れんなよ?シロも元気でな!」

 

「妹を大切にな?しんのすけ」

 

「元気でね!しんちゃん!ひまちゃん!ひばりも忘れないよ!」

 

斑鳩以外の半蔵メンバーはそれぞれしんのすけに名残惜しそうに別れを告げた。

 

「おお!帰ったら飛鳥ちゃん達の活躍を皆に教えてあげるゾ!」

 

「あ〜うん…でもそれはなるべく控えめにね?前にも言ったけどこれは国家機密だからね」

 

春日部の皆に話そうとしているしんのすけに秘密と説明すると飛鳥達の正体を知っているかすかべ防衛隊のメンバーにだけ話すと言っていた。

 

「てか斑鳩もまた会いに行くみたいだしアタイ達もまた会おうぜしんのすけ!」

 

「うんいいゾ、じゃあ葛城ちゃん!アクション仮面ショーに一緒に行くゾ!」

 

「おう!行こう行こう!一度行ってみたかったんだ!」

 

「葛城ちゃんのことアクション仮面に紹介してあげるゾ!」

 

「うおおお!!よっしゃあ!!約束だぜしんのすけ!!」

 

しんのすけと葛城は再会と一緒にお出かけを約束しガッチリ握手を交わした。

 

「元気でなしんのすけ、離れていてもお前達兄妹は紅蓮隊の一員だ、それを忘れるな?」

 

「私達のこと忘れないでくださいね?私としんちゃんは永遠のシリ友ですわ!」

 

「たまには遊びに来なさいよ?忘れたら許さないんだからね?」

 

「…ま、わし感情無いけど面白かったで」

 

「寂しくなるわね、せっかく可愛い弟と妹が出来た気分だったのに…元気でねしんちゃん、ひまわりちゃん」

 

「おお!オラ達は永遠に不滅だゾ!かすかべ紅蓮防衛隊!ファイヤー!!」

 

『ファイヤー!!!!アハハハハ!!』

 

不滅の友情を誓い笑い合うしんのすけと紅蓮隊。

 

「お別れですねしんのすけ君、いつまでもその正義の心を忘れないでくださいね、アナタに出会えてよかったです」

 

「元気でのぅしんのすけ、ちゃんと親の言うことは聞くんじゃぞ?でないとみさえさん直伝ぐりぐり攻撃じゃ!」

 

「…達者でなしんのすけ、お前達兄妹なら…あっ…⁉︎はわわわわ!?み、見ないでください〜〜!!」

 

「最後の時くらい面取りなよ叢っち?元気でねしんちゃん、しんちゃんの活躍は名前を伏せてあたしのブログに載せておくね〜」

 

「うぅ…美野里お姉ちゃんだから泣かないもん!泣かな…うぅ…うえぇぇん‼︎」

 

「美野里ちゃん泣いてるゾ〜、叢ちゃんも相変わらず可愛いゾ〜♡」

 

四季に面を取られ恥ずかしがる叢と泣いてる美野里にしんのすけがツッコミ場が和み雪泉と夜桜は美野里を宥めた。

 

「あっそうだ!皆で記念写真撮ろうよ!ほらしんちゃん真ん中に来て!」

 

「ほい…おお⁉︎」

 

四季のスマホの自撮り棒で月閃メンバーと写真を撮ることになり五人に持ち上げられ真ん中に来たしんのすけ。

 

「じゃいくよ?はいチーズ♪」

 

位置的に五人の胸に挟まれた形だったが思い出に残る一枚となった。

最後に雅緋達選抜メンバーの前に来たしんのすけ。

 

「お前とは知り合ってあまり長い時間は経っていないが、お前のことは忘れない、元気でなしんのすけ」

 

「いつまでも元気でなしんのすけ、お互い妹を持つ者同士だからお前もしっかりな?」

 

「…しんちゃん…ひまわりちゃん…げ、元気で…ね…?」

 

「まぁアンタほどのバカさなら心配ないと思うけど、体にだけは気をつけなさいよ?…ア、アンタと一緒に過ごした時間も…悪くなかったし、それに…アンタも///」

 

「きゃうーん♪両備ちゃんツンデレ〜☆恥ずかしがって可愛い〜♡しんちゃんのおかげでこんなに可愛い両備ちゃんが見られちゃうなんて最高だよ〜☆ありがとねしんちゃん!元気でね!」

 

「ッ‼︎う、うるさいわね両奈!黙んないと撃ち抜くわよ!!このバカ犬!!!」

 

「キャイ〜ン♡」

 

相変わらずの二人の掛け合いに雅緋達は呆れしんのすけも笑って見ていたが、しんのすけは雅緋と両備にキリッとした目つきを向けた。

 

「雅緋ちゃん!両備ちゃん!オラが教えた技をこれからも使うんだゾ!」

 

「ああ!お前から教わったケツだけ歩き!これから先の任務でも活用させてもらおう!緊急時でなくても相手を油断させるのにも使えそうだしな」

 

「ま、まぁアンタから教わったシリ技悪くないわね、このお尻を活かせる技も教えてくれたし」

 

「「ありがとうしんのすけ」」

 

「うむ!提灯せぇよ?」

 

「「それを言うなら精進だろ(でしょ)?」」

 

「そうとも言う」

 

『アハハハハ!!』

 

しんのすけにお礼を言うと雅緋達は笑い合いしんのすけの頭を撫でたりした。

全員と別れを済ませたしんのすけに霧夜と大道寺も別れを告げていたが、雅緋は場所を見てあることに気づいた。

 

「この場所は…そうか」

 

そう、この場所は研究所に突入する前に全員で円陣を組んで士気を高めた所だった。頷くと雅緋は全員に声をかけた。

 

「皆、ちょっと集まってくれ」

 

「どうしたの雅緋?」

 

「全員無事に勝利したからもう一度円陣を組む、全員手を出せ、しんのすけは…ほら中心に」

 

飛鳥達は集まってくると円陣を組みしんのすけを中心にして全員片手を出した。

 

「我ら忍連合!全員無事に帰還し勝利した!信じろ!我らの力はこれからも決して負けん!!信じろ!我らの力はどのような強敵が現れても団結し決して折れん!!」

 

『かすかべ防衛隊カグラ!ファイヤー!!』

 

「ファイヤー!お?…おおおおおおっ!??!」

 

全員が拳を突き上げて叫ぶと飛鳥、雪泉、焔、雅緋の四人はしんのすけの手を掴むと上に放り投げた!投げられたしんのすけは驚いたが…

 

『ワッショイ‼︎ワッショイ!!』

 

「おお⁉︎うっほほ〜い♪♪」

 

それは飛鳥達全員による胴上げだった。野原家特有の笑みと頬を染めてしんのすけは喜び、勝利に貢献したしんのすけを称えるように胴上げを続ける飛鳥達忍連合。その様子に霧夜と大道寺と鈴音は腕を組んで微笑み、ひろしとみさえはしんのすけを誇らしく思い笑った。

 

「さぁ!帰ろう皆‼︎」

 

こうして救出から始まった激闘は終わりを迎えた。

この戦いの後、各学園と紅蓮隊隠れ家には勇気と正義の象徴としてぶりぶりざえもんの像が立てられたのだった。

 

 

◯●◯

 

数日後、元の日常に戻ったしんのすけ達野原一家。

 

「こら!しんのすけ!ちゃんとシロの散歩に行きなさい!!」

 

「シロが気が乗らないって〜!オラ遊んでくる〜!」

 

「あっ!待ちなさいしんのすけ!!」

 

いつものようにシロの世話をサボってしんのすけは家を飛び出すと遊びに出かけた、その首元にはぶりぶりざえもんとの友情の証である写真入りペンダントを光らせて。

その様子を近くの家の屋根の上から飛鳥達四人が笑みを浮かべて見つめていた。

 

「もうしんちゃんは安心だね」

 

「あぁ、アイツはもう立派な一人前の忍だ」

 

「しんのすけ君、その正義と勇気をいつまでも…」

 

「しんのすけ、お前と私達は一心同体だ、これから先もな」

 

走り去っていくしんのすけの後ろ姿に四人は頷くと、互いに顔を見合わせて笑みを浮かべた。

 

「それでは飛鳥さん、私はこれで失礼します。お互い正義の為にこれからも頑張りましょうね?」

 

「またな飛鳥!これからもお前は私の最強の友達にしてライバルだ、それを忘れるな?」

 

「ではさらばだ飛鳥、今回は協力し合ったが私達とお前達は悪忍と善忍…敵同士だ、忘れるなよ?」

 

親友でありライバルである三人は飛鳥に声をかけるとそれぞれの場所に帰って行った。飛鳥も彼女達にお礼を伝えると最後にもう一度しんのすけを見つめた。

 

「またねしんちゃん、またいつか会おうね!さぁて!私も半蔵に帰らなくちゃ‼︎」

 

伸びをして半蔵学院の方角を向くといつもの台詞と共に駆け出した!同じく走るしんのすけも…

 

「飛鳥!正義の為にーー」

 

「オラ!春日部にーー」

 

「「舞い忍ぶゾ(ます)!!」」

 

 

T H E E N D

 

 

「これでおしまい!でめたしでめたし!じゃ、そういうことで〜♪」

 




長かったですが、無事に最終回を迎えることができました!今まで読んでくれた方々ありがとうございました!本編はこれで終わりになりますが次回からは後日談を書きます、お楽しみに!
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