閃乱カグラ お忍び‼︎嵐を呼ぶ子忍!   作:プラサミット

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葛城がしんのすけに振り回されます。


予測不能の模擬戦!しんのすけvs葛城!

しんのすけが初めての忍転身を難なく発動させ、その姿を国民的ヒーローアクション仮面(体格はそのまま)に変化させたことを飛鳥達はそれぞれ異なる反応で見ていた。

 

「ふむ、アクション仮面か、やはり男の子は好きだな。これならば何も言うまい」

 

「いや〜それほどでも」

 

霧夜に褒められてしんのすけは照れていたが、その時葛城が大声を出した!

 

「おおおおおおっ!!アクション仮面じゃねぇか!!」☆☆

 

突然の葛城の絶叫に飛鳥達はびっくりしていたが、葛城はまるで子供のみたいに目をキラキラさせていた。

 

「アクション仮面…?かつ姉、しんちゃんのあの格好知ってるの?」

 

「何言ってんだよ飛鳥…アクション仮面って言ったら今じゃ国民的人気ヒーローじゃねぇか‼︎アタイ毎週テレビで見てるし、グッズもいっぱい持ってんだ!マジでカッコイイよなぁ‼︎アタイ郷さんの大ファンなんだよー!!」

 

飛鳥はアクション仮面を知らなかったが、葛城は隠し持っていたキーホルダーやスマホの待ち受け画面などを見せるとさらにハイテンションになっていた。

 

「わぁ!アクション仮面だぁ!しんちゃんよく似合ってるね〜」

 

「あれ?雲雀ちゃんは知ってるの?」

 

「うん♪テレビやお菓子屋さんで見たことあるよ?」

 

「…ひ、雲雀、オレにも教えてくれ」

 

雲雀も知っていたので笑顔で褒めていた。葛城達の反応を見た飛鳥は隣でしんのすけの姿を険しい表情で見ている斑鳩に気づいた。

 

「斑鳩さんどうしたの?難しい顔して?」

 

「アクション仮面ですか……彼は私と詠さんがやっているヒーローショーにおけるライバルですわ。国民的ヒーロー故に子供達の人気も支持率も圧倒的に上なんです…まぁ、仕方ないですよね」

 

斑鳩は溜め息を吐いて飛燕を握り何処か悔しそうだった。葛城は目を輝かせたまましんのすけに近づいた。

 

「やっぱしんのすけもアクション仮面が好きだったか!同じヒーローが好きなやつに会えて嬉しいぜ!」

 

「おお!葛城ちゃんも好きなの?ちなみにオラとアクション仮面はお知り合いだゾー」

 

「お知り合いって…おいマジかよしんのすけ⁉︎」

 

「前にヒーローショーで知り合って、今じゃ深い深〜い仲だゾ〜♪」

 

「うおおおおおおっ!??マジかよォォォッ!!なぁアタイのことも紹介してくれよしんのすけ!!」

 

どんどん盛り上がっていくしんのすけと葛城、その掛け合いを見て霧夜は提案を出した。

 

「盛り上がってるな葛城?なら葛城、お前がしんのすけ君の手合わせの相手をしてみるか?」

 

「手合わせ?」

 

「難なく忍転身を成功させた彼だ、戦闘力もそれなりに高いかもしれない、少し見てみたい。葛城、頼めるか?」

 

霧夜は葛城にしんのすけの手合わせの相手を任せた。葛城はその提案を迷うこと無く承諾した。

 

「おう!任せてくれよ霧夜先生!アクション仮面と戦えるなんて夢みたいだぜ!しんのすけ!アタイと手合わせしようぜ?」

 

「ほうほう、手合わせ?お墓に行くの?」

 

「あ?お墓?…違う違う、合掌じゃなくて、手合わせってのはアタイと戦うことだよ!」

 

「戦う?オラが?」

 

「そりゃそうだろ、忍なんだから」

 

戦うことにしんのすけはいまいち実感が湧かなかった。その様子に霧夜は安心させる様に声を掛けた。

 

「心配しなくていい、キミの実力を見るだけだ。危なくなったら止めるから安心しなさい。しんのすけ君、キミの力を見せてほしい」

 

「わかった!オラお手合わせする〜!」

 

しんのすけもやる気になり元気よく頷いた!しんのすけ達は教室から体育館に移動した。

 

 

体育館に移動してきたしんのすけ達。普通科の方と比べると少し狭かったが、手合わせするには充分な広さである。

 

「おお!広ーい!」

 

「うきゃきゃきゃきゃ‼︎」

 

しんのすけとひまわりは体育館内を楽しそうに走り回っていた。

 

「しんちゃん、そんなに走り回ったら危ないよ?」

 

「大丈夫大丈夫〜」

 

しかしそう言ってしんのすけは派手に転倒していた。

 

「さぁしんのすけ君、早速始めよう。葛城、頼んだぞ」

 

「おう!」

 

しんのすけと葛城は手合わせをする為前に、飛鳥達は見学する為壁際に立った。ひまわりとシロも床に座って見ていた。

 

「しんちゃ〜ん!頑張れ〜!」

 

「かつ姉、いじめちゃダメだよ〜?」

 

「わかってるって、準備はいいかしんのすけ?」

 

「ほ、ほい!」

 

「そんなに緊張すんなって、ちゃんと手加減するからよ」

 

しんのすけは少し緊張していたが、霧夜は号令を掛けた。

 

「では始めよう、もう一度言うがこの手合わせはしんのすけ君の力を見る為のものだ。葛城は本気を出さないように、いいな?」

 

「オッス!」

 

「よし、では始め‼︎」

 

霧夜の号令で葛城は拳を握ると構えた!

 

「よっし!いくぜ!忍!転身!!」

 

葛城の掛け声と共に制服が消え全裸になると、手に持った秘伝忍法書を展開した!葛城の体は光に包まれると前を全開に開いた白いワイシャツと蒼いミニネクタイ、蒼いミニスカートの制服、両足に金と黒のカラーリングの具足を装着した姿になった!

 

「よし来いしんのすけ!…ん?どうした?」

 

葛城はファイティングポーズをとったがしんのすけは葛城の服装にポカーンとしていた。

 

「葛城ちゃん、大胆な服だね?」

 

「大胆?何が?…あぁこれか?へっ、何だ?気になって集中できねぇか?大丈夫だぜほら?安心してください!着けてます!だ」

 

どう見ても絶対ポロリするその服装に葛城はワイシャツを開くと左右外側から胸を覆うタイプのブラを着けていることを某裸芸人風に教えた。それを見て微妙にしんのすけはがっかりしていた。

 

「これで見えても気にならないだろ?さぁかかってこい‼︎」

 

葛城は再び構えるとしんのすけに呼び掛けたが、しんのすけは動こうとはしなかった。そのまま見合っている状態が続いたので葛城は自分から仕掛けることにした。

 

「それじゃしんのすけ、アタイからいくぜ!おらぁ!!」

 

葛城はしんのすけに接近すると弱めに蹴りを繰り出した!しんのすけは素早く伏せると蹴りを回避した。葛城は続けて回し蹴りを繰り出したがこれもしんのすけは難なくかわした。

 

「おらぁ!そらぁ!」

 

「ほい!ふっ!」

 

「くそっ!この!!」

 

「ぶりぶり〜ぶりぶり〜♪」

 

その後もしんのすけは葛城の蹴りを頭の後ろで腕を組んでかわしたり、ケツだけ星人で回避したりしていた。

 

「す、凄い、かつ姉の攻撃を全部避けてる」

 

「それだけではありません、彼ほとんど葛城さんの攻撃を見ていません、全て直感で避けてます!」

 

「ふむ、妙な動きだが葛城の攻撃を全て回避するとは大したものだ。やはり彼は確かな力の持ち主だ」

 

見学していた飛鳥達はしんのすけの身体能力に改めて驚いた。一方葛城は攻撃を完全に見切られていると少し焦っていた。

 

「くっ!一発も当たらねえ⁉︎」

 

「ふんふん〜♪ふんふん〜♪」

 

対するしんのすけは目を閉じてフラフラと動いて鼻歌を歌っていた。その様子に葛城は舌打ちすると少し本気を出すことにした。

 

「チッ!余裕かましやがって!なら少し脅かしてやるか」

 

葛城は体勢を低くすると構えた!

 

「いくぜ!受けてみろしんのすけ‼︎秘伝忍法!トルネードシュピンデル!!」

 

ブレイクダンスの構えからスピードを上げて逆立ちすると高速回転し巨大な竜巻を発生させた!

 

「きゃあ⁉︎か、かつ姉!やり過ぎだよ‼︎」

 

飛鳥は葛城が秘伝忍法を発動させたことに驚いたが、数秒後竜巻が収まるとそこにはしんのすけの姿は無かった。

 

「あ、あれ…?しんのすけ?ヤベ⁉︎やり過ぎたか⁉︎」

 

しんのすけがいなくなっていまい葛城と飛鳥達は慌てて探そうと焦っていたが、その時飛鳥がしんのすけを見つけ葛城に叫んだ!

 

「…あっ⁉︎かつ姉!背中背中!」

 

「えっ?…あっ!こいついつの間に!」

 

「えへ〜♪」

 

そこには葛城の髪の下…背中に張り付いたしんのすけがいた!

 

「このヤロ離れろ!うひゃぁ⁉︎ど、どこ触ってんだよ⁉︎///くすぐったいだろ!」

 

「葛城ちゃん、今度はオラの番だゾ、忍法!ゴキブリの術‼︎」

 

しんのすけはまるでゴキブリの如く葛城の体中を駆け回り出した!

 

「オラオラオラオラ!!」

 

「ぶひゃはははは!??や、やめろこんにゃろ!!あひゃひゃひゃひゃ!!」

 

体育館内に顔面崩壊レベルの品のかけらも無い葛城の笑い声が響いた!

 

「だあああああっ!!離れろこのヤロォォォッ!!!ハァ!!ハァ!!」

 

葛城は気合いでしんのすけを振り払うと崩れ落ち、顔を赤くして肩で大きく息をした。葛城は立ち上がったが先にしんのすけの追撃が来た!

 

「アクションキィィク!!」

 

「ぐげっ!?」

 

「もう一発!アクションカンチョー!!」

 

「おごぉぉぉっ!??!」

 

しんのすけの飛び蹴りを背中に受けそのまま連撃で尻にカンチョーされた!

 

「ちょ⁉︎おま…なんつーことを…」OH〜

 

「どうだ葛城ちゃん!参ったか!」☆

 

葛城は尻を突き出し押さえて悶絶し、しんのすけは銃を構える様に両手の人差し指を構えていた。

 

「うわぁ…女の子にあの技はマズいよ」

 

「はい…しかももう少し下にズレていたらとんでもないことになってましたよ」

 

「まぁ、まだしんのすけにはわからないな」

 

「かつ姉大丈夫かなぁ…」

 

飛鳥達が心配する中、葛城はカンチョーのダメージが回復すると立ち上がったが怪しく笑っていた。

 

「ふぅ、やってくれたなしんのすけ…もう手加減しないぜ!秘伝忍法‼︎ブラッディ…」

 

「アクションビィィム!!」

 

「ぎょええええええっ!??!」

 

息つく暇も無くしんのすけがアクションビームを放ち葛城は悲鳴を上げて爆発した!煙が収まると黒コゲボンバーヘッドになった葛城が先程とは違う下着姿になって立っていた。

 

「どうだ怪人葛城!降参しろ!」

 

「…へ、へへへ…さ、流石はアクション仮面…こ、降参だ…ゲホォ……」

 

葛城は口から煙を吐くと仰向けに倒れた。

 

「よし、そこまでだ」

 

勝負ありと判断し霧夜が声を掛けると飛鳥と斑鳩は慌てて葛城に駆け寄り起こした。ちょうどしんのすけの忍転身も解除され元の服装に戻った。今の戦いに関心した霧夜はしんのすけを称えた。

 

「しんのすけ君、見事な戦いだった。秘伝忍法を使わずに葛城を倒すとは、やはりキミの力は本物だ」

 

「オラもほんとにアクションビームが使えてモーレツだゾー♪」

 

その答えに霧夜は笑みを浮かべ、模擬戦もしんのすけの勝利に終わったのであった。

 

 

手合わせが終わり元の教室に戻って来たしんのすけ達はお茶にしそれぞれくつろいでいた。

 

「いや〜メケメケ団との戦いはメケメケZが強くてアツアツだったゾ〜」

 

「いやいや、それよりもアタイはイーグルヘッドの正体がミミ子の兄貴だったっていうことの方が衝撃だったぜ!そんでその後のアクション仮面フィーバーの登場も燃えたぜ!」

 

「おお!葛城ちゃん話せますなぁ!」

 

「へへ、お前もな?しんのすけ!今日のアクション仮面一緒にテレビで見ようぜ?」

 

しんのすけと葛城はお互いアクション仮面好きという共通の趣味により完全に意気投合し、チョコビなどお菓子を食べながらアクション仮面トークで盛り上がっていた。

 

「あの二人、すっかり意気投合しちゃったね?あんなに楽しそうなかつ姉初めて見たよ」

 

「お互い趣味が合うということなのでしょう、そのおかげで私達のセクハラの被害も減ってますし。さぁひまわりちゃん、ミルクが出来ましたよ?」

 

「たいやー♪」

 

「ふふ…美味しいですかひまわりちゃん?」

 

「斑鳩さんもひまわりちゃんと仲良しだね?なんだかお母さんみたい」

 

飛鳥と斑鳩は楽しそうな二人を微笑んで見ていた。斑鳩もひまわりに哺乳瓶でミルクを飲ませておりその面倒見の良さでメンバー内では一番懐かれていた。

 

「ねぇねぇしんちゃん?アクション仮面ってこれでしょ?ひばりも仲間に入れてよ〜」

 

「うん、いいゾ〜、おお!アクション仮面カード!」

 

「何だ?雲雀もアクション仮面好きなのか?なら早く言えよ。お?しかもそれ超レアカードじゃねぇか⁉︎見せてくれよ!」

 

「うん♪前にチョコビ買った時に当たったの〜!滅多に出ないNo.55のカードだよ?」

 

「何⁉︎雲雀もか⁉︎オレも入れてくれ!」

 

アクション仮面カードを持った雲雀とその様子を見た柳生も加わりアクション仮面トークは更に盛り上がりを見せた。

 

「ほっほっほっ、やっとるのぉ」

 

そこへ和服姿の白髪を後ろで結んだ整った口髭の老人が現れた、飛鳥の祖父の半蔵だ。半蔵は教室内の様子に笑った。

 

「これは半蔵様」

 

霧夜も頭を下げて挨拶し、飛鳥達も急いで姿勢を正して挨拶して一斉に頭を下げた。半蔵は軽く返すと飛鳥達の足元にいるしんのすけに近づいた。

 

「お主が例の子かの?」

 

「…おじさん誰?」

 

しんのすけは半蔵を警戒して見ていた。すると葛城が慌てて注意してきた。

 

「こ、こらしんのすけ!口に気をつけろ!いいか?この方はな…」

 

「ハハハ!よいよい、元気があるのはいいことだ!」

 

半蔵は気にすること無く笑い、飛鳥は半蔵をしんのすけに紹介した。

 

「紹介するねしんちゃん。この人は半蔵様、私のじっちゃんでこの学院の名前にもなっている人だよ。忍の世界ではその名を知らない人はいないくらい凄い人なの」

 

「そう言うことだ、まぁ昔ちょっとばかり名が知れ渡っただけの偉そうなじじい、そう覚えといてくれればいい。よろしくのぅしんのすけ」

 

「偉そう…おお!オラの父ちゃんの偉そうな部長のおじさんみたいだゾ〜」

 

しんのすけの無邪気な様子に半蔵は笑顔になるとしんのすけを褒めた。

 

「先程の戦い見させてもらったぞ、中々のものじゃ。それでわしからご褒美じゃ」

 

半蔵が指を鳴らすと煙と共に寿司屋のカウンターが現れ半蔵はカウンターに入ると袖を捲り鉢巻を付けた。飛鳥達もカウンター席に座った。

 

「ご褒美にわしがご馳走しよう!さぁ食べたい物を言ってくれ!遠慮はいらん!」

 

「おお!おじさん太もも〜!じゃあオラカツ丼!」

 

「…無い」

 

「ええ〜…じゃラーメン!」

 

「それも無い!」

 

「それじゃあカレーやハンバーグは?」

 

「全部無い‼︎」

 

「やれやれ…品ぞろりが悪いゾ〜」

 

しんのすけが注文する物が全て無くしんのすけは首を横に振って溜め息を吐いた。そのやりとりを飛鳥達は苦笑いして見ていた。

 

「それを言うなら品揃えじゃ!どう見てもこの状況は寿司屋じゃろう⁉︎まぁよい、ではまずはわしのおすすめからだ」

 

半蔵は得意の太巻きを作り始めた。数分後、人数分の太巻きを作り終えるとしんのすけの前にやや大きめの太巻きが出された。

 

「わし特製の太巻きじゃ!遠慮せず食べてくれ‼︎」

 

「ほっほーい!いただきまーす!」

 

『いただきます!』

 

「ほれ、お主にも太巻きじゃ」

 

「アン♪」

 

シロにも食べても平気な具の太巻きを出してあげシロも嬉しそうに食べ始めた。

 

「あーーん」

 

飛鳥達も食べ始める中、しんのすけは口を大きく開けると太巻きを一口で全部食べてしまった!

 

「えっ⁉︎一口で食べちゃった!」

 

「そんなに一気に行ったら喉に詰まるぞ?」

 

「もぐもぐ…‼︎ん!んんんんんんん!!」

 

「ほら見ろ言わんこっちゃ無い、おい大丈夫か?しんのすけ?」

 

忠告するとしんのすけは喉に詰まったのか苦しそうに唸り出した!

 

「大変!斑鳩さん!水‼︎」

 

「は、はい!只今‼︎」

 

「んんんんんんんん!!」

 

飛鳥は慌てて斑鳩に叫びしんのすけの隣に座っていた葛城は背中を叩いたりしていた。

 

「お待たせしました!お水です‼︎」

 

「んんんん…んまい‼︎///」プッハー‼︎

 

ドンガラガッシャーン!!!

 

しんのすけの紛らわしいリアクションに全員ド派手にズッコケた!!

 

「ハハハ!此奴め中々骨のあるやつじゃ!気に入ったぞ!」

 

その後もそれぞれ食べたいネタを言い和気藹々と食べて笑い、楽しく時間を過ごしたのであった。

 

 

 

◇ドゥゲェン研究所

 

あれから雪泉の追跡を振り切り研究所に戻ってきたサスケとかすがは、顰めっ面で手に鞭を打ち付けて立っているドゥゲェンの前に跪いていた。

 

「まったく…二人で行ったのにまた失敗するなんて、アンタ達どんだけ〜!?サスケちゃんも意外に使えないわね?それにかすがちゃ〜ん?アタシ言ったわよね?最後のチャンスだって?ねぇわかってる?わかってる〜?」

 

「ッ!」

 

ドゥゲェンはネチネチとかすがに問い詰め、かすがは必死に頭を下げ続けていた。黙り込むかすがの代わりにサスケが答えた。

 

「で、ですがドゥゲェン様!確かに野原しんのすけの捕獲には失敗しましたが、代わりに野原しんのすけの両親を捕まえ…」

 

サスケの言葉は途中でかき消された!気づいた時にはサスケは壁に叩きつけられていた!ドゥゲェンが鞭で吹き飛ばしたのだ!

 

「お黙りィ!!任務を達成出来なかったくせに勝手に喋ってんじゃないわよ‼︎しかもこんなどうでもいいのを連れて来ちゃって」

 

ドゥゲェンはしんのすけの代わりに捕まってしまった牢に入れられたひろしとみさえを見た、二人は出せと喚き散らしていたがドゥゲェンは無視してかすがの前に来た。

 

「さ〜て、かすがちゃん?覚悟はいいかしら?」

 

ドゥゲェンは鞭にかなりの電圧を纏わせると振り上げた!

 

「おいやめろ!このオカマ野郎!!」

 

「そうよ!その子が可哀想よ!許してあげなさいよ!女の子をいじめるなんて最低よ!」

 

かすがに制裁をしようとするドゥゲェンにひろしとみさえが叫んだ!自分を庇った二人にかすがは驚いたが、ドゥゲェンは鞭を牢に叩きつけた!

 

「見学者は黙って見てなさい‼︎これは躾なのよ?それともアナタ達も躾されたいのぉ〜?」

 

「くっ!」フッ‼︎

 

「かすが⁉︎」

 

その時!かすががその場から姿を消した!サスケが気配を追うと、どうやら半蔵学院の方へ向かって行ったようだ。その様子にドゥゲェンは呆れる様に溜め息を吐いた。

 

「ふぅ、まぁいいでしょ、後でキツ〜イお仕置きを考えないとね」

 

鞭をしならせるとしまおうとしたが…

 

「おい、もう許してやれよ?これだからオカマは…」

 

「ほんとオカマってしつこいわよね」

 

ブチッ‼︎

 

その時ドゥゲェンの中で何かがキレた!

 

「ッ‼︎オカマオカマってうるせぇんだよ!!!もういいわ、アナタ達テスト中のソルジャーニンジャの実験台にしてあげるわ!」

 

ドゥゲェンが指を鳴らすとひろしとみさえが閉じ込められた牢がエレベーターの様に下に降り始めた!

 

「や、やめろ!出せぇ!!」

 

「いやぁぁぁぁっ!!」

 

ドゥゲェンは笑いながら研究室に戻り、サスケはその様子を申し訳なさそうに見ていた。

 

 

 




次回予告

心の中にイメージした生物を具現化させる力を教わることになったしんのすけ。しんのすけが具現化させる生物とは⁉︎次回、しんのすけの召喚獣……ブタ?お楽しみに!
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