卯月(?)になった中年男性の話   作:白ノ宮

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多分ですけど僕が拳銃撃ったら衝撃でどこかの骨が折れます。


五羽目 拳銃は案外衝撃がでかいぴょん!

家に戻っていい感じに冷めた鍋から貝を取り出す。

 

多分エキスが結構無駄になっているが気にしないでおこう。

 

棚から何故かある爪楊枝を一本取り出して、スガイの身を引っ張り出す。

 

そしてそれを口に運ぶ。

うん、OC。

サザエの仲間って言っても私自身サザエを食べたことがないから想像しにくかったんだけどこれはこれで美味しい。

 

次にイボニシ。

こちらは珍味なので様子見ということで二個しか取ってきていない。

 

身を引っ張りだして口にする。

うん、吐き出すほど不味いわけではないが、美味しいわけでもないな。

 

これは料理のアクセントに使うのが良さそうである。少なくともそのまま食べるべきではなさそうだ。

 

今度醤油をつけて食べてみたいものだ。

 

貝を食べ終えて後片付けをしていると、また砲撃音が聞こえてきた。

 

果たしてこんな頻繁に戦闘って起きるものなのか?

 

野次馬として交戦状況を見にいくことにした。

 

と、その前にちょっと髪型変えておこうかな。

 

現在の髪型は腰あたりまであるストレートロングヘアである。

 

先をゴムで留めているから幸い邪魔にはなっていないものの、それは非戦闘行動時の話だ。

 

水上で行動する際は激しく動くことが予想されるのでもう少ししっかりまとめておく必要がある。

 

いくら先を留めているとはいえ、卯月は髪の量がとても多い。

 

なのでまとめられていない髪が風によって視界を遮る事が懸念される。そんな事があってはならない。

 

なので、何故かあったシュシュを一つ追加でロングポニーテールにする事にした。

 

テールの根元にシュシュを着けて、毛先に兎のヘアゴムを着ける。

 

そして鏡の前に立つ。

 

似合うかどうか少し不安だったが杞憂だったな。

 

本日2回目の出番ですよ主砲さーん。

 

海辺に出ると少し離れた場所に浮いているイ級と目が合った。

 

「えー...まだ海に出てないのにエンカウントしたよ。どうすんのこれ」

 

イ級は口を開けて5inch砲を露出させてこちらに向けた。

 

うわ、それって田◯星人みたいで怖いよ。

 

可愛らしい見た目からそんな事をされると裏切られた気分である。

 

私はジグザグに走りながら海に出た。

 

陸地よりも海の方がスピードが乗りやすいからだ。

 

当然イ級も発砲してくるが、速射砲ではない為か射撃の合間が長い。

 

そのうちに当てられそうな位置まで近づくことができた。

 

するとイ級は何を考えたのか5inch砲を引っ込めて後退し始めたのだ。

 

よくみると背中部分から黒煙が上がっていて、後退速度も遅い。

 

砲の弾道もジグザグしなくても当たらなさそうなぐらいブレていた。

 

そのことに気づくとイ級の上に謎の数値があることに気づく。

 

(ん?何だあれは)

 

09/32

 

先ほどまではなかったはずだ。

 

もしかしてこれはイ級の残り耐久力だろうか。

 

試しに照準をイ級の面積が広い部分に向けて引き金を引いた。

 

「ッ!」ドパァン!

 

思っていたより大きい衝撃。

 

しかし狙いはズレることなく命中し、イ級の数値が

 

00/32

 

になった。

 

イ級の目から青白い光が失われて力無くプカプカ浮く。

 

(沈まないんだ...)

 

そういったところは普通の生物と同じなのかと思った。

 

とりあえず、何かに使えるかもしれないのでイ級の死骸を引っ張って倉庫まで持っていった。

 




ドパァンって発砲音好き。
強そうだもん。
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