アルティメットスぺちゃん爆誕【実況プレイ風動画】   作:サイリウム(夕宙リウム)

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今更だけど見切り発車してるから更新は遅めです
しかし失踪だけせぬ、その気持ちで頑張っていきます


PART4

こんにちアリーヴェデルチ! 出会ってすぐにさよならなウマ娘実況プレイやってくよー

今日は前回からかなり時間が空いて、スぺちゃんが小学3年生になったときからのスタートです。

ちなみにこの間の空白期間はダイジェストで見せていると思いますが、まぁ[太り気味]と睡魔との戦いでした。

 

学校に行けば、体力が減少し、眠り、授業中に寝て、帰宅し、お手伝いというトレーニングをし、飯食って勉強させようとすればすぐに寝る…

 

そして飯はほぼ毎日食べすぎ判定をくらい、[太り気味]が発生して、それを直すためのトレーニングを行ったせいで体力が大幅に減ってしまい、夕食後に勉強ができない…

 

この悪循環の繰り返しでした。おかげさまでご覧くださいこのステータス、開始時点と現在を比べるとスピードが全く伸びていない代わりにスタミナとパワーの上り幅がすごいことになっています

 

賢さは…、うん、お察しください、現在擁護することができないほどにおバカちゃんです。

ちなですが、この状態、非常にヤバいですよ!、状態でして皆様ご存じの通り、トレセン学園に入学するには試験がございます、当たり前だよなぁ!

 

 

んでこの試験3つの内容がございまして、筆記、面接、実技でございます、一つずつ解説していくと

 

筆記はその名の通り、学力筆記試験です、内容はそこまで難しくはなくプレーヤーキャラの学年に応じた難易度のものが出題されます、ですので地元の学校でよほどひどい成績を取っていない限りは大丈夫です。

 

ちなみにですがこの試験は最寄りの試験場、もしくは各学校で受験することができるのでわざわざ府中まで行く必要はありません、時間的なロスが出ないのがありがたいですね

 

お次は、面接、こちらはいたって普通の面接であり、そのウマ娘に輝くところ、所謂アイドル性があるかを見極められます。こちらは心配する必要がほとんどなく、ハルウララなどのレースがあまり得意でないウマ娘を入学させるときに使われる救済処置みたいなものです。

 

最後に、実技です。新入学生として受験するなら、各地にある地方レース場での試験、編入生として受験するなら、実際に走っているときの動画とタイムの提出が求められます。まぁゲームとしては新入学生の方は簡単な模擬レース、編入生の方はタイムアタックです。

 

こちらはそのウマ娘によって求められるものは違いますがかなり難しめに設定されており、最初の挫折ポイントですね

 

 

それでこの3つの試験のうち、一つでも合格できたならば入学はできるのですが、その結果によってバフ、デバフがかかります、例えば筆記で落ちると学園での授業についていけなかったり、面接を落とすと他のウマ娘との距離感がうまくつかめず孤立してしまったりします。

 

わたくし自作のチャートではこの試験を全クリすることでバフ全積みスタートダッシュを決める予定なので頑張りたいところなのですが、現在のスぺちゃんの様子を見てみましょう。

 

 

>スピード:F

 スタミナ:D+

 パワー :C

 根性  :D

 賢さ  :F+

 

>総合学力:F

 

 

 

えぇ、ご覧のようにやばい感じです、現在3年生なので6年になるまではオールBぐらいにしておきたいですね。

 

 

そういえばこの動画をご覧の方は既プレイ勢の方が多いと思うので説明しておりませんでしたが、一応未プレイ勢の方に説明を、しておきますとこの据え置き版ではG~SSまでステータスの範囲がありG、G+、F、F+~のように段階ごとに上がっていく感じです。アプリ版のように細かい数字を見ることも可能ですが、パッと見で解りやすいこちらを表記してます。なお、このステータスはトレセン学園入学時にすべて3段階下がるので、アプリ版からの方は高すぎぃ!、と驚かないでくださいまし、BだとD+まで下がる感じですね。

 

 

なお学力の方ですがFは大体小学1年生ぐらいです…、授業中寝てるからなぁ…

 

 

そんなアタマよわよわスぺちゃんに朗報です!、なんとですねステータスの上昇と年齢が上がったことによる体の成長がうまく重なり、登校時の体力減少が減り、授業中に眠らなくても何とかなるようになりました!

 

 

おかげさまで見てください!いつも授業中にねむねむしていたスぺちゃんがお目めぱっちりで受講しております!

これには先生もびっくり!

 

 

>授業中…

>???

>内容が難しすぎたようだ…

 

>先生が懇切丁寧に教えてくれた!

>何とか理解した!

 

 

この学校は生徒数が少ないのですべての学年をまとめて授業していくタイプの学校なので先生もつきっきりで面倒見てくれます。そのおかげで、「ありゃりゃ、授業態度は改善したけど内容の方はちんぷんかんぷんだったみたいですね、ま、2年分の遅れが存在してるし仕方ないね!」ということにはなりにくいです。小人数制のいいところですねぇ。

 

お、授業が終わったみたいですね、んじゃ帰りましょうね

 

 

>帰宅中…

 

 

ただいま!お母ちゃん!今からオラ、手伝いすっゾ!

 

 

>お手伝い中…

 

 

よしよし、普通にできるようになってきましたね。

 

そろそろですかねぇ…、よっしゃ、決めました、次回からは[太り気味]がついてない時はスピード練習をしていこうと思います。この時期で可能なのはダッシュですね。それではお母ちゃんに許可もらいに行きましょう。

 

オッス、お母ちゃん!明日からお手伝いの時間減らしていいか?

へ? 何するかって? オラもっと強くなりてぇ!、だからもっと走り込みをしてぇんだ!

 

>交渉中…

>交渉に成功した!

 

 

おっと、これは幸先がいいですね、明日からこれでスピード練習ができそうです。

んじゃ今回はこんなところで、次回も時間を飛ばしまして6年生に上がったときから始めていきましょう。

でわでわ~

 

 

 

 

 

【お母ちゃんの回想】

 

スぺは入学したあの日からずっと同じことを繰り返し続けている。

学校がある日は朝、仕事柄早く起きないといけない私と同じ時間に起き、私の手伝いをしてから走って学校に行く。これだけなら普通のいい子なのだが家から学校までの距離は15㎞近くある、いつも後ろからついていってはいるが毎日毎日、1年生の時から同じことをしている。いくらウマ娘といってもおかしいのではないだろうかと思う。

 

入学式の次の登校日、朝早くから仕事を手伝ってくれたし、家から学校までかなりの距離がある。ある程度学年が上がるまでは車で送り迎えをしようと思っていたとき、気がつけばスぺが家にいなかった。

 

家中探し回って、脱ぎ捨てられたスぺ用の作業服となくなったランドセルと用意しておいた服。これでスぺが学校に行ったことにやっと気が付いた。

 

学校へ連絡してスぺが学校に着いたら連絡してくれと電話してから、慌てて車に飛び乗ってスぺが通りそうな道を片っ端から探した。家から学校までちょうど中間ぐらいで見つけたとき、スぺは走りながら学校に向かっていた。

 

その姿を見たときひどく安心したのを覚えている。

 

 

「やぁ、頑張り屋のお嬢さん、乗っていきませんか?」

 

「あ、お母ちゃん! どうしたの、仕事は?」

 

「仕事は、って…、あんたが心配で見に来たんだよ。ほら、さっさと乗りな、送ってくから」

 

「大丈夫! 私走っていくから! もっと走って強く、速くなりたいの!」

 

 

そう言ってスぺはまた学校に向かって走って行ってしまった。

それから私の少しおかしな送り迎えは続いている。スぺが毎朝走って学校に行くのを車で後ろから追いかけ、帰るときには校門近くで待っていて、家まで車で追いかける。

 

いくら車で送っていくよ、と言っても聞かず自分で走って行ってしまうので説得するのはもうあきらめた。せめて何かあったときのために後ろからついていくことにしている。

 

ガソリン代が馬鹿にならないので友人からもらった原付にしたり、自分も一緒に走ったりしたが、その間に気が付いたことは日に日にスぺの学校に着く時間が早くなってきていることだ。ちょっとずつタイムが縮んでいるのに気が付くと次の日からはわざわざ時計で計り、メモをつけてみると一日進むごとに数秒単位で到着する時間が縮んでいるのだ。毎日、必ずだ。

 

空恐ろしいものだったが、よく考えれば私はウマ娘、というか子供を育てるのはスぺが初めてだったし、ちゃんとウマ娘を見たのもスぺの母親であるあいつぐらいだったのを思い出し、もしかしたらこれが普通なのではと思った。いやそうに違いない。詳しくはよく知らないがウマ娘は例の野菜人みたいに強くなっていくのかもしれない、もし違ったとしてもスぺの母親であるあいつは、ケガさえなければすごいウマ娘になっていたかもしれない、という話を聞いたことがある。つまりあいつ譲りのスぺの才能がすごかったというわけだ。

 

気づいたその時はそう思っていた。

 

 

いつの間に覚えたのか、スぺの持つ才能なのか、それともウマ娘としての本能がそうさせているのかはわからないがスぺは一度も休むことなく同じペースで毎日休むことなく走り続けている。

 

そんな、私が何か間違ってしまったのだろうか、朝いつも走っているし仕事の手伝いをしなくてもいいのではと思い、手伝うことはないよ、といっても私がやろうとしていたことを終わらせていたこともある。

 

ほかの保護者の方にも聞いたが、やはりこのぐらいの時期の子供は思いっきり遊んでいることが普通みたいだ。ウマ娘のことはわからないが、自分もそうだったし、自身の考えていることが間違っていないこともわかる。

 

スぺは何かがおかしい。年頃の女の子なんだ、もっと遊んでいてもいいんじゃないかと思う。

学校での生活を聞いてみれば、授業は真面目に聞こうとしているが、どこか疲れているらしくうとうとしていることが多かったらしいが、最近はそれも少なくなり、真面目にしているそうだ。

 

しかし、交友関係はそこまで良くないらしく、[愛嬌]があって誰からも好かれているらしいが、彼女自身はどこか壁があるように思える、放課後も誰かと遊ぶことはせずにすぐに帰り、休み時間も基本うとうとしているか教科書を見ていると担任の先生から聞かされた。

 

スぺは何か、焦っているのだろうか?

 

 

そんなことを考えながら、いつスぺにこのことを聞こうか、どのように話せばスぺが傷つかなくて済むか、どうすればスぺが幸せになれるのか、そんなことを考えていた時、スぺから大事な話があるといわれた。

 

 

話は明日からお手伝いをしなくてもいいか、ということだった。

このことに少し驚いた私だったが、この機を逃すか、と思い色々とスぺの思いをスぺが傷つかないよう、不安に思わないよう、やさしく聞いてみた。

 

スぺは速く、強いウマ娘になりたいそうだ。昔一緒にテレビで見た日本ダービー、それが頭から離れないらしい。

 

「あそこで走っている人たちみたいに速くなりたい、強くなりたい、カッコよくなりたい。

そのためには小さい時からたくさん練習して、たくさん勉強して、たくさん食べれば強くなれる、そう思ったの。それで毎日やってみたら、自分が毎日少しずつだけど強くなっている気がする。だから毎日続けるの!」

 

スぺは私が思っていたよりもずっと成長していたみたいだ。スぺは目標に向かってもう走り続けている。

ならば親である私が応援しないでどうするか。

 

スぺの夢がかなうように色々と私も考えてみることにした。まずはウマ娘のトレーニング方法について色々調べてみることにする。

 

気がつけば、思い悩んでいた私の心は晴れていた。




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