アルティメットスぺちゃん爆誕【実況プレイ風動画】   作:サイリウム(夕宙リウム)

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PART12

そろそろ挨拶のレパートリーがなくなってきた投稿者です。早速やっていきましょうか!

 

前回はスぺちゃんが初バイトをしているところでしたね。バイト終わりはスぺちゃんにトレセン学園まで全力で走ってもらったので何とか彼女が買い食いをすることは防げました。

 

ですが、商店街の入り口を通るときに完全にペースを下げてにおいを嗅いでましたので最大限の注意を払わなければいけなさそうです。スぺちゃんそれトレーニング用品とか買うように必要なお金だからね! 使っちゃダメなんだよ!

 

そのあとはスズカ先輩と夕食をご一緒して就寝。現在授業終わりの放課後でございます。

それにしてもなんかスズカ先輩のご機嫌がよかったような気がしますがなんかいいことあったんですかね?

 

それでは早速スピカの自室に参りましょうか。予定では昨日チームに参加する予定でしたが、バイト関連が思ったより早く進み、現在の所持金が致命的だったのでそっちを優先しました。

 

ちなみにですがチームに参加せずふらふらしていると確率でゴルシちゃんにドナドナされます。ご注意を。

 

 

授業中のスぺちゃんたちの様子を見る限り、交友関係にヒビが入っている、なんてことはなさそうで周りからは頭一つ抜けている同級生と思われてるぐらいのようです。ひとまずは安心ということですかねぇ。

 

さて、スピカの部室に向かっている途中ですが、なぜ今日にしたのかというと、単純に早ければ早いほど指導を受ける時間が増えるので早く入った方がよい、ということと、隣のクラスからマックイーンの叫び声が聞こえて来たからです。チャートブレイカーのゴルシちゃんがマックイーン勧誘に入ってるのが解りますねぇ、これは。

 

ゴルシちゃんはいつかは必ず会わなければなりませんし、色々と面白い上に好感度を稼いでおくと育成的にウマ味(ウマだけに)なので積極的に交流するつもりではありますが、今接触するとスぺちゃんがスピカに入るのを嫌がるかもしれませんので、後々ということでご容赦を。

 

ちなみにですが、走者の方々はゴルシちゃんのイベント関連はタイム的にまず味なので行かないだけであって、内容は面白いものが多いので誤解しないように。

 

 

んじゃ、早速部室に到着したので入室してみますか! ノックノック~、どもー、入部希望者でーす。入ってもいいですか~

 

>「はーい、どうぞ~」

 

ん? なんか女性の声でしたね。この時期はゴルシちゃんとスピカトレーナーしかいないはずですが。なんか裏でイベント起きてたんですかね? 

 

では失礼して、ってスズカ先輩!

 

>「あらスぺちゃん! いらっしゃい! スぺちゃんもこのチームに参加するの?」

 

ええ、はい。なんか自由そうな感じがしたので。そっちの方が楽しいかなぁ、と思って入ろうかと思ったんですけど。スズカ先輩って確かリギル所属じゃなかったでしたっけ? ほらすごく早そうですし、おすし。

 

 

>「ふふ、自由そうな所よね。けど面白くていいチームだと思うわ。」

>「確かに、私はリギル所属だったけど、やめてきちゃった。何故? そうねぇ、方針の違いかしら。リギルは完全に管理する方針だったけど、ちょっと私にはあっていなかったみたいで…、だから今は自由にやらせてもらえるスピカに所属させてもらってるの。」

 

 

ほへー、そうなんですね~。いやスぺちゃんの影響でスピカに所属するのはわかってましたが、こんなに早く移籍することがあるんですねぇ。スズカ先輩の話しぶりから結構移籍してから時間たってるのかな…?

移籍した時期はわかんないですけど、スぺちゃんが理由にならずに移籍するパティーンは初めて見ました。

 

それでなんですけど、確かチームに所属さしてもらうには担当トレーナーの許可が言ったはずっスよね。見た感じスズカ先輩しかいないんすけど…

 

>「あの人ならちょっと席を外しているわ。もうちょっとしたら戻ってくるはずだけど…」

 

 

現在、離席中みたいっすね。なら部室でちょっと待たせてもらいましょうか、ってん…?

 

>太ももに何か違和感がある…

>誰かに触られているようだ…

 

 

あっ(察し)

 

 

>「非常に引き締まっていて、弾力も申し分なし…。肉の付き方からして先行…、いや差しがメインだな。この学園にまだこんな逸材が眠っていたとは…。」

 

 

なーんか触りながらぶつぶつ呟いている不審者がいますねぇ! スぺちゃんが思いっきり蹴ろうとしてますがかわいそうなのでやめさせましょう。代わりに汚物でも見るような目で変態呼ばわりしてあげましょうね!

 

 

>「うぐっ、蹴られるよりもそっちの方がきつい…。」

>「自身の行いを振り返ってみては? トレーナーさん。」

 

お! スズカ先輩! トレーナー呼びということは…!

 

>「はい、この変態がスピカのトレーナーさんです。」

>「いや、変態呼ばわりはやめてほしいんだが。」

>「入部直後の私の足を狙った方はどなただったかしら? お次はスぺちゃんですか?」

 

 

はい、こちらでスズカ先輩に怒られているのが皆様ご存じスピカトレーナーさんです。基本的に第一印象が変態な可哀そうな人ですね、作中ではトップを争うほどの育成能力なんですが、まぁ仕方ありませんね!

 

ちなみにですがこの方、パワーカンストした足で顔面を蹴っても鼻血ですみます、お前ほんとに人間か…?

 

 

>「それで、君はスズカの友人か? 入部希望者なら大歓迎だが…。」

 

 

ほい! スズカ先輩の同室で新入生のスペシャルウィーク、っていうもんでさぁ。スぺって呼んでくだせぇ! このスピカに末席に加えていただきたく!

 

 

>「新入生! てっきりスズカの同学年かと思ったが…。」

>「すごいですよね、スぺちゃん。」

 

 

いやー、スぺちゃんを褒められるのは照れますねぇ、んで、あたい入っていいの?

 

>「あぁ大歓迎だ! ようこそスピカへ!」

 

 

 

 

 

 

ではではちょっと時間が飛びまして、こちらはスピカの練習場でございます。トレーナーが現在の実力を見たいということでやってきたわけですね。スズカさんも一緒ですが、今日は彼女は走らないみたいです。

 

じゃけんタイムアタックしましょうねぇ! 芝・右回りの距離2000、やっとスぺちゃんの適性距離で走れますね。ちなですが、距離は好きな距離でいいといわれたので、2000にさしていただきました。

 

 

ではイクゾー!

デツデツデデデデン! (カーン!) デデデデン!

 

 

ほい、ゴール! タイム的にはよかったんじゃないですかねぇ!

トレーナーさんもスズカ先輩も驚いてますねぇ! これはいい感じなのでは!

 

 

>「これは……、ひどいな。」

>「ひどいですね。」

 

 

え! 何でですか! 結構いいタイム出てたんじゃないすか!

 

>「あぁ、タイムはいい。新入生なら恐ろしいぐらいだ。」

>「だが、フォームがでたらめすぎる。今は自身のパワーで無理やり動かしてる感じだな。」

 

マジですかぁ…、スぺちゃんもちょっとしょんぼりしてますねぇ。

 

まぁ、それもそのはずでして、スぺちゃんの周りには幼少期からウマ娘なんていませんでしたし、走り方の矯正を行ってくれる人なんていませんでした。この油をさしてないガチガチの精密機械をパワーと根性で何とか動かしていた、というのが現状ですね。

 

本来ならこんなことしていたら体がボドボドダァ、なんて状態になりかねないんですけど、それは最初の個性ガチャの時に手に入れていた影の薄い[鉄人]クンが仕事してたんですねぇ。いい仕事するなぁ、君は。

 

ま、それでも限界はあるので早めにトレーナーに見てもらって修正する機会が必要だったんですね。(大始祖の構文)

 

走り方の矯正は結構時間かかりますので、フルで時間を使って半月。スぺちゃんの場合はバイトやら賢さ上げの作業などがありますので一か月半ほどかけてじっくり変えていきましょう。ほかにしたいこともありますしね。

 

ではトレーナーさんやスズカ先輩に走り方の矯正を受けているスぺちゃんを眺めながら、今回はここまでとなります。ではまた次の動画でお会いしましょう。

 

 

 

【スピカトレーナー視点】

 

今日はスピカに新メンバーが入った。昨日のサイレンススズカに続いて非常に幸先がいい。ゴールドシップにはかなり馬鹿にされたが、やはりあのチラシは正解だったに違いない。

 

スズカのことはおハナさんからも頼まれ、色々と資料をいただき、彼女の強い希望である逃げウマ娘としての成長はある程度は何とか出来ると思う。逃げの戦法を取り続けることは体に強い負担をかけてしまうのでそれに強く気を付けておくことにする。

 

 

問題は今日入ってきたスペシャルウィークだ。あいつは素人がよくする間違った走り方をしていたが、それでも異常なほどの速さだった。彼女が意識しているかはわからないがジュニア級中距離のGⅠ、ホープフルSと同じ距離で走っていて、おそらくだが今走ったとしてもレコードは余裕だろう、というほどのタイムだった。

 

今、スズカに教わりながらスぺに矯正させているが、少し時間がかかりそうだ。まぁ走り方を一から変えるようなものだから仕方ないだろう。

 

矯正後を100とするならば、矯正前はよくて75といったところか……、それでいてすでにレコードを余裕といえるだけの実力、末恐ろしいがトレーナーとしてはかなりワクワクしている。

 

トレーナーならだれでも思い浮かべる夢、『史上最強のウマ娘を育て上げること』。それを達成してくれそうな気がするウマ娘、できるならば自身のすべてをつぎ込んで育て上げたい。

 

だが、今俺はスピカのトレーナー、誰か一人にかまけていることはできないし、他の原石たちもスぺと同じ、『史上最強のウマ娘』になってくれる可能性を大いに秘めている。

 

ならばやるしかないだろう。自身のできる100%をスぺ、スズカ、ゴルシに100%ずつ、注ぐ。単純に考えれば3倍だが、やってやれないことではないだろう。これはもしスピカの人数が増えたとしても同じだ。

 

 

とりあえずは目の前のことを全力でやっていこう。スズカはスピード上げて、最後まで最速で走りぬけられるようにスタミナを鍛える。スぺは走り方の矯正をしながら、全身の力をうまく扱えるようにする。ゴルシは普通に練習させる。

 

 

 

 

 

ん? どうしたスぺ? 矯正と並行してゲートの練習がしたい? わかった用意しておこう、すぐには無理だが準備ができたら伝える。

もしかしたらゲートも苦手なのかもしれない、そう思い、ゲート使用の予約もしておくことにした。




それを見ている今日はト字の黄色い被り物をしているトレーナー……

その時、ふと閃いた!このアイディアは、ハルウララとのトレーニングに活かせるかもしれない!


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