アルティメットスぺちゃん爆誕【実況プレイ風動画】   作:サイリウム(夕宙リウム)

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誤字がなくならず申し訳ない、精進してまいります。


PART27

【サイレンススズカ視点】

 

また、私たちの部屋宛に荷物が届いたようだ。最近スぺちゃんがカタログを見ていたし、トレーニング用品でも買ったのだろうかと思い、受け取りに行くとどう見ても家電の箱だった。しかもかなり大きい。

 

 

 

よくよく確認してみると、炊飯器だった。

 

さらに、メーカー、品種を確認すると10万近くする本格的でかなり大きめな炊飯器だった。

 

 

 

その場で怒りを爆発させなかったのは奇跡に近い。

いつもなら運ぶのに時間がかかりそうな重さだったが、その時だけは重さを感じなかった。

部屋に戻るのも早かった。

 

 

「スぺちゃん、正座。」

 

「おかえりなさい、スズカさん。 どうかしま…」

 

 

反応が遅いスぺちゃんにさらに苛立つ。床を指さし

 

 

「早くそこに座りなさい。」

 

「は、はい!」

 

「スぺちゃん、これは何ですか?」

 

 

重いはずの炊飯器が片手で持てた。自身の冷静な部分がそこを指摘する。

 

 

「す、炊飯器、です……。」

 

「なんで買ったの?」

「い、いつでもご飯がたべたかったので……。」

 

「いつも食堂であんなに食べるのに? いつも体重計の前ですごい顔してるのは誰ですか?」

 

食堂の方々を困らす程食べて、体重計の上で表情をあれほど変えるのはあなただけですよ。

オグリキャップ先輩は例外なので数には含めません。

 

 

「私です。で、でも…」

 

「口答えしない!」

 

 

「とりあえず、この炊飯器は食堂の方にお渡ししてきます。このサイズなら使えるでしょうし大丈夫でしょう。それでいいですね。」

 

 

「で、でも……」

 

 

「それでいいですね。」

 

 

「は、はい。」

(最近[太り気味]が頻繁に起こってましたし、これ以上の過食は止めるべきだったのでよかったですね。明日からスズカ先輩に頭が上がりませんねぇ、クォレワ。)

 

 

本当にスぺちゃんの食欲は色々と逸脱してるんだから。これからはもう少し厳しめに言った方がいいかもしれないわね。そんなことを思いながら私は食堂に向かう。

 

 

ちなみに食堂の方々には、かなりいい物だったようでお礼を言われた。スぺちゃんのことを話すと食欲のこと以外は悪く思われていないようで安心した。

 

それにしても食堂で使える炊飯器を買ったスぺちゃんはどれだけ食べるつもりだったのか。

あの子の食欲について考えるのが少し怖くなった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

>『サイレンススズカが先頭で今、ゴールイン! まさに最速だ!』

 

 

オッスオッス、おら投稿者! 今日は宝塚記念の応援にきてっぞ! 出走者はスズカ先輩、今一着でゴールインしたみたいっすよ!

 

お、こっちに先輩が来ましたね、GⅠ勝利おめでとうございます! 勝負服も似合ってますねぇ!

 

 

>「ありがとう、スぺちゃん。 みんなも応援ありがとね。」

 

 

いえいえ~。にしても、あの後、今期デビュー勢は全員かったし、スズカ先輩も勝ったし。いいことばっかですねぇ~。スぺちゃんもスズカ先輩みたいに勝てるように頑張りましょうね。とりあえずは、直近の夏合宿、頑張りましょう。

 

 

 

 

 

と、思っていたんですけど……

 

 

>「んじゃ、地図にルート描いておいたからここまで来てくれよな。お先に~。」

 

 

トレーナーさんが地図を渡して車で行っちゃいましたね。

 

 

今日は合宿に行く日っていうので、全員荷物を用意して、ジャージで来るように、と言われていましたから、もしかしたらと思ったら、悪い予感が当たりましたね。

 

ちゃっかりトレーナーさんが全員分の荷物を載せて先に行っちゃいましたから、みんなマジで何も持ってねぇ、って感じですね。財布もないから諦めて走るしかないですね、つらい。

 

 

>「おい、スぺ! お前の持ってるデカいリュックの中には何が入ってる!」

 

 

 

はい、ゴルシちゃんだけじゃなくて、わたくしも気になってました。スぺちゃんだけは荷物を預けずにかなりでかめのリュックを前後に持ってますが何持ってるん?

 

 

え、お弁当? 全部? マジ!?  あ、一応みんなの分のお弁当なのね。途中でお腹が減るかもしれないから食堂の方々に作ってもらったんですね。前に背負ってるのがみんなの分のお弁当で、後ろに背負ってる分が自分用ね。

いや、そんないい顔で言われましても……。

 

 

>「スぺ、お前ってやつは……。」

>「わ、わらえばいいのかな……?」

>「これはまた怒った方がいいのかしら?」

 

 

いや、一応みんなの分ももらってきたみたいですし、許してあげても……、ん? ということはこの何キロあるかわからないお弁当を、どこにあるかわからない合宿場まで、しかもインナーにトレーニングスーツを着て走ると? スぺちゃん行ける……、無理そうですね。今現実に気づいて顔が青くなってますやん。

 

 

>「じゃ、じゃあ地図を見る限り、途中で休憩できそうな場所があるし、そこでお昼にしましょうか。あ、スぺちゃんは責任をもって自分で運んでね。」

 

 

え! そんな殺生な!

 

 

>「最近またお腹出てきてるわよ。」

 

 

……スぺちゃん、あきらめて走りましょうね。スズカ先輩には逆らえませんよ。みんなもすごい憐みの目で見てますねぇ、悲しいなぁ。

 

 

 

んじゃ、あきらめて合宿場まで走りましょうね。

 

 

ちなみに行きはお弁当の重みで苦しみ、昼食後はリュックの中身を全部しっかり食べたので途中からはお腹の重みに苦しみながら走りました。一応それでも最後尾をちゃんと走ってきてるスぺちゃんはさすがだなぁと思いました。

 

マル。

 

 




はちみつください
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いつもほんとに助かってます。
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