アルティメットスぺちゃん爆誕【実況プレイ風動画】   作:サイリウム(夕宙リウム)

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最近ちょっとスランプ気味でしてね、
ネタでも挟まないとやっていけなかったんです。

お許しください、ボルガ博士!




いつも誤字報告ありがとうございます。助かります。


PART31

ハーイ! スぺちゃんが強くなった代わりに周りもさらに強くなっていく実況プレイ、やってきますよ~。

お時間は前回より飛びまして、夏が終わり、9月が始まった感じですねぇ。

 

最近スぺちゃんはステータスの方はある程度仕上がったと思ったため、スキルの習熟、成長をメインに頑張ってます。重点的にやってるのは依然話していたディープのスキルの取得ですね。な~んにもお手本なんかありませんのでこのわたくしがスぺちゃんに教えるしかないんですが……

 

 

>【空駆ける英雄】を発動!

 

>……失敗した。

 

 

ん~、ちょっと難航してますねぇ。いや、スぺちゃん、謝らんでもいんですよ。こういったものは時間が解決する問題ですしおすし、数をこなすしかありませんね。

 

でも、その代わりにスぺちゃん固有のスキルと会長のスキルの熟練度上げは順調です。固有スキルは普通に頑張ってれば何とかなりますし、会長の方は部室のテレビで過去のレースを見れば、そこにお手本があるので何とかなります。

 

 

んじゃ、スぺちゃん、あんまり根を詰めすぎるとよくないですし、休憩代わりに会長の過去レースでも見ましょうか。……あれ、スぺちゃんの動きが止まっちゃいましたね。

 

……? 飽きた? 飽きた、飽きたかぁ~、ま、結構同じもの見てますしねぇ。飽きるほど見ちゃったということは研究し終わったとみていいでしょう、これ以上やっても熟練度は上がらないでしょうね。と、なると見るものがなくなっちゃいましたね。

 

 

ディープの方も行き詰ってますし、上げるスキルがなくなっちゃいましたね。と、いうことは……、

 

 

皆様! お喜びください! 学校探検のお時間です!

 

そう、上げるスキルがないのなら、新しいスキルを見つけに行ってしまえばいいじゃない! の精神で目ぼしいスキルを持ったウマ娘たちを探しに行こうと思います。

 

放課後の学園内はイベントの宝庫、どこに行ってもイベントが起きてますし、スぺちゃんの知らないウマ娘たちもたくさんいます。誰に会うかは完全にランダムですが、持ち前の運で夏合宿を乗り切ったわたくしなら大丈夫ですね。

 

ちなみにわたくしが会いたいと思っているウマ娘はナリタブライアン辺りでしょうか、彼女の固有スキルは差し策をとるなら必須といえるもの。ま、お会い出来たら色々と説明していきましょうね。

 

んじゃ、スぺちゃんには悪いけど早速制服に着替えてもらって……、あ、スぺちゃんちゃんと服の内側におもり仕込んどくのよ。ちょっとしたところが大事ですからね。

 

 

 

よし、着替えましたね。んじゃ早速部室のドアを蹴破って、イベントを探しに行きましょう!

 

 

>開けようとした扉が突然開かれる。

>目の前にいたのはなぜか漁師の恰好をしたゴールドシップだった。

 

>「お! ちょうどいいところにスぺがいるじゃねぇか! 今からサンマ漁に行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………は? いや、ご遠慮しますけど……。

 

 

>「そうかそうか! なら、今から行くぞ!」

>ゴールドシップが麻袋を持って近づいてくる……。

 

 

ま、マズいですわよ!! スぺちゃん! 早く逃げるのだ!

 

 

>スペシャルウィークは逃げようとした!

>しかし、回り込まれてしまった!

 

>「スぺ、知らなかったのか? ゴルシちゃんからは逃げられないのだよ!」

>捕まってしまった!

>視界がふさがれ何も見えない!

>ゴールドシップに担がれ、どこかに運ばれるようだ……。

 

 

 

 

 

えー、はい。ということでね。本実況プレイはここまでとなります。

残念ですがスぺちゃんはゴルシにドナドナされてしまいました。皆様、長らく応援してくださって本当にありがとうございました。また、お会いできる日を心待ちにしております……。

 

 

 

 

ま、茶番はこれぐらいにいたしまして、イベントを探しに行こうとしたら、イベントからやってきましたね。う~ん、さすがのゴルシクオリティ。カオスが極まってますなぁ……。

 

スぺちゃんも混乱するのはわかりますが、まぁゴルシだし、の精神で落ち着くしかありませんぜ。ほら、激流に身を任せて同化する、って言うでしょ、その精神です。

 

 

はい、こんな風にスピカに所属していたり、ゴールドシップの好感度が高かったり、トーセンジョーダンだったりするとこのようにたまに拉致されます。連れてかれる場所は時期とゴルシちゃんの気分によって変わりますが、今回はサンマ漁と言っていたので北海道、ですかねぇ?

 

いきなり北海道ですか!? という方もいらっしゃるかと思いますが、ゴルシちゃんのイベントの中ではまだましな方ですね。運が悪いと「地軸と一体化しに行くぞ!」なんて言われて南極か北極に連れてかれます。だからRTA走者に嫌われるんだぞゴルシちゃん。

 

わたくしとしましてはスぺちゃんのスキルの方も行き詰ってましたし、このイベントが終わればゴルシちゃんの固有スキルがいただけるのでちょうどよかったですね。しかも漁なので肉体労働をこなすことで結構ステータス上がると思います。

 

 

 

>「おーい、スぺー。着いたから降ろすぞ~。」

>気が付くと目的地に着いていたようだ。

 

 

お、ついたみたいですねぇ!

 

 

>担がれた状態から降ろされ、麻袋を取られる。

>視界が開けると、そこは船の上、海上だった。

 

 

 

…………は? いや意味わからんのですが?

 

 

 

 

 

【サイレンススズカ視点】

 

 

「ふぅ、今日はこんなものかしら」

 

 

秋の天皇賞に向けての練習、タイムもよくなってきているし、自分の成長も感じられる。このままいけば順調に勝つことができるだろう。

 

そういえば、今日はみんな、早めに上がっていったが何かあっただろうか。考えながら部室に向かう。

 

まぁ、自室に帰ればスぺちゃんがいるだろうし、一緒にご飯を食べながら話でも聞こうかと思っていたのだが、

 

 

「あら、これはスぺちゃんのカバンね。」

 

 

スぺちゃんがカバンを忘れて帰ってしまったようだ。何故か入り口付近に放り投げられている。

 

 

「これはテイオーちゃんのカバン、こっちはマックイーンちゃんの。あそこにはスカーレットちゃんのと、ウオッカちゃんのが……。」

 

 

部室の中にみんなのカバンが置かれている、おかしい。

 

みんなが全員忘れ物をするなんてことはないだろうし、今日何かイベントがある、ということは聞いていない。

 

少し不安になり、いつものように回り始めた時、机の上に何か書かれた紙が置いてあるのに気が付いた。

 

 

 『いつも頑張ってるスズカさんへ

 

  練習頑張っているところを

 

  陰ながら応援していました。

 

  なにかお力になりたいと思い

 

  今日から行われるサンマ漁に

 

  参加してきます。

 

  おいしいサンマを食べて

 

  いただけるよう頑張ってきますね。

 

  あと、人手が足りないから

 

  スピカメンバー連れていくぞ。

 

  あ、一応トレーナーに

 

  許可取ってあるから。

 

 

      黄金の不沈艦より。』

 

 

 

 

…………とりあえず、トレーナーさんに話を聞きに行こう。

 

 

 問い正さねば。

 

 


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