アルティメットスぺちゃん爆誕【実況プレイ風動画】 作:サイリウム(夕宙リウム)
スピカトレーナー、無残な姿で発見される!!
取材によると彼はゴルシ一人だけでサンマ漁に行っていると思っていたらしいが、実はスズカ以外全員だったらしい!
レース前だから仕方ないけどちょっと寂しかったスズカさんはトレーナーをボロボロにすることでその鬱憤を晴らしたみたいだぞ! コワい!
オッスオッス! 投稿者ですよ! 今日もスぺちゃんと頑張る実況プレイ、進めていくのでよろしくお願いします。いや~、今回のイベントは強烈でしたね……、まさにゴルシちゃんワールドでした。
サンマ漁をしていたと思えば、海底から悪の秘密結社イーン・マックの巨大潜水艦が現れて、世界征服の野望に必要かなんかでマックイーンが誘拐され、それを助けるために単身ゴールドシップが素潜りで追いかける。
どうしようもなくなったため、近くの漁港に戻ったら実は北海道の近海まで来ていて困惑していたら、なぞの葦毛ウマ娘、マスターGにスぺちゃんが誘拐されて、ゴルシ神拳の継承者に選ばれ、マックイーン救出に向け、山のてっぺんで夕日を見ながら修行。
継承が終了したと思ったら改造され、誰かわからなくなってしまったお母ちゃんとの戦闘、最後に倒してしまった時、仮面が割れて正体がわかったときの、
「I AM YOUR MOTHER.」
「NOooooooooooo!!!!」
のシーンは涙なくては見れませんでしたね。その瞬間までわたくしも正体がわかっていなかったため全力で戦闘してしまい、内心ではかなり冷や汗ものだったんですけども。
その後、並み居る強敵をなぎ倒し、秘密結社イーン・マックの本拠地である巨大潜水艦に到達し、潜水艦を破壊、沈みゆく潜水艦の中で、なぜかイーン・マック総帥に就任していたゴルシちゃんとの最終決戦かと思いきや、ここまでガチ戦闘してたのにここだけレースで決着を決めることになり、札幌レース場に肝心のマックイーンを置いて、なぜか復活していたお母ちゃんを含め、みんなで移動。
そこでタイマン勝負のレースをしましたが、ゴルシちゃんがゲートを蹴破ろうとして自爆、後ろから追い上げようと加速してきますが、いつの間にか単身で泳いで帰ってきた海藻まみれのマックイーンがゴルシちゃんを強襲、その隙にスぺちゃんゴールインで無事勝利でした。
その後、マックイーンのプロレス技によって、上半身を地面に埋められたゴルシちゃんをほっておいてみんなでスぺちゃんちに帰省。みんなでおいしく暴食しておしまいという感じでしたね。
口にしてみると何なんでしょ? これ?
ま、いいや。現在は学園に帰るために新幹線に乗ってるところですね。お母ちゃんからたくさんお土産持たされたのでお友達にも分けてあげましょう。お母ちゃんも最近家庭財政がまともになってきたから、毎月ニンジンボックス送ってくれるって言ってましたし、自分の分が少なくなるからって独り占めとかはなしですからね、スぺちゃん。 え、そんなことしないって? ほんとかなぁ?(茶色いくま)
あ、そういえば今回のイベントで手に入れたスキルについて説明していませんでしたね。
今回手に入れたスキルは【不沈艦、抜錨ォッ!】と【食いしん坊】ですね。前者はマスターGことゴルシちゃんとの修行時に、後者はイベント後半のおいしく暴食してた時にお母ちゃんから
「相変わらずスぺは食いしん坊だねぇ、学園でもたらふく食べてんだろ。」
と、いわれてスキルが生えてきました。今まであんなに食べてたのに、なんでこの瞬間に生えてくるんですかね?食いしん坊とはいったい何なのか……?
ま、先行用スキルなのでいらないちゃいらないんですが、これの熟練度は食事の量によって勝手に上がります。つまりスぺちゃんの場合、爆速で上がるんですね。先行策使わなければならなかったとき用に、ってことで置いときましょう。
ゴルシちゃんのスキルは正直、ここで頂けるとは思ってませんでした。かなり強いスキルですし、ゴルシちゃんのことだからもっと時間がかかると思ってたんですけどねぇ。
でもちょうど育成できるスキルを探してましたし、ちょうどよかったです。これからはこのスキルを練習していきましょう。時期的に現在9月前半なので、12月後半の次走、ホープフルSまでにスキル獲得を目標にしていきましょう。頑張りましょうぞ、スぺちゃん!
【サイレンススズカ視点】
私の次走は秋の天皇賞、たった2000m、今の私なら新しい世界、最速のその先を見れるかもしれない。
たった一人でターフを走っているとそんな思いが浮かんできた。
正直に言って、今の私に勝てる人はかなり少ない。スぺちゃんに負けないよう、強い先輩であれるよう頑張ってきたが、あのエアグルーヴでも私と競り合ってくれるとは言えない。そこまで私は速くなってしまった。
それがうれしくもあり、悲しくもある。
みんながなぜか北海道に行き、これまでのスピカでは考えられないほど静かな、私だけのターフ。静かな光景が好きだったはずなのに、どこか寂しい。
そんな寂しさから、スぺちゃんが私と戦えるまで私は一人になってしまうかもしれない、と考えてしまう。
日本でただ、スぺちゃんを待っているだけでは私は腐ってしまうかもしれない。
スぺちゃんは必ず成長してくる、私が日本に残り、停滞したままであればすぐに抜かされてしまうだろう。
「やっぱり、トレーナーさんから勧められたアメリカ留学、考えてみるべきかしら。」
私の前走、宝塚記念を見たURAがアメリカ留学を勧めているらしい、費用もあちら持ちらしいが、話を聞いた時は行く気になれず、とりあえず保留にしてもらった。
でも、気が変わった。
アメリカ、いや海外は日本よりも競技レベルが高い。海外ならば私が挑むべき相手や、競うべき相手が見つかるかもしれない。あちらで英雄と呼ばれる方たちに挑んでみてもいいかもしれない。
そんなことを考えているとなんだか楽しくなってきた。
スぺちゃんの挑む壁であれるよう、スぺちゃんに負けないよう、頑張ってみよう。
そうと決まれば、話は早い方がいい。もう少し軽く走ったらトレーナーさんに言いに行こう。スぺちゃんたちが帰ってきたら留学のことをすぐに伝えよう、どんな顔をするのだろうか。
きっとすごく驚くのだろう、その顔を見るのがちょっと楽しみ。
「………ッ、左膝か……。」
左膝に軽い痛みを覚える。いつの間にか、オーバーワークになってしまったのだろうか?
とりあえず、走るのをやめて冷やして置こう。
スぺちゃんと勝負する前にケガなんかで引退してしまうのは絶対に避けたい。
体は大事にしないと……。
その後、膝の痛みを感じることはなかった。
たぶん、気のせいだったのだろう。
次回、日曜日。