アルティメットスぺちゃん爆誕【実況プレイ風動画】   作:サイリウム(夕宙リウム)

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誤字報告いつも感謝です。


前回のあとがきで消えちゃう子いるんじゃ…って心配してた方々が居りましたが。
名前が出てきているウマ娘は引退は致しません。

そこんとこよろしく。


PART39

スピカ部室、楽しそうな声が途切れない騒がしい場所だが今日は一段とうるさい。

ま、新年だし許してやるか。

 

さて、他も見回らんとな。にしてもブライアンの奴はどこでサボっているのやら。

 

 

 

にしても、会長から新年祝いとして渡されたこのダジャレTシャツ。

『信念をもって新年を迎えよう!』、うん。非常に達筆だが着れないな、コレ。

 

既に自分で着ていて、あんなにいい笑顔で渡されたら断れんしなぁ~。

貰い物だから捨てるなんてできないし、実家に送るのは論外。

またタンス行きかぁ、タンスの一段がそろそろTシャツ群で埋まりそうだし、そろそろ解決策を考えないと……。

 

 

「……ハァ。」

 

 

最近ため息が増えたなぁ……。

 

 

新年というめでたい日のはずなのに、エアグルーヴの背中は疲れていた。

 

 

 

 

 

  ーーーーーーーー

 

 

 

「「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」」

 

 

「いや~、去年はどうなるかと思ってたけど無事、新年会できてよかったな! そう思うだろ、トレーナー!」

 

 

「それは解るが、なんで俺は料理させられてるんだ?」

 

 

 

あまり大きくない部室の中で所狭しと置かれた料理たち。約一名のせいで食事の消費量がすごいことになっているため、さっきから休む暇が全くない。食堂の方々の偉大さを再確認しながら手を動かす。あぁ、もうスぺ用の鍋が食いつくされた……。スぺ用とそれ以外とで分けたのは正解だったがその分スぺが気兼ねなく食べるせいで回転率がヤバい。誰か助けてくれ……。

 

 

 

 

「生徒の食生活を管理するのもトレーナーの仕事でしょ。」

(と、言っても相変わらずスぺがヤバいわね。手伝った方がいいのかしら……?)

 

 

「むぐむぐ!」

 

 

「そうそう、いつも仕事してねぇんだし、今日ぐらいは働けよな~。」

(これで巨大土鍋何杯目だ? そろそろ誰か止めてあげた方が……。)

 

 

「むぐむぐ!」

 

 

「……ねぇ、スぺちゃん?」

(((来た! スぺの保護者だ! これで止まる!)))

 

 

「たくさん食べるのはいいけれど、食べながら喋るのはやめましょうね。」

(((そっちかよ!!!)))

 

 

「むぐむぐ……うん! わかりましたスズカ先輩! あとトレーナーさん、おかわりいいですか!」

 

 

「ちょ、ちょっと待ってろよ~、はぁ。」

 

「……さすがに手伝うわ、自分たちの分は自分たちでやるし。」

 

「……俺も手伝うよ。あとスぺ、これで最後にしておけよ~。」

 

「お、お前ら……、ぐす、いいやつだなぁ。」

 

「ほら、泣くなって、トレーナーだろ……。」

 

 

 

 

 

 

「ほら~、マックイーンもちゃんと食べろよ~。全然箸が進んでないのう。もしや昨日深夜にシュークリームをドカ食いしたなぁ~!」

 

 

「だから何でわたくしのプライベートを知っているのですか! ストーカーですの、貴方!」

 

 

「でも、ボクも知ってるよ! ほら、みんな見てよー。大量のお菓子買い込んでる変装マックイーンの写真、面白くてつい撮っちゃったんだ~。」

 

 

 

テイオーのスマホに映っているのは女物のサングラスを掛け、帽子を深くかぶったマックイーンの写真。変装しているのは解るがバレバレである。そのマックイーンが両手に大きなビニール袋、中にはシュークリームを中心としたコンビニスイーツの数々……。

 

 

 

 

「おー! すげぇじゃねぇかテイオー! パパラッチの才能あるんじゃねぇか!」

 

 

「本当にきれいに撮れてますね! でもマックイーンさん、お家の人に頼めばよかったんじゃ? わざわざ変装なんてしなくても……。」

 

 

「たしかにスぺちゃんのいう通りだね~、なんでこんなことしたのかなぁ? ねぇマックイーン、ボクたちに教えてよ~、証拠は挙がってるんだしさぁ~。」

 

 

「うぐ。……その、さすがに買ってきてもらうのは恥ずかしかったですし、一人でじっくり見てみたかったですし……。しかも行ってみたら色々たくさんありすぎて買ってしまいましたし……。」

 

 

「確かに色々あるみたいだから、仕方ない……のかな?」

 

 

「ですよね! 先輩!」

 

 

「ちょっと怖いわ、マックイーンちゃん……。」

 

 

「おぉ~~、ガンギマリマックイーン、相手はケガ人だぞぉ! そんな悪い子にはゴルシちゃん特製虹色ニンジンジュースを飲ませてやろう!」

 

 

「ちょ! やめてくださいまし! その色の奴はやばいですわよ!」

 

 

 

 

 

 

今日もスピカは平和です。

 

 

 

「全然平和じゃないですわよ! ちょ、ゴルシ! 飲ませないでくださいまし!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【スピカトレーナー視点】

 

 

洗い終わった食器の重なる音が誰もいない深夜の食堂に響く。

 

 

「ふぅ、これで終わりか。にしても食堂を借りれてよかったなぁ…。」

 

 

スぺの炊飯器事件に続き、電子レンジ事件のおかげでスぺに対する食堂職員の印象はかなりいいらしく、新年会の話をしたらすぐに貸してもらえた。それはいいことなんだが、一体いくらのレンジ買ったんだ? 食堂で喜ばれるものってかなりの値段してそうなんだが…

 

 

スぺの印象といえば、例の勝利者インタビューの時は怖かったなぁ~。寿命が何年か縮まった気がする。

『いえ、特には。』かぁ、あの場ではインタビュアーのお姉さんがうまくまとめてくれたおかげで、スぺの普段の性格のこともあり、世間では緊張していたか、パフォーマンスのどちらかって言われてる。

 

 

あいつは誰かと走ること自体を楽しんでる。勝ち負けに興味がないわけではないが、根本はそこだ。たぶん話をちゃんと聞いてなかったせいで、あんな回答になったんだと思う。

 

やっぱり初めてのインタビューだったし緊張してたのかねぇ。

 

 

 

 

 

 

にしても、今年は色々と大変になりそうだ。

クラシックはスぺが直通で皐月賞。テイオーは今月末の若駒Sと3月の若葉Sを挟んで皐月賞。阪神JFで一着だったウオッカと二着のスカーレットはチューリップ賞を挟んで桜花賞。マックイーンは秋までは長距離を選んで走る感じで行く。ゴルシは……、うん。好きに走るだろ。

 

 

そして何よりもスズカのアメリカ留学、来年の秋までらしいが大丈夫だろうか。

現地にも優秀なトレーナーはいるだろうが、やはり自分で指導できないのは不安だ。

 

……そうだ。そういえばあの人、今、アメリカでやってるのか。

今のうちに頼んで、スズカを見てもらえるように頼んでおかねば。

 

 

 

さ、今年も忙しくなりそうだ、頑張らないとな。

 

 




最近の会長の趣味

思いついたダジャレをシルクスクリーンで白無地Tシャツに書くこと。
うまくできたのはグルーヴやブライアンにあげる。
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