アーシアしか勝たん   作:min-can

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R15ってどこまでエッチな事書いていいんですかね?原作レベルならオーケーなのでしょうか?


第14話。お出ましです、焼鳥。

 放課後になり、アーシアと部室に向かう。

 途中で木場と合流した。

 

「そういえば、部長さん最近元気がありませんよね...」

 

 アーシアが心配そうに語る。

 確かに、部長は今婚約者問題を抱えているのだ。

 

「部長がどんな問題を抱えているかまだ何も語ってくれないけれど、きっといつか部長は僕たちに話をしてくれるさ。その時に力になれるように考えていればいいと思うよ?」

 

 木場がそう語った。

 確かに部長がこうなっているという事は、ライザーが襲来して説明がなされる日も近いだろう。

 

「....僕がここまで来て初めて気配に気づくなんて...」

 

 木場が目を細め、顔を強ばらせる。

 俺が部室の扉を開けると、機嫌の悪そうな部長、顔だけにこやかな朱乃さん、部屋の隅で居心地悪そうな小猫ちゃん、銀髪メイドのグレイフィアさん。

 

 今日なんかい...ライザー襲来...

 雰囲気が重すぎる...

 怖すぎますよ...

 

 アーシアも雰囲気が悪すぎて、不安そうに俺の制服の袖をつかんでいる。

 可愛いよアーシア。

 

「大丈夫だぞ?」

 

 俺はアーシアに声をかける

 

「は...はい...」

 

 返事はしてくれたけど不安そう...袖を握る力が更に強くなった。

 

「さて、全員揃ったわね。では、部活の前に少し話があるの」

 

「お嬢様、私がお話しましょうか?」

 

 グレイフィアさんがそう尋ねるが

 

「結構よ」

 

 部長は冷たく突き放した。

 

「実はね....」

 

 部長が何かを語ろうとした時に部室の魔法陣が輝きだす。

 いよいよお出ましか...

 

「フェニックス...」

 

 木場が呟く。

 魔方陣が燃え上がり、室内を熱気が包み込む。

 あっつ!魔方陣に近くて軽く火傷した。

 

「ふぅ、人間界は久しぶりだ」

 

 スーツを着崩したホストっぽい金髪のイケメンが現れた。

 

「愛しのリアス、会いに来たぜ?」

 

 ────────────────────────

 

 部長とライザーが数度言葉を交わした後、グレイフィアさんから部長の婚約相手である事が語られる。

 

「リアスの女王が淹れてくれるお茶は旨いなぁ」

 

「痛み入りますわ」

 

 ソファーに座る部長にベタベタと触るライザー。

 くそ...俺もアーシアにあれくらい出来れば...!

 やはり卒業してる奴とそうでないものにはどうしようもない隔たりがあるのか...!

 

「イッセーさん、どうしましたか?」

 

 アーシアが俺に問いかける。

 しまった、アーシアを見すぎたな...

 ごめんよアーシア。変なこと考えて...

 それにやっぱり良く考えるとアーシアにあんな風にベタベタしたら罪悪感で死ぬと思うし、当分無理だ...

 

「....卑猥な妄想しないで下さい」

 

 小猫ちゃんに怒られた...

 流石は小猫ちゃん...バッチリ思考を読まれてしまった。

 

「またアーシアさんかい?」

 

 木場が嘆息する。

 

「私?」

 

 木場君...お黙りなさい...!

 

「いい加減にしてちょうだい!」

 

 部長が激昂する。

 

「ライザー、以前にも言ったけれど私はあなたと結婚しないわ!」

 

「あぁ、聞いたな。しかしリアス、そういうわけにもいかないだろう?君の所の御家事情はうちと違ってそれなりに厳しいはずだが?」

 

「余計なお世話!私が次期当主である以上、婿の相手は自分で決めるわ!」

 

「そうもいかないさ。君のお父上も心配なんだよ。御家断絶なんてわけにはいかないだろう?純血の上級悪魔の血がどれだけ重要か知らないわけではなかろう」

 

 まぁ、ライザーはいけすかない奴ではあるけど、貴族悪魔として当然の考えでもあるんだよな。割とそこら辺は真剣というか...こいつなりにちゃんと考えているというか...結構悪いやつでもないってのが正直な所だ。

 俺は意外に嫌いになれない。

 

「でも、あなたとは結婚しないわ。私は私が良いと思った者と結婚する。私にだってそれぐらいの権利はあるわ」

 

「...俺もな、リアス。フェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ。この名前に泥を塗られるわけにはいかんのだ...ほんとは人間界なんて来たくなかったんだしな...この世界の風と炎は汚ならしい...炎と風を司る悪魔として耐え難いんだよ...!それでも来てやってるんだ。」

 

 ライザーの周囲を炎が駆け巡る。

 

「俺は君の下僕を全て燃やし尽くしてでも君を冥界に連れて帰るぞ...?」

 

 は?

 

「おい...お前今なんつったおい...?」

 

「は?誰だお前...」

 

「お前今アーシアを燃やすとか言ってたよな?おい...」

 

「誰だと言ってるだろ、お前もアーシアとかいう奴も知らん。」

 

「知らなくていいぜ?今すぐぶっ殺してやるから」

 

 俺はブーステッド・ギアを起動する。

 

「来い、ブーステッド・ギア」

 

『Boost!』

 

「何を言うかと思えば...お前...俺が誰だかわかってるのか...?」

 

「知らねぇよ燃えカス野郎...」

 

 俺がライザーにデコを当ててガンつけた。

 

「なっ!この下級悪魔が!!上級悪魔に対する態度がなってないぜ!リアス!下僕の教育はどうなってんだ!?あ?」

 

「ちょっとイッセーやめなさい!」

 

「イッセーさん、やめてください!!」

 

「アーシア...」

 

 俺は神器(セイクリッド・ギア)をしまう...

 

「全く...今の無礼についてだけは謝罪するわ。ほらイッセーも謝りなさい」

 

「.....無礼を働き、申し訳ありませんでした...」

 

 内心ムカムカするが、間違いなく俺が悪いことくらいはわかるので謝罪した。

 

「ちっ...まぁいい。所詮は転生したてのバカ下僕だ。おいリアス、下僕の教育くらいしっかりしておけよ?お前の品位が下がるってもんだぜ...お前も!神器(セイクリッド・ギア)が優秀だからって調子に乗るんじゃないぜ?ブーステッド・ギア...いくらその神器(セイクリッド・ギア)がすごくたって、宿主が雑魚なら宝の持ち腐れなんだからな...所詮は下級悪魔のクズだ。せいぜいリアスに恥かかせないように気を付けるんだな!」

 

「ご忠告感謝するわ。けどね、私の可愛い下僕をバカにしないでくれるかしら?」

 

「はっ...もう少しましな奴を下僕にした方が良かったんじゃないかぁ?リアスぅ!」

 

 二人がバチバチになる。オーラとオーラ、魔力と魔力が迸る。

 

 一方...

 

「イッセーさん!あんな危ない事しないで下さい!私...怖かったんですから...!」

 

 アーシアが俺に涙目でしがみつく。

 

「ごめんアーシア...もうしないよ...」

 

「約束ですからね...?」

 

「あぁ...」

 

 俺はアーシアの頭を撫でた。

 すると少しは安心してくれたのか、アーシアは俺から離れた。とはいえ隣で袖を強く握ってるけど...

 

 可愛い...けど今そういうの考えるのはアーシアに失礼だな。こんなに心配してくれてるのに...

 

「アーシアありがとう...」

 

 俺がそう呟くと

 

「はい」

 

 アーシアが微笑んでくれた。やっぱ可愛い。

 

「なんなんだいこの不思議空間は...」

 

 木場が頭痛そうにしていた。

 

「...いつものイッセー先輩に戻りましたね」

 

 小猫ちゃんにそう言われた。

 それいい意味?悪い意味?

 

「お二人とも落ち着いて下さい。これ以上は私も黙って見て居られなくなりますよ...?」

 

 グレイフィアさんが静かに威圧する。

 それだけでこの空間の温度が20℃くらい下がったような気がした。

 

「最強の女王であるあなたにそんな事を言われると俺も流石に怖いな。」

 

 ライザーは肩をすくめ、魔力を止めた。

 部長も同じく。

 

「こうなることは両家共に重々承知でした。正直に申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったのです。ここでもなお決着がつかなかった場合の為の最終手段が用意されております。」

 

「最終手段?」

 

「えぇ、お嬢様、ご自身の意思を押し通すのであれば力を示さねばなりません。ライザー様との「レーティングゲーム」にて決着をつけていただきます。」

 

「そう...そう来るわけね...いいわ。ゲームで決着をつけましょう、ライザー。」

 

「へぇ?受けるのか?俺は構わないぞ?だが、いいのか?現在の俺の戦績、8勝2敗の意味がわからないお前でもあるまい?それでもやるのか、リアス?」

 

「やるわ。あなたなんて消し飛ばしてあげる!」

 

「いいだろう!そちらが勝てば好きにしろ。ただし、俺が勝てば即俺と結婚してもらうからな。」

 

「承知いたしました。私が両家立会人として、ゲームを取り仕切らせていただきます。よろしいですね?」

 

 二人が了承する。

 

「かしこまりました。両家には私からお伝えいたします。」

 

「なぁ、リアス。ここにいる奴らがお前のフルメンバーか?」

 

「だとしたらなんなの?」

 

「これじゃ話にならないんじゃないのか?」

 

「言ってくれるじゃない。ライザー...」

 

 リアス部長から再び魔力が少し迸る。

 

「どうどう...落ち着けリアス。しかしそうだな...このバカ下僕君を少しでも使いこなせるようになれば面白い戦いもできるかもしれん...」

 

 ライザーは俺を指差した。

 

「そうだな...ゲームは10日後でどうだ?君ならそれだけ日数があれば下僕をどうにかできるだろう?」

 

「...私にハンデをくれると言うの...?」

 

「屈辱か?しかし君の感情だけで勝てるほどゲームは甘くないぞ。下僕の力をしっかり引き出せなければ即敗北だ。特に君は下僕の数も少ない事だしな...初めてのゲームに臨む君に修行期間が用意されていてもまったくおかしくない。俺は数々の才能ある悪魔が実力を出しきれずに負けていった様を見てきたぞ?」

 

 これだ。こういう所だけは嫌いになれない。

 上級悪魔としての高貴なプライドというか、そこから来る誠実さと言うか...

 ヤンキーが捨て猫助けてギャップ萌え理論だなこれ...

 やっぱ好きじゃねぇわ。あいつ。

 

 ────────────────────────

 

 その日は解散になった。

 部長と朱乃さんは作戦会議だそうだ。

 

 俺はベッドの上で、どうやってライザーを倒せばいいのか考えていた...

 恐らく、俺ができて唯一有効な攻撃は聖水か十字架等の神聖力を譲渡で高めてぶつけるくらいになるだろう。

 しかし...多分フル譲渡一回じゃライザーの精神は折りきれない...今日相対してなんとなくわかった...腐ってもフェニックスの上級悪魔だ、そう簡単にはやれないだろう。

 

「あー考えるのは後にして風呂入るか...」

 

 あまり頭が回らないので、一回頭を冷やすことにした。

 

 服を脱いで浴室の扉を開いた時だった。

 

「あっ...」

 

 アーシアがいた。裸の、アーシアが、居た...

 全身濡れて、金の髪が白い肌にぺったりと張り付いている。

 

 まずい...!目を瞑るか、別の場所を見ないといけないのに、目が離せない...!動けない...!

 理性がやめろと言っているのに、体が、脳がこの光景を少しでも記憶に納めようと抗っているのだ...!

 

 アーシアはアーシアで動けないようだ。

 そして、アーシアの視線はゆっくりと降りていって...

 

「あっ...」

 

 アーシアが顔を真っ赤にした後に、手で顔を隠した。

 待って、もっと別の場所隠して。俺、動けないから...

 お願い...

 

 ....良く見たら指の隙間から可愛いおめめが見えておりませんか?

 っ...まずい!ようやく体が動き出した。

 主に俺の相棒もとい◯棒が動き出した...

 

「っっっっっ!ごめん!俺...すぐ出るから...!ちょっとビックリして動けなくなっただけだから!」

 

 俺は急いで浴室を出ようとするが、アーシアが俺の手をつかんだ。

 

 なんですとぉ!!

 

「す...すみません...そ...その、男性のゴニョゴニョを見たのは初めてだったので...」

 

「お...俺もごめん...女の子の、その...色々見るの初めてだったから...」

 

 沈黙が痛い...

 

「その!ほんとごめん!確認もせずに...!ほんと、申し訳ない...」

 

 俺はもう謝罪する事しかできない...

 

「いえ、わかってます...その...日本には裸のお付き合いというものがあると聞きました...大切な関係になりたい人と一緒にお風呂に入って交流を深めるのだと...わ、私...イッセーさんと...イッセーさんと裸のお付き合いで関係を深めたいです!!!」

 

 グハッ!裸のお突き合いで関係を深めたいだとぉ!

 なんてハレンチな...

 嘘ですわかってます。でもこれは...色々と...まずい...

 鼻血が溢れてきた...

 この体での初鼻血だよ...

 

 いいのか...ここでゴールしていいのか...!?

 もういいんじゃないか!!?

 

 アーシアはきっと受け入れてくれる...!

 

「...........................」

 

 すぅっと、頭が冷静になった。

 ダメだ。今はそんな事をしていいはずがない...

 俺はまだ、解決しないといけない問題があるはずだ...

 

 俺はアーシアの方を向き直った。

 

「アーシア」

 

「はい...」

 

「後でアーシアに話したい事があるんだ。とても大事な話がある...後な、裸のお付き合いは同性とするものなんだ...だから、男にそういうことを言っちゃいけないんだよ...」

 

「そ...そうなんですか...?」

 

「そうなんだよ...今日の夜、アーシアの部屋に行くからさ。そこで俺の話を聞いてくれないか...?」

 

「は...はい...」

 

 急に様子が変わった俺にアーシアは若干狼狽しているようだった...

 

「アーシアちゃん、バスタオル...」

 

 母の視界に写ったのは、素っ裸で向き合う裸の男女。

 

「お、おとおさ...ま...孫ができるわぁぁぁぁあ!!!」

 

 し...締まらねぇ...

 

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