第19話。刻みます、日常!
ジリリリリリリリリ
目覚ましがなって俺は目を覚ました。
そう、俺はついに普通の目覚ましを購入したのだ!なぜならアーシアがいるから...!
好きな子にああいうの見られるのは恥ずかしいのだ...さよなら、全てのオタクグッズ...
ってあれ?なんかベッドに違和感が...
「むぅ...イッセーさん...おはようございます...」
むくりとアーシアが起き上がった。
なんだアーシアか...
アーシア!!?なんで?アーシアなんで!!?
「ア...アーシア...?」
「あっ...すみません...昨日なかなか寝付けなくて...イッセーさんとなら寝れるかなと思って、忍びこんじゃいました...」
えへへ、とはにかむアーシア。可愛い。
「あの...嫌...でしたか...?」
「まさか!アーシアと寝るのが嫌だなんて!むしろ嬉しい!!」
「そ...そうですか...ふふ、なら良かったです...」
アーシアが俺の腕にすり寄ってくる。
アーシアさん...ちょっと...俺のキャパが限界なので...そろそろご勘弁を...
そう、先日正式に俺とアーシアはお付き合いする事になったのだが...二人きりの時のアーシアの甘え方がちょっと限界すぎる...俺は毎日限界なのだ...
皆がいるときの甘え方もまたいじらしくて限界なのだが...
でも、これが無くなったらそれはそれで俺はひどく悲しむと思うので、成すがままにされている。
「...と、イッセーさんは朝のトレーニングがありますから、そろそろ起きましょうか!」
「お...おう...」
アーシアはぱたぱたと自室へと戻っていった...
アーシアさん...切り替え上手ですね...俺にはそんなに器用な真似できませんよ...
外に出た俺は早速トレーニングを始めた。
アーシアはマネージャーさんだ。アーシアがマネージャーしてくれるのまじで嬉しい...可愛い...
疲れが吹っ飛ぶ...
ちなみに山での修業の術式を部長に頂いているので、それを使っている。
ランニングに使ったら一瞬で体力を使い果たすので、今は筋トレだけだが...ほんと、器具使わない自重トレだけで十分鍛えられるから、部長のトレーニンググッズ様様だ。
「イッセーさん!後5回ですよ!」
「んぎぎぎぎぎぎぎぎ...!」
後5回ってやってる本人からしたらまだ後5回よね...
辛い...辛いよ...
「イッセーさん!頑張って下さい!!」
「頑張ります!うぉおおお!!!」
我ながら単純である。
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最近のドライグは何やら悩んでばかりである。
『ぬぅ...あの娘が起点になってしまった事は、
「なぁドライグ...うるさいんだけど...」
『なんだと貴様!俺が...俺がこんなにも真剣に悩んでいるというのに...!相棒!俺はおっぱいドラゴンだけは嫌なんだ!それはお互いに認めあっただろう...!お前は誓っただろうが...!』
「少なくとも俺は太もも派だぞ?まぁおっぱいも魅力は大いにわかるけど...」
『お前の趣味嗜好なぞ聞いていない!』
「まぁさ、よくないか?アーシアが最高って、それでいいと思うんだ、俺は。それ以上に何か必要なのか?いいじゃないか、俺なんとなくだけど...
『それはわかっている!既に
「アーシアドラゴンとか...良くない?語呂悪い?」
『うぉおおおおおおん!!相棒!!!俺は女関連で力を解放してほしくないんだよぉぉぉ!!真面目にやってくれぇぇぇぇぇ!!!』
「大いに真面目だろうが。アーシアへの気持ちがふざけているだと...?俺はそこだけは真剣なんだが?」
『...地雷を踏むつもりはなかった...』
「地雷言うな...」
すまんなドライグ...でも憎しみとか、
「というか、ぶっちゃけ俺は
『うむ...確かに
「でも、自発的になるってのも難しいだろ...?今は基礎的な力を蓄えるしかねぇんだよ...ヴァーリ戦までには腕食わしてでもなってみせるからもうちょっと待ってくれよ....」
『わかった...相棒...』
かわいそうなドライグ...なるべく頑張るから許して...?
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「アーシアちゃん、和食も上手くなってきたわね!」
「はい、ありがとうございます!」
朝御飯の時間。アーシアはお母さんに料理を教わっている。元々できないわけじゃないからメキメキ上手くなっているのだ...
「ほら、イッセーも褒めてあげなさい?」
「あぁ、アーシアの料理ならなんでも最高なんだけど、最近は本当に上手になってきて、もう感無量だよ!」
「ふふっ、ありがとうございます!」
笑顔のアーシア可愛い。
「父さん、こんなに可愛い子にご飯作って貰える時が来るとは思わなかったよ...イッセー、アーシアちゃんを離すんじゃないぞ?」
「言われなくても離さないっての」
「頼むぞほんと....」
ふとアーシアを見ると恥ずかしそうにうつむいていた。可愛い。けど俺は最近アーシアにたじたじなのでいい仕返しだぜ...
両親とも、なんとかいい関係を築いていると思う...
正直罪悪感は消えないけれど、正直に自分の事を言うべきなのか、隠し通すべきなのか...
俺は答えを出せない。
とはいえ、この二人ははっきりではなくともなんとなく気付いていそうな気もするんだよな...
わかっていて、それを隠してくれているような...
いくらイッセーの事を知っているといっても、所詮物語に抜き出した物だし、中身は別人だ。隠し通せるものでもないと思う...
でも、言ったら最後全てが壊れるかもしれない...それが怖いから言い出せない。
俺はもう、この人達が大好きだから...
アーシアが机の下から手を握ってくれる。
「...ありがとう。」
俺は小さく呟いた。
アーシアは小さく微笑んでくれた。
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「イッセー、お前変な噂が流れてるから気をつけろよ。」
「突然なんだよ...元浜。」
勿論多少は把握している。俺は密かに泣いているのだ...
「美少女をとっかえひっかえしている野獣イッセー。裏でリアス先輩と姫島先輩の弱みを握り、裏で鬼畜三昧のエロプレイ。毎日のように旧校舎にてお嬢様二人の淫乱調教祭り...」
「なんだその意味わからん噂...」
そんなことしたら、二人に速攻殺されますけども...
絶対しないけどね。だって俺にはアーシアがいるから!!!
「まだ続きがある...ついには学園のマスコットアイドル塔城小猫ちゃんのロリボディにまで毒牙を向けて、未成熟な体を貪るケダモノは彼女の体を壊しかねない激しい行為を繰り返す...」
定期的に壊されてますよ?俺の体が...
「そしてそのおぞましいほどの性衝動はついに一人の天使へと降りかかる...転校初日のアーシアちゃんへと襲いかかり、日本の学校のルールを教えてやるよゲヘヘと、純粋無垢な天使に調教三昧。ついには悪魔の家に囲い込まれ、天使は堕とされていく.....!」
俺...アーシアの彼氏なのに...これでも一途なのに...こんな噂が流れているなんて...
「ま、俺達が流してるんだけどな」
元浜と松田がそう言った。
「お前ら...俺はさ...アーシアの彼氏なんだよ...やめてくれよ...俺はどう言われてもいいけどさ、アーシアが可哀想だ...」
俺は二人を諭そうとする。
「だからだろうがバァァァァカ!!!裏切り者!偽善者が!!ゴミ!!!!俺達は既に嫉妬を通り越して復讐の民なんだよ!!!どんな手段を使ってでもお前を再び非モテの地獄へと引き摺り下ろさなければ!!気が!!!済まないんだよ!!!!」
「はっはっはぁ!ちなみに木場とのホモ疑惑も流してやってるぜぇぇぇ!!!」
「この野郎お前ら!!!俺の噂全部お前らじゃねぇか!!!」
「いくらでも噂なんか流してやるぜ!!!」
「俺達はな...キレているんだ...クラスの女子がアーシアちゃんに噂の事聞いたときなんて言ったと思う...!!?「イッセーさんとはずっと一緒に居ますから、そんな事絶対にしていませんよ?それに、イッセーさんは...わ...私だけを愛してくれています...」だとよぉぉぉぉぉ!!!!」
「アーシア!そんな事を...!ありがとうアーシア...!!」
「許さねぇぜイッセェェェェェ...必ず...必ず再びこの底無し沼へと引き摺り込んでやるぅぅぅぅぅ.....」
「この頃付き合い悪くて、俺達とエロトークもしてくれなくなってきてるじゃねぇかぁぁぁ....俺達はポイ捨てか?え?体ばっかり鍛えやがって...イメチェンか?イメチェンなのか?おい...筋肉があれば美少女がよってくるのかぁぁぁぁ????」
「ゲーッッゲッゲ!!!!イッセー...オマエ...コロス...!!!」
「お前ら...そこまで堕ちちまったのか...待ってろ...アーシアを呼んでやる!アーシアは癒しの力を持っているんだ!!」
「ノロケ話する気かイッセ────!!!???それとも目の前でイチャイチャするってのかぁぁぁぁぁぁ!!!??」
「決まってるだろ?両方だよ」
「「キエェェエエエエエエエエエ!!!!」」
二人は血涙を流しながら叫ぶ...
俺の知らない間に松田と元浜が化物になっていた...
すまん...俺がお前らを見ていない間に...
俺はお前らを救えない...!
あっちなみにいつもは割りと普通に喋ってます。俺達仲良し!!