皆さんこんにちわ。俺は兵藤一誠。に憑依している者だ。
気がつけば何故か憑依していたが、紆余曲折悶えながらも目標も見つけてなんとかこの無駄にシビアな世界で生き残るべく修行中の身である。
あの日から一ヶ月が経って、今ではランニングも筋トレも余裕...というわけにはいかず毎日のように血反吐を吐きながら頑張っています。
嘘ですちょっとサボったりしてます、でも毎日何かしら運動はしているからそこだけでも褒めて欲しいと思うのですよ俺は!
なんて考えつつなんとか僕は元気です。
因みにブーステッド・ギアに関しては進捗はありません。ただまぁこればっかりは悪魔に転生してようやくの一誠の体だし、多少頑張ったとて原作開始までに発現することはないかもしれない...
今は中学二年生の春だから、後三年近くで原作が始まるし、場合によっちゃ堕天使の襲撃はもっと早くなるかもしれない。
いつ来るかわからないのはかなりストレスだけど頑張るしかない。
生き残るには強くなるしかないのだから...
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そして時は流れ、現在高校入学前の春休み期間。
ついに転機が訪れたのだ...
あっ、無事に駒王学園には合格できました。ここで躓いたら話にならないしな。前世では腐っても大学生になれていたんだ、やる気を持って勉強すれば余裕余裕。嘘です結構忘れていて数学とかしんどかったです。
その日は最近お気に入りのエロ本でお致し申し上げた後、ベッドですやすやと眠るいつもの夜でした。
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『ようやく成ったか...ここまで時間がかかったものだ...なぁ宿主よ』
この声は...! 覚えてる!! ドライグだ!!
はっ! じゃあさっきまでいっぱい俺の穢れを抜いてくれていたエロエロシスターは夢だっていうのか!!?
『そうだエロガキ。まったく...お前はわけのわからない奴だな...
ふざけたやつかと思えば、この世界の裏側の事や俺の事、未来の事も"原作知識"とやらで理解していると言うではないか...おっぱいドラゴンだのとふざけた話だ全く』
その"原作知識"や前世に関しては、まじで絶対に誰にも話せない。こんな情報持ってるのがバレるだけで裏の世界全てから狙われること間違いないんだしな。絶対誰にも言うんじゃねぇぞ!
『それぐらいわかっている。全く...こんな相棒前代未聞だぞ...大体、相談相手が欲しいと願っていたのはお前だろうに。俺にこんな荒唐無稽な話を押しつけやがって』
それは本当にごめんなさい。だけどまぁもうしょうがないのですよこればっかりは...
『あぁわかっている。全くどんな因果だと言うのか...だがまぁお前が俺の相棒であることだけは間違いない。こうやって会話できている事からもわかる通り、お前の器はようやく成った。これからはお前の
あぁ...ありがとう...! 俺.お前がおっぱいドラゴンなんて呼ばれないように頑張るから!! しっかり赤龍帝として強くなってみせるから!!!
『それはまじで頼むぞ相棒。切実に。絶対に』
このドラゴン相当嫌がってるな。可哀想に、俺が救ってやるからな...
『ここから相棒を見ていた限り、あまり安心できないんだが...? 本当に頼むぞ...?』
俺が? まさかまさか...おっぱいで覚醒したりなんてしませんよまさか...ハハハ!
『時間だ...とにかく頼むからな!!!』
最後の最後まで、念には念を込めて赤い龍は消えていった。
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「起きて下さい! 我が主よ!! むぅ...これでも起きないと言うのならば、我が剣が牙を剥きますよ」
全く物騒な目覚ましだ...
え? 買い換えるって言ってたじゃないかって?
買い換えよう買い換えようと思っている間に変な愛着が湧いてしまったのだ。
普通に前世では欲しいと思ってたし...
「さて、夢の内容が本当なら...こい!! ブーステッド・ギア!!!」
...出ない。
これはあれか? あれしかないのか?
「ドラゴン波ぁぁぁぁ!!!!」
「イッセー!!! うるさい!!!」
母に再び怒られた。ごめんなさい母君、近所の御住民様方、でも僕はついに念願を叶えたのです。
俺の左腕に赤い籠手が装着された。
ようやく...ようやくこの時が来たのか...結構長かったなぁ。
「しかしこれで
今日は折角の休日、どんどんこいつを使って少しでも練度を上げないと!!
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俺は人っ子一人いない山の中へと来た。
最近の修行場所である。草木溢れて地面も不安定なこの山で動き回るのは結構な体力を消費する。ついでに木をサンドバッグにもできる。ごめんよ木君、でもこれも生き残る為なんだ...
「来い! ブーステッド・ギア!!!」
籠手が装着される。
『Boost!』
よし問題なく動きだした! 力が溢れてくる...
こいつぁすげぇや! 今なら色々できそうだ!!
木を殴る!
バキィ!! っといい音を立てて木に少し亀裂が入った。
「よっしゃこの調子で!! もう一回!!」
20秒待って2度の倍化が発生する。
『Boost!』
四倍!! すごい力だ! けど力に振り回されてるのがわかる...
『Explosion!』
倍化を止めて...よしよし! すごい速さで動ける!!
「すげぇすげぇ!!」
俺はどんどん加速していき...
ゴチィィン!!!!
木と正面衝突した。
「がぁぁぁぁああ痛てぇぇぇぇぇ!!!!」
ブーステッド・ギアからバカにしたような思念を感じる気がした。
「この野郎...にしてもこりゃ想像以上に難しい力だな、倍加した状態に慣れないとまともに動けないぞ...? やっぱりイッセーは最弱だのなんだの言われながらも天才だったのでは??」
ぶつくさと言いながらも検証の為にもう一度倍化を始める。
『Boost!』
現在2倍、問題なし。
『Boost!』
4倍...ちょっときついかも...
『Burst!」
キャパシティを越えた!!
体からとたんに力が抜けて動けなくなる。
現状たった2回しか倍化できないのか...
生身の人間だからってのもあるかもだけどこれはきついな...もっと強くならないと...
堕天使やはぐれ悪魔に襲われたら勝てないぞこれじゃ...
俺は気を失ってしまった。
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『無様だな相棒...2回しか倍化できないだなんてなぁ? まぁもう少し慣れれば多少は安定するだろうよ』
うるせぇこの野郎! 自分でもわかってるよ!!
『悪魔になる前に死なないといいなぁ相棒』
切実だからやめてくれドライグ...
なぁ、譲渡の力と神器のオーラみたいなものを隠す術をくれないか?
『譲渡の方は相棒の成長次第だ。とはいえ俺がきちんと目覚めたんだ、ここからの成長は今までがむしゃらにしていたトレーニングの物とは大きく変わるだろうさ』
オーラ隠しは?
『無理だな。腐っても龍のオーラだ、それなりに高度な術でもなければ隠しきれんさ』
そっか...
『まぁ今のお前が戦えるとすれば、末端の雑魚くらいのもんだ。油断さえしなければそれほど脅威にはならんだろうよ』
それって雑魚以外では勝負にならずに瞬殺って事ですよね?
『そうとも言うな。まぁ努力を怠らん事だ。倍化するお前の元の力が1から2になるだけで爆発的に強くなれる。その上倍化できる回数も増えいくのだから言わずもがなだろう?』
それはまぁ...
『そろそろ目を覚ましそうだな...また会おう相棒』
あぁ、早く現実でもお前と話せるようになりたいよ
『フッ...直にそうなるとも』
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目を覚ますと夕方になりかけていた。
「あー、体がだりぃ...結構時間経っちゃったな」
今日の修行はここまでだ...すごい充足感がある。
「そうか...ついに俺も赤龍帝かぁ...感慨深いなぁ」
ここまであっという間の一年だった.
俺はここからどんどん強くなってやる.
生き残る為に!
そして折角のハイスクールDxDの世界! アーシアとあんな事やこんな事をしてやるんだ!!