アーシアしか勝たん   作:min-can

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いよいよアーシア登場です...
出るまで長かったな...


第8話。出会いました、至高!

 俺はアーシアを見つけるべく外へ出た。

 待ってろよアーシア...!

 

 ────────────────────────

 

「居ねぇぇぇえええええええ!!!!」

 

 俺は頭を抱えて叫んだ!

 

 まじで見つからない...

 あれ?今日じゃなかった?

 待って待って?アーシア?待って?

 ムリムリ...

 俺...わりとまじでアーシアに会えるのが楽しみだからここまで頑張れた所ありますよ?

 アーシアを守るために強くなろうって思ってた部分めっちゃありますよ?むしろそれしかないよ?

 え?死ぬよ?俺死んじゃうよ?

 

「くっそ...まじでどうするんだ...」

 

 おいドライグ!!アーシアの気配を探知する能力をつけてくれ!!!!

 なんだってやるから!!!

 頼むぜ!!!!

 まじで!!!

 

『無理だ。直接出会った事があればまだ希望もあるんだが...』

 

 神器(セイクリッド・ギア)は持ち主の思いに答えるんじゃないのぉおおおお!!!???

 

 オレ...セツジツ...マジデ...ネガッテル...

 

『素直に諦めるか、次の機会を狙ったらどうだ?』

 

 無理だよ!一刻も早くご尊顔を拝みたいよ!

 もう一回探す!!!!

 

 ────────────────────────

 

「い...居ない...」

 

 まずい...心が...死ぬっ...!!

 助けて...

 俺はベンチでうずくまった...

 

『まぁなんだ相棒...まだ諦める時間ではないんじゃないか?』

 

 でももう...疲れたよ...もう夕方も終わりかけだぜ...?

 俺は半分諦めていた...

 

 うっうっ...あーしあ...

 ぴえん...

 

「あっ...あの...大丈夫ですか?」

 

 透き通るような声が聞こえた。

 俺は顔を上げる。

 次の瞬間

 

「~~~~~~~~~~~~ッ!!!!??!?!」

 

 天使が居た。

 

「どこか具合が悪いのですか...?」

 

「あっ...えっ...あっ...だ...大丈夫...です...!はい!大丈夫!ほら!」

 

 俺は勢いよく立ち上がって、力こぶを作った。何してるんだ俺。

 あ──ー、やばい...めっっっっっっっっっちゃ可愛い...

 

 他のオカ研メンバーもめちゃくちゃ可愛いんだけど、なんというか、こう...アーシアは胸とか脳とか色々そういうのに突き刺さった。

 絵として見るのとは情報量が違いすぎる...!

 

 端的に言って、一目惚れというやつだ...

 チョロいな俺...

 

「そうですか!なら良かったです!!」

 

 ニッコリと笑いかけてくれた。

 あっ...昇天する...浄化される...俺悪魔だけど、天界は受け入れてくれますか?

 天使を見て死ぬならやっぱり天国に行くべきだと思うんです。

 だめ?そらそうだ。

 

「あーっと、心配してくれてありがとうね?その荷物...旅行で来たの?」

 

「いえ、実はこの町の教会に今日から赴任することになりまして...あなたもこの町の方なんですね。これからよろしくおねがいします。」

 

「うん...よろしく...」

 

「でも良かったです...私、日本語がうまくしゃべれないので、道に迷っていたんですけれど、なかなか言葉が通じなくて...ようやくきちんとお話できる方を見つけることができました!これも主のお導きですね...」

 

 悪魔の自動言語変換機能まじで便利だよな...

 音声限定らしいけど

 

「道に迷ってたんだ...どこに行きたかったの?」

 

「教会の方に行きたかったんです...」

 

「あー、教会ならわかるかも...」

 

 この日の為にリサーチ済みだ...

 どうやったらなるべく自然に遠回りできるかまで把握している...

 

「本当ですか!あの...よろしければ案内をお願いする事はできないでしょうか?」

 

「うん、勿論だよ!」

 

 本当は良くないけどな...

 キョウカイ、アクマ、アブナイ

 まぁ言っても堕天使数人だし、しっかり倍化すりゃどうにかなるかな...

 にしてもまじで人を疑う事を知らない子だな...

 俺が悪いおじさんならどこへ連れていかれるかわからないのに。

 ぐっへっへ...心は悪いおじさんだけどね...

 アーシアが眩しすぎて、心のおじさんがショタにまで浄化されてしまった...

 

 ────────────────────────

 

 歩くこと数分、おじいさんが寝転んでいた。

 

「だ...大丈夫かおじいさん!」

 

 俺とアーシアはかけよった...

 

「うぅ...痛い痛い...」

 

「おじいさん!どこが痛いんだ!?」

 

「こ...腰が...!」

 

 ギックリいったか...!?

 

「おじいさま、少し我慢してくださいね!」

 

 アーシアが手のひらから光を出しておじいさんの腰をさすっていた。

 

「おぉ....痛みが引いていく...なんということだ...お嬢さん...ありがとうよ...」

 

 そうだぞ、アーシアは天使なんだ

 もっと褒め称えろ!

 ってあっ!アーシアに翻訳してあげないと...

 

「お嬢さんのお陰で楽になったってさ」

 

「そうですか!良かったです...!」

 

 おじいさんはさっきのギックリ腰が嘘のように軽快な様子で帰っていった。元気だなオメー...

 

「...その力って...」

 

「はい、治癒の力です。神様から頂いた素晴らしい物なんですよ...」

 

 少し寂しげに微笑んでいた。

 アーシアの過去はかなり辛い...

 悪魔を治療して、魔女扱いからの追放だ...

 おまけにその悪魔がシスターを堕とすのが興奮するとかいう変態貴族悪魔なんだから...

 そいつの策略によってアーシアは追放されたのだ...

 ムカついてきた...あいつまじで戦う時はぜってぇボコボコにしてやる...

 

 しばらく歩いた所に教会があった。

 

 あ──、やっべぇ...

 思ったよりもすごい殺気だな...

 まじでシスターの案内という名目がなかったら即座に攻撃されてそうだ...

 ブーステッドギア起動なんてしたら即戦闘だなこれ...

 

「あ!ここです!良かったぁ」

 

 アーシアが嬉しそうだし、こんな殺気どうってことなくなったな...可愛い。

 でも、入るわけにはいかないな。

 今すぐアーシアに危害があるわけでもなし...

 

「良かったよ。じゃあ...俺はこれで」

 

「待ってください!どうかお礼をさせてくれませんか?」

 

 滅茶苦茶誘いに乗りたいけどここは断るしかないな..

 

「ごめんね?ちょっと用事を思い出して...」

 

「...でも、それでは」

 

「えぇっと、俺は兵藤一誠!周りにはイッセーって呼ばれてるから、そう呼んでくれると嬉しいかな。」

 

「わかりました!イッセーさん!私はアーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んでください!」

 

「了解!アーシア、また機会があれば!」

 

「はい!イッセーさん、必ずまたお会いしましょう!その時こそお礼させて下さいね?」

 

「楽しみにしておくよ!それじゃ!」

 

 お互いに手を振って別れた。

 

 あ──、可愛かった...

 俺は決意を新たにした。

 絶対にアーシアは守ってみせる...!

 

 ────────────────────────

 

 部長に教会に近付いたことを怒られてしまった...

 まぁ仕方ないね...

 でも、部長の怒りなんて目じゃないくらいの出会いを果たした俺にはこれくらい屁でもないね...

 嘘、ちょっとこえぇ...

 

「兎に角、以後は気を付けるようにね」

 

「あらあら、お説教は終わりましたか?」

 

 後ろに朱乃さんがいた。

 

「朱乃、どうしたの?」

 

「大公から討伐の依頼が届きました」

 

 ────────────────────────

 

 はぐれ悪魔の討伐依頼が来たようだ。

 原作ではここで駒の役割と特性を説明されたんだっけ?

 

「さて、イッセー。いい機会だから、あなたの実力を見せてくれないかしら?」

 

「俺のですか...?」

 

「えぇ...人間の時も勝手にはぐれを倒していたようだし、負けることはないだろうけれど...あなたの力を教えて欲しいわ?」

 

「わかりました...来い!ブーステッド・ギア!!」

 

『Boost!』

 

 早速起動した。

 

 その瞬間悪魔が近付いてきた。

 うん...これくらいなら余裕で勝てるな。

 

「不味そうな臭いがするぞ?でもうまそうな臭いもするぞ?」

 

「はぐれ悪魔バイザー。あなたを消滅しにきたわ。」

 

 部長がいい放つ。

 

 すると気持ち悪い笑い声が響いた。

 相変わらずはぐれはきもちわりぃ化け物が多いな...

 

 女の上半身に爬虫類っぽい下半身を持った異形が居た。

 両腕に槍を持っている。

 

『Boost!』

 

 部長が何かしらの口上を言っている。万死に値するだの、グレモリー公爵の名においてだの...

 それ毎回おっしゃるのでしょうか?

 言ってる間に攻撃されませんか?

 まぁされても眷属が守ってくれるみたいな事かな...

 後はああやって口上を述べることに何かしらの魔法的な意味があるとか?

 

 化け物もなにかしら喚きちらす...

 頭に入らん...もっと簡潔に述べろようるせぇ!!

 

 今日は天使の美声を聞いてるから余計に気になるんだよ!!

 

『Boost!』

 

「さぁイッセー!やりなさい!」

 

「了解です!」

 

 化物が振るった槍を片手で捉える。掴んだ槍をそのまま引っ張って奪い取る。

 そのままぶん投げて相手に突き刺す。

 

「ぎゃああああああああああああ!!!!」

 

 うるせぇぇ...

 

 俺は化物の目の前に飛び出ると顔面を蹴りあげてやった。

 

「んげえええええ!!!」

 

『Boost!』

 

「よし、エネルギー弾に譲渡だ!」

 

『Transfer!」

 

 魔力とかオーラとか適当に混ぜたエネルギー弾に倍化を譲渡して威力を高める。

 朱乃さんに魔力の事とか教えて貰って、なんとか物にしたのだ。

 

「ドラゴンショット!!」

 

 悪魔に直撃した。爆発を起こす。

 煙が晴れると、悪魔が腹部を大きく欠損して死に絶えていた。

 

「そんな事もできるのね...堕天使相手にマウント取れるくらいだしそれなりにできるとは思ってたけれど...その譲渡っていうのは他の人間にも可能なのかしら?」

 

「はい。物でも、他人そのものにでも可能です。多分俺ができると思えばできます。感覚的な話ですけど。」

 

「なるほど...そうなら色々と取れる手段が増えるわね...ありがとうイッセー。参考になったわ。」

 

「はい、それなら良かったです」

 

 眷属の皆の前でみせる初めての戦闘は無事に終わったようで良かった...

 

 はぁ...これくらいなら軽く倒せるようになったの自慢したいけど

 まっっっっったくできないんだよなぁ...

 もっともっと強くならなきゃとか...

 やっぱこの世界辛れぇわ...

 

 でも俺には天使がいる...

 アーシアの為ならなんだってやれる...!

 そんな気がする...!

 やってやるぜ!!

 

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