ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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ごめんなさい。 結局書いてしまいました。
ちなみに4月にスマホをiPhoneに変えるのでそしたらまたバンドリやります。


生徒会と部活とアルバイト

「お茶どうぞ」

 

「あ、お構いなく」

 

入学式から土日を挟んだ月曜日の放課後。 何故か俺は…生徒会室に呼ばれた。ほんとになんで ?

 

「あの、なんで俺呼ばれたんですか ? 」

 

「心当たりはないですか ? 」

 

そんなことを聞いて俺の対応をしてくれているのは生徒会長の白金燐子である。ちなみにお茶を出してくれたのはわざわざ書記に志願したと言うクラスは違うが同じ

1 年。 1 - B の市ヶ谷有咲だった。 猫かぶってるのなんか、ちょっと、やめて欲しい。

 

「いえ、まったく…俺なんかやりました ? 」

 

「呼び出されるようなことやったんですか ? 」

 

「やってないから分からないんですよ。 あと、市ヶ谷 ? 猫かぶるのやめてくれない ? 」

 

「わかったよ。 それに呼び出されるならここじゃなくて職員室だろ」

 

そりゃそうだ。 それなら

 

「余計になんでですか ? 」

 

「ほんとに分からないのか ? 生徒総会であれだけのことやっといて」

 

「生徒総会………あーーーっ、なるほど」

 

思い出した。先週の金曜に開かれた最初の生徒総会。 そこで俺は 1 年生なのに…やらかした。おそらくわざとだろうが不備だらけの会計案を 1 度見ただけでその不備の箇所と内容をすべて洗い出したのだ。 なんでやっちゃうかなー。 潔癖症とまではいかないがその辺はどうも気になってしまう。

 

「で、俺にどうしろって言うんですか ? 」

 

「その、会計を…やってくれない ? 」

 

「それってつまり」

 

「生徒会に入ってくれない ? 」

 

なるほど。 だから呼ばれたわけか。

 

「別に断る理由ないですし、わかりました」

 

「これで会計ゲットですね」

 

「それじゃあ俺はこれで」

 

「え ? もう行くのか ? 」

 

「いや、入部届けの提出くらい行かせてよ」

 

 

~~

生徒会室をでて体育館に向かう。

 

(まさか呼び出されるとは…一応顧問の先生には話してあるから大丈夫かなぁ)

 

体育館まで来るとボールの跳ねる音がする。既に練習を始めているみたいだ。俺は扉を開ける。 が、誰も気づかない。

 

「失礼しまーす」

 

これでもだめだった。いいや。 先生のところ行こう。

 

「せんせー」

 

「遅かったな。 もう練習始めちまったぞ」

 

「思ったより長引いちゃいまして。 ああこれお願いします」

 

「はいよ。 集合ー」

 

その一言で音が止む。

 

「集合ーー !! 」

 

男子が少ないといえどなかなかいるな。

 

「彼は誰ですか ? 」

 

「遅刻した入部希望者です」

 

おそらくこの人が部長だろう。 なんでこんなに怒っているのかは知らんが。

 

「俺たちが全国に行く高校だとわかっているのか ? 」

 

「もちろんわかってますよ」

 

「じゃあなぜ遅刻したんだ ? 」

 

「え ? 」

 

俺は真顔を先生に向けて

 

「先生話してないんですか ? 」

 

真顔のままそう言う。

 

「とりあえず君を入部させる訳にはいかない」

 

「ぶふっ !! 」

 

真剣にそんなことを言うものだからつい吹き出してしまった。

 

「笑わせないで下さいよ。先輩にその決定権はないでしょう」

 

笑うの止められない。

 

「はーっはーっ。 じゃあ 1 on 1 でもやりますか ? 」

 

「いいだろう」

 

何様だこの人。 なんでこんなニヤニヤしてるんだ ? まぁ勝てるとでも思ってるんだろう。

 

「ルールはどうします ? 」

 

「10分間で多い方が勝ちだ」

 

「わかりました」

 

勝負は10- 0 で勝った。おそらくこの後練習するだろうしこんなので疲れるのは嫌だったから 1 分 1 点のペースで点をとった。

 

「みんなどうした ? 」

 

扉の方から声が聞こえた。その人物は、

 

「部長…」

 

俺が中 1 の時の部長だった。

 

「井戸原じゃないか。 そうかうちに来たのか」

 

「部長がいると知ってれば来ませんでしたよ」

 

「今、井戸原って言ったか ? 」とそこらじゅうから聞こえてくる。

 

「知っているのか ? 」

 

「中学の後輩だよ」

 

「お前〇〇中って言ったよな ? 」

 

「言った」

 

「そりゃ強いわけだ」

 

「うちじゃほぼ幽霊部員だったけどな」

 

「部長、次なんですか ? 」

 

「ん ? 次は…」

 

~~

「部長また部長やってんですね。 あれ ? じゃああの人は…」

 

「あいつは副部長」

 

「決定権どころかでかい顔する理由もないじゃん」

 

「もうすぐ新人戦あるから井戸原も練習行け」

 

「わかりましたよ」

 

 

~~

(あー疲れた。 初日からハードすぎるだろ。このままバイトなのに)

 

俺は心の中でため息を着きながらバイト先へ向かう。

 

「こんちわーす」

 

「あー。 井戸原君やっと来た。受付入って」

 

「わかりました」

 

~~

(んー暇 ! 誰も来ない。会計の資料でも作ってよ)

 

そう思ってパソコンを開きやろうとすると、

 

「すみません」

 

と声をかけられた。パソコンを閉じて顔をあげると赤いメッシュの入ったショートヘアで制服を来た女性がいた。

 

「予約していたってあれ ? 見ない顔」

 

「最近入ったアルバイトなんで」

 

「おーなかなかのイケメン。 メンクイとしては見逃せませんな~ひーちゃん」

 

「ちょ、ちょっとモカ///」

 

俺は苦笑いを浮かべる。

 

「やめろモカ。 困ってるだろ」

 

「巴~ !! 」

 

いや、あの

 

「ちょ、ちょっと静かにしようよ。 他のお客さんもいるし」

 

俺の言おうとしたこと言ってもらってありがとうございます。

 

「お名前お伺い致します」

 

「Afterglowです」

 

「After…glow…」

 

「はい。 では 4 番スタジオをご利用下さい。何かございましたら備え付けの内線電話でお申し付け下さい」

 

~ 4 時間後~

「まりなさん、スタジオの清掃終わりました」

 

「ありがとー。 今日はもう上がっていいよ」

 

「あ、じゃあ失礼します。お疲れ様でした」

 

夜の桜を見ながら家へ向かう。

 

「井戸原君」

 

「あれ ? 奥沢この時間まで部活か ? 」

 

「ううん。私はバイト。 井戸原君は ? 」

 

「俺もバイト」

 

「…あのさ、 1 つ聞いてくれない ? 」

 

「どうした ? 」

 

「私なんかバンドやることになった」

 

ん ? 聞き間違いか ? 今バンドやるって言った ?

 

「ミッシェルって言う着ぐるみに入って商店街でバイトしてたらさ、こころっているでしょ ? うちのクラスの弦巻こころ。」

 

「あの危なっかしい元気なやつだろ ? あいつに奥沢が誘われた ? 」

 

「正確には私じゃなくてミッシェルだけど」

 

「それって奥沢じゃないの ? 」

 

「確かに私だけどそうじゃなくて」

 

え ? 奥沢じゃなくてミッシェル ? でもミッシェル = 奥沢だろ ? どういう…

 

「奥沢から見て弦巻って精神年齢どのくらいだ ? 」

 

「高校に入れるからそれなりの学力はあると思うけど…園児位かな」

 

「なるほど。 中の人じゃなくてミッシェルをミッシェルとして認識してるわけだ」

 

「中の人っていうのやめて欲しいけどそういうこと」

 

「すまん。 それは…多分俺にはどうにも出来んな」

 

まぁ、できることがあったらどうにかしてあげよう。

 

それから色々話して別れて家に帰った俺はベッドに身を投げ出す。視線の先には俺を含め楽器を持った 4 人の写真があった。

 

「バンド…か」




井戸原蓮
結構面倒見がよく知らないうちに何かに首を突っ込んでいることが多々ある。 そうなったら基本本人たちでどうにかできるまで付き合う。がそのせいで自分の時間が全部消えることがある。 やりたくない事は絶対にやらない(学級委員長など)。 見た目の割に腹黒くいざと言う時は手段を選ばない。面白いこと大好き。 正論かますの大好き。 悪ノリ大好き。
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