ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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2年生はちょっと書きたいことがあります。


再びやかましい日常の始まり

新学期。俺は今日から2年生で後輩も入ってくる。いつも通り家を出て学校へ向かう。ちなみにクラス替えもあるので少し楽しみだ。

え?春休み?いつもの長期休暇と同じだったから特に言うことは無い。

 

学校に着くとクラス替えの紙が貼られていた。

 

「えーと?俺は···Aか」

 

見てみると知った名前も多々あった。前と同じやつ。鋼輝とかあとは···葵かぁ。え?そんなやつ知らない?中学が一緒の奴だよ。

 

俺は新しい教室に入る。すると

 

「あーりさー。一緒のクラスだよ」

 

なんか知った声がした。

 

「わかってるから抱きつくな香澄!」

 

まだいた。

 

「落ち着きなって戸山さん」

 

もう1人いた。言わずもがな戸山と市ヶ谷と奥沢である。探してないから知らんかったわ。

 

「おーす蓮。また同じクラスだぜー」

 

「見たから知ってる」

 

「はっすー」

 

「よっす葵。同じクラスになんの中学以来だな」

 

「そうだねー」

 

こいつが葵。本名 荻野葵。女っぽい名前だがれっきとした男である。

 

「誰だ?」

 

「中学から一緒の葵」

 

「なるほど」

 

「で、こっちが去年も同じクラスの鋼輝」

 

「ほうほう。よろしくこっきー」

 

「こっきーって」

 

「こいつは基本こうだぞ」

 

「はーいみんな始業式行くぞー」

 

先生が来たので始業式へ向かう。ちなみに案の定俺は秒で寝た。戻ってきて自己紹介したが面白みはないので省く。ちなみに席は五十音順の関係で市ヶ谷と奥沢に挟まれる形になった。

 

 

 

~~

昼の時間になったら俺、奥沢、市ヶ谷、戸山に加え鋼輝と葵の6人で食べていた。

 

「それにしても結構な顔ぶれだね」

 

「まあ俺は市ヶ谷と一緒になったの嬉しいけどな」

 

「ななななんだよ突然!///」

 

「いや生徒会関係の相談が楽になるから。なんで顔赤くしてんだよ」

 

「なんでもねーよ!そういうことかよ」

「まぁそれはいいとして今年は弦巻がいないから楽かと思ったんだかなあ」

 

「あー香澄いるもんな」

 

「?」

 

当の本人は気づいていないようだ。

 

「葵くんは今年も同じだね」

 

「そうだねー」

 

「ところで市ヶ谷」

 

「なんだ?」

 

「放課後生徒会室行くか?」

 

「そのつもり」

 

「そうか」

 

その後は教科書を購入して終わりとなった。

 

「んじゃ行くか」

 

「そうだな」

 

 

 

~~

うう、緊張する。また生徒会入ってくれるかな?

 

そんな不安を胸に抱えつつ生徒会長の白金燐子は昨年度までいた2年の教室前の廊下を歩いていた。

 

「あ!燐子先輩!どうしたんですか?」

 

「あ、戸山さん。あの、市ヶ谷さんと井戸原君はいますか?」

 

それに答えたのは戸山でなく奥沢だった。

 

「あの2人なら10分くらい前に生徒会室に行きましたよ」

 

私は目を開いた。まるでここに来ることを見越したようなこうだった。

2人にお礼を言って生徒会室に向かう。扉を開けるとそこでは2人が仕事をしていた。

 

「あ、こんにちは」

 

「白金先輩お疲れ様です」

 

不安だった。2人にはとても助けられた。だからこそまた一緒にやりたかった。だからこそ怖かった。断られるのではないかと。でも違った。2人は元々誘わなくてもまた私と一緒にいてくれるつもりだったのだ。私は嬉しくて泣いてしまった。

 

2人はぎょっとして慌てた。

 

「ちょ、燐子先輩!?」

 

「ど、どうしたんですか?俺ら何かやりました?」

 

ギィ

 

その時扉が開いた。

 

「白金さん、少し聞きたいことが·········ってあら?」

 

最悪のタイミングで最悪の人が入ってきた。氷川先輩だ。今の光景を見るなり表情が変貌していく。

 

「井戸原さん白金さんに何をしたのですか?」ゴゴゴゴゴ

 

俺限定!?

 

「いや俺は何もしてないですよ!」

 

「では何故白金さんが泣いているのですか?」

 

結局誤解は解けず白金先輩が復活するまで無実なのにお説教された。

 

 

「ひ、氷川さん井戸原君は何も悪くないんです」

 

「そうなのですか?」

 

「さっきからそう言ってるじゃないですかー!!」

 

マジで散々だった。

 

 

 

~~

数日後、CiRCLEでのバイト中にある5人組がやってきた。どうやら戸山たちの知り合いのようだ。

 

「すみません」

 

カウンターでパソコンをいじっていると(いじっていると言っても遊んでいた訳では無い)声をかけられた。見ると黒髪でツインテの少女がいた。小さかった。他にはギャルっぽい娘とのんびりした子。背が高めで真面目そうな人がいた。

 

「どうしました?」

 

「スタジオで練習したいのですけど」

 

「わかりました。少々お待ち下さい」

 

と言ってパソコンに目を落とすとまた声が聞こえた。

 

「あの、井戸原···先輩?」

 

顔をあげると銀髪ショートの女の子がいた。

 

「ああ倉田か」

 

そう言って再びパソコンに目を落とすこと数秒。

 

「倉田!?」

 

俺は勢いよく顔をあげた。まさかこんなところにこいつが来るとは思わなかった。

 

「でもなぜ?」

 

「あ、それはですね」

 

 

 

~~

「へぇー倉田がバンドねえ」

 

「はい」

 

「この人シロの中学の先輩なんだ」

 

「うん」

 

「お前高校どこ行ったの?」

 

「月ノ森学園です」

 

「月ノ森ってあの月ノ森?」

 

「はい」

 

「あのお嬢様学校の」

 

「はい」

 

「ってことは彼女たちも月ノ森の高等部一···年?」

 

彼女たちを見渡してそう言う。

 

「どうして私を見て疑問形になるんですか!?」

 

「1人中等部一年の間違いじゃないか?」

 

「ひどい!」

 

「で、予約は?」

 

「予約···いるんですか?」

 

俺は何も言わずただ見ている。

 

「また来ます」

 

「とまあ冗談はさておきこれ記入してくれたら大丈夫だよ」

 

「先輩ってそういうところありますよね」

 

「はっはっは」

 

いじりがいのあるやつだった。

 

ついでに俺は倉田に向けて人差し指を立てて唇に当てておいた




さぁ花見だ(もう5月後半)

ちなみに中学時代蓮がモテて振ったのを話したのは葵です。(入学初日を参照)

今思えば連のプロフィールとかなかったので載せときます。

花咲川学園高校2年A組

誕生日 10月10日

身長178

体重62.4

好きな物
肉、楽器、パソコン、悪ノリ
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