ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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今日からゾンビランドサガコラボが始まるね


全員集合

「お、来た」

 

「こっちだよー」

 

「久しぶり」

 

俺は今空港に来ている。何故かと言うと合同体育祭の後夜祭中に夏休みに帰ってくると連絡を受けたからだ。つまりこれでエンドロール全員集合ということになる。

 

「それにしてもいつにも増して眠そうだな樹」

 

「でもこれから練習するんでしょ?大丈夫だよ」

 

「その前に飯食いに行くぞ」

 

烏羽 樹。俺たちのドラム担当で海外進学をしてしまったやつだ。地味に気ままなので結構厄介だ。

 

「日本のファミレスも久しぶりだね」

 

「そりゃそうだ」

 

「ところでどこで練習するんだい?」

 

「そこなんだよな。SPACEは今は使えんし」

 

「蓮のバイトしてるライブハウスでいいだろ」

 

「嫌に決まってんだろ」

 

「じゃあ他にどっかある?」

 

「······ねぇ」

 

「それなら仕方ないね」

 

「ちっ、ちょっと待ってろ」

 

「相変わらずだね」

 

「口は基本いいとは言えないけどまあ優しいっちゃ優しい」

 

「全部聞こえてるぞ」

 

「で、どうだった?」

 

「······ハア、いいってさ。食ったら行くぞ」

 

 

 

~~

CiRCLE練習スペース

 

「それでは練習の前に吊し上げ会を始めよー」

 

「「「おー」」」

 

「じゃあまず、はっすーがいつも大勢の女の子に囲まれています」

 

「「ギルティ」」

 

「おいこら」

 

「決定だな」

 

「すぐに決まったね」

 

「さぁ練習始めよー」

 

「聞けや」

 

 

 

~~

音が聞こえる。1度聞いたことのある音。

 

「これは···」

 

「どうしたの?麻弥ちゃん」

 

「何か聞こえるんです。ここからですね」

 

「~~~~~~~♪」

 

歌っているのは井戸原と他3人。

 

「こ、これは!」

 

「なになにー?」

 

「リサちゃん」

 

やってきたのはRoselia。

 

「激レアです!エンドロールが全員揃って練習してるっすよ!」

 

「ほんとだわ」

 

「キングにおしえあげよう!」

 

 

 

~~

ピロン♪

 

「ちょっとマスキ、練習中は切っておきなさい」

 

「わりーわりー···なんだって?」

 

「どうしたの?」

 

「まっすーさん?」

 

「やべーぞチュチュ!CiRCLEでエンドロールが全員で練習してるって!」

 

「それはほ」

 

「それほんとうですか!!??」

 

「お、おう」

 

パレオのテンションがいつもより高い。

 

「チュチュ様行きましょう!これは逃しては行けないやつです」

 

「わかってるわよ。仕方ないけど練習はこれで終わり。さぁ!行くわよ!」

 

 

 

~~

「来た!」

 

「ここか?」

 

「すごい光景ね」

 

「何話してるんでしょう?」

 

耳を扉に当てて聞いてみると、

 

「いつも通りいい感じだな」

 

「そうだね」

 

「まさかいっつー待ってるだけで何もしないのもあれだもんね」

 

「それでも俺たちにも足りないものはあるからな。ほかの演奏を聞いて見たいもんだ。そんな機会今までなかったからな」

 

「じゃあ聞いてみるか?」

 

「「「え?」」」

 

俺は扉に近づきそれを開けた。

 

「あ」

 

「ごごごごめんなさい!盗み聞きするつもりは」

 

「入りゃいいじゃないですか」

 

「え?いいの」

 

「いいよ。まあ見ての通りこんなだけど。本人目の前にしてどう?パレオ」

 

「す、すごいです」

 

「自己紹介しろよ」

 

葵はパレオが蓮に熱っぽい視線を送るのが気になったがとりあえず気にしないことにした。

 

「はーいキーボード担当の花咲川2年A組の萩野葵です」

 

「俺はベースの麻偽匠です」

 

「高校は?」

 

「海梨高校です」

 

「わあ超難関進学校」

 

「昔から勉強とベースだ・け・はできるもんね」

 

「なんだと?」

 

「いつものキレがないぞー?女の子ばっかで緊張してんのか?」

 

「そんなこと···!」

 

ギャーギャー

 

「お騒がせしてすみません」

 

「いえ」

 

「僕はドラムの烏羽樹と言います。高校はアメリカです」

 

「よろしくお願いします。ところで、ごめんなさい。練習の邪魔をしちゃって」

 

「休憩中だったので大丈夫ですよ。ところであおくん。この人たちが蓮々の囲っている人達?」

 

「そう」

 

「なんだと!?」

 

「囲ってねぇよ!あと肯定すんな。人聞きの悪い言い方すんな!」

 

「じゃあ1人に絞るの?」

 

「それは···」

 

「あ、顔赤くなった」

 

「いるんだ」

 

「そして微妙なところでヘタレ」

 

その瞬間、俺は笑顔で腕を鳴らし

 

「お前ら···遺言があるなら聞くぞ?」

 

追いかけ回した。

 

「逃げんな!」

 

 

 

~~

ギャーギャー

 

「···············」じー

 

「麻弥ちゃん。どうしたの?」

 

「千聖さん。実はジブン、考えてしまって」

 

「何を?」

 

「井戸原さんたちが今もバンド活動をしてたら、あんなことは起きなかったんじゃないかって」

 

「···!そうね。確かにそうかもしれないわね」

 

「ジブンたちの事務所とエンドロールの事務所は交友関係にあったので」

 

俺はいつの間にか止まってその話を聞いていた。

 

「大和先輩···」

 

「あ、井戸原さん」

 

「意外とばかですね」

 

「え!?」

 

「丸山先輩じゃないんですから」

 

「井戸原君それどーゆーこと!?」

 

「今更そんなもしもの話をしてどうするんですか」

 

「無視しないでよ!」

 

「先輩たちは他人の見る目を帰るために練習して来たじゃないですか。今があるのはその過程があったからでその努力がをすることができたのは今ある姿になるためじゃないんですか?」

 

「ええ。そうね」

 

「なので忘れるなとは言いませんが気負わないで下さい。陰気な顔しないでください。こっちの調子が狂います。」

 

「ふふ、ごめんなさい」

 

「だから今のままでいいと思います。丸山先輩はポンコツで、氷川先輩は自分勝手で白鷺先輩は怖い笑顔しながら氷川先輩叱って、大和先輩はニヤニヤしながら機材眺めて狭いとこ入って、若宮はブシドー目指してればいいんですよ」

 

「どうしてちょくちょく悪口挟むの!?」

 

「えー?私自分勝手じゃないよ」

 

「去年なんで羽沢が倒れたと思ってんすか」

 

「なんか···褒められてる気がしません」

 

「ハイ!ワタシコレカラモ頑張リます!」

 

うん。まぁこれでいいだろ。

 

「蓮くん」

 

「なんです···か···ひっ!」

 

「怖い笑顔ってどういうことかしら?」

 

しまった。

 

「はっすーってさー、なんでいいこと言うとそのまま地雷踏み抜きに行くんだろうね」

 

「なんか人の怒らせ方を熟知してる感じだな」

 

「しかも無自覚なもんだからタチが悪いよね」

 

「これからバイオパニックとバイオパニック2を鑑賞しましょうか」

 

「ごめんなさい!それだけは勘弁してください!!」

 

「ふふふ」

 

そのあと、CiRCLEで何度も叫び声が上がったとか。

 

「ぎゃー!!!」




4時間後、蓮が青い顔しながら帰ってきた。

「酷い目にあった···」

「そういうところは反省しなさい」

「叫び声が絶え間なく響いてましたね」

「あ、やば。余韻が」

ぐら

「おっと。大丈夫ですか?」

カシャン

「あれ?メガネが落ちちゃいました。えーとあった」

じーーー

「どうしました?」

じーーー

「あの、さすがに恥ずかしいっす」

「やっぱり」

「ジブンの顔、何か変ですか?」

「大和先輩、メガネない方が可愛いっすよ」

「んな!?」

「絶対コンタクトの方がいいですよ」

「私もそう思うのよね。でも麻弥ちゃん全然そういうのやらなくて」

「そんなこと···ないです///」

「ありますよ。そっちの方が絶対可愛いです」

「~~~///し、失礼するっす!」

「えー?」

褒めたのになんで逃げるの?

「あーあ。無自覚であーゆーこと言っちゃうのも困ったもんだよね」

「だな」

「うん」
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