ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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夏休み後半

夏休みも半分を終えた。ちなみに課題はすべて終わっている。そんなこと今はどうでもいい。俺は今CiRCLEの端っこの方でうずくまっていた。丸山先輩にめっちゃほっぺつんつんされたせいだ。恥ずか死ぬ。

 

「えへへー、そっかそっかー」

 

しかもうずくまったせいで今めっちゃ頭撫でられてるし。

 

「蓮々、浮気はだめだよ」

 

「一夫多妻制もないからな」

 

「うるせぇ!まだ結婚できねぇよ!それどころか誰とも付き合っとらんわ!」

 

その間もずっと頭を撫でられる。

 

「はあ、もうイヤ。白鷺先輩なんなんですかこれ」

 

「おそらくだけれど、いつも毒吐く蓮くんとはうってかわった素直さと褒められた嬉しさで若干混乱してポンコツになったんだと思うわ」

 

「やっぱポンコツだって思ってんじゃん······」

 

だめだ。この人止まる気配がない。

 

「これどうすれば戻るんですか~」

 

「彩ちゃんも恥ずかしいめに合わせればいいと思うわ」

 

「なるほど···ってなるかー!それほぼ10割俺がやばいやつじゃないですか!」

 

「大丈夫よ。何があっても私が違うと証言してあげるわ」

 

「言いましたね?言質とりましたからね」

 

俺は振り向き丸山先輩の腕をとる。そして壁まで追いやり、

 

ダァン!

 

まさかの壁ドン。正気に戻った先輩は少しぽかんとしていたが状況を理解すると顔を赤くしてあわあわしだした。俺は目をただじっと見つめる。

 

「ね、ねぇ井戸原君?」

 

俺は何も言わず見つめ続ける。やがて少しずつ顔を近づける。

 

「い、井戸原君···私、アイドルなんだよ?」

 

反抗しながらも弱々しい声。だが彼女は目を閉じ···

 

ビシッ!

 

「あいた!」

 

た直後に痛みが走った。若干涙が浮かび目を開け蓮を見ると、ニヤッと笑い外のカフェテラスへと逃げた。

 

「彩ちゃん大丈夫?」

 

「大丈夫じゃないよー。あんなに威力の高いデコピンされたの初めてだよ~」

 

すると顔を覆って崩れ落ちた。

 

「う~~~」

 

唸る。

 

「彩ちゃん?」

 

「ちょっと期待しちゃったじゃん。井戸原君のばか」

 

そう小さくボヤいた。それを聞いた千聖は

 

「あらあら」

 

と言って笑みを浮かべた。

 

「ほんとなんではっすーてあんなこと平然とできるんだろ」

 

その頃

 

「やりすぎたかもしれん。俺殺されないかな~」

 

全く平然じゃなかった。

 

 

 

~~

このことをほかの人が知るのには1週間かかった。その話を聞いた3人はうろたえた。

本人に直接解いただそうと電話をかけたが、

 

『お掛けになった電話番号は、現在電源が入っていないか、電波の届かないところにあるためお繋できません』

 

電話に出ない。その後も一定時間ごとに電話をかけたが、蓮が出ることはなかった




コラボ終わるまであと4日しかない。
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