ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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約5ヶ月ぶりです。ごめんなさい。書く暇がありませんでした。夜勤多すぎんだよ。


2人の憂鬱

夏休みもそろそろ終わる。そんな中、掛け声と熱気の中に俺は居る。

 

「先輩」

 

「なんだ?」

 

「私たちこんなところで何してるんでしょう?」

 

「ほんと...何してるんだろうな」

 

倉田とともに。ここは俺たちが卒業した中学の体育館...ではなくその近くにある公共の体育館だ。なぜこんなところにいるかと言うと数日前に遡る。まだ中学生だったとはいえ、当時スマホを持っているやつがかなり多く、日程などの連絡を取り合うためにグループを作ったのだ。ちなみに俺は抜けるのが面倒だったため引退してもそのままだったのだがそれが仇となった。中3当時1年だった後輩からさらにその後輩の練習見るのを手伝って欲しいと言われた。その時は他のことに気を取られてろくに話を聞かず返事をしてしまったのだ。1度YESと言ってしまったし特に何もない日だったので仕方なく、しかし1人は嫌なので当時マネージャーをやっていた倉田を巻き込んだのだ。

 

「先輩のせいですからね」

 

「はいはい。帰りになんか奢ったるから」

 

「あ、キャプテン!来ていただいてありがとうございます!」

 

「久しぶり。もうキャプテンじゃないがな。それよりもまぁ引退したのによく顔を出すもんだ」

 

「キャプテンはOB戦でも来ませんでしたからね」

 

「引退したんだからデカい顔するものじゃないだろ」

 

ちなみにOB戦は叩きのめしてしまった。ブランクはあるはずなんだがなぁ。

 

「だがなぜ俺だ?お前らの代はまだいただろう」

 

「ほとんどが途中で辞めました。結果5人になったんですけど今1人怪我してて」

 

「なるほどね」

 

「それを彼女に相談したら...」

 

「彼女?」

 

「私の他にもう1人マネージャーいたじゃないですか?」

 

「いたな」

 

「引退と同時に告白したんです」

 

「はい。それで誰か空いてるOBがいないか聞いてくれたみたいで、倉田先輩からキャプテンが空いてるって」

 

「やっぱお前のせいじゃないか。奢るのはなしだな」

 

「ええ!?」

 

「冗談だ」

 

「もう」

 

「キャプテンと倉田先輩は付き合ってるんですか?」

 

「「それはない」」

 

「そ、そうですか」

 

「先輩はもう彼女...と言うよりあれはもう奥さんですね」

 

「うるさいぞ倉田」

 

「否定はしないんですね」

 

「どんな方なんですか?」

 

「この人」

 

そう言っていつだか撮った写真を見せる。

 

「おい」

 

「綺麗な方ですね」

 

「お前らほんともうマジで黙れ」

 

この後後輩どもにはアイス奢ってやった。2人には余計なことを言わない事を条件にいっちゃん高いアイスを奢った。いつか、言える日が来るのだろうか。




書く気はちゃんとあるんだよ。
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