朝になって目を覚ました俺はとりあえず顔を洗って朝風呂に行く。こういう時って俺は何故か朝風呂行くんだよな。普段はやらないのに。朝風呂ってなんか変な感じするけど嫌ではない。
軽く済ませて部屋に戻ると鋼輝と葵も起きていた。
「あれ?はっすーどこ行ってたの?」
「風呂」
「朝からかよ」
「いいだろ別に」
そのあとは朝ごはん食べて、
「それじゃあ、京都の街へ繰り出そーう!!」
自由行動開始。
「朝から大声出すんじゃない」
~~
「と言うわけでとりあえずなんか飲みながら歩くか」
「なんかすげー学生の旅行っぽい」
「学生の旅行だぞ」
「いやそうなんだけどさ」
最初の目的地に向かってひたすら歩く。
「なんか旅行って移動中も楽しいよな」
「わかる。なんでかは何となくわかるけど」
「そろそろ着きそうだよ」
「ん?ああ本当だ。見えてきた」
「やっぱり人多いねー」
「観光地だから仕方がないね」
~観光後~
「結構面白かったね」
「そうだなっと。結構長くいたな。そろそろ昼だな」
「早いねー」
「どっか入るか」
「そうだねー」
とりあえずいい感じの店を見つけたので入ってみる。
「いらっしゃいませー」
「ご注文お決まり次第···お前ら、井戸原と萩野?」
「え?お前···」
そこに居たのは中学の同級生だったやつ。
「なんで···あ、そうか。そういや京都に転校したのか」
「そう。で今ここでバイトしてる。ところで注文は決まった?」
「ああ。俺これ」
「かしこまりました」
~~
「美味かったよ。またな」
「ああ。また」
店を出て次の目的地へと向かう。
「まさかあそこで会うとはねー」
「全く予想してなかった」
その後もあっちへふらふらこっちへふらふらと時間の限り歩き回った。
「疲れたー!」
「ずっと歩きだったからな。明日もだけど」
「まあまあ」
「で、最後はここ。白峯神宮」
「行きたいって言ってたけどここってなんなんだ?」
「ここは球技に縁があるんだよ。俺と奥沢と鋼輝は来年で部活終わりだからな。最後の大会のために来ない理由はない。付き合わせちゃって悪いけど」
「大丈夫だよー」
~~
「あー戻ってきた」
「これで明日は?」
「9時から21時まで自由行動で俺らは食べ歩き」
「むしろこれがめちゃくちゃ楽しみだった」
「でも食いすぎるなよ。夜食えなくなるぞ」
「そこは気をつける」
そう。明日はあれがあるから夜食べられなくなるのは困る。明日、ひとつの物語に区切りが着く。
「···どはらくん」
「井戸原!」
「ん?ああ。何?奥沢」
「なんかぼーっとしてた感じだったから。大丈夫?」
「別に何もないよ」
「いよいよ明日だね」
「俺もそれを考えてた」
「だからぼーっとしてたのね···」