ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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3年生を前に

4月に入り新年度も目前に迫っていた。そんな中俺は、がっつりバイトをしていた。

 

「いっつも思ってるけどなんでここに集まってくんの?」

 

「だって蓮くんカウンター離れられないじゃん。でも今暇でしょ?」

 

「いやまぁそうだけど」

 

「じゃあ私飲み物買ってくる!蓮くん何がいい?」

 

「別にいいけど」

 

「大丈夫!わたしは次3年生だから!」

 

「それは俺もだけど」

 

「私の方がお姉さん♪」

 

「はいはい。じゃあコーヒーブラックで」

 

「わかったー!」

 

すると入れ替わりで花園が来た。だからなぜ......

 

「今香澄が蓮くんのコーヒーって言いながら外出てったけど、パシッたの?」

 

「してない。冤罪。というか滅多なことを言うんじゃない。じゃないと......」

 

「え~?蓮が香澄をパシリにした~?」

 

「井戸原さん。さすがにそれはちょっと......」

 

「はいややこしくなったーー!!」

 

知らないうちに来た今井先輩と紗夜先輩に誤解された。ちゃんと誤解は解いた。

 

 

 

~~

「井戸原さん」

 

「なんでしょう」

 

「あなたももう3年生になりますが...」

 

(小言が始まるのかな)

 

「割とだらしないところがあるので気をつけてください。今年も会計になったのでしょう?」

 

「ええ。まぁ」

 

「なら尚更です。あと小言を言われるとか思わないように」

 

「なんでわかったんです?」

 

「本当に思ったんですか」

 

「しまった~」

 

「まぁいいです。それと、そろそろ進路も考えた方がいいですよ。準備は早いに越したことはないですから」

 

「いやー行く大学は決めてるんですけどね。学部をどうしようか悩んでまして」

 

「どこどこ?」

 

「八津木大です」

 

「八津木!?」×20

 

「うお!」

 

いつの間にか増えとるし。

 

「八津木ってあの八津木?」

 

「それ以外ないでしょうに」

 

「やべぇな...あそこ引くほど偏差値高いのに」

 

「でも井戸原くん普通に行きそう」

 

「わかる」

 

「まぁそれはそれとして、先輩達は大学の準備進んでるんですか?」

 

「ばっちりだよ蓮くん!」

 

「丸山先輩は...なんですかその顔」

 

「むー」

 

いやなんとなくわかるけども。

 

「彩さんは」

 

「うん!」

 

「かなり心配だなぁ」

 

「なんで!?」

 

「大丈夫よ。私も一緒に見てるから」

 

「白鷺先輩が言うなら大丈夫ですね」

 

「ひどいよ2人とも~」

 

「私も日菜と準備は進めていますよ」

 

「ダウト」

 

「う......」

 

「たぶん進んでるには進んでるんでしょうけど日菜先輩がちょっかいかけてくるから思うようにいってないでしょう」

 

「はぁ...その通りです」

 

「よくわかったね蓮」

 

「まぁいつもの2人を見てれば割と想像出来ません?」

 

「できる」

 

すると追加でハロハピの面々がやってきた。

 

「みんな固まってどうしたの?」

 

「井戸原くんが八津木大に行くって話」

 

「その話むしかえすの!?」

 

と思った時、入口のドアが開いた。助かったと思いきや、自分の顔が険しくなったのがわかった。

 

 

 

~~

黒いスーツを着た人が入ってきた。あたしは黒服さんかと思ったがそれは違った。歩き方とか所作がほとんど同じなのに違うとわかった。その人は井戸原くんの前に立ち、驚くことを言った。

 

「お迎えにあがりました。蓮様」

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