ガールズバンドとのやかましい日常   作:紅葉064

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井戸原 蓮という男 後編

「お忙しいところ集まっていただきありがとうございます」

 

春休みがまもなく終わる頃、ちょっと...いや、かなりいろいろあったため言わねばならないことができてしまった。西端許すまじ。

 

「前置きはいいわ。早く本題に入ってちょうだい」

 

相変わらず生意気な猫耳である。昔よりいくらかマシではあるのだが。まぁその通りではあるため話すのだがその前にまずは謝罪からだろう。

 

「すみませんでした」

 

「!?」

 

突然の蓮の土下座に困惑する一同。それはそうだ。

 

「それは、私たちへの隠し事に対する謝罪ですか?不安になるような事ばかり言っていたのでかなり心配したんですよ?」

 

紗夜先輩の声が冷たい。これを聞くのはいつぶりだろうか。これかなり怒ってるな......いや、そうじゃない。それもそうだけど、これはある種けじめだ。

 

「家のいざこざに関係の無い皆さんを巻き込み危険な目に合わせたこと、相模を代表してお詫びします」

 

そう言って頭を下げ続ける......のだがあまりに反応がないため恐る恐る顔を上げると全員が呆然とした顔をしている。

 

「あの......」

 

「ちょっと待て井戸原。あまりに情報の規模が大きすぎて誰も思考が追いついてないんだ」

 

と市ヶ谷がSTOPをかけた。

 

「あ、はい」

 

 

 

~15分後~

 

「いや長いよ」

 

「あなた今文句言える立場だと思ってるの?」

 

白鷺先輩が正論を突き刺してくるがそのくらいは言っても許されると......思いたい。

 

「ダメよ」

 

「何も言ってませんが」

 

「顔が語ってるわよ」

 

そこへ紗夜先輩が割り込んでくる。

 

「ひとまずそこまでにしていただいて、井戸原さんあなたは相模の一体何なのですか?」

 

「それもまとめてこれから......話したくないなぁ。やっぱり聞かないってことは......」

 

「全部吐きなさい」

 

ですよねー。諦めよう、あとが怖い。

 

「まぁ簡単なところから言えば俺は現代表『相模 玄次』の実孫なんです」

 

再び沈黙が起こる。

 

「いや何か言ってよ」

 

「いや、なんというかさっきの展開から予想はできても改めて言われるとやっぱり驚くわね」

 

「まぁ思い返してみれば納得出来る節はあるけどね☆」

 

 

 

~~

こうして納得して貰えるまで自身の話をしたのだが、

 

「ちなみに皆さんが狙われたのはうちの馬鹿な親族の暴走であって相模自体が関与している訳では無いので」

 

「そう。ちなみにそうだとしたらどうするの?」

 

「湊先輩、物騒なこと言わんでください。...まぁそうだったら、俺が死んでも護ります」

 

「それなら安心ね。それじゃあ次の話に行きましょうか」

 

次?何があるんだ?

 

「とぼけたってダメだよー。やっと付き合ったんでしょ?美咲とれーんー?」

 

バ・レ・テ・ル・ー。なんで?そんな素振り見せてないのに...今井先輩あなた勘が良すぎませんか?

 

「なんでわかったんですか?」

 

「んー?空気かなーって。他にもいるんじゃない?」

 

「私は気づいたわ」

 

白鷺先輩はそりゃそんな気はしたけどそれよりも

 

「私も何となく」

 

「ラブラブ波動が隠せてませんな~」

 

「よーし青葉、後で山吹ベーカリーで好きなだけパン買ってやるから黙りなさい」

 

「わーい」

 

「モカ、あんた......」

 

「にしても美咲、俺らそんなに分かりやすかったと思う?」

 

「そんなことは無いと思いたいけど...っていうか蓮くん、名前呼んじゃっていいの?」

 

「それ言ったら美咲もだけど。まぁ時間の問題でしょ」

 

その後、全員が満足するまで根掘り葉掘り聞かれた。つらい

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